壁紙の張替え・補修
2024/10/15 2025/05/29

気軽に部屋の雰囲気を変更できる便利なアイテムとして、貼ってはがせる壁紙があります。貼ってはがせる壁紙にはさまざまな種類があり、それぞれの特徴を踏まえて選ぶことが大切です。

本記事では、貼ってはがせる壁紙のメリットとデメリットシールタイプなど種類についても解説します。また、簡単にDIYで張り替える方法も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

Point
  • 貼ってはがせる壁紙は、手軽に部屋の雰囲気を変えられるのが魅力
  • 貼ってはがせる壁紙の種類は、シールタイプ・水で貼るタイプ・のりを塗るタイプの3つ
  • 貼ってはがせる壁紙を使えば簡単にDIYできるが、壁全体にきれいに貼るにはコツが必要

貼ってはがせる壁紙の種類

貼ってはがせる壁紙の種類

貼ってはがせる壁紙には、さまざまな種類が存在しています。それぞれの特徴やメリットについて取り上げるため、壁紙選びの際の参考にしてください。

粘着剤付きタイプ(シールタイプ)

「粘着剤付きタイプ」は、接着剤や両面テープが最初からついている壁紙です。シールタイプとも呼ばれており、特別な道具を準備する必要がないため、自分で簡単に作業が進められます。

シールタイプの貼ってはがせる壁紙は、デザインが豊富な点がメリットです。気軽に貼ったりはがしたりできるため、定期的に部屋の雰囲気を変えたい方におすすめです。

水で貼るタイプ

貼ってはがせる壁紙には、水を使用して貼る商品もあります。このタイプは、壁紙の裏に乾燥のりが使用されており、水に浸して使用します。扱いやすい正方形になっているものが多いです。

シールタイプと同じく、自分でのりを準備する必要がないのがメリットとして挙げられます。微調整がしやすく、乾いた状態で壁からはがし、再び水に浸せば、もう一度使用できます。

のりを塗るタイプ

のりを塗るタイプの貼ってはがせる壁紙は、壁に貼り付ける際にでんぷん質の粉のりを使用します。道具の準備や自塗るテクニックが必要ですが、のりを水で拭き取れば、綺麗に剥がせるというメリットがあります。

広範囲に貼るなら、フリース素材の壁紙を選ぶと良いでしょう。フリース素材の壁紙は伸び縮みが少ないため、綺麗に仕上がります。

貼ってはがせる壁紙のメリット

貼ってはがせる壁紙のメリット

ここでは、貼ってはがせる壁紙のメリットを紹介します。

1. 手軽に雰囲気を変えられる

貼ってはがせる壁紙のメリットのひとつとして、雰囲気を気軽に変えられる点が挙げられます。リフォームなど、住宅の雰囲気を変える方法にはいくつかあります。しかし、施工に時間がかかる、工事面積によっては膨大な費用がかかるなど、デメリットも少なくありません。

そのとき役に立つのが、貼ってはがせる壁紙です。持ち家はもちろん、賃貸物件でも気軽に雰囲気を変えておしゃれな部屋を実現できます。

2. 柄や種類が豊富

柄や種類の豊富さも、貼ってはがせる壁紙のメリットです。商品ごとにデザインや使用されている素材が異なるため、環境ごとに適した壁紙が選択できます。たとえば、壁紙を保護する目的で貼ってはがせる壁紙を使用する場合は、防水かつ耐久性も高いビニール素材の商品がおすすめです。

また、アクセントクロスとして利用するのもよいでしょう。アクセントクロスとは、壁の一面、あるいは一部にのみ取り入れる、色や柄のある壁紙です。

一般的な壁紙の場合、簡単に貼り直しができないため、アクセントクロスを貼る際は慎重に作業を進めなければなりません。しかし、貼ってはがせる壁紙であれば、簡単に貼り直せるため、一般的な壁紙よりも気軽に取り入れられます。

貼ってはがせる壁紙のデメリット

貼ってはがせる壁紙のデメリット

賃貸で暮らしている場合、大家さんや管理会社の許可なく壁紙を変更することはできません。そんなときに便利なのが、貼ってはがせるタイプの壁紙です。しかし、貼ってはがせる壁紙を使う際には、注意しておきたい点も知っておきましょう。

