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ウッドデッキのDIY塗装方法をご紹介!おすすめの塗料と失敗しない3つのコツ

2022/12/05 2023/04/06
ウッドデッキのDIY塗装方法をご紹介!おすすめの塗料と失敗しない3つのコツ

紫外線や雨風により劣化するウッドデッキには、定期的な塗装のメンテナンスが欠かせません。しかし、劣化したウッドデッキをどのように塗装し直せばいいか、わからない方も多いのではないでしょうか?

そこで今回は、ウッドデッキの塗装のタイミングや劣化症状について紹介します。ウッドデッキに適したおすすめの塗料やDIY塗装の手順も紹介するので、自分でメンテナンスする際の参考にしてください。

この記事を監修したプロ
岩田 晴嘉 さん

株式会社イワタ塗装

ウッドデッキの塗装タイミング・劣化症状

ウッドデッキは、塗装から約3〜5年で劣化症状が出ます。ただし木材の種類や環境で変動するため、すべての塗装が長持ちするわけではありません。なかには、1〜2年で塗装メンテナンスが必要になることもあるので、注意する必要があります。

ここでは、ウッドデッキに出る劣化症状を確認していきましょう。

劣化症状1:色褪せ

ウッドデッキの劣化症状としてよく見られるのは、色褪せです。ウッドデッキが劣化すると、木材が変色したりムラが出始めたりします。見た目の印象が変わるので、塗装を検討するタイミングとしてわかりやすいでしょう。とくに日当たりが良い部分は、ウッドデッキに色褪せの症状が早く出る場合があります。

劣化症状2:汚れ

直接雨雪が当たるウッドデッキには、カビやコケが生えてくることもあります。ウッドデッキがカビやコケで覆われると、見た目の印象が悪いだけでなく、木材の耐久性を低下させてしまいます。カビやコケだけでなく汚れが気になり始めたら、ウッドデッキの塗装メンテナンスを検討しましょう。

劣化症状3:塗膜の剥がれ

造膜タイプの塗料を塗ってある場合、ウッドデッキの塗膜は、時間が経過すると剥がれてしまいます。塗膜の剥がれは劣化サインなので、ウッドデッキの塗装メンテナンスを検討するタイミングです。再度塗装する場合は、上から塗料を塗るのではなく、前回の塗膜を剥がしてから塗るときれいに仕上がります。

【仕上がり】ウッドデッキ塗装に使う塗料の種類

ウッドデッキの塗装に使う塗料には、浸透タイプと造膜タイプがあります。仕上がりに違いが出るので、それぞれの特徴を理解して選ぶことが大切です。浸透タイプと造膜タイプの特徴を確認しましょう。

浸透タイプ

木目を残して木材の風合いを残しつつ塗装したいなら、浸透タイプでメンテナンスするのがおすすめです。塗料には、防腐や防カビなどの効果が得られるものがあります。浸透タイプであれば保護成分が内部まで浸透し、内側からしっかりケアできるのも魅力です。

塗膜が割れたり剥がれたりしないので、耐久性が高いというメリットもあります。

造膜タイプ

劣化状態がひどい場合には、造膜タイプの塗料を選ぶのがよいでしょう。ペンキを塗布した仕上がりになるので、劣化がひどい木材の汚れや傷を隠せます。

造膜タイプはウッドデッキの表面に塗膜を作るため、雨から木材を守ることが可能です。表面の保護機能が高い造膜タイプですが、割れや剥がれが生じた場合は処理をおこなう必要があります。

【安全性】ウッドデッキ塗装に使う塗料の種類

洗濯物を干したりバーベキューしたりなど、ウッドデッキは多くの使い方があります。ウッドデッキの塗料メンテナンスをするにあたって、安全性が気になる方も多いでしょう。

ここでは、水性塗料と油性塗料を紹介します。塗料の安全性を考慮したいなら、それぞれの特徴を確認してください。

水性塗料

水性塗料は主成分が水で、塗料が乾燥したら水分は蒸発します。希釈にも水を使用するので、塗料独特のツンとするシンナー臭さがありません。人体への被害を心配しなくていいため、小さな子どもがいる家庭でも安心です。

水性塗料はシンナーなどの有機溶剤が含まれていないので、塗料自体は安い費用で手に入れられます。近年は、油性塗料と同じく種類も豊富です。ぜひ、お気に入りの色を見つけてください。

