リノベーション・リフォーム
2022/12/06 2025/05/01

在宅ワークが増えている現在、自宅に書斎を作りたいと考えている方は多いでしょう。書斎やデスクの配置にはさまざまなパターンがあるため、リフォーム前にどんな書斎にしたいかイメージをしておくことが大切です。

この記事では、書斎の作り方について、書斎のタイプやデスクのレイアウトパターンなどを解説します。仕事に集中できる書斎やおしゃれな書斎づくりのポイントについても紹介しているため、書斎を設けたいと考えている方は必見です。

Point
  • 書斎タイプには、オープン・半個室・完全個室の3種類がある
  • 書斎デスクの配置は、アイランド・コーナー・壁付け型が主流
  • 仕事に集中するためには、照明やデスク選び、収納スペースの充実度などが重要
  • 統一感のあるインテリアやアクセントクロスを取り入れて、書斎をおしゃれな空間に

この記事を監修したプロ
斉藤 康範 さん

株式会社ハウジング丸二

書斎の主な種類

書斎の主な種類

書斎をリフォームする際は、採用したい書斎のタイプを把握することでレイアウトが考えやすくなります。書斎として使えるスペースの広さや目的によって、適切な書斎の種類も異なってくるため、事前にどんな書斎が作りたいのか明確にしておきましょう。

ここでは、主な書斎の種類を3つ紹介します。

1. オープンタイプ

オープンタイプは、仕切りを設置せず、リビングの一角に机や椅子を設置し、書斎にするタイプです。周りの人がいても気にならず作業に集中できる方や、小さい子どもの様子を見ながら作業したい方におすすめです。

メリット

  • 空間を広く取れるレイアウトのため、複数人でスペースを共有して作業できる
  • 開放感があり、家族の様子を見ながら作業できる

デメリット

  • 壁で仕切られていないため、周りの音が気になって集中できない場合もある
  • リビングインテリアの一部になるため、その都度片付けが必要

2. 半個室タイプ

半個室タイプは、リビングにパーテーションや本棚を配置して、作業スペースを区切るタイプです。パーテーションは、厚みがないため部屋が狭くても邪魔になりません。個室タイプの書斎を設けるスペースがない場合でも、簡単に快適な作業スペースを作り出せます。

半個室タイプは、個室の書斎を設けるスペースはないがある程度仕切られた空間が欲しい方や、家族の様子を確認しながら作業したい方におすすめです。

メリット

  • 適度に区切られた空間を簡単に作り出せる

デメリット

  • 完全個室に比べると家族の音が気になりやすく、集中できない可能性がある

3. 完全個室タイプ

完全個室タイプは、1部屋をまるまる書斎にするタイプのことです。3畳ほどあれば十分な作業スペースになります。そのため、使っていない部屋や納戸のレイアウトを工夫して書斎にする方が多いです。特に完全個室タイプは、在宅ワークが多い方や、集中して作業をしたい方におすすめです。

メリット

  • ドアや壁で完全に仕切られているため、仕事に集中しやすい

デメリット

  • 家族との交流が減る
  • 書斎を利用する分の光熱費がかかる

書斎デスクのレイアウトパターン

書斎のリフォームの際は、書斎のタイプだけでなく、デスクのレイアウトについても考えてみましょう。

デスクの配置には、主に3つのパターンがあります。それぞれの特徴を理解することで、自分に合った理想の書斎に近づくでしょう。

アイランド型

書斎デスクのレイアウトパターン

アイランド型は、デスクを壁から離し、部屋の中央に設置するレイアウトのことです。机から部屋全体が見渡せ、広々したスペースを作り出せます。

壁に向かって作業するのが苦手な方にはおすすめです。一方、空間にあるさまざまなものが目に入るため、部屋がごちゃごちゃしていると集中できない可能性があります。

また、コンセントの配線が目立つため、配線カバーで隠したりコードを減らしたりするなどの工夫が必要です。

コーナー型

書斎デスクのレイアウトパターン

コーナー型は、壁に向かってL字型にデスクを設置するレイアウトです。壁に向かって作業することになるため、余計なものが目に入りにくく、集中しやすくなります。

また、デスクがL字型であるため、収納できる量も多く、デスクの横にプリンターや本棚などを配置しやすいです。デッドスペースが生まれにくいレイアウトなため、空間を上手に活用したい場合におすすめです。

壁付け型

書斎デスクのレイアウトパターン

壁付け型は、その名のとおり壁に向かってデスクを設置し、壁に向かって座るレイアウトです。

コーナー型と同様、壁に向かって作業するため、集中しやすいのがメリットです。また、椅子の後ろのスペースを広く取れるため、狭い部屋でも有効活用できます。一方、デスクの奥行きがあまりない場合は、座ったときに壁との距離が近くなり、圧迫感が出やすいです。

