2023/09
築25年の戸建てで、トイレの床がタイル張りです。目地に汚れが溜まりやすく、冬は寒いため、掃除がしやすいクッションフロア（CF）にリフォームしたいです。既存のタイルを剥がしてCFを張る場合と、タイルの上から直接CFを張る（かさ上げする？）場合、それぞれの工法と費用（トイレ1畳程度）の目安を教えてください。
この場合は、既存のタイルを剥がし除去してからにしましょう。直接ではクッションフロアを貼り付ける接着剤が効かなくなるからです。もしも上貼りするのであればラワンベニヤを一枚敷いて、下地を作りましょう。
費用的にはどちらも大差ありませんし、数万円程度で可能だと思います。
築30年のマンションで、共用廊下の床タイルに「浮き」が目立ってきました。補修方法として、(A)浮いている箇所を特定し、樹脂を注入する方法、(B)浮いている範囲をまとめて張り替える方法、があると思います。どちらの工法を選ぶべきか、判断基準（例：浮きの範囲が何割以上なら張り替え、など）はありますか？また、それぞれの平米あたりのコスト感と、耐久性の違いについて教えてください。
目視や、打診棒で叩いた音の変化で判断するより他に方法はありません。
費用については面積によります。耐久性は正常な施工において貼り付ける接着剤の耐久性によります。
オフィスのリニューアルに伴い、タイルカーペット（約150平米）を張り替えます。よくある「市松張り」や「流し張り」ではなく、もう少しデザイン性を持たせたいです。例えば、色を変えて導線を示したり、ヘリンボーンのように見せたりすることは可能でしょうか？施工費が通常より高くなるか、また、プロが提案する「お洒落なデザイン張り」の実例やアイデアがあれば教えてください。
これは施主の自由でよいのです。もしも難しいのであれば施工職人に任せてしまってはいかがでしょうか。クロス屋という職方です。
主観的ですが「明るめ、楽しげ、優しそう、暖かみ」等々の希望を伝え、任せてみたらよろしいでしょう。仕上がりが近づくにつれて具体的な形が見え始めますから、ここでさらに追加や変更を伝えればよいのです。最終的に納得できる仕上がりになればよいのです。
築25年の戸建てで、在来工法の浴室を使用しています。床や壁のタイルにヒビが入ってきたため、張り替えを検討中です。調べると「下地の補修が必要かどうかで金額が大きく変わる」とありましたが、具体的にどんなケースで費用が上がるのでしょうか？1坪ほどの浴室で、壁・床ともにタイルを貼り替える場合の一般的な価格帯や、費用を抑えるコツ（部分補修など）があれば教えてください。
大体の場合で築年数が25年を超えた在来風呂の場合、土台と柱は朽ちています。室内の風呂場は特別に暖かく外は気温が低いため、この温度差で壁の内側が毎晩に結露を起こします。そして翌日中には乾きます。構造体を成す木材はこの湿潤と乾燥による膨張と収縮を長年繰り返しボロボロです、更に腐朽菌が発生し、白蟻が食い付くといった場合が全国どこでも見られます。
実はタイルのヒビや剥がれから浸水することはほとんどありません。タイルの下には厚いモルタル層、モルタルの下には防水シートが覆っています。貼ってあるだけのタイルは本質的には表面を魅せる仕上げです、果たして実状はどのようであるのか、それにより工事の内容も費用も大きく違いますから「一般的な価格帯」というものは存在しません。費用を抑えるコツということですが、適材適所に施工することです。施工者に見極めてもらいましょう。
築30年のマンションで、在来工法のタイル張り浴室(1坪)をユニットバスにリフォームします。工事の際、既存のタイルを「はつる（壊す）」作業が伴うと聞きました。マンションなので、両隣や階下への騒音が非常に心配です。このはつり作業は、具体的に何日くらい、どのような音（振動）が続くのでしょうか？また、業者さんにはどのような防音対策を依頼すべきか、アドバイスをお願いします。
