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ビルトインコンロの交換について。コンロの種類や工事費用もチェック

2022/10/31 2024/04/03
ビルトインコンロの交換について。コンロの種類や工事費用もチェック

システムキッチンと一体化したコンロであるビルトインコンロには、ガスコンロとIHヒータータイプがあり、それぞれメリット・デメリットがあります。また、ビルトインコンロを選ぶ際は、ガスの種類やコンロの幅、天板やゴトクの素材などをチェックすることが大切です。

この記事では、ビルトインコンロの交換について、コンロの種類やコンロを選ぶポイント、交換にかかる費用相場や信頼できる業者選びのポイントなどを幅広く解説します。ビルトインコンロの交換を検討している方、キッチンリフォームに興味がある方は必見です。

ビルトインコンロとは?

ビルトインコンロとは、コンロの種類の1つです。コンロには、大きく分けて以下の3つがあります。

  • カセットコンロ
  • テーブルガスコンロ
  • ビルトインコンロ

カセットコンロは、鍋を調理する際などに使う、カセットボンベをセットして炎を起こす調理器具です。電気が入らないため、テーブルや屋外など、場所を選ばず使用できます。

テーブルガスコンロは、コンロ台の上に直接置いて加熱するタイプのガスコンロです。

一方、ビルトインコンロは、システムキッチンに埋め込まれており、キッチンと一体化しているコンロを指します。

ビルトインコンロは、シンク・調理台・コンロがひと続きになっているのが特徴です。デザイン性が高いだけでなく、全体が同じ高さで掃除もしやすいなど、扱いやすさも魅力です。さらに、安全機能も豊富についています。異常な温度を検知すると自動で温度の調節や消化を行うSiセンサーをはじめ、チャイルドロックや感電停止機能など、各メーカーが工夫をこらして安全で使いやすいビルトインコンロを提供しているのです。また、最近では、天板にガラストップを使用しているものが主流となっています。価格は高いですが、強度が高く汚れを拭き取りやすいなど、さまざまなメリットがあるのが特長です。

ビルトインコンロは、さらにガスコンロとIHヒーターの2種類に分かれます。

ガスコンロ

ガスコンロタイプは、その名のとおりガスを利用して加熱するタイプのコンロです。ゴトクがあるため、天板と鍋が接触しません。そのため、トッププレートが汚れにくくキッチンのお手入れが楽になるというメリットがあります。

また、停電しても使える点や、多くの調理器具が対応していて便利な点、鍋肌全体が広範囲で高温になるため、簡単に鍋全体を加熱できるなどの点も特長です。一方、火が出るため安全に注意して料理する必要があります。最近では、前述のとおり安全センサーや便利機能が搭載されているため、安心して使いやすいです。リンナイをはじめとする、多くのメーカーがガスコンロを取り扱っています。

炒め物を一気に加熱して美味しく仕上げたい方や、火加減を目で見て確認しながら火力を調整したい方、停電時も使えるようにしたい方にはガスコンロがおすすめです。

IHヒーター

ビルトインコンロのもう1つの種類は、ガスではなく電気を利用して加熱するIHクッキングヒーターです。ゴトクがなく、フラットなガラス天板であるためキッチン掃除が楽になります。また、火が出ないため燃え移る心配もありません。ガスコンロと同様にグリルも使用できます。

一方、火が見えないため火力がわかりにくく、火加減が調整しにくいのがデメリットです。また、IHヒーターに対応していない調理器具が多く、使える器具に制限があります。

コンロの使いやすさやお手入れのしやすさを求める方には、IHヒーターがおすすめです。

ビルトインコンロを選ぶ時のポイント

ビルトインコンロを選ぶ時は、以下の5つのポイントに注目しましょう。

  • ガスの種類を確認する
  • コンロの幅を決める
  • 天板の素材を選ぶ
  • ゴトクの素材とバーナーの火力を選ぶ
  • オプションの機能を確認する

特に、ガラストップの素材はコンロの価格を左右します。また、コンロのサイズやゴトクの素材などはキッチンの使いやすさに関わる重要なポイントです。そのほか、メーカー独自のオプション機能についても確認しましょう。

①ガスの種類を確認する

現在家庭で使用されているガスは、都市ガスとプロパンガスのどちらかです。ガスの種類に対応したガスコンロを選ばないと、コンロが機能せず調理に使えないため、注意しましょう。

②コンロの幅を決める

ビルトインコンロの幅は、調理のしやすさを左右する重要なポイントです。60cmと75cmの2つのタイプがあり、火災予防条例のもと、条件に合うよう設定されています。どちらのサイズを選んでも、操作部分やバーナーのサイズ、グリルの幅などは変わりません。