仕事に集中できる書斎づくりのポイント

仕事に集中できる書斎づくりのポイント

テレワークの普及で家で仕事をする機会が増えている現在、快適な書斎づくりは非常に重要です。ここでは、仕事に集中できる書斎づくりのポイントを解説します。

照明・空調を整える

照明の色合いや明るさは、仕事の集中力を左右します。照明が明るすぎると、パソコンやモニターの画面に反射して画面が見えにくくなります。逆に暗すぎると、手元が十分に見えず、作業が進みません。また、照明の色合いも重要です。照明には電球色・昼白色・昼光色の主に3種類があり、仕事や就寝などの用途によって使い分けるといいでしょう。

照明と同様に、空調設備も重要なポイントです。部屋が小さい場合はエアコンを設置することは難しいですが、家全体に全館空調を導入することで、書斎の空調も整えられます。

仕事に適したデスクを選ぶ

デスクの幅や高さ・奥行きは、仕事の快適さを左右します。デスクのサイズは、作業内容によって選びましょう。

【作業に適したデスクの幅】

ノートパソコンのみ100㎝以下
モニターを使用する120㎝以上

また、部屋が狭くてデスクを設置する幅が取れない場合は、奥行きが広い机を選びましょう。70センチメートルほどあると、快適に作業できます。

実際にお店でサイズ感を確認し、お気に入りのものを選ぶのがおすすめです。

収納スペース・コンセントを充実させる

デスク周りの収納スペースやコンセントの使い勝手を充実させることで、快適に作業できます。

机の上に物を置くと作業スペースが狭くなり、集中力が切れやすいです。引き出し付きのデスクを選んだり、収納できるキャビネットをデスクの横に設置したりして、収納スペースを作りましょう。収納用の家具を置くスペースがない場合は、デスクの下に設置したり、キャスター付きのワゴンを使用するのがおすすめです。

また、パソコンやスマートフォン、プリンターなど、デスク周りでは複数のコンセントが必要でしょう。コンセントを複数用意することで、機能性の高い書斎に仕上がります。

おしゃれな書斎づくりのポイント

おしゃれな書斎づくりのポイント

おしゃれな書斎を作ることで、その分仕事もはかどるでしょう。ここでは、書斎をおしゃれに仕上げるテクニックや、アイテムの使い方の工夫などを解説します。

インテリアや家具にこだわる

おしゃれな書斎づくりのためには、インテリアや家具にこだわることが大切です。特に、机や椅子、本棚などのアイテムを、お気に入りのアイテムにしてみましょう。使い勝手が良いことはもちろんですが、デザイン性が高いものや個性的なものを選ぶこともおすすめです。好きなものに囲まれれば、自然と仕事へのやる気もアップします。

統一感を出す

壁紙の色に合わせて、デスクや椅子・小物などのアイテムを選ぶことで、統一感が生まれます。壁紙が白ならデスクやアイテムも白で統一する、というように、壁紙の色に合わせてアイテムの色を揃えることがおすすめです。

遊び心を取り入れたデザインにする

おしゃれな空間づくりのためには統一感が重要ですが、アクセントクロスを取り入れることで遊び心のあるデザインになります。

アクセントクロスとは、ほかとは異なるカラーや柄の壁紙のことです。1つの壁面だけに取り入れることで、空間にメリハリが生まれます。特に、濃い色のアクセントクロスにすることで、奥行きが感じられて部屋が広く見えます。

色だけでなく、ほかとは違う質感の壁紙をアクセントクロスとして取り入れることもおすすめです。色や柄のレパートリーが多いタイルなら、簡単におしゃれな空間に仕上がります。タイルは汚れにくく、お手入れもしやすいためおすすめです。

ゼヒトモでおすすめ!リノベーションのプロを紹介

書斎のレイアウトを考える際は、集中できる環境づくりと同時に、自分らしさが感じられる空間演出もポイントになります。照明の配置やデスク選び、壁紙の色使いなど、細部までこだわることで居心地のよい書斎スペースが実現します。

ここでは、書斎づくりに対応するリフォーム・リノベーションのプロを紹介します。

インテリジェンス株式会社

インテリジェンス株式会社
写真:インテリジェンス株式会社

東京都を拠点に活動する、建築専門のデザイン設計事務所です。住宅やクリニック・レストラン・ヘアサロンなどの各種店舗のデザイン設計を、新築施工からリフォーム・リノベーションまで対応しています。

