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玄関ドアの増築では何をする?業者の施工費用や注意点まとめ
中古の一戸建てや中古マンションなど、年数の経過した建物の玄関付近の使い勝手が悪いと感じた際の選択肢に「ドアの増築」が挙げられます。
毎日使うドアを増築により一新することで手狭だった玄関周りが広くなり、設備を増やせるようにもなりますが、リフォームにかかる費用や施工期間の目安がイメージできないと外部への依頼も難しくなります。
本記事では、玄関ドアを増築するうえで解消しておきたい、増築による効果や費用、工事期間などの基礎知識や悩みについて徹底解説します。
また、玄関ドアの増築によるリノベーション際の注意点を、業者の選び方とあわせて紹介します。玄関ドアの増築により理想的かつおしゃれなライフスタイルを構築したい方は参考情報として確認しておいてください。
玄関ドアを増築するとどうなる?
玄関ドアの増築は玄関を広くし、玄関の設備を増やし、現在の状況における不安を全て撤去する目的で行います。また、用途に応じて玄関の使い分けにおけるケースが増えるのも、増築による効果です。
ここからは、玄関ドアの増築により期待できる具体的な効果について詳しく解説します。
玄関が広くなる
玄関の増築による変更で得られる主なメリットの一つは、玄関内に通り道が増えるため開放的な間取り・雰囲気を作り出すことができる点です。広々とした玄関エリアは風通しもよく、訪れる人々に暖かい歓迎の気持ちを伝え、出入りの際の快適さを変化させます。
さらに、玄関スペースが広がることで、家族や訪問者が荷物を置くための余裕が生まれたり、車椅子やベビーカーが通りやすくなったりと、利便性が向上します。
このように、玄関の拡張は、実用性と歓迎感の両方を高めることに寄与します。
玄関の設備を増やせる
玄関を増築し、スペースを広げることで、様々な設備の追加や改善が可能になります。例えば、広がった玄関エリアには、靴や傘などを出し入れする玄関収納スペースや下駄箱、アクセントになるエクステリア(外構)用のスペースを設けることができます。
また、開放感のある広いスペースを利用して、応接エリアや待合スペースを作ることも可能です。ゴルフバッグやスポーツ用品などを置いて、デッドスペースを0にするといったこだわりも反映できます。
来客用のスペースを設けたい場合、来客時にわかりやすいようなドアを新たに設置するのもおすすめです。
さらに、玄関の広さを活かして、安心面につながる防犯カメラやセンサーライト、タッチだけで解錠できるピッキング対策のスマートキーやサムターンなどの開錠における防犯対策設備を設置することで、安全性を高めることができます。
そして、広くなった玄関は、家族や訪問者にとって快適な出入り口となります。これらの追加や改善を通じて、より快適で機能的な空間を実現できる可能性が高まるでしょう。
用途に応じて玄関を使い分けられる
玄関ドアを増築することで、用途に応じた玄関の使い分けが可能です。特に二世帯住宅においては、2つの玄関を設けることで、住宅を完全に分離し、各世帯が独立した玄関を持てるようになります。
また、家族用とお客様用の玄関を別に設ける工夫により、家族と訪問者が別々の出入り口を利用することができ、プライバシーを保ちながら便利に利用できます。
さらに、ドアに複数の錠を取り付けることで、防犯性を高めることも可能です。これらの措置を通じて、家族構成や住宅の形態に合わせた便利で安全な玄関環境を実現することができます。
また、ドア本体の断熱性向上につながる断熱リフォームや冷気を室内に入れないような気密性をアップさせるリフォームなど、機能性を重視した玄関を作り出すことも可能です。
玄関ドアの増築にかかる費用相場と工事期間
玄関ドアの増築に伴うリフォーム費用は、多くの要素によって左右されます。通常、玄関ドアの交換リフォームには約30万円から60万円程度かかると一般的に見積もられています。40万円から45万円台の範囲で設定される場合もあるようです。
