理想通りのキッチンにリフォームするためには、成功事例はもちろん、事前に失敗事例もチェックしておくことをおすすめします。施工事例を確認することで、リフォーム後のイメージを明確にできるでしょう。
本記事では、キッチンリフォームの失敗事例を踏まえて「成功させるポイント」を解説していきます。納得のいくキッチンリフォームを実現させたい方は、ぜひ参考にしてください。
- キッチンリフォームを成功させるには、家事動線や作業スペースを意識するのがポイント
- 収納量や価格など優先順位を決め、ショールームもうまく活用するのがおすすめ
- キッチンリフォームの費用相場は約50万円〜150万円で、本体価格が大半を占める
キッチンリフォームの失敗事例8選

高い費用をかけてキッチンリフォームをする以上、失敗はしたくないものです。理想のキッチンを実現するためには、いくつもの事例を見ることをおすすめします。特に多い失敗例を見れば、どこに気をつければよいかかがわかるでしょう。
ここでは、キッチンリフォームでよくある失敗例を8つ紹介します。
失敗例1:料理する作業スペースが狭くなった
料理しやすいようにリフォームしたのに、作業スペースが狭くなったという失敗例があります。特に、対面キッチンにリフォームしたケースです。
対面キッチンは壁付式のキッチンよりも必要になる面積が多く、狭くなりやすくなります。通路幅を考慮しないと、冷蔵庫や食器棚が開けづらくなる場合もあるため注意しなければなりません。全体の配置を考えたレイアウトを考えることが必要です。
L型のシステムキッチンも、リフォームで狭くなる失敗例があります。L型のシステムキッチンは収納部分が増えたり動きやすくなったりメリットはありますが、コーナー部分がデッドスペースになりがちです。
大きなシンクをつけてコンロを増やしたら、調理スペースが狭くなってしまった失敗例もあります。調理スペースは最低でも45cm前後の幅を確保することが大切です。
失敗例2:キッチンの高さが合わない
キッチンの高さを確認せずにリフォームしたら、身長に合わなかったという失敗例もあります。キッチンの位置は高すぎても低すぎても作業に支障が出るため、要注意です。
高すぎると調理や片付けの際に肩や首に影響し、低すぎるとかがむ姿勢になるため腰に負担がかかります。
キッチンの最適な高さは「身長÷2+5cm」であり、メインでキッチンに立つ人の身長に合うサイズを確保してください。ショールームに行って実際に確認することをおすすめします。
失敗例3:キッチンが暗くなってしまった
リフォームでレイアウトを変えたために、キッチンが暗くなってしまったという事例もあります。窓から遠い場所にキッチンを移動し、日当たりが悪くなったなどのケースです。
また、窓を遮る位置しか食器棚や冷蔵庫を置く場所がなく、光が入らなくなったというケースもあります。窓の位置も考えたレイアウトをしなければなりません。
照明の位置により、リフォーム後に調理の手元が見えづらくなることもあります。リフォームを依頼する際は、採光について考えてくれる業者かどうかも確認するとよいでしょう。
失敗例3:冷蔵庫との距離が遠くなった
調理する際に冷蔵庫の位置は重要で、リフォーム後に距離が遠くなったということのないようにしなければなりません。
シンクから冷蔵庫までの距離が遠すぎると、料理する際の家事効率が悪くなります。家事の動線を考え、冷蔵庫の設置場所をレイアウトすることが大切です。
ほかにも、通路が狭くなって冷蔵庫の移動ができなくなり、買い替えなど冷蔵庫の変更ができなくなったという失敗例もあります。また、扉の開け閉めがしやすいスペースも確保しなければなりません。
失敗例4:家電のコンセントが届かない
キッチンでは炊飯器や電子レンジなど、多くの家電を使います。「リフォームしたあとに家電の置き場所を変えたら、コンセントの位置が届かない」といった失敗例もあります。
延長コードで対処できることもありますが、キッチンの見栄えはあまりよくないでしょう。家電を使う場所にコンセントがあるかを確認しておくことは、重要なポイントです。コンセントの増設工事を活用するなど、家電をすっきりおさめられるリフォームをしましょう。
失敗例5:ゴミ箱スペースがなくなった
ゴミ箱を置くスペースを忘れ、リフォーム後に置き場所に困ってしまうというケースもあります。ゴミ箱を設置する空間も忘れず、確保するようにしてください。スペースが取れないときは、上下に重ねるダストボックスを活用するといった方法もあります。
料理の際にゴミ箱が近くにないのは、非常に不便です。家事効率が悪くなるでしょう。ただスペースを設けるだけでなく、家事の動線を考えて必要な位置にゴミ箱を置けるようにしてください。
失敗例6:床下収納が使いにくかった
収納スペースを増やすため、床下収納を作りたいと考える方も多いかと思います。しかし、床下収納は引き出しや戸棚に比べて出し入れが意外に面倒です。
特に通路幅が狭いキッチンでは、取り出す作業が大変になることも多いでしょう。取り出すたびにかがむのは、腰や膝に負担がかかります。頻繁に使うものを入れるのには向いていないでしょう。
リフォームで取り入れる場合、保存食や滅多に使わないものを入れる場所と考えて作るようにしてください。あとになって「必要なかった」と後悔しないために、入れるものをよく確認しておきましょう。
失敗例7:食洗機や乾燥機を使わなかった
リフォームで食洗機や乾燥機を取り付けたものの、あまり使わないというケースもあります。「想定したより食器が入らない」「細かい汚れが落ちない」、あるいは「食器が割れた」といった理由が多いでしょう。
そもそも、食洗機は繊細な食器を洗うには向いていません。また簡単な汚れは落とせても、焦げ付きなどこすり洗いが必要な汚れを落としにくい傾向があります。普段使う食器の数が少ない場合は「手洗いした方が早い」と感じる人も多いのが実情です。
日ごろ使う食器の素材や大きさ、家族の人数などで合う合わないが分かれるため、ライフスタイルに合わせて設置するかどうかを検討しましょう。
失敗例8:予算を抑えたらイメージと違った
予算を重視しすぎると、イメージとかけ離れたリフォームになる可能性があるため注意しましょう。
床や壁、デザインなどをそれぞれ価格で選んだために、統一性のないキッチンになったという事例もあります。全体のバランスも確認し、完成した状態をイメージすることが大切です。
キッチンの種類やグレードはさまざまで、予算に合わせて選べます。しかし、費用の安いものにこだわってしまうと最低限必要な機能しかない場合もあり、あとから不便を感じるかもしれません。便利な機能がついていれば多少予算を超えても満足でき、長い目で見てリフォームが成功だったと感じられることもあるでしょう。
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キッチンリフォームを成功させるポイント5選

