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インナーバルコニーのメリットとは?後悔しないリフォームのポイント

2022/10/27 2024/04/04
インナーバルコニーのメリットとは?後悔しないリフォームのポイント

インナーバルコニーは、屋根が付いているバルコニーのことです。天気を気にすることなく、バーベキューを楽しんだり洗濯物を干したりなど、幅広い使い方ができます。

今回は、インナーバルコニーのメリットについてご紹介!リフォームにかかる費用の目安にも触れています。ぜひチェックしてみてください。

この記事を監修したプロ
福本 圭子 さん

株式会社ディセノ

インナーバルコニーとは?

インナーバルコニーは、建物内に作られた屋根付きのバルコニーのことです。一般的なベランダは間取りの外側に張り出す構造ですが、インナーバルコニーは建物の内側に引っ込んでいます。また奥行きがあるので、天候の影響を受けない便利な空間です。

たとえば、雨の日でも雨に濡れることなく洗濯物を干せたり、アウトドアリビングとして屋外で食事を楽しめたりできます。また、2階以上に作られるので建物に立体感が出て、外観をおしゃれに見せてくれるのも魅力です。

インナーバルコニーのメリット

自宅にインナーバルコニーを設置することで、多くのメリットを得られます。インナーバルコニーの取り付けに迷う方は参考にしましょう。

開放的な空間

インナーバルコニーを設置することで、開放的な空間を楽しめるメリットがあります。屋根のある空間なので、リラックスした時間を過ごせます。天気の良い日は本を読んだりヨガをしたりなど、プライベートな空間で趣味を楽しめるのも魅力です。

庭と比べると天気の影響を受けにくいので、植物を育てやすいといったメリットもあります。自宅でガーデニングを楽しみたい方にもインナーバルコニーは最適です。また、インナーバルコニーは風通しがよく自然に換気ができます。日常的に新鮮な空気を室内に取り込めるのもうれしいポイントです。

屋根付きである

一般的なバルコニーと異なり、インナーバルコニーは屋根が付いているのも人気の理由です。インナーバルコニーを物干しスペースにすれば、天気を気にせずに洗濯物を干せます。たとえ急に雨が降っても洗濯物が濡れにくいので、洗い直す必要もありません。

また、天気が良い日は紫外線が気になる方も多いでしょう。インナーバルコニーは建物の内側に引っ込んでいる構造なので、直接日光が当たる心配がありません。紫外線の影響を気にせず好きなことをできるのは、インナーバルコニーを取り付けるメリットです。

子供がいる家庭であれば、自然の光や風を直接感じながらインナーバルコニーで遊べます。リビングから子供の様子を確認しながら、家事ができるので安心です。

リビングとの相性がいい

インナーバルコニーは、リビングの延長として使えるところもメリットです。リビングに大きな窓を設置し、その空間を拡張するようにインナーバルコニーを作れば開放感のあるおしゃれなスペースが完成します。インナーバルコニーに椅子とテーブルを置けば、自然を感じながら屋外で食事を楽しめます。

風通しが良く臭いもこもらないので、友人を呼んでバーベキューをするスペースにもぴったりです。リビングと隣接したインナーバルコニーであれば、料理や飲み物を運びやすいといったメリットもあります。多くの活用方法があるので、インナーバルコニーを設置するときはリビングの位置も考慮しましょう。

インナーバルコニーのデメリット

多くのメリットがあるインナーバルコニーですが、考慮すべきデメリットもあります。特に新築でリフォームを検討する場合は、設置場所を間違えると住みづらくなることがあるので注意しましょう。

固定資産税や設置費用がかかる

一般的なベランダやテラスの場合、建物の外側に作られるので住宅の延べ床面積に含まれません。ただし、屋根付きのインナーバルコニーは建物の一部として扱われます。延べ床面積の条件に当てはまるので、固定資産税が発生するのです。

また、インナーバルコニーの設置費用は、一般的なバルコニーの工事に比べるとコストがかかるのも考慮したいポイントです。特に見た目がおしゃれなウッドデッキを施工した場合は、定期的なメンテナンスが欠かせません。設置費用に加えて、塗装の塗り直しや痛みの修繕などのメンテナンス費用がかかることを考慮する必要があります。

日光が入りにくい

インナーバルコニーは、設計プランを考える段階から間取りを考慮して設置場所を決めないと、日光が入りづらくなることがあります。特にインナーバルコニーは屋根があるので、太陽が遮られて隣接する部屋が暗くなることがあるのです。部屋の中が暗くなると、昼間でも電気をつけないといけなくなり、余計な電気代がかかることもあります。

また、日光が当たらない部屋は、朝日を浴びにくいため生活リズムが崩れやすいです。生活リズムが崩れるとストレスも蓄積されやすくなり、心身ともに悪影響が出やすくなるかもしれません。このような影響が出ないように、インナーバルコニーの設置時は採光できる間取りになるように検討する必要があります。

