外構・エクステリア工事
2022/08/29 2025/03/08

「自宅のウッドデッキにサンルームを後付けできたら……」と考えたことはありませんか?

この記事では、ウッドデッキをサンルームに変更する方法を紹介します。DIYの手順や注意点、業者選びのポイントも解説するので、ぜひ参考にしてください。

Point
  • サンルームは植物の温室・洗濯物干し・リラックスする場所など用途もさまざま
  • 屋内に光を取り入れやすい一方、夏の暑さ・冬の寒さ対策やガラスの手入れが必要
  • ウッドデッキにサンルームを後付けする場合、一部解体が必要になるケースもある

この記事を監修したプロ
後藤 慎悟 さん

株式会社 リスタート

そもそもサンルームって何?

サンルームとは

サンルームとは、天井や壁にガラスを用いた部屋のことです。

太陽光が入り温度が一定に保たれるため、植物を育てる部屋としてもよく使われます。雨風やほこり、花粉を遮断できるため、洗濯物を干すスペースにもおすすめです。テーブルや椅子などを用意すれば、リラックスする場所としても活用できます。

このように、サンルームにはさまざまな用途があり、後付けを希望する人も多くいます。自宅にウッドデッキがある場合は、簡単にリフォーム工事が可能なので、検討してみてはいかがでしょうか。

ここでは、まずサンルームのメリットやデメリットについて確認していきましょう。

ウッドデッキにサンルームを後付けするメリット

サンルームの大きなメリットは、屋内に太陽光が取り入れやすくなることです。サンルームの多くは、天井や壁にガラスが使用されています。リビングから続くウッドデッキをサンルームに作り変えれば、室内がより明るくなり開放感が得られるでしょう。

また、雨風を遮断できるサンルームは、洗濯物を干すスペースに適しています。特に、花粉やPM2.5などが気になる方におすすめです。ホコリや花粉を気にせず、安心して洗濯物を干すことができます。

ウッドデッキにサンルームを後付けするデメリット

ウッドデッキをサンルームに作り変える前は、デメリットもきちんと把握しておきたいところです。 まず知っておきたいのは、サンルームは夏は暑く、冬は寒いことです。

前述したように、サンルームは四方をガラス面で囲まれています。そのため、外気の影響を直接受けやすくなってしまうのです。 暑さや寒さを緩和したいときは、断熱処理を施したガラスの使用やカーテンの設置を検討してみるとよいでしょう。

また、全面ガラス張りのサンルームは手入れに手間がかかります。屋根部分まできれいに清掃したいときは、専門業者に依頼するのがおすすめです。 さらに、サンルームは固定資産税の対象となります。工事前には、施工費だけでなく維持費についても把握しておきましょう。

ウッドデッキにサンルームを後付けする方法

ウッドデッキをサンルームにする方法

ウッドデッキをサンルームにする際は「テラス囲みタイプ」のサンルーフを用います。サンルームにはほかにも「ノーマルタイプ」や「バルコニータイプ」などの種類があり、目的に応じて使い分けられます。

ノーマルタイプ 既製品を取り付けるためレパートリーが少ないが、部屋としての密閉性は高い
テラス囲みタイプ 既存のウッドデッキに壁と天井を取り付けていくタイプ。ノーマルタイプに比べ密閉性は劣るが、豊富なデザインを楽しめる
バルコニータイプ 既存のバルコニーに屋根を取り付けるタイプ。既存のバルコニーと合致する規格を見つけるのが難しい

また、テラス囲みタイプでは、必要に応じてウッドデッキの一部解体工事をおこないます。サンルームの柱はウッドデッキの上に乗せるのではなく、地面に埋め込んで固定する必要があるからです。