キッチンリフォームを成功させるには、先ほどご紹介した失敗事例を参考することが大切です。
ここでは、成功させるポイントをのポイントを5つ紹介します押。
- 優先順位をつける
- 動線をイメージする
- 冷蔵庫の置き場所を確認する
- ショールームを見学する
- 見積もりをとる
それぞれ、具体的に解説します。
1. 優先順位を考えておく
キッチンリフォームでは理想を実現したいものですが、予算やスペースの関係ですべてを叶えられない場合もあります。そのため、これだけは妥協できないという部分とあまり重要ではない部分に分け、優先順位をつけておくことが成功のポイントです。
どのようなキッチンにしたいのかをイメージし、価格や機能性、収納量、使い勝手などの優先順位を検討しましょう。失敗例も参考にしながら、満足できる暮らしを実現するには何が重要かをよくチェックしてください。
2. 動線をイメージし、広さなども確保する
リフォームは新築でキッチンを作る場合とは異なり、現在のスペースで失敗しないよう工夫しなければなりません。
リフォーム後にキッチンが使いにくいと後悔することにならないよう、動線をイメージして広さを確保することも必要です。
収納が多いシステムキッチンで、広いスペースが確保されています。家族がすれ違う十分なスペースがあり、明るいキッチンで料理しやすいのが魅力です。リビング側に調理台を設置しているため、家族の様子を見ながら家事ができます。壁側に収納棚があり、振り向けば取り出せるなど家事動線も考えられたキッチンです。
3. 冷蔵庫の置き場所も確認する
冷蔵庫の置き場所は、失敗しやすいポイントです。新しい冷蔵庫も購入する予定であれば、奥行きに注意しましょう。キッチンからはみ出してしまうと通路幅に影響します。家族が扉の開け閉めをしやすいかも、チェックしてください。
また、家事動線をイメージすることも大切です。シンクから離れた場所に設置しないよう、確認しておきましょう。
調理台の後ろに冷蔵庫があり、振り向いてすぐに出し入れできる場所に配置しています。冷蔵庫の前のスペースも確保し、開け閉めしやすい配置です。
4. ショールームなども上手に活用する
キッチンリフォームを成功させるには、ショールームの活用が欠かせません。ショールームには幅広い種類・グレードのシステムキッチンがあり、高さを実際に確認できます。シンクから調理台までの動線をイメージできるのもメリットです。
リフォームを契約してから、リフォーム会社の担当者がショールームに案内してくれるケースもあります。担当者に説明をしてもらえば、安心感も高まるでしょう。
ショールームではさまざまなシステムキッチンを見て触って、体験できます。メーカーの担当者からキッチンの説明を聞くこともでき、具体的なイメージも膨らむでしょう。
5. 見積もりをしっかりとって費用感をチェックする
リフォーム前には、必ず見積もりをとりましょう。予算を立てるため、理想のキッチンを作るのには実際にどれだけの費用が必要か目安を確認しなければなりません。キッチンの種類やグレードで、どのように金額が変わるのかもチェックしましょう。
見積もりの依頼は、キッチンリフォームに実績のあるリフォーム会社を選んでください。水回り施工が得意な職人が多い会社であれば、安心してリフォームを任せられます。いくつかの会社を絞り込み、相見積もりをとって検討することをおすすめします。
キッチンリフォーム費用の目安
キッチンリフォーム費用の目安は、キッチンの種類やリフォーム業者によって異なります。相場は50万〜150万円と幅があり、工事の総額を多く占めるのは、キッチンの本体価格です。
本体はキッチンの種類(I型、L型、対面型)とグレードで変わり、金額の内容は以下のとおりです。予算を決める参考にしてください。
| シンプル | スタンダード | ハイグレード | |
| I型 | 50万~80万円 | 60万~90万円 | 70万~120万円 |
| L型 | 65万~90万円 | 75万~120万円 | 85万~130万円 |
| 対面型 | 70万~100万円 | 80万~130万円 | 90万~160万円 |
さらに、既存キッチンの解体工事・処分費用、キッチンの移動時に行われる内装にかかる費用もかかります。電気・ガスなどインフラまわりの接続工事や、床材・壁材などの材料費・施工費も必要です。
ゼヒトモでおすすめ!キッチンリフォームのプロを紹介
キッチンリフォームには高額な費用がかかるので、信頼できる業者選びが大切です。悪徳な業者に依頼してしまうと、施工不良やトラブルが発生する恐れがあります。
ここからはキッチンリフォームを依頼できるおすすめ業者を紹介するので、ぜひ参考にしてください。
株式会社関東メンテナンス