ここでは、貼ってはがせる壁紙の具体的なデメリットについて解説します。

1. はがれやすい

貼ってはがせる壁紙のデメリットとして上げられるのは、はがれやすさです。

貼ってはがせる壁紙は、その名のとおりはがしやすさが特徴であり、メリットのひとつといえます。しかし、一般的な壁紙よりも、時間の経過とともに粘着力が落ちやすいのが難点です。

なお、環境によっても粘着力が弱まるスピードは変わります。たとえば、直射日光が当たる場所や、水が多く湿気がこもりがちな水回りは、貼ってはがせる壁紙の粘着力が落ちやすいです。

はがれてしまった壁紙は再利用できないため、新しく壁紙を購入する必要があります。短期間で繰り返し貼り直してしまうと、コストが高くなってしまうでしょう。

2. 貼るのが難しい

小さなスペースであればともかく、大きな壁全体に新しく壁紙を貼るのは、簡単ではありません

一気に壁紙を貼ろうとすると、シワになったり、空気が入って気泡ができてしまい、そこから壁紙が剥がれてやすくなります。また、何度も貼り直していると、壁紙の粘着力が落ちてしまうのも問題点です。

また、すでに貼ってある壁紙や、壁の素材も貼りやすさに影響を与えます。たとえば、凹凸のある壁の上に貼ってはがせる壁紙を貼ろうとしても、上手くいかないことが多いです。

3. きれいにはがせないと原状回復に影響が出る

貼ってはがせる壁紙を貼った結果、原状回復に影響が出る可能性も考慮しておきましょう。賃貸を退去する際、入居者には入居前の状態に戻す原状回復の義務があります。

そのため、退去時には、貼った壁紙を自分ではがさなければなりません。その際、綺麗に剥がれず、元の壁紙を傷つけてしまう恐れがあります。敷金が戻ってこないばかりか、不足した原状回復費用が請求される場合もあるので注意が必要です。

貼ってはがせる壁紙を使用する際は、綺麗にはがせるか、目立たない場所で使用感を確認しておきましょう。壁紙を貼るのが短期間であれば、裏にマスキングテープをつけてから使用するのもおすすめです。マスキングテープを使うと、粘着力がソフトになるため、壁紙をはがしやすくなります。

貼ってはがせる壁紙で簡単にDIYする方法

てはがせる壁紙で簡単にDIYする方法

貼ってはがせる壁紙を上手に利用すれば、DIYもできます。コツさえ押さえれば初心者でも大丈夫です。

以下では、貼ってはがせる壁紙でDIYをする方法や準備について解説するので、ぜひ参考にしてください。

用意する道具

貼ってはがせる壁紙でDIYをするにあたって、以下のものを準備しましょう。

  • 壁紙
  • ハサミやカッター
  • 掃除道具
  • マスキングテープ
  • のり(必要な場合)

ハサミやカッターは、壁紙を任意のサイズで裁断する際に使用します。カッターマットがあると、床や壁を傷つけずに壁紙のカットができるため、必要に応じて用意しましょう。

掃除道具は壁の掃除をするときに、マスキングテープは壁紙を本格的に接着する前の仮止めをする際に使用します。

DIYの手順

壁紙を貼る際の基本的な手順は、以下のとおりです。

  1. 下地の準備
  2. 壁紙のカット
  3. のりを塗る(のりつきでない壁紙の場合)
  4. 壁紙を貼る
  5. 仕上げ

まずは、下地となる壁紙の状態をチェックします。汚れや剥がれている部分はないか、全体をしっかり確認してください。

続いて、壁紙を必要なサイズにカットし、壁紙に均一にのりを塗りましょう。シールタイプや両面テープを使用している壁紙の場合は、そのまま貼りつけ工程に進みます。

壁紙を貼る際は、気泡ができないように、上から下へ、空気を押し出しながら貼りましょう。何度も失敗すると壁紙の粘着力が低下するため、作業は慎重に進めてください。

最後に、壁紙の余分な部分を切り取り、つなぎ目まできれいに整えたら完成です。

ゼヒトモでおすすめ!壁紙・クロス張り替えのプロを紹介

貼ってはがせる壁紙を使えば簡単にDIYできますが、きれいに貼るには一定の技術が必要です。壁全体に貼ろうとすると、シワになったり気泡ができたりする可能性があるので、よりきれいな仕上がりを求めるならプロの業者に依頼するようにしましょう。ここからは、おすすめの壁紙リフォーム業者を3社紹介します。

