キッチンリフォーム
2022/10/11 2025/05/15

キッチンのリフォームをする際、床材選びにこだわることは重要です。しかし、どのような素材が良いのか、費用はいくらくらいかかるのか、気になる方もいるでしょう。

この記事では、キッチンリフォームで床材の張り替えを検討している方に向けて、素材ごとの特徴を解説します。床材の選び方や費用相場も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

Point
  • キッチンの床材選びでは掃除のしやすさ・快適性・デザインに注目
  • 機能性や見た目を重視するならフローリングやタイルがおすすめ
  • 床材の張り替えリフォームにかかる費用相場は約8万円~18万円が目安

キッチンの床材を選ぶコツ

キッチンの床材を選ぶコツ

キッチンで作業をするときは長時間立つことになります。また、調理中には水や油がはねる点にも注意が必要です。次の3つのポイントに留意して、床材を選びましょう。

  • 掃除のしやすさや使いやすさ
  • 快適に過ごせる床暖房
  • ダイニングやリビングとのバランスや統一感

ここでは、選び方のコツをわかりやすく解説します。

掃除のしやすさや使いやすさ

キッチンは水や油を使用する場所です。床にも水滴が落ちたり油汚れがついたりする可能性があるため、快適な空間を保つためにもこまめに手入れできるように掃除しやすい素材が好ましいといえます。

また、調理中や収納するときはキッチン内を何度も行ったり来たりするため、水滴が落ちても滑りにくい特徴を持つ床材であることも大切です。

快適に過ごせる床暖房

掃除のしやすさを考えると、キッチンはフローリングやタイルなどの水拭きができる床材が好ましいです。しかし、フローリングやタイルを選ぶと冬場は足元が増えるので、床暖房を入れるほうが快適な暮らしを実現できるでしょう。

また、長時間立つことを考えると、クッション性のある素材のほうが身体に負担がかかりにくいです。快適に家族が過ごせる住まいを作るためにも、床暖房やクッションフロアなども検討してみましょう。

ダイニングやリビングとのバランスや統一感

LDK型のキッチンであれば、ダイニングやリビングとの統一感も大切です。見た目のバランスを良くするためにも、床材や壁紙は同じものを使用したり、食器棚などの家具はダイニング・リビングにある家具とコーディネートされたものを選んだりできます。

また、キッチンが独立した空間にある場合も、床は廊下やリビング、ダイニング、他のお部屋とつながっているため、調和の取れた質感やカラーのものを選ぶようにしましょう。キッチンだけが浮くことがないよう、全体のインテリアやデザインとのバランスを取り、相性が良い床材や壁紙、家具を選ぶようにしましょう。

キッチンにおすすめの床材4選

キッチンに最適な床材の特徴

掃除などのお手入れがしやすく、なおかつリビングやダイニングとのバランスが取りやすい素材としては、次の4つが挙げられます。

  1. フローリング
  2. タイル
  3. フロアタイル
  4. クッションフロア

それぞれの素材の特徴やメリットなど、おすすめの理由を解説します。

1. フローリング

リビングやダイニングの床がフローリングのときは、キッチンの床もフローリングを選ぶことでバランスが取れ、LDKの空間に統一感が生まれます。また、フローリングは暖かみがあり、ナチュラルな質感が特徴です。キッチンを安らぎを感じられる空間にしたいときも、フローリングを検討できるでしょう。

ただし、フローリングは水や油でシミがつきやすいため、耐水性や耐久性の加工されたものを厳選することが大切です。また、水拭きなどにより効果が徐々に薄れるため、定期的に防水・防汚加工をし直してもらうなどのお手入れも必要になります。

なお、フローリングには、無垢フローリングと複合フローリングなどの種類があります。無垢フローリングとは、自然の木材を切り出してあまり加工せずに仕上げたものです。無垢材には木そのものの質感が楽しめるだけでなく、保温性が高いというメリットがあります。また、天然ならではの表情の違いも人気のポイントです。

一方、複合フローリングとは合板に木目調の薄い木材を張って仕上げた素材です。木目が揃い、大量生産が可能なため、木フローリングよりも価格が安い傾向にあります。また、メンテナンスが簡単なように耐水加工が施されたものなどもあるので、機能に注目するときも複合フローリングがおすすめです。

冬場の冷え対策としては、床暖房を組み合わせることができます。木材は熱に強い自然素材のため、床暖房を導入したいときにもおすすめです。

2. タイル

耐久性や耐水性にこだわるときは、タイルもおすすめです。タイルは水や油でシミが生じないため、お手入れがしやすく、キッチンに適しています。ただし、目地には汚れがつきやすいので、こまめに水拭きをして、清潔に保つようにしましょう。

