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ブロック塀の種類とリフォーム工事の相場とは?

2023/02/09 2024/03/22
ブロック塀の種類とリフォーム工事の相場とは?

プライバシー確保や防犯、防火などの役割を果たすブロック塀。ブロック塀のリフォームには、撤去・解体や新設、補修など、さまざまな工事が存在します。工事内容やブロック塀の種類ごとに費用は異なるため、工事前に費用相場を確認し、予算を考えておきましょう。また、リフォーム内容によっては補助金制度を利用できる可能性があるため、補助金についても理解することが大切です。

今回は、ブロック塀の種類やリフォーム工事にかかる費用相場をご紹介します。ブロック塀のリフォームを検討している方は、ぜひ参考にしてください。

ブロック塀の役割とは

ブロック塀は、隣の家との境界を明確にする外構構造部です。外部からの視線をさえぎり、プライバシーを確保します。ほかにも防犯や防火など、住まいにとって大切な役割を果たしているのが特徴です。

ブロック塀には、一般的なコンクリートブロックと化粧コンクリートブロックの2種類が存在します。それぞれ特徴や工事にかかる費用相場が異なるため注意が必要です。

ここでは、ブロック塀の特徴として、メリット・デメリットを解説します。

ブロック塀の特徴

ブロック塀の特徴は、以下のとおりです。

  • 耐久性が高く劣化しにくい
  • 視線を完全に遮ることが可能
  • 防火・防音性に優れている
  • 圧迫感があり風通しが悪い
  • 倒壊するリスクがある
  • 侵入に気づきにくい

ブロック塀には、耐久性が高く劣化しにくいというメリットがあります。一般的な耐用年数は、30年ほどです。コンクリート自体が高い耐久性を誇るほか、内部に鉄筋を通すことで、強度を高めています。ほかの外構構造物に比べると費用が安く、メンテナンスの負担も少ないため気軽に設置できるでしょう。

さらに、フェンスに比べて隙間がないため、外からの視線を完全に遮ることができます。プライバシー対策を重視したい方におすすめです。頑丈な造りになっており、防火・防音性にも優れています。

一方、隙間がないからこそ圧迫感があり、風通しが悪くなるデメリットも挙げられます。庭をおしゃれにしたい場合は、フェンスや植栽と組み合わせるのがおすすめです。

ブロック塀を設置する際には、倒壊のリスクがあることを把握しておかなければいけません。プライバシー確保を強化するためには高いブロック塀を設置する必要がありますが、その分倒壊の危険性も高まります。以下のようなブロック塀は、地震で倒壊してしまう危険性があるため、注意が必要です。

  • ブロック塀が高すぎる(高さが地盤から2.2メートル以上ある)
  • ブロック塀の厚さが不十分(高さが2メートル以上の場合のは10センチメートル以上、2メートル超えの場合は15センチメートル以上が目安の厚さ)
  • 控え壁がない
  • コンクリートの基礎がない
  • 塀に鉄筋がない

なお、推奨されているブロック塀の高さは1.2メートルとされています。しかし、通行人からの視線を遮るためには、1.8メートルほどの高さが必要です。高い塀で防犯対策を徹底したい場合は、ブロック塀の上にフェンスを設置すると良いでしょう

ブロック塀は外の様子が全く確認できないため、侵入があった際に気づきにくいというデメリットもあります。ブロック塀自体は防犯性が高いですが、もし侵入された場合、異変に気付くのが遅くなってしまい危険です。

ブロック塀の種類と費用相場

前述のとおり、ブロック塀には一般的なコンクリートブロックと化粧コンクリートブロックの2種類があります。ここでは、それぞれの種類ごとの特徴と費用相場について解説します。

一般的なブロック

一般的なブロックとは、化粧が施されていない、シンプルな灰色のコンクリートブロックです。強度・耐久性に優れており、単価も比較的安いため広く用いられています。

費用相場は、1ブロック200〜400円程度。ホームセンターでも購入でき、簡単に調達できます。ホームセンターでは、150〜300円程度のお手頃価格で販売されているケースが多いのでぜひチェックしてみてください。

化粧ブロック

化粧ブロックは、コンクリートブロックに塗装・着色・研磨・切削などの仕上げを施したものです。「一般的なコンクリートブロックよりも、デザイン性が高くおしゃれなもの」と考えるとわかりやすいでしょう。

仕上げの手間がかかる分、価格も高くなる傾向にあります。デザインにもよりますが、1ブロック600~8,000円程度が費用相場です

ブロック塀のリフォーム工事の費用相場

ブロック塀のリフォーム工事としては、ブロック塀の撤去やフェンスへの交換、ブロック塀の新設など、多くの方法が考えられます。

ブロック塀のリフォームにかかる費用は、工事内容によってさまざま。ここからは、工事内容・方法ごとの費用相場をご紹介します。工事前に費用相場を確認し、予算を立てる際の参考にしてください。

