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トイレは移動可能?リフォームに伴う注意点や費用相場を解説
トイレは頻繁に使うので、使い勝手の良い場所にあることは大切です。不便を感じるならば、リフォームで移動することも考えてはいかがでしょうか。今回は、トイレを移動する際に注意したいポイントや費用相場をご紹介します。リフォーム業者の選び方も紹介するので、参考にしてください。
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トイレって移動できるの?
結論からいうと、トイレを別の場所に移動させることは可能です。ただしトイレの移動は大規模な工事が必要になるので、自分で施工することはできません。 また便器の撤去に加えて配管の処理も必要になるので、一般的にはリフォーム業者に依頼してトイレを移動させます。
トイレだけ動かす訳ではない
トイレを移動させると聞くと便器だけを移動させれば良いと思うかもしれませんが、それだけではありません。床や壁の中を通っている給排水管も一緒に移動させる必要があります。
なのは、配管は壁や床の中を通っているからです。 トイレを移動させるとなると、壁や床の中を通る給排水管を外して設置し直さなければいけません。そのためトイレを移動させる場所が遠ければ遠いほど、給排水管の工事は大規模になります。遠い場合は、給排水管の工事が大規模に及ぶ場合もあります。
移動できないケースもある?
すべてのトイレが移動できるわけではありません。たとえば、トイレを流す音が部屋に響いてしまうといった問題が起こることがあります。水が流れる音が聞こえる場合、排水管の設置方法やレイアウトに問題があることが多いです。
ただ排水管の設置方法やレイアウトには制限があるので、音が気になる場合はほかの方法を検討したほうがいいでしょう。
マンションでのトイレ移動は難しい?
マンションのトイレを移動させる場合、床の構造を考慮しなければいけません。マンションの床は、直床と二重床の2種類があります。
直床:下階の部屋との仕切りに直接床が置かれている
二重床:仕切りの間に空間を置いている
直床を採用しているマンションの場合、トイレを移動させてしまうと水漏れなどのトラブルが起こる可能性があります。どうしてもトイレを移動させたい場合は、床を上げて配管を通す空間を新たに作るなど大規模な工事を行うことが必要です。
トイレ移動をする際の条件や注意ポイント
トイレを別の場所に移動させる際、正しい方法で工事を進めないと様々な問題が起こる可能性があります。場合によっては、水のが流れる音が気になったり水漏れが発生したりすることもあるので注意が必要です。
トイレを移動をさせるする際に押さえておきたいポイントには、次のようなものがあります。
- 理想の位置を先に決める
- 排水管工事が必要
- 十分な勾配が付けられるかを確認
- マンションの場合は管理規約も確認
- 工事期間や費用をしっかりチェック
- 近隣住人に挨拶をしておく
1.理想の位置を先に決める
トイレを移動させるときは、理想の位置を先に決めることが大切です。住人が使いやすい場所であることはもちろんのこと、お客様も利用することも考慮して移動先を決める必要があります。
ただし、トイレを移動させるには、給排水管や排気用ダクト、電気配線なども一緒に工事しなければいけません。これらの工事が難しい場所を選んだ場合は、リフォーム業者から別の場所を提案されることがあります。
2.排水管工事が必要
トイレを移動させるときは、便器だけではなく給排水管移動の工事もしなければいけません。トイレの排水管とは、水や排泄物が流れる管のことです。便器だけであれば自分で移動させることができるかもしれませんが、排水管工事には専門的な知識が必要になります。
3.十分な勾配が付けられるかを確認
便器を撤去すること自体は、そこまで難しくありません。ただし、トイレの移動は排水管の処理が大きな難点といわれています。
通常、水は勾配に沿って流れていくので、設置方法を間違えると頻繁にトイレが詰まったり排泄物が逆流したりするといった問題が起こることがあります。トイレを移動させるときは、十分な勾配が付けられるかを確認して慎重に作業を進める必要があります。