60cmタイプの場合は、コンロ内のスペースが狭くなる一方、調理スペースが広くなります。75cmタイプは、反対にコンロ内のスペースが広くなる代わりに調理スペースが狭いです。また、60cmタイプのほうが価格が安くなる傾向にあります。

大量の料理を短時間で調理したい場合は、大きいお鍋が置ける75cmタイプがおすすめです。一方、食材を広々したスペースで切ったり置いたりしたい場合は、60cmタイプを選びましょう。

キッチンの使い勝手に関する条件を整理し、適切な幅のコンロを選んでください。

③天板の素材を選ぶ

IHヒーターの天板の素材は、ほとんどが液晶化ガラスです。一方、ガスコンロの天板の素材は主に以下の4種類あります。

  • ガラス
  • ガラスコート
  • ホーロー・フッ素
  • ステンレス

ビルトインコンロの価格は、天板の素材によって大きく変わります。それぞれの素材の特徴やメリット・デメリットを理解し、予算とニーズに合う素材を選択しましょう。

【ガラス】

ガラスは、耐熱性や耐久性に優れており、多くのキッチンで採用されている素材です。調理時の汚れをさっと拭き取って綺麗にでき、デザイン性や機能性が高いため人気です。カラーバリエーションも豊富ですが、その分価格も高くなります。

【ガラスコート】

ガラスコートは、ホーローをガラスでコーティングした素材です。ガラストップのお手入れのしやすさとホーローの手軽さを両立しており、耐衝撃性が高いという特徴があります。一方、ガラストップよりは性能が落ちるのがデメリットです。

【ホーロー・フッ素】

ガラスやガラスコートに比べて、非常に安価な天板です。コストを抑えたい方に向いています。ある程度の丈夫さと汚れの落としやすさを兼ね備えています。一方、ガラスに比べて耐久性が低い点は注意が必要です。また、カラー展開も少なく、機能性が高いとはいえません。

【ステンレス】

ステンレスは、キッチンのインテリア性を重視する方に非常におすすめです。最近普及し始めており、丈夫かつスタイリッシュな見た目が特徴です。

④ゴトクの素材とバーナーの火力を選ぶ

ガスコンロの場合、調理器具をキッチントップに直置きするわけではありません。調理器具はゴトクに置きます。毎日のように使う部分であり、汚れやすいためゴトクの素材もコンロ選びのポイントです。ゴトクの素材には、ステンレス製とホーロー製があります。

【ステンレス製】

ステンレス製のゴトクは、デザイン性と耐久性の高さが魅力です。一方で、変色しやすく、こまめに専用のクリーナーでお手入れをする必要があります。

【ホーロー製】

ホーロー製のゴトクはお手入れがしやすく汚れが目立ちにくいため、機能性が高いのがメリットです。また、食洗機に対応しています。しかし、経年劣化で錆びたり、塗装が剥がれてしまったりするのがデメリットです。

また、バーナーの火力や配置で選ぶことも必要です。1つのコンロには3つのバーナーがついていることが多いですが、バーナーごとに火力が異なります。火力が強いバーナーを「大バーナー」と呼び、その名のとおり高火力で熱することが可能です。一方、火力が強いため壁が傷んだり、壁に燃え移って火災が発生したりするリスクもあります。そのため、大バーナーが壁から遠い手前の2つにある配置のコンロがおすすめです。

⑤オプションの機能について確認する

そのほか、自動消火機能やグリルなど、便利なオプション機能についても確認しましょう。2008年以降に製造されたコンロには、すべて安全機能であるSiセンサーが搭載されており、異常温度を検知すると自動で消火してくれます。ほかにも、火の消し忘れや地震の発生などの緊急事態を感知した際に自動で火が消える安全機能やチャイルドロックなど、メーカーによって安全機能はさまざまです。

また、コンロだけでなくグリルの性能も重要です。水なしで使えるタイプはお手入れがしやすく、両面焼きに対応しているタイプは調理中にひっくり返す必要がありません。このようなオプション機能は、使いやすさや価格を左右する重要なポイントなので、必ず確認しましょう。

さらに、注文してから配送までの対応が早いメーカーを選ぶこともおすすめです。例えば、リンナイでは注文の翌日~5日で届けてくれます。製造元や在庫状況によっては、 平日の午前11時注文分まで当日出荷に対応してくれることもあるため、非常に便利です。