「ドカドカッ！！キュイ～ン！バリバリバリ！」というようなけたたましい音が、工事が終わるまで続きます。音はコンクリートと鉄筋の中を伝わりマンション全体に響き伝わりますが、人工現象として科学的に避けられません。
しかしながら、マンションの場合は、施工時間を土・日曜日を除く9時から17時などで定めているところが大多数です。施主と施工者の間に管理組合の規定を挟み、着工前に協議しておきましょう。
玄関タイルの張り替え工事を予定しています。タイルを貼り終え、目地を詰めた後、どのくらいの期間（何時間？あるいは何日？）は、その上を歩けないのでしょうか？また、工事・養生期間中、家の出入りはどのようにするのかを教えてください。
養生期間は２~３日あれば十分です。その間の出入りは他の開口部から行うか、養生部分に足を着かないように思い切りジャンプして飛び越えて下さい。
新しく玄関タイルを張り替える予定ですが、なるべく長くきれいな状態を保ちたいと思っています。施工後に浮きやひびが起こりやすい原因にはどんなものがありますか？業者が施工時に気をつけているポイントや、住まい側でできるメンテナンス方法があれば教えてください。
既存の玄関土間コンクリートと、新しく貼ったタイルの間にわずかでも空間が残っていた場合、そこが天秤のように足で押され割れてしまいます。施工に高い技術力を持つ熟練の左官職人に依頼しましょう。
住まわれている方ができるメンテナンスについては、残念ですがありません。目に見えないタイルの裏側の紙一重とも言える空間が原因のことです。建築職人の中でも専門職である左官職人を見つけることが最善策と言えます。
セキスイハイムの家に住んでいますが、外壁タイルの一部が浮いています。メーカーに相談すると費用が高くなりそうなので、一般の外壁業者に依頼することも考えています。ハイムの外壁は専用構造と聞きますが、他社でも安全に張り替えや補修を行えるのでしょうか？施工時に注意すべき点や、依頼先を選ぶ際の判断基準があれば教えてください。
積水社の物件は、一般の工事店にとっては施工に難があります。理由として全ての寸法が積水社独自の規格だからです。この部材の仕入れは積水社と契約している代理店に限り可能です。
日本の建築は戸建てやマンションに関わらず尺貫法またはその近似値を基にして建てられています。
しかしながら、積水社製は部材がプレハブ工場生産された既製品のため現場で職人が手作業で加工して製作することができません。また独自の寸法で製品化しているため他とは互換性がないのです。これは企業の営業戦略なのでしょうが、今回は積水社へ問い合わせた方が無難です。
築20年の戸建てです。玄関（室内・約4平米）のタイルが古くさいので、オーソドックスな300角の磁器タイル（国産メーカーの標準品）に張り替えたいです。既存タイルを剥がして新しく施工する場合、材料費・施工費・廃材処分費など全て込みで、総額の「値段」はいくら位を見込んでおけばよいでしょうか？だいたいの相場感を教えてください。
工事を施す面積や立地条件、使う材料の種類や廃棄物として搬出するタイルやゴミの体積、その他諸経費により総額の値段は変わります。
断定的な値段は申し上げられませんが、職人の一日当たりの費用として概ね３万円前後と踏まえて計算してみて下さい。概算で値段を算出できるかと思います。
築15年のマンションで、玄関（室内）の床リフォームを検討中です。現在のタイルが汚れてきたため、(A)新しい磁器タイルに張り替える、(B)既存タイルの上から「塩ビ系の重歩行用シート（店舗などで使うような石目調のもの）」を貼る、の2案で悩んでいます。B案の方が費用は安いと思いますが、耐久性や工期はどれくらい違いますか？マンションの場合、どちらが現実的でおすすめでしょうか？
現実的なのは、(B)の塩ビ系フロアタイル上張りです。