また、デザインの種類が豊富なため、インテリア性にこだわりたい方にもおすすめです。色やデザインなどを選ぶことで、モダンにもカントリー調にも仕上げることができます。

夏は涼しく快適ですが、冬場は冷えやすい点に注意が必要です。床暖房を入れたり、足元にファンヒーターを置いたりすることで、冬場も快適に過ごせるように工夫しましょう。

3. フロアタイル

フロアタイルとは、タイル状に張ることができるビニール系の素材です。既存の床の上から施工できるので、費用を抑えてリフォーム工事をしたいときにも適しています。

スタンダードな正方形タイプ以外にも、長方形や六角形などのさまざまな形状があり、デザインも豊富です。高級感のあるデザインもあるので、価格を抑えてキッチンをグレードアップできます。

また、本物のタイルとは異なり、目地がない(目地状の部分はありますが、タイルの目地とは異なりセメントなどではできていません)ため、掃除が簡単です。ただし、タイルと比べると耐久性が低いので、比較的短期間で劣化が目立つようになります。

4. クッションフロア

クッションフロアもフロアタイルと同じく、床に直接張って敷くビニール系の素材です。水をはじくので、シミができにくくお手入れしやすいというメリットがあります。

また、素材そのものが汚れがつきにくく掃除しやすいため、ワックスで表面加工しなくても高い耐久性・防水性を維持することが可能です。

クッションフロアはその名のとおり、素材にクッション性があり、長時間立っていても足腰に負担が少なく、キッチン向きといえます。また、クッションフロア自体は温かな素材ではありませんが、ふんわりとした感触から温かみを感じることができ、キッチンだけでなくトイレの床材としても採用されることが多いです。

クッションフロアは施工が簡単で、素材そのものも比較的安価のため、リフォーム費用を抑えやすいというメリットもあります。フローリングと比べるとDIYもしやすいので、コストを抑えてリフォームしたいときにも検討してみましょう。

キッチンリフォームの費用相場

キッチンリフォームの費用相場

素材別のリフォーム費用相場は以下のとおりです。

素材費用相場(約4畳あたり)
フローリング無垢:16万円~、複合:10万円~
タイル18万円~
フロアタイル10万円~
クッションフロア8万円~

素材の種類やグレードによってもリフォーム費用の相場は変わりますが、依頼するリフォーム会社によっても大きく変わります。納得できる料金かつ高いクオリティでキッチンの床をリフォームするためにも、複数のリフォーム会社から見積もりを取り、比較してから選ぶようにしましょう。

また、見積もりを比較するときは、明細の詳細も確認することが必要です。素材ごとの単価や人件費を明確に記載しているかチェックしてみましょう。

どの業者を選べば良いかわからないときは、信頼できる知人に紹介してもらうこともできます。紹介してもらうときも判断を人任せにするのではなく、担当者との相性や好みに合うかどうかをしっかりと見極めるようにしましょう。

ゼヒトモでおすすめ!キッチンリフォームのプロを紹介

キッチンの床材を張り替えるリフォームの費用は、素材の種類やグレードのほか依頼する業者によっても変動します。納得価格でリフォームをするためにも、信頼できる業者に施工を依頼しましょう。ここからは、キッチンの床材の張り替えを依頼できるおすすめ業者を紹介します。

昇龍 塚田

昇龍 塚田
写真:昇龍 塚田

クロスや床の張り替えを中心に、住宅リフォーム全般を手掛けている事業者です。クロス・経師としての経験は約27年に上り、豊富な種類の床材やクロスを取り扱っています。

個人店ならではの親身なサービスが強みで、適正価格でクロス張り替えを依頼できるのが魅力です。クロス張り替えでは下地をしっかり確認し、必要に応じて補修したうえで継ぎ目のないきれいな仕上がりを実現してくれます。

クッションフロア(CF)をはじめ、フロアタイル・ウッドタイル・タイルカーペットなど多彩な床材の施工に対応しているので、機能性やデザイン性にこだわりたい方にもおすすめです。

<口コミ>
藤原さん(2024/10)
壁紙の張替え・補修
⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
新築物件のアクセントウォールをお願いしました。期待以上にきれいに仕上げていただき、また難しい出窓の部分も費用が抑えられるように工夫してご提案いただき、本当にご依頼してよかったです!また次回お願いすることがあれば、ぜひお願いしたいです。