油性塗料

主成分が油で作られているのが油性塗料です。油性塗料には、シンナーなどの有機溶剤が含まれています。強靭な塗膜を作れるので、耐久性に優れている点が特徴です。紫外線の外的刺激にも負けないほどの塗膜なので、劣化しづらいといったメリットもあります。

また塗膜が劣化しづらいため、雨水にさらされやすい部位に塗れば高い効果を得られるのも魅力です。一方で、シンナーなどの有機溶剤が含まれているため臭いはきつくなります。

ウッドデッキに適した塗料おすすめ3種

ウッドデッキにはさまざまな種類があるので、実際にどのような塗料を使えばいいか判断するのが難しいと感じることもあるはずです。ここでは、ウッドデッキに適したおすすめの塗料を確認しましょう。

おすすめ1:キシラデコールシリーズ

ウッドデッキ用の塗料で国内最大のシェアを誇る塗料が、キシラデコールシリーズです。キシラデコールやキシラデコールフォルステージ、キシラデコールコンゾランなどさまざまな種類があります。

DIY用の塗料も販売されているので、自分で塗料メンテナンスする方にもおすすめです。

参考:https://www.xyladecor.jp/diy/

おすすめ2:ガードラックシリーズ

和信化学工業が販売する木部保護塗料が、ガードラックシリーズです。同社の製品には、ガードラックアクア・ガードラックラテックス・ガードラックProがあります。16種類以上の豊富なカラーバリエーションを揃えているため、自分好みの塗料を見つけられるでしょう。

参考:https://www.washin-chemical.co.jp/guardlac_envi_info

おすすめ3:カンペハピオ

国内の有力塗料メーカー、関西ペイントから販売されている油性木部保護塗料が、カンペハピオです。家庭用ブランドの塗料であるため、DIYしたい場合に適しています。

防カビや防虫、防腐などの機能があり、耐久性が高い点も魅力です。色展開も豊富であるため、仕上がりイメージに近い色の塗料を選べます。

参考:https://www.kanpe.co.jp/products/11002/

ウッドデッキのDIY塗装に必要な道具

塗装メンテナンスをおこなう際は、必要な道具がいくつかあります。自宅にあるような道具もありますが、なかには購入しなければいけないものもあります。事前に必要な道具を確認して塗装の準備をしましょう。

DIY塗装に必要な道具は、次のとおりです。

道具の種類用途
塗料ウッドデッキに塗る
刷毛(ハケ)細かい部分を塗るのに使う
コテバケ広い面を塗るのに使う
ベンダー木と木の間の側面を塗るのに使う
塗料カップ・バケツ塗料を入れるのに使用する
マスキングテープ細かい部品の養生する
マスカー広い面を覆うのに使う
ブルーシート塗料で汚れるのを防ぐために敷く
サンドペーパー木を削って塗料を馴染みやすくする
かわすき塗料缶を開けるのに使う

ウッドデッキのDIY塗装の手順

塗装に必要な道具を揃えたら、実際にウッドデッキをDIY塗装していきましょう。天気が良ければ、塗装したあと3〜4日で乾燥します。ここでは、ウッドデッキのDIY塗装の手順を確認しましょう。

手順1:洗浄

塗装をする前には、ウッドデッキに付着したカビやコケなどの汚れを落とす必要があります。雑巾などを使い、しっかり洗浄しましょう。

一気に汚れを落とせる高圧洗浄機を使う方法もありますが、強い圧力で洗浄するため木材が傷んでしまうことがあります。ウッドデッキを洗浄したら、半日から1日程度乾燥させてから次の工程に進みましょう。

手順2:下地処理

ウッドデッキの汚れを落として乾燥させたら、サンドペーパーで表面を整えましょう。下地処理により、前回の塗膜を落とせます。塗料も染み込みやすくなので、下地処理は丁寧におこないましょう。

手順3:養生

次は、ウッドデッキに接する部分に塗料が付かないように、養生をおこないましょう。たとえば、窓サッシや外壁、下の基礎部分にマスキングテープやマスカーを使用して養生すると、周囲に塗料が付かずきれいに仕上がります。後片付けも簡単になり、一石二鳥です。

手順4:塗料の攪拌(かくはん)

養生が済んだら、塗料の攪拌(かくはん)をおこないましょう。攪拌は塗料をかき混ぜることで、きれいに仕上げるために欠かせない工程です。

一定期間使用していない塗料は成分が底に沈殿します。仕上がりに色ムラが出てしまうため、撹拌が必要です。周囲が汚れないように、ブルーシートの上でおこないましょう。

手順5:塗装(2~3回)

