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部分リフォームとは?事例や費用相場を紹介

2023/01/01 2024/03/27
部分リフォームとは?事例や費用相場を紹介

マンションや戸建て住宅など、住まいを部分的にリフォームする部分リフォームは、費用や工期を抑えて手軽に行えます。住宅を、ピンポイントに改修したい方におすすめです。部分リフォームは、工事内容や工事目的によって費用が大きく異なります。

今回は、部分リフォームの事例と工事内容ごとの費用相場をご紹介します。リノベーションによって快適な住まいを実現したい方は、ぜひ参考にしてください。

部分リフォームとは?

部分リフォームとは、文字どおり家を部分的にリフォームすることです。対義語はフルリフォームであり、これは家をすべてリフォームする大規模な工事のことを指します。

たとえば、リビングの床や壁を新しいものに交換したい、キッチンを最新設備にリフォームして快適に使えるようにしたい、といった方には、部分リフォームがおすすめです。

とくに、浴室・洗面所・トイレ・キッチンなどの水回りは、経年劣化が目立つため、部分リフォームが必要になるケースが多くみられます。

フルリフォームを検討した方がいいケースとは

部分リフォームは、家のなかで改良したい部分をピンポイントに工事ができますが、場合によっては住宅全体のフルリフォームを検討した方がいいこともあります。

以下のようなケースでは、フルリフォームを検討しましょう。

  • 住まい全体の機能を改善したい場合
  • デザインを統一したい場合

戸建て住宅の耐震・耐火性能を高める工事のように、住まい全体の機能を改善したい場合は、施工範囲が広くなります。そのため、フルリフォームが適しています。しかし、部分リフォームで対応できることもあるため、施工業者に相談してみましょう。

たとえば、耐震補強リフォームや耐火性能を持つ壁紙に張り替える、といった工事を行うことで、耐震・耐火性能を高められます。

また、建物全体のデザインを統一したい場合は、フルリフォームがおすすめです。部分リフォームでは、部屋ごとにデザインがばらばらになりがちです。全体を一括でリフォームする方が、デザインを統一しやすく、理想的な住まいを実現できるでしょう。

予算に余裕があり、おしゃれな住宅づくりにこだわりたい場合は、フルリフォームを検討してみてください。

部分リフォームのおすすめポイント

部分リフォームには、以下のようなメリットがあります。

  • 費用を抑えられる
  • 工期が短い
  • 仮住まいの手配が不要な場合もある

住宅の改修にかかる費用や期間を抑えたい方は、部分リフォームを検討してみてください。

ここでは、部分リフォームのおすすめポイントを解説します。

費用を抑えられる

部分リフォームは、フルリフォームに比べて費用を大幅に抑えられるというメリットがあります。フルリフォームは住まい全体を施工するため、どうしても高額な費用がかかってしまいがちです。

一方、部分リフォームは床や壁のみの工事であったり、設備の交換のみであったりと工事範囲が狭いため、材料や手間を抑えられ低コストで住まいをリフォームできます。

工期が短い

部分リフォームは、内容によりますが、工事にかかる期間が短いのもメリットです。フルリフォームの場合は、プランニングに1〜2か月、工事には2〜3か月ほどと、トータルで半年近く必要な場合があります。

一方、部分リフォームは工事範囲が狭く、たとえばトイレや洗面台の改修のみなら、1週間以内で完了することも多いです。工期を抑えて必要な場所だけを施工できるのは、部分リフォームならではのメリットといえます。

仮住まいの手配が不要な場合もある

部分リフォームなら、仮住まいの手配が不要な場合もあります。フルリフォームの場合は、工事期間中に住むための仮住まいを手配しなければならず、その分の家賃や引越し準備が必要です。しかし、数日程度で終わる部分リフォームなら、住みながらリフォームできます。

ただし、住宅に住みながら部分リフォームを進めるために、工期が長くなる場合もあります。また、キッチンや浴室といった水回りが使えなくなる工事の場合は、仮住まいの手配が必要なこともあるため注意が必要です。

気分転換にもなるため、リフォーム中はホテルの利用を検討してみてもいいでしょう。

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部分リフォームにかかる費用

ここでは、部分リフォームにかかる費用をご紹介します。水回り、内装、外装のリフォームにかかる費用相場について解説するため、ぜひ参考にしてください。

水回りの部分リフォーム相場

水回りの部分リフォームにかかる費用相場をまとめると、以下のとおりです。

洗面所7~25万円
トイレ25〜40万円
浴室80〜100万円
キッチン40〜100万円

以下では、洗面所・トイレ・浴室・キッチンのリフォームにかかる一般的な費用についてご紹介します。水回りをリフォームすることで、快適な住まいを実現できます。

洗面所のリフォーム費用

洗面所の一般的なリフォーム内容としては、洗面台のみの交換と、洗面所全体をリフォームする工事が挙げられます。

洗面台の交換にかかる費用は、使用する洗面台のグレードにもよりますが、約3〜30万円ほどが相場です。これには、既存の洗面台の撤去費用も含まれます。

洗面所全体をリフォームする場合は、約20〜50万円かかります。洗面所全体のリフォームにおいては、壁紙や床材の張り替えや内装工事、新たな収納の設置の有無などが、費用を左右するポイントです。

また、暖房やタオルウォーマーなどの便利な設備をつける場合は、さらに費用が高くなります。

トイレのリフォーム費用

トイレの一般的なリフォーム内容としては、便器のみの交換と、トイレ全体をリフォームする工事が挙げられます。

便器の交換にかかる費用相場は、約10〜25万円です。以前は便器を交換するために、床を解体して配管工事を行う必要がありましたが、最近では床を解体せずに交換できるケースも多くみられます。

