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マンションの窓をリフォームしたい。費用相場や施工するときの注意点をご紹介

2024/04/22 2024/04/24
マンションの窓をリフォームしたい。費用相場や施工するときの注意点をご紹介

マンションの窓は条件を満たせばリフォームが可能です。断熱効果のある窓ガラスに交換したいときや、内窓を取り付けたいときなどは、管理組合に相談してみましょう。

この記事では、マンションの窓リフォームについての注意点やメリット、デメリットについて解説します。費用相場についても紹介するので、ぜひ参考にしてください。

マンションの窓はリフォームできる?

分譲マンションなどの集合住宅のすべての部分は、専有部分と共用部分に分かれています。専有部分とはマンションの区分所有者が所有する部分のことです。居住スペースのほとんどは専有部分のため、所有者の意思でリフォームできます。たとえば壁や床、キッチンや洗面所などの水回りの設備、畳などは専有部分であることが一般的です。

一方、共用部分とはマンションの所有者全員で共有している部分のことで、専有部分以外のすべての部分を指します。そのため、マンションの区分所有者は勝手にリフォームできません。何かの事情があり、共有部分のリフォームが必要になったときは、管理組合の許可を得ることが必要です。

マンションの窓リフォームの費用相場

相場

マンションの窓リフォームの費用相場は、リフォーム箇所や工法、窓の種類・グレード・メーカーによっても異なります。おおよその相場については以下をご覧ください。

リフォーム内容費用相場
窓全体の交換1箇所あたり10万~30万円
ペアガラスの交換1箇所あたり5万~14万円
内窓の設置1箇所あたり5万~37万円
樹脂サッシの交換(窓・窓枠すべて交換)1箇所あたり23万~60万円

窓全体を交換する場合

窓サッシ・窓枠(サッシ枠)の全体を交換するときは、1箇所あたり10万~30万円の費用が必要です。窓の大きさや種類によっても、実際にかかる費用はさまざまです。以下を参考にしてください。

  • 腰高窓:10万~18万円
  • 掃き出し窓:22万~30万円

腰高窓とは窓の下端が腰の高さ程度の窓、掃き出し窓とは下端が床と同じ高さの窓です。1枚ガラスよりも複層ガラス、アルミサッシよりも樹脂製サッシのほうが高額になります。

ペアガラスを交換する場合

窓枠を取り付けたままガラスだけを交換する場合は、窓全体の交換費用よりも安くなります。割れにくく断熱性能の高いペアガラスに交換するときの費用相場は、以下をご覧ください。

  • 腰高窓:5万~9万円
  • 掃き出し窓:7万~14万円

窓枠を交換しないため、費用を抑えられます。予算に余裕があるときは、高性能の価格が高い窓を選んでみてはいかがでしょうか。

内窓を設置する場合

現在ある窓を外窓とし、内側に窓設置する場合の費用相場は、以下をご覧ください。

  • 腰高窓:5万~17万円
  • 掃き出し窓:7万~37万円

内窓(二重窓、二重サッシ)を取り付けると、1枚窓が増えるため、防音効果や断熱効果が高まります。高性能の窓を選べば、さらに防音性・断熱性の向上が可能です。

内窓に複層ガラスを選ぶと費用は高くなりますが、結露防止効果も高まるため、冬の寒さや結露に悩んでいる方は検討してみてはいかがでしょうか。大規模なリノベーションをしなくても、室内の快適性を大幅に改善できることもあります。

樹脂サッシを交換する場合

日本ではアルミサッシがよく使用されていますが、断熱性が低いため、あまり海外では使用されていないようです。断熱性能の高い樹脂サッシ(窓・窓枠)に交換する場合の費用相場は、以下をご覧ください。

  • 腰高窓:23万~39万円
  • 掃き出し窓:47万~60万円

二重窓にする場合は、室内側はアルミサッシ、室外は樹脂サッシと使い分けることで費用を抑えられます。リフォーム会社にも相談し、費用対効果の高い組み合わせを選びましょう。

なお、外側の窓・窓枠の取り替え工事をするときは、足場の設置が必要になることがあります。その場合は、別途費用がかかるため注意が必要です。

窓リフォームのメリット

メリット

窓をリフォームすることには、次のメリットがあります。

  • 結露によるカビの発生を抑えられる
  • 節電になる
  • 防音効果が期待できる

どのメリットを重視するかによって、窓ガラスやサッシの選び方のポイントが変わります。施工計画を立てるときは、期待する効果や目的を明確にすることが大切です。

結露によるカビの発生を抑えられる

冷たい外気で窓が冷やされると、室内の暖かい空気に含まれる湿気が結露となって窓の内側に付着します。こまめに拭いて乾燥させないとカビが発生し、窓枠に黒くついてしまうだけでなく、住まいの中に胞子をまき散らすため、人体に吸い込んでしまう恐れがあります。