(A)の既設磁器タイルを張替える場合、マンション建設時の防音効果を下げる事は許されないため、施工方法や選定する商品の確認や場合によっては管理組合の許可が必要など、費用・時間のコストがかかります。
一方、(B)の塩ビ系タイルを上張りして定期的に拭き取りなどメンテしていれば、10年前後は維持できますし、張替えも容易です。
(A)、(B)比較したコストは1/3以下かと思います。
築15年の戸建てで、庭にタイルデッキ（磁器タイル、表面は少しザラザラ）があります。長年の土汚れやコケで黒ずんできたため、高圧洗浄機での清掃を考えています。磁器タイルや目地を高圧洗浄機で掃除しても問題ないでしょうか？タイルが割れたり、目地が飛んでしまったりするリスクはありますか？安全に清掃する際の注意点（水圧の調整など）を教えてください。
全く問題ありません、思う存分やってみましょう。
但し使用する高圧洗浄機の機種に寄りますから、取り扱い説明書を熟読し、目立たぬ箇所で練習して要領を得てからが宜しいでしょう。ご安全に。
マンションの共用廊下（屋外）で、台車をぶつけたらしくタイル（300角）が2〜3枚割れてしまいました。管理組合として業者に補修を依頼する場合、このように「数枚だけ」の張り替えでも引き受けてもらえるのでしょうか？また、その場合の費用（出張費、作業費込み）の相場はいくら位になりますか？（予備タイルは有る前提です）
実際に現場を拝見してからの回答ではありませんが、きっと可能です。
「常用単価で」と相談してみて下さい。
一日当たりの日当を支払う方法で、双方の単価を決めたら宜しいでしょう。
築25年の戸建てで、屋外階段（コンクリート製・10段）のタイルが数枚剥がれて危険な状態です。補修方法として、(1)全面タイル張り替え、(2)防滑性の長尺シートを貼る、(3)防滑塗料を塗る、の3つを検討しています。安全性（滑りにくさ）、耐久性（耐候性）、費用の3点で、それぞれのメリット・デメリットを比較して教えてください。
（１）剥がし、慣らし、貼り付け、剥がし処分。足元はつるりと滑る。工程多く割高。
（２）材料費と施工費の発生は止むを得ないものの、耐久性は十分ある。割安。但し汚れは目立つ。
（３）塗料は剥がれ摩り減る、数年置きに塗り替えが不可欠。出費大也。
といったところです。
築20年のマンションです。玄関の土間と廊下の床の段差（框）が15cmほどあり、将来のためにこの段差を解消したいと考えています。タイルの張り替えリフォームと同時に、この框の段差を低くする（例：土間側をかさ上げする）ような工事は可能なのでしょうか？マンションの規約などで制限される可能性や、可能な場合の工法、おおよその追加費用について教えてください。
この段差は絶対に必要です。高さを下げることはできません。
マンションの床下には上下水道の配管が成されています。これを玄関框(段差の部分)を基準として床を一律平らに施しているのです。
また、音響を緩和する目的で床下に数センチの空間と、歩くと撓みを感じるパーチクルボードを主とした置き床と呼ばれる工法を採用しています。必要不可欠な玄関段差なのです。
築15年の戸建てです。玄関タイル（300角）の1枚が、目地が割れて少し浮いており、踏むとカタカタ音がします（タイル自体は割れていません）。このタイルを一度綺麗に剥がし、下地を調整して同じタイルを再接着（張り直し）することは可能なのでしょうか？それとも、部分補修でもタイルは割って交換するのが基本ですか？
可能です。接着には弾力性のあるウレタン系の接着剤かコーキングを用いて貼り付けてみて下さい。従来カタカタと浮き沈みしていた隙間が充填され、クッション性を持たせることで加圧を分散して割れないよう考慮しました。
『もしも、自分自身がタイルだったならば…』と、タイルの立場になってみれば新しい発見があるかもしれません。