ウッドデッキの素材によっては、素材の交換や発注も検討する必要があるでしょう。

DIYでウッドデッキにサンルームを後付けする方法・手順

DIYでウッドデッキをサンルームにする手順

DIYで施工するには、以下のような手順が必要です。

  1. 平面図面の作成をする
  2. デッキ材を調達する
  3. DIYに必須の道具を集める
  4. 部材をカットする
  5. 塗装する
  6. 基礎を作成する
  7. 束柱・角材を組み立てる
  8. 根太・根がらみを組み立てる
  9. 底板を張る

工事に慣れた人でも難易度は高いため、コストや手間を業者に依頼するのも良いでしょう。

1. 平面図面の作成をする

設置場所を決めたら、作りたいウッドデッキの幅・奥行・高さを決めましょう。まずは簡単なスケッチからイメージを膨らませます。フェンスを作るか、階段を付けるかなど、具体的なウッドデッキをイメージしながら、プランを練るのがポイントです。

2. デッキ材を調達する

出来上がった図面を元にして、必要なデッキ材を調達します。ちょうど良い長さがない場合は、切り出しやすい長さの材を選んで加工しましょう。

3. DIYに必須の道具を集める

もちろん、木材だけではなく最低限、ビス、インパクトドライバーは必要。自分で簡単に長さ調節をするのであれば、電動ノコギリがあると便利です。その他にも、塗料や、基礎に使用する束石も必要に応じて購入しましょう。

4. 部材をカットする

デッキ材が届いたら、図面の寸法に合わせて木材をカットしていきます。

5. 塗装する

塗料の性質によって仕上がりが変わるので、素材選びが大切です。

6. 基礎を作成する

基礎部分は最も大切です。紐を利用するとまっすぐ揃えて配置ができます。

7. 束柱・角材を組み立てる

基礎ができあがったら、束柱・角材を立てます。基礎で水平を出していない場合は、束柱が立った時点で水糸を張り、 水平になるように調整しておきます。フェンスやパーゴラを作る場合は、あらかじめ束柱・角材を長く作っておきます。

8. 根太・根がらみを組み立てる

床板を支えるのが、根太。根太を支えるのが、根がらみ。根太のピッチ(間隔)は、およそ70センチ。床板の樹種や厚みによっても変わってきます。

9. 底板を張る

最後の床板貼り。板は長手方向、幅方向それぞれ 5mm 程度の間隔を空け、水ハケや通気性を良くしておきましょう。ハードウッド(硬木)の場合は、錐で下穴を開けながらビス打ちして完成です。

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ウッドデッキにサンルームを後付けする際の注意点

ウッドデッキにサンルームを後付けする際の注意点

ここでは、サンルームを後付けする際の注意点を2つ解説します。

解体工事などの費用も考える

ウッドデッキをサンルームにする際は、サンルーム代だけでなく解体費用が必要です。ウッドデッキを交換したり、補修したりする必要があればその都度料金が高くつきます。そのため、何もない場所にサンルームを設置するより割高になる場合もあるので注意しましょう。

固定資産税の課税対象になること

固定資産税は、土地や家屋といった固定資産にかかる税金です。定着性や外気遮断性の条件を満たすサンルームは、家屋の一部とみなされます。そのため、新たに設置した場合は税金の支払いが必要です。

つまり、サンルームは設置時だけでなく、その後も費用がかかることになります。新築からまもなくサンルームを設置した場合も、同様の扱いになるため注意してください。

業者に依頼するときのポイント

業者に依頼するときのポイント

ウッドデッキへのサンルームの後付けを業者に依頼する際は、次のポイントを意識してみてください。

  • 業者の比較をする
  • 信頼できるところを選ぶ

安心して施工を依頼するためには、業者の比較検討が大切です。確かな技術を持つ業者であれば、適正価格で施工でき結果的に費用が抑えられます。また、安全性が高いことも大きなメリットです。

業者の比較をする

施工業者といっても、地域密着型の工務店からリノベーション会社まで形態はさまざまです。業者を選ぶ際は、それぞれの特色を理解したうえで料金や施工内容を比較検討しましょう。