結露によるカビの発生を抑える方法としては、複層ガラスと二重窓の二種類が有効です。いずれも窓ガラスと窓ガラスの間に空気を挟むため、外気温で室温が冷やされにくくなり、断熱効果も期待できます。

結露が生じにくいガラスを見分ける指標として、熱貫流率(ねつかんりゅうりつ)が挙げられます。熱貫流率とは、室内外の温度差が1℃のときに窓ガラス1平米に対して1時間に通過する熱量のことです。数字が低いほど結露しにくいと判断できるため、窓ガラスを比較するときにチェックしてみてください。

節電になる

断熱性能の高い窓を選ぶと、お部屋の温度が外気の暑さ・寒さに左右されにくくなり快適に過ごせるようになります。エアコンをつける時間が減り、省エネ効果があるだけでなく光熱費の負担が軽減し、節約にもなるでしょう。

気密性の高い窓・窓枠を選ぶこともおすすめです。隙間が減るため室内の快適な温度・湿度の空気が逃げにくくなり、より省エネ効果が高まります。

窓だけでなく玄関やドアなどの開口部全体に気密性の高いものを選ぶなら、さらに冷暖房の効率アップを実現でき、短時間でお部屋の温度が適温になります。ただし、気密性が高すぎると汚れた空気も出て行きにくくなるため、適度に換気するようにしてください。

防音効果が期待できる

内窓を設置したり真空ガラスを選択したりすることで、防音効果を期待できます。室内の騒音を外に響かせたくないときや、室外の喧噪を遮音したいときは、防音性の高い窓を検討してみてはいかがでしょうか。

なお、複層ガラスでは騒音問題の解決を期待できず、かえって1枚のガラスよりも音が響きやすくなることがあります。防音効果を高める理由で窓リフォームをするときは注意をしてください。

窓リフォームのデメリット

デメリット

メリットの多い窓リフォームですが、いくつか問題もあります。特にデメリットとなる点としては、次の2つが挙げられます。

  • 費用がかかる
  • お手入れが大変

それぞれの点について見ていきましょう。

費用がかかる

高性能の窓にリフォームする場合、高額な費用がかかることがあります。リフォームする窓が多い場合は、さらに高額な費用がかかるでしょう。

なお、断熱性能が高い窓にリフォームするときなどは、国や自治体の補助金制度を利用できることがあります。リフォーム計画を立てる際に、申請できる制度があるか国・自治体のホームページを確認してみてください。補助額が高い制度を利用できる場合は、少ない負担でリフォームできることもあります。

参考:先進的窓リノベ2024事業

お手入れが大変

リフォームによっては、お手入れが大変になることもあります。たとえば、二重窓にリフォームした場合は、窓やレールの数が2倍になるため、掃除の手間も2倍になります。

ただし、室内側の窓の外側と室外側の窓の内側はあまり汚れないため、実際のところはそこまでお手入れが必要ではありません。また、結露がつきにくくなって、お手入れの手間や回数が軽減するケースもあります。

窓のリフォームする際の注意点

チェック,注意点

分譲マンションのリフォーム工事をするときは、近隣住民に工事日時と内容を伝えるようにしましょう。工事の振動や音は左右両隣だけでなく上下にも伝わるため、事前に連絡をしておくことが大切です。また、次の点にも注意が必要です。

管理組合に相談する

国土交通省が紹介しているマンション管理規約のひな形である「マンション標準管理規約」によれば、分譲マンションの窓(窓枠・窓ガラス・玄関扉などの開口部)は共用部分です。そのため、まずは管理規約でリフォーム工事についてどのような規定があるか確認し、管理組合や管理会社に連絡し、改修工事の許可を取ってください。

マンションによっては、交付申請手続きに時間がかかることもあります。たとえば、寒さに悩み、窓枠ごと断熱性能の高いものに交換したいと考えているのなら、本格的に寒くなる前のタイミングで申請手続きを開始しましょう。

参考:国土交通省|マンション標準管理規約(単棟型)

大規模修繕工事がいつ行われるか確認する

分譲マンションでは一定年数ごとに大規模修繕工事を実施します。修繕事業が始まるタイミングとリフォームの時期が重なると、工事をスムーズに進められないこともあるため注意しましょう。

たとえば、外壁塗装と窓枠交換が重なると、それぞれの工事がお互いを邪魔してしまう可能性があります。スムーズにリフォーム工事を進めるためにも、管理組合や管理会社に大規模修繕工事の時期を確認しておきましょう。

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本記事では窓・サッシリフォームの費用や相場などをまとめて解説しました。窓・サッシのリフォームは決して安くない費用がかかるため、安心して施工するためにも信頼できる業者に依頼することが大切です。

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