福原建築合同会社

写真:福原建築合同会社

戸建てやマンションのリフォームを幅広く手がける業者で、地域密着型ならではの丁寧な対応が強みです。大工として約35年の経験を誇るプロが代表を務めており、水回りリフォームから内装工事・外構工事・塗装工事・雨漏り修理まで、住まいに関するさまざまな施工に対応しています。

キッチンリフォームでは床材の張り替えも依頼でき、施工費用は約85,000円〜(フローリング・6畳)が目安。張り替えだけでなく、床材を張り増す工事も依頼できるのが嬉しいポイントです。

また福原建築合同会社では、キッチン全体の改修や設備の交換工事も実施しています。リーズナブルながら高品質なリフォームを叶えてくれるので、キッチンを丸ごと一新したい方もぜひ依頼を検討してみてください。

<口コミ>
れっちゃんさん(2024/02)
キッチンリフォーム
⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
こちらからの面倒な要望について、丁寧に聞いてくださり、納得のいくまで相談したうえで、行き届いたご対応をくださるところです。変更や追加が発生しても、快くご対応くださいます。アフターケアも万全です。対応の親切さと丁寧さは◎です。そして、特筆すべきは、経費を安価に抑えるようにご配慮くださる点が素晴らしい。最後の最後まで端数切捨てなどの割引サービスをしてくださって、感激しました。

施工事例

キッチンリフォーム・フローリング工事

戸建て住宅のリフォームでキッチンを新規設置し、フローリングを張り増ししました。費用を安くしたいとのご要望だったので、セクショナルキッチンで施工しました。

Before

Before

After

After

建物形態 戸建住宅
施工場所 キッチン
施工期間 2日
施工費用 360,000円
地域 千葉県 佐倉市

株式会社アメイズ

株式会社アメイズ
写真:株式会社アメイズ

東京都大田区を拠点に、住宅の補修・修理・リフォームを手がけている事業者です。フローリングをはじめ、ドアやアルミサッシなどさまざまな素材・部位の補修を得意としています。

床材のキズや凹みなどもきれいに補修し、必要に応じて張り替えリフォームを実施。可能な限りリペア(部分補修)で対応することでコストを抑え、うつくしい仕上がりを実現してくれるのが魅力です。

補修では、厚生労働省指定の有害物質を含まない塗料を使用するので、安心して依頼できるでしょう。

<口コミ>
ゲストさん(2019/07)
リフォーム・リノベーション・内装工事(大工・工務店)
⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
とても綺麗に施工して頂きました。事前に補修するシートの色合わせに来てくれ色合わせが正確だった為か、どこが破損していたかわからない程度キレイになりました。ありがとうございます。また何かあればお願いしたいと思っております。

ゼヒトモでのキッチンリフォームのプロを探す

床にこだわることで、快適で掃除しやすいキッチンに仕上げることが可能です。ダイニングやリビングとの統一感も意識すれば、より満足度を高めることができるでしょう。

  • キッチンのリフォームについて相談したい
  • まとめてリフォーム工事の見積もりをとりたい

そんな方は、ゼヒトモからリフォーム工事のプロを探してみませんか?いくつかの質問に答えるだけで、簡単にあなたにピッタリなプロが見つかります。リフォーム工事でお困りの方は、ゼヒトモお気軽にご利用ください!

キッチンリフォーム関連の最新記事

2025/05/15
キッチンに吊り戸棚を後付けしたい!費用相場やメリット・デメリット、業者の選び方など解説【2025年最新】

キッチンに収納が少ない場合、吊り戸棚を後付けすることでスペースを有効活用できます。 本記事では、キッチンに吊り戸棚を後付けする費用相場をご紹介します。後付けするメリット・デメリット、商品選びのポイントなども解説するので、 […]

2025/05/15
ステンレスキッチンのおすすめメーカーを比較!メリット・デメリットや費用相場も【2025年最新】

ステンレスキッチンへのリフォームを検討する際、気になるのは見た目だけではなく、「掃除はしやすいか」などの機能性はもちろん、シンクやワークトップ、収納などの使い勝手の良さも気になるポイントですよね。 この記事では、ステンレ […]

もっと見る

あなたのお困りごとをプロに相談してみよう

STEP 1:簡単無料依頼

2分でスマホやPCで簡単に依頼内容を入力します。

STEP 2:提案を受ける

最大5人のプロから提案を受けられます。あなたの条件に合うプロを採用してください。

STEP 3:交渉成立

プロと相談した場所・日時・値段で依頼したサービスを受ける。

この記事を書いた人

ゼヒトモ 編集部

ゼヒトモ 編集部

ゼヒトモ 編集部アカウントです。

お役立ち情報をLINEで受け取る

友だち追加

関連サービスからプロを探す