インナーバルコニーのリフォーム費用

インナーバルコニーのリフォームには、次の費用がかかります。

  • 後付け費用
  • 窓の設置費用
  • サンルームの設置費用
  • ウッドデッキの設置費用

インナーバルコニーの広さや立地でリフォーム費用は変わりますが、費用相場は20万〜50万円です。たとえば、既存バルコニーに隣接する部屋を繋げて面積を増設し、屋根の補修をする場合、リフォーム費用は25万〜30万円になります。

既存バルコニーに屋根を付ける場合、40万〜50万円が費用相場です。どのような工事内容になるかで費用は変わるので、詳しく知りたい場合はリフォーム業者に見積もりを依頼するのがおすすめです。

後悔しがちなポイントと注意点

インナーバルコニーは施工費用が高いので、失敗したくないと考える方も多いでしょう。そこで、後悔しがちなポイントと注意点をまとめました。リフォーム業者に依頼する前に、確認しておいてください。

プライバシーを確保する

近隣の家や道路が近い場所に住宅がある場合は、周囲の視線が気になることも多いです。このような状態では、インナーバルコニーで快適に過ごせなくなるのでプライベートな時間を楽しめません。周囲の視線が気になり、プライバシーな空間を確保できない場合は目隠しで対処しましょう。

主な対処法は、次のとおりです。

  • 手すり壁を高めに付ける
  • 格子を取り付ける
  • ラティスを設置する
  • 目隠しフェンスを取り付ける

外からの視線を遮ることができますが、中からの視界を妨げることはありません。風通しや採光にも悪影響はないので、設置段階で対処することが大切です。目隠しの対策を怠ると、シェードなどで対応することになります。周辺環境を考慮して必要に応じて対処しましょう。

目的に合わせて設置する

インナーバルコニーを設置する際は、目的に合わせた導線を考慮するようにしましょう。たとえば、インナーバルコニーで食事したりバーベキューを頻繁にしたりする場合は、キッチンからの導線を考慮すると食べ物や飲み物を運びやすいです。

インナーバルコニーで洗濯物を干すなら、洗濯機から洗濯物を運びやすかったり、服を片付ける部屋から近かったりする場所に設置すると動きやすくなります。導線を少し工夫するだけで生活のしやすさが大きく変わるので、インナーバルコニーを設置するときは十分に検討しましょう。

インナーバルコニー用のものの収納場所を用意する

インナーバルコニーに椅子やテーブル、ソファーを置けば、食事をしたり本を読んだりなどゆったりした時間を過ごせます。また、物干し竿を置いて洗濯物を干す方もいるはずです。しかし、家具や物干し材を出しっ放しにするのはやめましょう。台風などの悪天候時に家具や物干し竿を出しっ放しにすると、屋外に飛ばされてしまうことがあるためです。

自宅だけでなく、周囲に被害を出してしまう恐れもあるので使わないときは保管しましょう。インナーバルコニーに収納庫を設置したり、室内に収納する場所を設けたりするのがおすすめです。室内に収納場所を確保するときは、家具や物干し竿を出し入れしやすいよう、導線を配慮する必要があります。

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幅広い用途で使うことができるインナーバルコニー。リフォームで取り入れてみてはいかがでしょうか。

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監修したプロのコメント

リフォームでインナーバルコニーを作る場合は、屋根がある空間なので延床面積に入りますので、リフォーム前の延床面積の確認を必ず行ってください。稀に、リフォーム中に近隣住民から「建築基準法に反している」と、役所に通報されることもあるので、施工業者としっかりと計画するようにしましょう。

インナーバルコニーを第二のリビングとして、朝食やお茶を飲んだり、ガーデンファニチャーが活躍できる場所です。折りたたみ可能なダイニングセットを置いたりするのもおすすめです。

ガーデンファニチャーなどは、外部用のおしゃれな張地を使うことで、よりおしゃれに仕上げることができます。

小物として、太陽光充電できるLEDランタンや照明などもあり、これらは電源要らずで簡単におしゃれ度をアップでき、夜でもインナーバルコニーを快適に使うことができます。

また、プライバシーの観点において、外からの目線を遮りたいのであれば、スクリーンやルーバーも充実しています。

この記事を監修したプロ
福本 圭子 さん

株式会社ディセノ

インテリアデザイン歴18年、現場管理歴12年、2級建築士・2級施工管理技士の資格を持つ。 打ち合わせからデザイン、設計施工、お引き渡し後のアフターまで手掛けている。住まいの在り方から賢い家事動線、使える収納、最新機器のキッチンやユニットバス、何よりトレンドカラーを取り入れたインテリアデザインを得意とし、カーテンや家具もトータルでご提案可能。 多摩美術大学造形学部建築学科卒業後、建築金物メーカーでのに勤務経験あり。インテリアデザイン事務所にてインテリアの知識やデザイン、プランニングを習得。

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この記事を書いた人

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