上記の費用相場とは別に、10万円・15万円・20万円・25万円と安めに実施できる場合もあれば、壁面収納や収納量の増加、ドア枠の追加など大がかりな工事のパターンだと、玄関部分だけで大幅に価格が高騰し、100万円単位の高額な費用がかかることも。
しかし、実際の費用は、増築の規模やリフォーム工事の充実度、使用されるドアの素材やガラスの有無、機能性やグレードなどによって変動する可能性があるでしょう。特に、玄関ドアを2つに分ける場合には、さらに追加費用が発生することが考えられます。
ちなみに業者によっては、1万円・5万円・7万円など、格安の価格を掲示している場合がありますが、これは悪徳業者である可能性が高いのが理由です。
なお、玄関扉の増築工事に要する期間も、費用と同様に実施される工事のタイプや規模によって変動します。通常1日から2週間ほどで終わる工事もあれば、土間部分・外壁の工事やタイル、クロス(壁紙)の取替などが伴うことが多く、そのような場合には工期が1ヶ月以上を要することもあります。
しかし、工事の期間はプロジェクトごとに異なるため、実際の工期を知るには施工業者と相談し、特定の施工内容に基づいた詳細な見積もりを取得することが必要です。これにより、計画的に工事を進めることが可能になります。
玄関ドアの増築を依頼する業者の選び方
玄関ドアの増築は業者に依頼するのが一般的ですが、施工を依頼する業者はどのように選ぶべきなのでしょうか。
ここからは玄関ドアの増築を依頼する業者の選び方について、地域密着型、見積もり内容の視点から解説するので、参考のうえ業者に問い合わせください。
地域密着型の業者に依頼する
玄関ドアの増築を考える際、地域に根差した業者を選ぶことには多くのメリットがあります。まず、地域密着型の業者は、大手の業者に比べて余計な中間マージンがかかりにくいため、一般的にコストを削減できる可能性が高いです。
加えて、これらの業者はその地域の建築基準や環境に深く精通しており、地域の特性に適した提案や施工を行うことが期待できます。結果、地元の業者に依頼することで、費用面でのメリットと共に、地域に合わせたきめ細かいサービスを受けることが可能となります。
見積もりの内容が正確な業者に依頼する
玄関ドアの増築を検討する際、見積もりが正確な業者を選ぶことは非常に重要です。正確な見積もりを提供する業者は、工事の内容やコストについての透明性があり、予期せぬ追加費用のリスクを低減してくれます。
このような業者は、玄関ドアの増築をはじめとした工事に重要な、信頼性と専門的な姿勢を有しています。正確な見積もりを提供する業者に依頼することにより、工事がスムーズに進行し、結果としてリフォーム後の高い満足度が期待できるのではないでしょうか。
玄関ドアの増築工事をするうえでの注意点
玄関ドアの増築工事を業者に依頼する際の注意点には、以下4つが挙げられます。
- 雨仕舞を忘れない
- 近所の方に相談する
- バリアフリー改修の場合は補助金活用を検討する
- 業者に依頼する前に相見積もりを取る
ここからは、玄関ドアの増築工事をするうえで覚えておきたい注意点について解説します。
雨仕舞を忘れない
玄関ドアを増築する際には、雨仕舞の適切な施工が非常に重要です。雨仕舞とは、玄関ドアや窓などの建具の周辺で雨水の侵入を防ぐための防水や防風の措置のことを指します。
雨仕舞適切に行われていない場合、雨水が内部に浸透し、建物の損傷や劣化を引き起こす恐れがあります。そのため、玄関ドアの増築時には、雨仕舞に特に注意を払い、適切な防水措置を講じることが必要です。
これにより、雨水による害から建物を守り、長期的な安全と快適さを保つことができます。
近所の方に相談する
玄関ドアの増築など、大規模なリフォーム内容の場合、近隣住民に対する配慮や事前の通知が大切です。工事に伴う騒音や建設車両の出入りが予想される際には、近隣の方々との円滑なコミュニケーションを取り、理解と協力を求めることが肝心です。
このような取り組みによって、近隣住民との良好な関係を保ちつつ、迷惑にならないよう工事を円滑に進めることが可能になります。
