リフォーム会社を選ぶ6つのポイント！信頼できる会社選びをするには？

リフォームを成功させるためには、信頼できるリフォーム会社を選べるかどうかが決め手となります。しかしどのような業者を選べばよいのかわからず、悩んでしまう方も少なくないでしょう。

本記事では、リフォーム会社の選び方の6つのポイントをお伝えします。また、リフォーム会社の探し方のポイントもご紹介するので、リフォーム業者選びで失敗したくないとお考えの方はぜひ参考にしてください。

リフォーム業者7種類の特徴

リフォーム工事に対応している業者には、大きく以下の7種類があります。

• リフォーム専門会社
• 工務店
• ハウスメーカー
• 設計事務所
• ホームセンター・家電量販店
• 住宅設備メーカー
• インフラ系（水道・電気・ガス）・職人

それぞれ得意とするリフォーム工事が異なるため、検討しているリフォーム内容によって依頼する業者を選びましょう。ここでは、それぞれのリフォーム会社の特徴をご紹介します。

リフォーム専門会社

リフォーム専門会社は、その名のとおりリフォーム工事を専門に行う会社です。すべてのリフォーム専門会社がリフォーム全般に対応しているわけではなく、特定の分野に特化して対応するケースも少なくありません。たとえば、水回り設備を専門とする業者や屋根・外壁リフォームに力を入れている業者、増改築やリノベーションなどの大規模な工事を得意とする業者などがあります。

建築士やデザイナー、介護福祉士などの専門知識を有した担当者が在籍している企業が多いことが特徴です。

工務店

工務店は比較的小規模な会社が多く、地域密着型のサービス展開を行っている傾向がみられます。大規模なハウスメーカーと比較すると、依頼者の細かな好みや条件に合わせた施工が得意といえるでしょう。たとえ知名度が高くなくても、技術力の高い職人や大工を多数抱えている工務店は、安定した仕上がりが期待できます。

なお、自社で設計から行う工務店がある一方で、提携の設計事務所のデザインに従い施工のみを行う工務店もあることをおさえておきましょう。

また、広範囲なリフォームに対応し、廊下や洋室の内装リフォームや浴室改装、外壁や屋根の工事や増改築なども施工可能な工務店が多いです。もちろん、たとえばトイレやキッチンなどの水回りのリフォームを得意とする業者や増改築の実績を誇る業者など、それぞれ強みが異なります。

耐震工事やバリアフリー工事などを請け負っていない工務店もあるため、依頼を検討している場合は事前の確認が必要です。

ハウスメーカー

ハウスメーカーのリフォーム部門や子会社なども、リフォーム工事に対応しています。大手ハウスメーカーであれば施工実績が多く知名度も高いため、安心してリフォームを頼める点がメリットです。

また耐震工事やバリアフリー、断熱リフォームなどの大規模なリフォームに対応する会社が多く、住宅に関するほぼすべての工事を請け負えるのも強みといえるでしょう。

ただし、ハウスメーカーはリフォームにかかる費用が他の業者よりも高くなる傾向にあります。

設計事務所

設計事務所はデザイン力が強みであるため、リフォームによって特徴的なデザインにしたい場合や、おしゃれなデザインの提案をしてほしい場合に選択肢にあがるでしょう。

自社で施工を行うことはほとんどありませんが、下請けとなる業者に依頼してリフォーム工事やリノベーションに対応します。設計事務所は依頼主からの相談を受け、予算や工事の規模を踏まえていくつかの業者を紹介してくれます。その中から、見積もり金額や提案内容を考慮し、予算に応じて選択することが可能です。

設計事務所を通じてリフォーム工事を行う場合、リフォーム費用以外に設計事務所への依頼料が発生する点に注意しましょう。それでも施工会社の見積もりが妥当であるかを判断し、無駄なコストはカットしてくれるため、費用総額を抑えられる可能性があります。

ホームセンター・家電量販店

ホームセンターや家電量販店によっては、リフォーム工事の相談窓口を設けているところがあります。大手であるという安心感がメリットの1つです。

コンロや洗面化粧台、あるいはトイレの交換など、メーカーの既製品による小規模なリフォームに対応してくれることがほとんどです。専門業者に依頼するよりもリフォーム費用が抑えられる傾向にありますが、簡単な工事に限定される点に注意しましょう。