地域密着型の工務店は、極力費用を抑えたいときにおすすめです。定番デザインのサンルームで、シンプルな空間を実現したいときに適しています。 リノベーション会社であれば、オリジナルデザインやプランの提案が可能です。一定の費用がかかるものの、こだわりの空間を実現できます。

とはいえ、サンルームの設置は既製品を用いるのが一般的です。デザイン力や提案力をほぼ必要としないため、料金や施工内容が比較検討の軸になるでしょう。

信頼できるところを選ぶ

サンルームの設置は、安全性も大切なポイントです。そのためには、業者の口コミをチェックするのもひとつの方法です。公式サイトがあれば、過去の実績などを確認できます。一度に何件も比較したうえでニーズにマッチする業者を選びたいときは、紹介サイトの利用も検討してみましょう。

工事にかかる費用・工期

ウッドデッキをサンルームにする場合、サンルームの商品代にウッドデッキの解体費用が加わります。費用の相場は、サンルーム代が50万円に対し解体費用が100万円ほどです。

工事期間は、ウッドデッキの素材や広さによって異なるものの、2~4日程度が目安になります。あくまでも一定の費用が必要ですが、サンルームへのリフォームは短期間で実現できるといえるでしょう。

ゼヒトモでおすすめ!エクステリア工事のプロ

ウッドデッキにサンルームを後付けする際は、専門業者に依頼しましょう。断熱処理や電気配線、法的手続きに関するサポートまで相談できるため安心です。

ここでは、ゼヒトモでおすすめの施工業者をご紹介します。

うでまえ工務店

うでまえ工務店
写真:うでまえ工務店

うでまえ工務店は、神奈川の湘南エリアを拠点に、リフォーム・増改築など幅広い施工を手掛ける建築業者です。業歴22年以上の一人親方の大工が各職方と連携し、土木工事や内・外装、電気工事など、さまざまな依頼に応じます。テラスなど外構まわりの施工も相談可能です。

英語・中国語での接客にも対応。長期間にわたる全国出張も承ります。労災保険や工事保険に加入済みのため、施工後の保証体制も万全です。

<口コミ>
池井さん(2024/09)
リフォーム・リノベーション・内装工事
⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
故障したエアコンを撤去、新規設置のため、壁に点検口を開けていただく工事をお願いしました。お盆の期間にかかり、しばらく諦めるしかないと思っていたところ、直ぐに着工していただきエアコンを設置できました。素早い対応と丁寧な応対に感謝しています。

施工事例

荒れた庭を整備したい

庭を整地し、コンクリートを打設。駐車場の設置とウッドデッキのテラスの施工を行いました。

Before

Before

After

After

建物形態 戸建て
施工場所 外構
施工期間 約2ヶ月
施工費用 250万円未満
地域 神奈川県相模原市緑区

株式会社 新井製作所

株式会社新井製作所
写真:株式会社 新井製作所

株式会社新井製作所は、住宅や店舗、商業施設などあらゆる建物のリフォーム・リノベーションを手掛ける会社です。設計から施工、メンテナンス工事までを一貫して請け負います。

打ち合わせ段階からお客様の要望や予算をしっかりヒアリングし、プロの視点から最適なリフォームプランを提案します。見積もり・現地調査は無料で承っていますので、まずはお気軽にお問い合わせください。

<口コミ>
ミッシェルさん(2023/06)
リフォーム・リノベーション・内装工事
⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
誠実なお人柄が伺える方で、こちらの要望を汲み取り、まさにプロの仕事をしてくださいました。お願いして良かったです。ありがとうございました。

有限会社恵樹園

限会社恵樹園
写真:有限会社恵樹園

有限会社恵樹園は、東京都および神奈川の一部エリアを中心に、庭のお手入れからエクステリア、作庭、植栽管理まで幅広く手掛ける造園会社です。業歴20年を誇り、これまでに100件以上の施工実績があります。