したがって、玄関ドアの増築工事においては、近隣住民とのコミュニケーションを事前に計画的に行うことが望ましいといえます。
バリアフリー改修の場合は補助金活用を検討する
玄関ドアのバリアフリー補修を希望する際、介護保険や子ども向けの保険、自治体や国の補助金制度を活用することができます。玄関横や廊下に手すりや取っ手を新設したり、徘徊防止の電子錠をつけたり、開け閉めしやすくしたりと、用途に応じた補助金制度があります。
またバリアフリー補助金であれば、足腰の弱った高齢者向けとして段差の高さに関する悩みの解消や介護用スペースの増設、動線の確保や採光・通風における問題に対応できるのも特徴です。
以下に例を挙げている補助金制度では、バリアフリー仕様の引き戸などへの玄関ドアの交換が補助対象になります。
- サービス付き高齢者向け住宅整備事業:国土交通省
- 長期優良住宅化リフォーム推進事業:国土交通省
- 次世代省エネ建材の実証支援事業:一般社団法人環境共創イニシアチブ
- 住宅改善事業(バリアフリー化等)区市町村別事業:東京都
- 高齢者住宅改修費給付事業:大阪府
- バリアフリー環境整備促進事業:北海道
- 高齢者住宅改修費支援サービス事業:千葉県
また、いわゆる「水まわり」であるキッチンやトイレ、洗面所やその他手洗い場として利用する場所、リビングや外階段など各種開口部のドアや各自治体による補助金を利用することで、玄関ドアのバリアフリー化に関する経済的な支援を受けることが可能です。
実際の補助金額に関する疑問の解消における悩みも含めて事前に相談ください。
業者に依頼する前に相見積もりを取る
玄関ドアの増築工事を依頼したい方は、一社のみの見積もりと複数社に見積もりを依頼する「相見積もり」の2種類から見積もり方法を選ぶのがコツです。
相見積もりとは、複数の工務店に同じ条件のもとで見積もりを要求し、その結果を無料で一括比較・検討できる手法です。各サイトに条件を入力するだけで手間をかけず簡単に完了できます。
これにより、各業者の提案する価格や施工事例、工事内容を比較し、自分のニーズに最も合う選択をするのに役立ちます。玄関ドアの増築を考える際には、この方法で複数の見積もりを取得し、それぞれの提案を慎重に検討することが望ましいでしょう。
また合わせて、玄関のフローリング(床タイルなどの床材)や玄関ポーチ、玄関ホールや天井、照明など、外観以外のリフォームにいくらかかるのか、見積りを取るのもおすすめです。
ゼヒトモで玄関ドア・引き戸の交換/リフォーム業者のプロを探す
今回は、玄関のドアを増築する際に把握・解決しておくべきポイントをまとめています。住まいの第一印象になる玄関ドアの増築は既存の状態よりも使い勝手が良くなるものの、工事に必要な予算や期間、業者の選び方についてしっかり理解しておく必要があります。
自宅の暮らし全体をより良いものにしようと焦ってしまい、DIYによる後付け工事を行ってしまうと、見た目もきれいにならず、かえって不備が多くなります。したがって、さまざまなプランを提案してくれる業者に工事を依頼することで失敗を防止できるでしょう。
- 玄関ドアの増築に関する事例・施工実績や技術面が豊富で、お客様の声などを掲載しているリフォーム会社に工事を依頼したい
- 増築にかかる工事費や期間、施工すべきタイミングなどの要望に応えてくれる業者を探したい
- 片開きドア・両開き戸・木目調など、機能やデザイン性、サイズにおけるドアの種類のアドバイスをもらいたい
- LIXIL(リクシル)・YKKなど、人気のある有名メーカーの製品や材料を使用して高級感をプラスしたい
- 寒さ対策となる断熱改修にも対応でき、監修者もしっかり在籍している業者を探したい
そんな方は、ゼヒトモで玄関ドア・引き戸の交換/リフォーム業者のプロを探してみませんか?いくつかの質問に答えるだけで、あなたにピッタリのプロが見つかります。玄関ドアの工事を検討している方は、ゼヒトモをお気軽にご利用ください。
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