住宅設備メーカー

住宅設備メーカーは、自社の製品を取り扱う工事会社とのネットワークを持つため、リフォームに対応してくれることが多いです。

トイレやシステムキッチン、断熱性能に優れた窓など、施工する設備に使う商品やメーカーがあらかじめ決まっている場合におすすめです。

インフラ系（水道・電気・ガス）・職人

水道・電気・ガスといった生活インフラを供給する会社の系列会社が、リフォーム会社として工事を行っているケースもあります。水漏れの修理や電気配線工事、ガス配管工事などは、それぞれの専門分野を活かした工事を行う点が特徴です。

また、屋根やエクステリア・外装、内装リフォームなどの各分野に特化した職人が営む業者も数多く存在します。

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信頼できるリフォーム会社を選ぶ6つのポイント

リフォームで失敗しないためには、信頼できるリフォーム会社を選ぶことが重要です。リフォーム会社選びの際は、次の6つのポイントを確認しておきましょう。

• 希望するリフォーム工事の施工実績がある
• 担当者との相性がよい
• リフォームに必要な専門資格を取得している
• 要望・相談に対して適切な提案をしてくれる
• リフォーム団体に加盟している
• 保証・アフターサービスが充実している

それぞれの内容を解説していきます。

希望するリフォーム工事の施工実績がある

前述のとおりリフォーム工事を行う会社はリフォーム専門会社や工務店、ハウスメーカーなどがあり、それぞれ得意な分野が異なります。そのため、希望するリフォームの内容や規模に合った施工実績を豊富に持つリフォーム会社に依頼すると安心です。

ほとんどの会社のホームページにはそれまでの施工事例や実績が掲載されているため、必ず確認しましょう。

担当者との相性がよい

リフォーム工事は、業者とコミュニケーションを図りながら行います。そのため、担当者との相性がよいことも、リフォーム会社選びには欠かせないポイントです。

担当者が信頼できて密にコミュニケーションを取れる人物であれば、リフォーム完了後のイメージもしっかりと共有できるでしょう。双方の認識に齟齬が生じることもないため、リフォームを進める上でのトラブルも回避でき、満足できる仕上がりが期待できます。

リフォームに必要な専門資格を取得している

必要な専門資格を取得しているリフォーム会社であれば、安心してリフォームを依頼できるでしょう。実は、請負金額が500万円未満の場合には水道や電気、ガスなどの工事を除き特に資格を必要としません。しかし、やはり専門資格を所有している業者のほうが信頼できますし、適切な助言を受けられる可能性が高いといえます。

信頼できるリフォーム会社が取得していることの多い専門資格は、以下のとおりです。

・建築士

建築士法に基づき、建物の設計や工事監理を行う建築のプロフェッショナルです。1級・2級・木造の3つに分類されており、建物の規模や用途、構造に応じて取り扱いができる範囲が決まっています。

・建築整備士

建築設備全般に関する知識と技能を持ち、建築士に対して高度化、複雑化した建築設備の設計や工事監理に関する適切なアドバイスをすることが可能です。

・施工管理技士

施工現場を含めた工事全体を管理します。現場の安全管理はもちろん、施工計画やスケジュール管理、品質管理などが主な業務です。関わる工程によって、「建設機械施工技師」「土木施工管理技士」「建築施工管理技士」などをはじめとする6つの資格に分かれます。

・マンションリフォームマネージャー

マンションの専有部分や住戸部分などの住まいの部分のリフォームに関する、提案や設計、施工管理などを行います。管理組合ほか関係者間の調整を図り、依頼主の要望をスムーズに実現する役割も果たす専門資格です。

そのほか水道や電気、ガスに関する専門資格や、住宅リフォームを専門に対応する増築相談員、インテリアの知識が豊富なインテリアプランナーなども所有していると安心でしょう。