一級造園施工管理技士や一級技能士などの有資格者が在籍。お客様との打ち合わせを重ねながら、最適な造園プランを提案します。リフォームを通じて、心安らぐ庭づくりを行っています。

<口コミ>
山口さん(2024/06)
庭木の剪定
⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
初めてお願いしたので不安もありましたが、問い合わせから作業までスムーズに進み、金額も作業もとても良心的でした。また、恵樹園さんにお願いしたいと思いますし、他の方にもおすすめしたいです。

施工事例

苔庭と垣根の新設で、管理しやすい中庭へ

中庭に木を植えても枯れてしまう、雑草が生えてしまうといったお悩みに対し、苔庭と垣根の新設を提案。これにより、手入れの負担を軽減しました。さらに、昔ながらの工法でアーチ橋を設けることで、田舎のような落ち着きのある立体的な中庭へと仕上げました。

Before

Before

After

After

建物形態 オーナーマンション1階部分
施工場所 中庭
施工期間 3週間
施工費用 110万円
地域 東京都新宿区

株式会社JSMリフォーム

株式会社JSMリフォーム
写真:株式会社JSMリフォーム

株式会社JSMリフォームは、住宅リフォーム店舗改装、外構工事を得意とする会社です。東京都を中心に首都圏エリアで、雨漏り補修や屋根・塗装などの外装リフォームから、内装工事を含むリノベーションまで幅広く手掛けています。

外構工事では「他社より1円でもお安く」をモットーに、お客様のご要望に沿った最適なプランを提案。他社の見積もりも考慮し、納得のいく価格で施工します。外構まわりのお困りごとは、お気軽にご相談ください。

株式会社リテックホーム

株式会社リテックホーム
写真:株式会社リテックホーム

株式会社リテックホームは、東京都・埼玉県を中心にリフォーム工事を手がける事業者です。これまでに2,000件以上の施工実績があり、住宅に関する工事なら幅広く相談できます。

同社は、ショールームや広告費等の経費を削減することで、低価格でのサービス提供を実現。屋根の診断も無料で提供しており、プロの診断士による屋根点検が受けられます。

丁寧な対応も好評で「強風で屋根が剥がれたときに、すぐに修理に来てくれた」といったコメントが寄せられており、安心して依頼できるでしょう。

<口コミ>
さとうさん(2024/02)
屋根の修理・工事・リフォーム
⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
今後修繕が必要なので、またお願いしたいと思っています。本当にありがとうございました。最後に日曜日にも関わらず、職人さんに来て頂き感謝しています。

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ウッドデッキにサンルームを後付けするには、ウッドデッキの一部解体工事や基礎工事などが必要です。適正価格で安全な施工を実現するには、信頼できる業者に依頼する必要があります。

・サンルームの施工について相談したい

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監修したプロのコメント

サンルームそのままでは夏は暑く、冬は寒いというデメリットがあります。

しかし、建物から電源を通しておくことで、冷暖房設備を設置したり、照明器具を付けたりとすることもでき、より快適なスペースとして活用できます。ご希望の方は、工事の依頼時に建物の電気配線図を用意しておくと話がスムーズです。

サンルームの取付は建物自体に取り付けることが多いですが、建築メーカーによっては、建物の保障が効かなくなってしまう事があるので事前に建築メーカーに確認しておくと安心です。

もし建物への取付が出来ない場合でも外壁に直接取り付けない方法もあるので依頼先の業者へ相談してみてください。現在サンルームは色々な種類、タイプがありウッドデッキの上はもちろん、ブロックを積んで造るタイプなど建物にマッチするように造ることも可能です。

実績や提案力のある業者さんですと要望に応えてくれるでしょう。

この記事を監修したプロ
後藤 慎悟 さん

株式会社 リスタート

新築外構からリフォーム外構、お庭の植栽工事まで、幅広くお客様のニーズにお応えしています。 打合せにて要望を理解し現地を確認して、要望・実用性・デザインを叶える提案をさせて頂きます。

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