埼玉県久喜市を中心に、埼玉県全域および埼玉隣接県で水回りのトラブルに対応している業者です。戸建て住宅から集合住宅まで幅広い現場での施工実績があり、水回り設備の交換やリフォーム全般にも対応しています。
キッチンリフォームも依頼可能で、最短15分で駆け付けというスピード感が強みです。出張費と見積もり費用は無料となっており、予算に応じて最適なリフォームプランを提案してくれます。365日・24時間対応なので、緊急時にも頼りになるでしょう。
ゲストさん(2021/03)
トイレリフォーム・修理
⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
古いトイレの修理の依頼でしたが型番号や故障の状態などさきにメールで連絡を取りスムーズに修理してもらえました。 またもう一つのトイレもついでに見てもらい故障する寸前で部品の交換をしてもらう事ができました。 また機会が有りましたらお願いしたいと思います。
株式会社アレス

店舗や住宅の補修・改修工事を幅広く手がけるリフォーム会社です。床・壁・天井の内装工事をはじめ、電気工事・塗装工事・水道設備工事など各分野の専門スタッフが在籍しています。
リフォームでは、デザインから設計・施工までワンストップで対応。水回りの機能性や使い勝手はもちろん、内装との調和やデザイン性にもこだわり、快適なキッチンを実現してくれます。
東京都庁や防衛省といった公共施設の施工実績も豊富で、施工力の高さが窺えるでしょう。
クロベさん(2024/06)
リフォーム・リノベーション・内装工事(大工・工務店)
⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
1階の天井の水漏れの修理でお願いしました。他の業者さんにも見積もりをお願いして、正直こちらよりも半額以下の見積もりを出してきたところもありましたが、結局作業する方の人柄と仕事の丁寧さ誠実さを感じて決めさせていただきました。仕上がりも大変満足しています。また何かありましたら、よろしくお願いいたします。
有限会社稲垣内装

オフィス・店舗・住宅の内装工事を手がける業者で、豊富な施工実績で培った高い技術力が強みです。中間業者を挟まない分離発注システムを採用しており、安価でクオリティの高い仕上がりを叶えてくれます。
設計事務所からの依頼も多く、細かな要望に応えられる業者として評判です。内装工事全般に対応しているので、キッチンの部分リフォームはもちろん、フルリフォームも安心して任せられるでしょう。
こじまさん(2022/05)
リフォーム・リノベーション・内装工事(大工・工務店)
⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
2022年2月にオフィスの間仕切り(LGS・石膏ボード・建具取付)工事を施工していただきました。こちらの支給部材のミスがあったのにも関わらず丁寧な説明とリカバリーをしていただき大変助かりました。オフィスで難しい排煙にもご配慮いただきとても満足しております。
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