参照元：東京建築士会「建築士とは/各種関連資格情報」

　　　　建築設備技術者協会「建築設備士とは」

　　　　建設業振興基金「施工管理技術検定とは」

　　　　住宅リフォーム・紛争処理支援センター「マンションリフォームマネジャー試験」

要望・相談に対して適切な提案をしてくれる

リフォーム会社選びにおいては、こちらの要望・相談に対して適切な提案をしてくれるかどうかを見極めることが大切です。

デザインを重視する、あるいは予算内に抑えることを最優先にするなど、人によってこだわるポイントはさまざまです。そのため業者が意見や主張を押し付けることなく、依頼主が重視するポイントを考慮してくれるかどうかが重要といえます。その上で適切な提案をしてくれるリフォーム会社を選べば、満足のいく結果を得られるでしょう。

さらにメリットだけでなくデメリットも説明する、また見積書の項目にある資材サンプルを提示して説明してくれるといったリフォーム会社がおすすめです。こちらからの質問内容に対して、親身に答えてくれるかどうかも確認しましょう。

リフォーム団体に加盟している

リフォーム会社選びの際には、リフォーム団体に加盟している業者かどうかを確認して選ぶ方法もおすすめです。リフォーム団体に加盟している業者は、ある程度の基準をクリアしている可能性が高いためです。

ただしリフォームに関わる団体の中には、活動実績がほとんどない団体や加盟数が少ない団体も存在します。そのため、国土交通省が告示する住宅リフォーム事業者団体登録制度に登録している団体であれば安心といえるでしょう。住宅リフォーム事業者団体登録制度に登録している団体には、以下のようなところがあります。

• 一般社団法人マンション計画修繕施工協会
• 一般社団法人日本住宅リフォーム産業協会
• 一般社団法人リノベーション協議会
• 一般社団法人ベターライフリフォーム協会

ただし、リフォーム団体に加盟していない優良業者も数多く存在するため、判断材料の1つにとどめる程度でよいでしょう。

保証・アフターサービスが充実している

リフォーム会社選びでは、保証やアフターサービスが充実していることも重要なポイントです。リフォーム工事は、完成がゴールではありません。工事が完了してからの暮らしが快適かどうか、そのためのサポートが充実しているかどうかを重視する必要があります。

リフォーム後の保証やアフターサービスで対応してくれる内容は、業者によって異なります。事前に契約書をしっかりとチェックしておくことで、トラブルを避けられるでしょう。

リフォーム会社の探し方の3つのポイント

リフォーム会社を探す際には、次の3つのポイントをおさえることをおすすめします。

• 口コミサイトを確認する
• 担当者との相性がよい
• 自宅から近いリフォーム会社
• リフォーム会社の一括見積もりサイトを利用する

それぞれのポイントを確認していきましょう。

口コミサイトを確認する

口コミサイトをチェックして、ユーザーからの評判をもとにリフォーム会社を探してみるのもよいでしょう。たとえホームページに掲載されている施工実績数が多かったとしても、口コミの評価が悪い場合にはサービスに不安があります。

大手の会社であったり知名度が高かったりする場合も、イメージだけで決めるのではなく、口コミサイトにおける評判を確認することがポイントです。

自宅から近いリフォーム会社

数社まで絞り込んだものの、決めきれず悩んでしまうときには、自宅から近いリフォーム会社を選ぶという方法もあります。リフォーム工事は最初の打ち合わせから工事完了まで、それなりに時間を要します。ある程度の規模の工事になると、半年以上かかることも珍しくありません。

長い付き合いになるからこそ、何かトラブルが発生した際にすぐに対応してもらえる距離にあるリフォーム会社を選ぶと安心感があります。また近くにあると、相談したいと思ったときにも気軽に足を運べます。

リフォーム会社の一括見積りサイトを利用する

一括見積もりサイトを利用するのも、おすすめのリフォーム会社の探し方の1つです。どのようなリフォーム会社を選べばよいのか見当がつかない場合、インターネットのキーワード検索でヒットした会社に対して、1社ずつコンタクトを取る方法もあります。しかし、それでは候補を絞るだけでもかなりの時間がかかってしまうでしょう。

リフォーム会社の一括見積もりサイトを利用すれば、希望するリフォーム工事の内容や住所、氏名などを入力すると、無料で複数社から見積もりが届きます。その中で比較検討し、自分の予算に合ったリフォーム会社を選ぶことが可能なため、効率的です。

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理想通りのリフォームにするためには、信頼できる業者を選ぶことが重要です。本記事でお伝えした選び方のポイントを参考にしつつ、ぜひ自分に合う業者を探しましょう。

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