ビルトインコンロの交換費用

ビルトインコンロの交換費用は、基本的にはコンロ本体の価格と工事費用です。本体の価格は、メーカーやコンロの機能、ガラスなどのトップの資材によって変わります。工事の主な工程と費用相場は以下のとおりです。

ガス栓、ガス管の撤去2.5万円
ガスコンロの撤去1.5万円
キッチンと分電盤の配線5万円
コンロの設置2万円

これらをトータルして、10万円程度が工事にかかる目安の費用です。

ただし、ビルトインコンロはシステムキッチンに組み込まれています。そのため、オーブンや収納庫などほかの調理用機能が取り付けられている場合は、そちらも合わせて交換することが必要です。

IHクッキングヒーターへの交換の場合

ビルトインタイプのIHクッキングヒーターの本体価格は、本体のスペックにもよりますが6万〜30万円程度が相場です。ガスコンロより本体価格が高くなる傾向があります。

また、両面焼きに対応しているグリルや、調理の際に火加減を自動でコントロールしてくれる便利な火力調整機能、キッチンの安全を守るセーフティー機能が搭載されているものなどは、その分価格が高いです。

ガスコンロへの交換の場合

ビルトインガスコンロの本体価格は、IHヒーターと同様にコンロのモデルによりますが5万〜20万円程度が相場です。また、交換工事にかかる費用相場は以下のとおりです。

コンロのみ交換約2万円
コンロとオーブンを交換約4万円
コンロとオーブン・収納庫を交換約4万円
コンロを交換し、オーブンを取り外して収納庫を設置約4万円

なお、安心安全に料理できる機能に対応している便利なモデルや、調理時の汚れが簡単に落とせて丈夫なガラストップの場合は、その分費用が高くなります。

参考までに、リンナイのビルトインガスコンロの工事費込み価格の目安をご紹介します。

ベーシックグレード(マイトーン)約5万〜12万円
ミドルグレード(リッセ)約10万〜14万円
ハイグレード(デリシア)約16万〜23万円

コンロの交換は自分で出来る?

コンロの交換をDIYで行えるか否かは、コンロの種類によって異なります。テーブルタイプの据え置き型コンロの交換の場合、特別な資格なく設置できます。そのため、DIYで費用を抑えて設置することも可能です。ただし、交換の手順はガスコンロの種類によって異なります。また、ガスが関わるため安全上のリスクもあります。作業に戸惑って時間がかかる可能性もあるため、不安な方は、業者に依頼するのが安全かつ確実です。

ビルトインガスコンロの場合は、ガス管につなぐ作業に資格が必要です。法律で有資格者が行うと定められており、DIYでは設置できません。価格を抑えたい場合は、メーカーから標準モデルを自分で購入し、設置作業のみを業者に依頼しましょう。その際は、ガスの種類やキッチンのサイズ、搭載されている機能などを必ず確認してください。

業者選びのポイント

ビルトインコンロの交換は、業者に依頼することがおすすめです。信頼できる業者に依頼するためには、以下のポイントに注目しましょう。

  • 依頼前に相見積もりを取る
  • 資格を持っている業者に頼む

特に、ガスコンロの交換には資格が必要である点は注意が必要です。一定の資格を持ち、誠実に対応してくれる業者を選びましょう。

依頼前に相見積もりを取る

業者に依頼する前に、必ず複数社に見積もりを出してもらいましょう。見積もりは無料で対応してくれることがほとんどです。複数社に対して相見積もりを取ることで、ビルトインコンロの交換にかかる費用相場が理解できたり、業者同士で競争が発生するため価格を下げて交渉できたりします。人気メーカーのコンロを安く設置できる可能性もあるため、必ず相見積もりを取りましょう。

また、見積もり費用は設置費用込みの値段なのか、追加費用が発生する可能性はあるかなども事前に確認することで、安心して工事を依頼できます。工事後の保証期間やアフターフォローについても確認したうえで依頼すると安全です。

資格を持っている業者に頼む

ビルトインガスコンロの交換は、ガス機器に関する作業を伴います。そのため、資格のない人には取り付け作業ができません。具体的には、「ガス消費機器設置工事監督者」と「ガス可とう管接続工事監督者」の資格が必須です。ほかにも、「ガス機器設置スペシャリスト」という資格を持っている業者なら、安心して依頼できます。業者に依頼する際は、所定の資格を持っているかどうかを必ず確認しましょう。

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今回は、ビルトインコンロの交換について、コンロの種類とビルトインコンロの選び方、交換にかかる費用相場や業者の選び方などを解説しました。ビルトインコンロの交換は有資格者が行う必要があります。キッチンリフォームは、信頼できる業者に依頼しましょう。

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