福原建築合同会社

福原建築合同会社
写真:福原建築合同会社

千葉県千葉市を拠点に、戸建てやマンションなどあらゆる建物のリフォームを手がける業者です。35年以上の業界経験を有するプロが代表を務めており、設備交換工事から古民家改修まで幅広いニーズに対応できる技術力が強みです。

壁紙(クロス)の張り替えも行っており、6畳の壁紙張り替えは74,000円〜、30坪の天井・壁一式の張り替えは60万円〜となっています。

材料や製品を問屋から直接仕入れることで余計なコストを削減しているため、比較的リーズナブルな価格で依頼できるのも嬉しいポイントです。

施工事例

壁紙の張替え・補修

戸建て住宅の壁紙張り替えで、リビング・和室・キッチン・トイレ・洗面所・寝室の施工を行いました。壁紙はお客様ご指定の品番を使用し、部屋を明るく一新しました。

Before

Before

After

After

建物形態 戸建て住宅
施工場所 住宅の各部屋
施工期間 3日間
施工費用 350.000円
地域 千葉県 印西市

<口コミ>
山田さん(2025/03)
リフォーム・リノベーション・内装工事(大工・工務店)
⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
和室フローリング工事とクローゼット風押入れ改修をお願いしましたが、日程調整はじめ施工品質・スピードに至るまで大満足です。カーテンレール取付や、帰り際に何気なく相談した玄関収納扉の開閉時のきしみ音も嫌な顔一つせずサービスで直してくださいました。お客さま目線によるCSマインドの高さは想定外、今後も何か相談したい事があれば是非お願いしたいと思います。

株式会社フルヤ・プロ

株式会社フルヤ・プロ
写真:株式会社フルヤ・プロ

内外装リフォームや原状回復工事を中心に、住宅の総合メンテナンスを請け負う業者です。家具や建具の修繕工事を得意としており、ドイツ生まれのリペア技術と特殊な補修材によって穴や傷をきれいに修復します。

壁紙の施工でも、張り替えが必要ない場合は補修で対応してくれるので、コストを抑えられるのが魅力です。約30年の実績を誇るベテランの職人が在籍しているため、壁紙の修復や張り替えでも高品質な仕上がりが期待できるでしょう。

<口コミ>
のぶさん(2023/10)
壁紙の張替え・補修
⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
今回、一階と二階の和室のクロスのリフォームをお願いしました。見積りから施工までとても親切、丁寧、誠実でした。素晴らしい仕上がりで大感謝です。

J&S HOUSE

J&S HOUSE
写真:J&S HOUSE

神奈川県横浜市に拠点を構える壁紙・クロス張り替えの専門業者です。壁紙の張り替えでは、豊富なデザイン・カラー・素材の中から、ライフスタイルやインテリアに合わせて最適な壁紙を提案してくれます。

施工は経験豊富なスタッフが担当し、細部まできれいな仕上がりを追求。リーズナブルな価格設定にもこだわっており、納得価格で高品質な施工を受けられるのが魅力です。

過去の口コミでも「壁紙選びの相談にのってくれた」「対応が迅速で施工も丁寧だった」と高評価が寄せられており、信頼性の高さが窺えます。

<口コミ>
Mさん(2025/02)
壁紙の張替え・補修
⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
何社か見積もりお願いしましたが、断トツで信頼できる業者様でした。金額、お人柄、プロ意識、柔軟性の高さ、返信の早さなど完璧でした。DIYにより私が下地を痛めまくった箇所があり、補整などご面倒な作業が多かったにも関わらず、壁紙選びや施工方法などベストなやり方で行ってくださいました。作業してくださった皆さまも素敵なお人柄でした。もちろん腕も間違いなかったです。

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