なお、ブロック塀の工事費用は、ほかの外構工事と同様に1平方メートルあたりの単価で表されることが多いです。

撤去・解体約5,000~1万円(1平方メートルあたり)
交換掘削工事:約3,600~5,000円(1立方メートルあたり)基礎工事:約4,000〜10,000円(1メートルあたり)ブロック塀費用:約9,000〜1万2,500円(1平方メートルあたり)
補修・塗装高圧洗浄:約200〜300円(1平方メートルあたり)下地処理:約1,000円〜(1平方メートルあたり)塗装:約1,500円〜(1平方メートルあたり)左官工事の場合は約4,000円〜(1平方メートルあたり)

撤去・解体の費用

既存のブロック塀を撤去したい場合は、ブロック塀を解体して処分するという既存構造物撤去工事が必要です。解体するブロック塀の種類や大きさ、周囲の環境などによって工事方法は異なり、価格も変わります。1平方メートルあたり約5,000~1万円が費用相場です。

交換(新設)する費用

ブロック塀を新しいものに交換したり新設したりする際は、上記の撤去・解体費用に加えて、以下の費用が発生します。

  • 掘削工事費用
  • 基礎工事費用
  • ブロック塀費用

ここでは、それぞれの工事内容と費用相場を解説します。

掘削工事

掘削工事とは基礎を作るために土を掘ったり、埋めたりする作業のことです。ブロック塀の交換・新設どちらの場合でも行います。費用相場は、1立方メートルあたり約3,600~5,000円です。

掘削工事により土が余った場合は、別途で土の廃棄処分にかかる費用が発生します。一方、土が不足した場合は、土の補充にかかる費用が必要です。

基礎工事

基礎工事とは、掘削した場所にブロック塀を積み上げるための基礎部分を作る工事のことです。コンクリートベースの場合は1メートルあたり約4,000円、コンクリート布の場合は1メートルあたり約1万円が費用相場です。

基礎工事は、ブロック塀の安全性や耐久性を左右する重要な工程です。せっかく工事をしても、すぐに倒壊やひび割れを引き起こしてしては意味がありません。工事が無駄になってしまうリスクもあるので、信頼できるリフォーム業者に工事を依頼しましょう。同様にDIYするのも危険なため、避けてください。

ブロック塀費用

基礎工事が終わったら、ブロック塀を積み上げていきます。糸を張って高さを揃え、ブロック塀を積んでいくのがブロック積みという工程です。

ブロック塀の費用は、前述のとおりコンクリートブロックの種類によって異なります。一般的なブロックなら1平方メートルあたり約9,000円、化粧ブロックなら約1万2,500円が相場です。ブロック積みに必要なモルタルや鉄筋の値段も含めた値段となっています。

一部を補修・塗装する場合の費用

コンクリートブロックは、高い耐久性が特徴です。しかし雨風にさらされる部分でもあるので、時間による劣化は避けられません。主な劣化として挙げられるのは、苔やカビの発生、ひび割れ、白華現象などです。そのため、苔やカビを落としたり、ひび割れを埋めたりといった補修工事が必要になります。

また、白華現象にも注意が必要です。白華現象とは、ブロックが吸収した水分が石灰分とともに表面に現れ、二酸化炭素に反応して凝固することを指します。白華現象が起きてもブロック塀の機能や安全性に影響はありませんが、見た目が悪くなってしまうのがデメリットです。さらに、水分が移動しているということは、やがてコンクリートの劣化が進むことを意味します。そのため、白華現象が見られたら、早めに対策するのがおすすめです。

このように、既存のブロック塀のうち一部が劣化している場合は、補修工事のみで済むことがあります。

以下では一般的な補修工事である、高圧洗浄・下地処理・塗装にかかる費用相場をご紹介します。ぜひ参考にしてください。

高圧洗浄

高圧洗浄は、ブロック塀についた土やカビ、苔などを高圧洗浄機で落とす工事です。業者に依頼すると、1平方メートルあたり約200〜300円ほどかかります。

下地処理

下地処理は、ブロックの目地部分にモルタルを充填する工事です。ブロック塀にひびが入っている場合も、ひび部分にモルタルを充填して補修します。費用相場は、1平方メートルあたり約1,000円〜です。

塗装

塗装にかかる費用相場は、1平方メートルあたり約1,500円〜です。表面に模様をつけたい場合は、ジョリパットという意匠性塗料を使用し、コテを使って左官工事を行います。左官工事の費用相場は、1平方メートルあたり約4,000円〜です。

コンクリートブロックは吸水性が高いため、塗装を行う際はブロック塀が完全に乾燥しているかを確認しましょう。防水性の高い塗料や、水が入った場合の逃げ道になるよう透湿性の高い塗料を選ぶのもおすすめです。

状況によって補助金も使えるかも!?

道路に面したブロック塀の解体・撤去、補修工事には、補助金を使える場合があります

地方自治体によって制度の有無は異なり、要件や補助金の額もさまざまです。一定の高さを超えたブロック塀の撤去や、フェンスの新設といったリフォーム工事に補助金が支給されるケースが多く見られます。

また、基礎工事の有無やブロック塀のサイズなど、同じ補助金制度でも金額が異なることが多いため、要項を確認することが必要です。ブロック塀の工事を行う際は、お住まいの自治体が運用する補助金制度を利用できないか、確認してみてください

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