塗料の攪拌が終わったら、実際にウッドデッキに塗布します。一度できれいに塗ろうとすると厚塗りになり、色ムラの原因になることも多いです。

きれいに仕上げるためには、2〜3回程度繰り返し塗布しましょう。一度塗布したら乾燥するまで待ち、完全に乾いてから次の塗料を塗ります。

ウッドデッキのDIY塗装を失敗しない3つのコツ

ウッドデッキの塗料をDIYする際、失敗しないためにいくつか注意点があります。それぞれのコツを確認して、きれいなウッドデッキに仕上げましょう。

塗料の攪拌をしっかり行う

ウッドデッキに塗料を塗る前には、塗料の撹拌をしっかりおこないましょう。塗料にはあらゆる成分が混ざっているので、時間が経つと沈殿します。沈殿した状態で塗料を塗ると、仕上がりに色ムラが出てしまいます。

塗料缶を開ける前に容器を上下に振り、ローラーや混ぜ棒で全体を混ぜます。混ぜるときに塗料が周囲に飛び散る可能性があるため、塗料缶の下にブルーシートを敷くのがおすすめです。

木目に沿って塗装する

ウッドデッキの木目をきれいに残したいなら、木目に沿って塗料を塗りましょう。横幅のあるローラーで複数の板を一気に施工するほうが簡単ですが、仕上がりに色ムラが出てしまいます。塗料は、刷毛で一枚ずつ丁寧に塗布するのがおすすめです。

2~3回に分け少しずつ重ね塗りをする

ウッドデッキに塗料を塗るときは、2〜3回に分けて少しずつ重ね塗りしましょう。たっぷりの塗料で一度に塗布しようとすると、乾燥しにくいだけでなく、仕上がりにも色ムラが出てしまいます。

2〜3回に分けて塗れば発色も良くなるため、きれいに仕上げられます。塗布するときは、完全に乾燥したことを確認してから次の塗料を塗りましょう。

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ウッドデッキは約3〜5年で劣化症状が出るので、定期的なメンテナンスが欠かせません。そのまま放置すると見た目が悪くなるだけでなく、上に乗ると壊れるなどの危険性が生じることもあります。

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監修プロからのコメント

塗装のプロが考えるDIY塗装のコツをお教えします。ぜひ参考にしてみてください。

【材料】

防腐剤の場合、下塗材を使わなくても塗布ができます。ただ、木材の場合は塗料の吸い込みが多い部位と、そうで無い部位があります。その為、薄めの色を塗る場合、そのまま塗るとムラが出やすくなります。例えば、最初に刷毛を乗せた所は、刷毛が塗料を沢山含んでいるため、一気に吸い込みます。その部位だけ色が濃くなります。下塗材がラインナップされている場合は、それらを塗布した方が作業が楽になります。

例)キシラデコールカラレス

【攪拌(かくはん)】

思った以上にそこに沈殿しています。蓋を閉めた状態で缶を逆さまにしてよく振りましょう。蓋が開いてしまわないように注意しましょう。

 

【塗装回数】

浸透系の防腐剤でも、あまり塗り重ねすぎると光沢がでてしまいます。

木っ端や、目立たない箇所で試し塗りをお勧めします。

【必要な道具】

ウエス・下缶

【塗料の種類】

造膜タイプは、剥離し易く一度使うと浸透性タイプを使うことができなくなります。

ウッドデッキの場合は避けた方が無難です。

【塗り方】

木目に沿って塗るのが基本です。端っこや入りずんだ所を木目に逆らって塗りたくなりますが、色が薄いときはその塗りあとが出ることがあります。その場合は、ゴム手袋をしてウエスに塗料を吸わせて塗ると上手く行くことが多いです。ウエスは使用後、速やかに水に浸すか焼却処分して下さい。そのままにしておくと、酸素と反応して酸化熱で発火することがあります。

【塗り方その2】

普通の塗料と違って、粘度が低く飛散しやすいです。刷毛がシゴくだけでも飛び散ったりするので、土間の養生は入念にしましょう。

この記事を監修したプロ
岩田 晴嘉 さん

株式会社イワタ塗装

創業1960年。全国700社以上が加盟する業界団体で「お客様の評価全国一位」模範工事店に選出。大阪府守口市を中心に年間100棟の工事を行う。特に、外壁の遮熱塗装・屋根の遮熱塗装・外壁からの雨漏れ・屋上・バルコニーの雨漏れなどの工事を得意とする。

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