玄関のタイル張り替えで、タイルのサイズを迷っています。標準的な「300角」と、最近流行りの「600角（大判）」では、タイルの材料費、施工費、はそれぞれどれくらい違いますか？大判タイルは施工が難しく、工賃も高くなると聞きましたが、どれくらいの差額が出るのか目安を知りたいです。
好みの問題ですから、どちらでも自由に選んで下さい。
材料の大きさによる一枚当たりの価格差のことですが、大きい方が単価としては高くなります。
築30年の戸建て2階建てです。2階の窓下あたり（約10平米）の外壁タイルが数枚剥がれ落ちてしまいました。この程度の部分補修でも、やはり「足場」の設置は必須になるのでしょうか？足場代だけで数十万円かかると聞き、躊躇しています。部分補修の場合の足場費用の相場と、もし足場を組まずに作業できる方法（高所作業車など？）があれば、その場合の費用感も教えてください。
足場屋さんも商売ですから安くはありません、一般の戸建て住宅などでは規模の大小に関わらず約３０万円くらいが平均的な単価であるようです。
今回の質問内容から察するに、足場は必要なさそうに思います。脚立や梯子で十分なのではないでしょうか。実際に施工店と相談してみてください。
外壁タイルの一部が剥がれてきたため、張り替えを検討しています。調べると「湿式工法」と「乾式工法」があるようですが、どんな違いがあるのでしょうか？それぞれの工法で施工の流れや費用、耐久性に違いがあるのか、また既存の外壁がどちらの工法かを見分ける方法もあれば教えてください。
とても興味深い質問です。
まずは湿式工法について。結論を申せば昭和時代の工法です、現代ではほとんど見かけません。タイルを貼り付ける面にモルタルを塗り下地としながら接着する方法です。モルタルが乾き凝結を待つ時間と熟練の左官職人の技術を要します。見分け方は剥がれたタイルの裏側がセメント色であるか否か、或いは新築された年代などから判断してください。
次に乾式工法について。これは現代の工法です。強力な工業用の両面粘着テープと優秀な接着剤を併用した方法、要領を掴めば誰でもできそうな方法です。施工時間も短く比較的安価です。見分け方は剥がれたタイルの裏側が如何にも接着剤を塗布した痕が残っています。全国的に、現代の左官職人はこの乾式工法を選ぶはずです。
築20年の戸建てで、玄関ポーチ（屋外）のタイルが雨の日に滑って危険なため、張り替えを決めました。滑りにくい「防滑性タイル」を選ぶ予定ですが、表面がザラザラしていると泥汚れなどが落ちにくいのではないかと心配です。汚れやすさの実態と、日常の掃除のコツ（高圧洗浄機は必要？）を教えてください。
汚れ易さの実態と言えども環境によりけりです。日陰ならば汚れたまカビが発生しないように気を付けましょう。
清掃については、一般的な方法で十分です。塩素系の漂白剤や沸かした熱湯を使うのも有効です。高圧洗浄は怪我をなさらぬよう安全に注意して使用しましょう。
築25年の戸建てで、外壁タイルの一部に浮きがあるようです。全面張り替えの前に、まず調査を依頼しようと思います。「打診調査（ハンマーで叩く？）」と「赤外線カメラ調査」があると聞きました。それぞれの調査方法のメリット・デメリットと、一般的な戸建て（総二階・120平米程度）の場合の費用目安を教えてください。どちらがより正確に浮きを発見できますか？
「打診調査」は、打診棒やハンマーで叩きながら音響の変化を聞き別けて判断する方法です。更に赤外線カメラで温度の差異を視覚的に見比べれば一目瞭然というもの。内部の剥がれや空洞を発見できます。デメリットは、熟練の技術者が必要と言うこと、
「赤外線費調査」は、目で見える代わりに、温度変化の原因が判別し難いことです。
費用については、各々の施工店や調査会社の単価によりけりですので、具体的な金額はそちらで問い合わせてみて下さい。
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