フランスやイタリアなど世界各国を訪れて培った感性を活かし、デザイン性と機能性を両立した空間を提案。イタリアのデザインコンテストでも受賞した実績もあります。

デザインから設計、施工、照明・家具選びまでをワンストップで請け負うことで、理想の空間づくりをスムーズにサポート。適正価格でのサービス提供を実現しています。

<口コミ>
たかさん(2022/09)
リフォーム・リノベーション・内装工事(大工・工務店)
⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
急な電話での変更にもすぐに対応してくださり、無茶なお願いにも真摯に向き合い、理想の形に近づけようと人力してくださいました。 とても気さくで相談しやすく、丁寧な対応が素晴らしかったです。

株式会社スタートス

式会社スタートス
写真:株式会社スタートス

東京都を拠点に、住宅・店舗・オフィスのリフォーム・リノベーションを手掛ける事業者です。キッチンや浴室の水回りから、間取り変更、フルリノベーションまで、幅広いニーズに対応。経験豊富なスタッフが在籍し、施工中に発生しがちな問題にも柔軟に対処できる体制を整えています。

お客様のイメージや要望を丁寧にヒアリングしたうえで、プラン内容を具体的かつわかりやすく案内してくれるのも嬉しいポイント。図面や見積もりの作成は無料なので、「まずは相談してみたい」という方にもおすすめの業者です。

株式会社ハシモト建築

株式会社ハシモト建築
写真:株式会社ハシモト建築

東京都新宿区を拠点に、設計から施工までを一括で請け負う新築・リフォーム業者です。木造住宅のリフォームでは100棟以上、マンションでは30室以上の施工実績を誇ります。住まいだけでなく、店舗や保育園など多様な建築物の内装工事にも対応しています

設計デザインは一級建築士やデザイナーが担当し、お客様の要望を丁寧にヒアリングしたうえで、設計費・工事費・物品購入費などを明確に提示。3D図面を用いてイメージを可視化し、納得のいくかたちで工事を進めてくれます。

ゼヒトモでリノベーションのプロを探す

今回は仕事に集中できる書斎づくりのポイントやおしゃれな書斎づくりのポイントについて紹介しました。書斎をリフォームする際には、信頼できるリノベーションのプロに依頼することでより理想の書斎が作れるかもしれません。

  • 書斎のリフォームについて相談したい
  • まずは見積もりを取りたい

そんな方は、ゼヒトモからリノベーションのプロを探してみませんか?いくつかの質問に答えるだけで、簡単にあなたにぴったりなリノベーションのプロが見つかります。書斎のリフォームを検討している方は、ゼヒトモお気軽にご利用ください!

監修したプロのコメント

在宅ワークが多くなっていることもあり自宅に書斎スペースを作られる方は、どんどん増えてきていますが、自宅の広さの関係上どうしても書斎は狭くなりやすいことが多いです。

スペースが狭く圧迫感があるのを改善したい方は、より快適な空間にするために、天井高を上げることを検討してみてもいいかもしれませんね。住宅の構造上の問題もあるので、業者さんに相談するようにしましょう。

また、デザイン面においては

・壁色を2色以上使わずにシンプルにして統一感を出す

・無彩色のみでインテリアや家具を揃える

などもおしゃれな書斎にする1つのポイントだと思います。

この記事を監修したプロ
斉藤 康範 さん

株式会社ハウジング丸二

リノベーション・リフォーム関連の最新記事

2025/10/01
【ゼヒトモ】2025年上半期の「住まい関連サービス 依頼数ランキングTOP5」を発表

株式会社Zehitomo(本社:東京都品川区、代表取締役:三浦雄一郎)が運営する、くらしのマッチングサービス「ゼヒトモ」は、2025年4月~9月の依頼データを集計し、「住まい関連サービス依頼数ランキングTOP5」を発表し […]

2025/09/09
リフォーム繁忙期を調査!約6割が施工待ちを経験、需要傾向も明らかに

くらしのマッチングサービス「ゼヒトモ」は、リフォームの繁忙期である9〜11月の施工状況や依頼動向に関するアンケート調査を実施しました。その結果、「施工待ち」や「施工期間の延長」が一定程度発生しているほか、水回り・屋根・外 […]

もっと見る

あなたのお困りごとをプロに相談してみよう

STEP 1:簡単無料依頼

2分でスマホやPCで簡単に依頼内容を入力します。

STEP 2:提案を受ける

最大5人のプロから提案を受けられます。あなたの条件に合うプロを採用してください。

STEP 3:交渉成立

プロと相談した場所・日時・値段で依頼したサービスを受ける。

この記事を書いた人

ゼヒトモ 編集部

ゼヒトモ 編集部

ゼヒトモ 編集部アカウントです。

お役立ち情報をLINEで受け取る

友だち追加

関連サービスからプロを探す