4.マンションの場合は管理規約も確認
マンションのトイレを移動させたいときは、必ず管理規約を確認しておきましょう。管理規約とは、国土交通省が作成したマンション標準管理規約をもとに作成した決まりのことです。
マンションの住人は、管理規約を守らなければいけません。特にマンションは隣人との距離も近いので、トイレの音が気になる場所に移動させないなどの配慮が必要です。
5.工事期間や費用をしっかりチェック
便器の交換など移動が伴わないリフォームの場合、数時間程度で工事が終わることがほとんどです。ただトイレ自体を移動させるときは、移動距離や工事内容にもよりますが最低でも4~5日程度かかります。
内装工事を一緒に行う場合は、工期が1週間に及ぶ事例もあります。工事期間中はトイレを使えないので、自宅にトイレが1つだけの場合は仮設トイレを借りるなど柔軟に対応しましょう。
6.近隣住人に挨拶をしておく
トイレを移動させるとき、長ければ工期が1週間に及ぶこともあります。リフォーム業者は、近隣住民に迷惑がかからないように工事を進めますが、いきなり工事の音が聞こえてくると不快な気持ちになる方もいるかもしれません。
工事のトラブルを避けるためにも、事前に隣家の住人に挨拶しておくことをおすすめします。
ケース別費用相場
トイレの移動工事は移動距離や工事内容によって異なります。ここでは工事内容別に費用相場をまとめました。
基本的な相場:トイレ移動にかかる工事費用
基本的なトイレの移動工事の場合にかかる費用は、次のとおりになります。
工事内容 | 費用 |
便器の撤去 | 2万円 |
取り付け工事 | 3万円 |
給水管や排水管の設置 | 5万~10万円 |
内装工事 | 10万~20万円 |
事例:1階から同じ場所の2階への移動
1階にあるトイレを2階に移動させたい場合にかかる費用は、次のとおりになります。
工事内容 | 費用 |
便器の撤去 | 2万円 |
取り付け工事 | 3万円 |
給水管や排水管の設置 | 10万~15万円 |
壁や床の内装 | 4万円 |
内装工事 | 10万~20万円 |
事例:同じフロアでの移動
1階から1階、2階から2階など同じフロアへ移動させる場合にかかる費用は、次のとおりになります。
工事内容 | 費用 |
便器の撤去 | 2万円 |
取り付け工事 | 3万円 |
給水管や排水管の設置 | 10万~15万円 |
壁や床の内装 | 4万円 |
洗面台の設置 | 16万円 |
内装工事 | 10万~20万円 |
トイレのリフォームはDIYではできない?業者選びのポイント
トイレを移動する際、自分で工事をしたいと考える方もいるかもしれません。一部工事は自分でできるものもありますが、給排水管工事や電源工事などは専門的な知識が必要なのでリフォーム業者に任せるのが一番です。ただリフォーム業者は多くあるので選び方が分からない方もいるでしょう。
リフォーム業者を選ぶときは、施工実績が多い会社を選ぶことがポイントです。施工実績が多いリフォーム業者は、知識も経験も豊富であることから、住宅の状況に応じた適切なアドバイスを期待できます。トイレのリフォームを安心して行える業者を選ぶようにしましょう。
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トイレは毎日使用するので、使いづらい場所にあると不便を感じます。このような場合は、トイレを移動させて利便性を向上させるのがおすすめです。ただトイレの移動工事を依頼するリフォーム業者をどのように選べばいいか悩む方もいるでしょう。
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監修したプロのコメント
トイレリフォームを行う時、床には尿石などが付いてる可能性がある為、張り替えることをオススメします。また、床排水の場合も便器の撤去後に穴が見える為、こちらも床を張り替えることを勧めます。
ご自宅のトイレの状況によって施工方法も変わるため、依頼する業者とはしっかり打ち合わせをすると良いでしょう。
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