【タイプ別】カーポート価格と設置費用とは？確認ポイントやおすすめメーカーも

カーポートは、屋根と柱で構成された簡易的な車庫です。カーポートの設置を検討する中で、設置にどのくらいの費用がかかるのか気になる方もいるでしょう。

そこで今回は、カーポートの本体価格や設置の費用相場を紹介します。おすすめの主要メーカーも紹介するので、商品選びに迷う方は参考にしてください。

カーポートとは

カーポートは、屋根と柱で作られた簡易的な車庫を指します。車を駐車する点では、ガレージと同じです。

屋根が取り付けられているため、雨の日でも濡れることなく車や自転車を保管できます。また、屋根で紫外線を遮るので車体の色あせも防げるのです。カーポートはさまざまな種類があり、サイズや素材、デザインによって値段も異なります。

本体だけじゃない！1台用カーポート設置にかかる総費用の内訳とは

カーポートの設置には、本体の購入価格に加えて工事費がかかります。ここでは、1台のカーポートを設置する際にかかる費用を確認しましょう。

カーポート本体価格

1台分のカーポート本体価格は、10万〜30万円程度です。デザイン性や機能性、収容台数によって本体価格は大きく変わります。また、収納台数は増えれば増えるほどコストがかかります。費用を抑えたいなら、見た目や強度など何を重視するか決めたうえでカーポート本体を選ぶことが大切です。

標準工事費

カーポートを設置するには、屋根を支える支柱を設置しなければいけません。標準工事と呼ばれるもので、穴開け工事や基礎工事、カーポートの組み立て作業が含まれます。1台のカーポート設置であれば、標準工事費は4万円程度が相場です。

土間コンクリート打設

カーポートを設置するにあたって床を土間コンクリートにしたい場合は、土間コンクリート打設作業をおこなう必要があります。土間コンクリート打設にかかる費用相場は、1平方メートルあたり1万〜2万円程度です。駐車場スペースを広くするほど費用がかかります。

残土処理

カーポートを設置する場合、支柱を立てる必要があります。支柱を設置するには、地面を掘り起こさなければいけません。これは残土処理作業のことで、1立方メートルあたり5,000円程度かかります。ただし、地面を掘り起こす土の量で残土処理作業にかかる費用が変わるので注意しましょう。

［買い替えの場合は］カーポート撤去費用

カーポートを新しく買い替える場合は、既存のカーポートを撤去する必要があります。たとえば、設置してから20年以上経過していたり本体に激しい劣化が見られたりする場合は、カーポート交換を検討するタイミングです。既存カーポートのサイズにもよりますが、撤去費用は3万円程度かかります。

［その他にも］カーポート加工費や特別工事費など

車の種類や設置場所によっては、加工費や特別工事費などオプション費用がかかることがあります。たとえば、車の高さに合わせてカーポートを支える支柱の高さを変えたり、障害物に応じて屋根の長さを加工したりする場合です。状況に合わせて自由にカスタマイズできますが、その分費用はかかります。

【台数・タイプ別】カーポートの費用相場

カーポートの設置は、駐車する台数やタイプで費用が変わります。ここからは、台数やタイプ別のカーポートの費用相場を確認していきましょう。

カーポートの価格と相場表

カーポートの価格は、台数とタイプによって金額が大きく変わります。ここでは、台数とタイプ別のカーポート価格を確認していきましょう。

【台数別カーポート】

【タイプ別カーポート】

台数以上に価格に影響を及ぼすのは、カーポートのタイプです。次の段落では、タイプ別の特徴を確認していきましょう。

［タイプ①］コストを抑えたい（低価格クラス）

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カーポートの本体価格を抑えたいのであれば、エントリータイプがおすすめです。メーカーでもっとも安いカーポートのことで、本体購入費用を安く抑えられます。強度は劣りますが、台風や雪の影響を受けない地域であれば問題ありません。

［タイプ②］頑丈なガレージにしたい方（台風積雪対応クラス）

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台風や雪の影響を受けやすい地域に住んでおり、頑丈なガレージにしたい場合には、台風積雪対応タイプがおすすめです。メーカーでもっとも強度のあるカーポートであるため、安心して設置できます。ただ強度が高い分、おしゃれさには欠けます。

［タイプ③］高価格でもおしゃれにこだわりを（デザイン重視クラス）

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おしゃれなカーポートを設置したい場合は、デザイン重視タイプがよいでしょう。デザイン性が高いカーポートであるため、外観にこだわれます。ただし、おしゃれを追求したカーポートなので、エントリータイプより高額になることが多いです。

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人気のおすすめ主要メーカー3選

カーポートは、さまざまなメーカーから販売されています。それぞれ特徴が異なるので、どのような基準で選べばいいか悩む方もいるでしょう。ここでは、人気メーカー3社を紹介します。

国内最大手メーカー「LIXIL」

LIXIL（リクシル）は、TOEX・トステム・新日軽が合併した国内最大大手のメーカーです。それぞれの商品はもちろんのこと、LIXILのオリジナルアイテムも販売されています。LIXILのカーポートは優れた耐衝撃性を誇る屋根材を使用しており、積雪にも30cmまで対応しているのも特徴です。

公式サイト：LIXIL

スタイリッシュなデザインが人気の「三協アルミ」

三協アルミは、玄関ドア・窓・インテリア建材・フェンス・カーポートなどを提供する総合建材メーカーです。デザイン性が高いカーポートを購入したいなら、三協アルミが適しています。耐積雪量や耐風圧強度の高い商品も多いため、寒冷地や風雨にさらされることが多い地域でも効果を発揮してくれます。

公式サイト：三協アルミ

細部へのこだわりで評価されている「YKK AP」

YKK APは、ファスナーやサッシで知名度を誇るメーカーです。ほかにも、窓やシャッターなどのリフォームも手がけています。YKK APではカーポートも販売しており、細部にまでこだわった商品が多く販売されています。リーズナブルなものも多いので、費用を抑えてカーポートを購入したい方におすすめです。

公式サイト：YKK AP

購入前にあらためて確認すべきポイントとは

カーポートは、安いものから高いものまで豊富な種類で展開されています。商品選びで失敗したくないのであれば、購入前に確認しておきたいポイントがあります。それぞれのポイントを確認していきましょう。

敷地や車のサイズ

同じ台数やデザインでも、メーカーによってサイズが変わることもあります。カーポートを購入する前には、駐車スペースの敷地寸法を計測しておきましょう。初心者では正しく計測できないこともあるので、可能であればプロに依頼するのがおすすめです。

設置予定地の環境や耐久性など

カーポートの土台をしっかり施工しないと、境界ブロックが倒壊したり外壁に傷がついたりすることがあります。場合によっては、カーポートの破損につながるので設置予定地の周辺環境は事前に確認しておきましょう。また、雨を流れやすくするために、屋根勾配にも考慮が必要です。屋根勾配でカーポートの耐久性も変わるので、注意しましょう。

住んでいる地域に合ったタイプを

カーポートは、耐積雪量と耐風圧強度が設けられています。耐積雪量は積雪、耐風圧強度は風に耐えられる強度を示すものです。住んでいる地域の環境にあったカーポートを選ばないと、雪や風、自然災害で倒壊する危険性も高まります。自分で判断するのが難しい場合は、リフォーム業者に相談するのがおすすめです。

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カーポートは屋根と柱で構成された車庫なので、ガレージより簡単に設置できます。ただ、カーポートの値段はサイズや台数、機能性によって大きく変わるため、予算に応じて選ぶことが大切です。

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