トイレ全体をリフォームする場合の費用相場は、約25〜50万円です。トイレは面積が狭いため、壁紙や床といった内装工事にかかる費用というよりは、トイレのグレードで費用が大きく異なります。

浴室のリフォーム費用

浴室のリフォームにかかる費用相場は、約100〜200万円です。浴室リフォームは、ユニットバスか在来工法かで費用が異なります。

ユニットバスは、工場で床や壁などのパーツを作り、現場で組み立てて完成させるものです。一方、在来工法では、床の防水工事を行った後に、浴室を作っていきます。最近では、簡単に取り付けられるユニットバスが一般的です。

既存のユニットバスを解体して新しいユニットバスに交換する工事の場合は、約50〜140万円ほどかかります。在来工法の浴室からユニットバスに交換する方法の場合は、約65〜150万円と、少々費用がかかる場合が多いです。

そのほか、浴室のグレードやオプションなど、工事内容によって費用が変わります。

キッチンのリフォーム費用

キッチンのリフォーム内容としては、キッチンのみの交換と、内装も交換するリフォーム工事が挙げられます。キッチンのみの交換にかかる費用相場は約50〜120万円、キッチンの内装も交換する場合は約100〜150万円です。

キッチンのなかでも人気のタイプが、コンロや天板、引き出しなどがひと続きになったシステムキッチンです。システムキッチンのグレードによって、リフォームにかかる費用は大きく変化します。

また、最近ではキッチン・リビング・ダイニングがひと続きとなった間取りが一般的なため、キッチンのリフォームというと、LDK全体のリフォームになる場合が多いです。

内装の部分リフォーム相場

内装の部分リフォームにかかる費用相場は、工事内容や修繕範囲によって大きく異なります。代表的なリフォーム内容と、それにかかる費用をまとめると以下のとおりです。

壁紙(10平方メートルあたり)1〜2万円
フローリング(6畳あたり)7〜9万円
畳(1枚あたり)5,000〜8,000円

床暖房のような設備を導入する場合、グレードの高い壁紙・床材に交換する場合、間取りを変更する場合は、さらに費用が高くなります。

外装の部分リフォーム相場

戸建て住宅の場合、外装の部分リフォームにもさまざまな選択肢があります。リフォーム内容ごとの費用相場をまとめると、以下のとおりです。

外壁塗装65〜80万円
屋根塗装40〜50万円
玄関30〜40万円
エクステリア60〜90万円
ガレージ50〜100万円
バルコニー30〜40万円

外装リフォームの工事費用には、足場の運搬・組立・解体にかかる費用も含まれます。そのため、足場が必要な工事はまとめて行うのがおすすめです。

目的別のリフォーム相場

最後に、以下のようなリフォームにかかる費用相場を、工事内容ごとにご紹介します。

  • 省エネリフォーム
  • 耐震リフォーム
  • バリアフリーリフォーム
  • 防音リフォーム

省エネリフォームの費用相場

省エネリフォームとは、断熱性能を向上させて、家の快適さをアップさせる工事です。

省エネリフォームにかかる費用相場を、工事内容ごとにまとめると以下のようになります。

断熱・気密リフォーム約90万円〜
壁に省エネ塗料・断熱塗料を使用約50万円〜
太陽熱温水器の導入約15万円〜
高効率給湯器に交換約25万円〜
節水トイレに交換約16万円〜
内窓設置約3万円〜
太陽光発電設置(1キロワットあたり)約28万円〜

すべての工事を行うと、200〜300万円ほど必要です。

耐震リフォームの費用相場

耐震リフォームとは、建物の基礎や柱、壁を補強することで、住宅の耐震性をアップさせる工事です。耐震リフォームではリフォームしたい箇所を自由に決めるというよりは、多くの場合、専門家が耐震診断を行い、問題点に合わせて工事内容を決めます。

耐震診断約12〜25万円
耐震工事約25〜200万円

耐震リフォームにかかる費用は、一戸建ての築年数により変化します。

バリアフリーリフォームの費用相場

バリアフリーリフォームは、高齢の方や体の不自由な方が過ごしやすい住まいにするための工事です。バリアフリーリフォームにかかる費用相場を、工事内容ごとにまとめると以下のようになります。

手すりの設置約0.5〜5万円
トイレの拡張約15〜30万円
ドアを引き戸に変更約30〜50万円
玄関や土間をフラットに変更約20〜30万円

バリアフリーリフォームの際は、条件を満たせば補助金や減税制度を利用できます。介護のプロであるケアマネジャーに相談し、施工を検討してみてください。

防音リフォームの費用相場

防音リフォームは、外からの音を遮断したり、部屋から音が漏れるのを防いだりするためのリフォームです。防音リフォームにかかる費用相場を、工事内容ごとにまとめると以下のようになります。

壁を二重にする(6畳あたり)約18万円〜
床を二重にする(6畳あたり)約20万円〜
防音扉を設置約10万円〜
防音室(0.8畳)の設置約50万円〜

防音性能を高めるほど、費用も高くなります。部屋で楽器を演奏したい場合は、防音性能が高い防音室の設置がおすすめです。

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マンションや戸建て住宅など、住まいをピンポイントにリフォームする「部分リフォーム」は、費用や工期を抑えて手軽に行えます。部分リフォームは、工事内容や工事目的によって費用が大きく異なるため、よく検討しながら進めていきましょう。

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