01/17/2022

“はい、どうぞ”は英語でなんて言う?微妙に違う使えるフレーズ7選

日本語の「はい、どうぞ」も英語だといろんな表現方法があります。

カジュアルな「はいどうぞ」、丁寧な「はい、どうぞ」。

今回は、職場の同僚に声をかける時や、サービス業でお客様に一言添えるときに使える「はい、どうぞ」という簡単なフレーズをシチュエーション毎に7種類ご紹介します。

 

使える英語の「はい、どうぞ」フレーズ7選

英語で相手に声をかけるフレーズは、どうしても同じフレーズを連発してしまい、ワンパターンになりがちです。しかし、声がけするバリエーションを増やすだけで、英語の能力だけでなく相手に与えるホスピタリティーも向上することができます。さっそく一つずつ覚えていきましょう。

1.英語で「はい、どうぞ」はHere you are.

english hospitality

物を渡すときの「はい、どうぞ」で代表的なのがHere you are。同僚に物を渡すときはもちろん、目上の人にも使える、中学で習う便利なフレーズです。海外で入国審査をする時、パスポートや関税の書類を渡す際も、このフレーズを一言添えるだけで丁寧さが出ます。

逆に、海外へ出かけた時、相手からHere you areと言われたら、Thank you もしくは少しカジュアルにThanksと答えると、印象が良くなります。

2.英語で距離がある「はい、どうぞ」はThere you go.

wedding

こちらも、Here you areと同じように「はい、どうぞ」という意味ですが、こちらの方が、目的まで達するのに時間や距離がかかる場合に使われる傾向があるようです。例えば、お客様に食事を提供するためにかなりお待たせした場合、Sorry to have kept you waiting. There you go.「お待たせして申し訳ありません、どうぞお食事を始めてください。」と、料理をサーブするときに使うといいでしょう。

また、相手が悩んでいた時、こちらが説明した末理解した際に、「はいどうぞ!これで仕事が始められるね!」という意味で、問題が解決して進展が望める場合にも使えます。

3.少し距離がある「はい、どうぞ」は英語でThere you are.

There you go

There you goと同じように、こちらもHere you areより目的まで少し距離がある場合に使われます。両方とも、食事を提供するときなどに使うことができますが、 There you goとThere you areの違いは、There you areのほうが、目的を完全に達成したニュアンスがより含まれているところです。

例えば、There you go は、お待たせしていたお客様がようやく食事を開始することに重点が置かれていますが、There you areは、食事が到着したことに対して重点的に述べています。車で誰かを送っていくとき、ホテルや家に到着した際はThere you are「はい、どうぞ到着しました」という意味で使うことができます。

観光地や駅まで送り届けた後、相手が次の目的地に移動する場合は、There you go のほうが自然に聞こえるでしょう。相手が、これから何をするのか、状況次第で、There you go とThere you areを使い分けてみましょう。

4.ちょっと改まった「はいどうぞ」は英語でThis is for you.

The woman gives chocolate to Valentine's Day

声をかける相手が複数人並んでいるときに、何かを渡す際はThis is for youと一言つけ加えるだけで、相手に対して特別感を与えることができます。特に、相手の名前がわかっている時は、This is for you, Mr. Hudson.「はい、どうぞ、ハドソンさん」と、Mr. もしくはMs. Mrs.の後ろに名前を付けることで、相手にあたえるホスピタリティーのレベルがうんと上がり、相手との距離を縮めることができるでしょう。

ホテルでのサービスや予約の要るレストラン、常連のお客様に対して使えば、英語での接客だけでなく、より質の高いサービスを提供することができます。

5.カジュアルな「はい どうぞ」は英語でHere it is.

letter

Here you areと似ているフレーズですが、こちらは料理や書類など話し手が準備したものを渡すというより、目の前にあるものを相手が探している時などに使います。

例えば、目の前に置いてあるメガネを探している相手に対し、「はい、ここだよ」とカジュアルに声をかける場合や、地図が読めない相手に対して、「目的地はここだよ」と、指をさしてあげる時に使うことができます。

このときに、This is for you.と敢えて言うと、「はいはい、あなたのために取ってあげましたよ」と、嫌味っぽく聞こえてしまう可能性が大きいので、いつも丁寧にということではなく、あくまで状況を判断しながらフレーズを使い分けることが大切です。

6.カジュアルで相手を促す「はいどうぞ」は英語でGo ahead.

Go aheadは、相手が何かを始めるときに使うThere you goに似ていますが、Go aheadの方がカジュアルなフレーズで、相手に何か行動させるように促す意味合いで使われることが多いです。例えば、相手が躊躇っている時や許可を求めている時などにGo ahead「構いませんよ、どうぞ進んでください」と言って、相手を促す意味で使います。

ここでThere you goを使うのは、違和感があり、自分が何か準備や手助けをしてあげた時にのみThere you goを使うと覚えておいたほうが良いでしょう。相手が何か訪ねてきた場合に許可する際にSure, go ahead「もちろんです、どうぞ」と後押しすると、相手の不安を和らげてあげることができます。

7. 相手に譲る「はいどうぞ」は英語でAfter you.

Travel English

After youは、上記6種類とはニュアンスが違い「はい、どうぞお先に」という相手を優先させる場合に使えるフレーズです。このフレーズの特徴は、上記6種よりも話し手が謙ることに重点が置かれている所です。例えば、エレベーターで相手に先に乗るように促す場合は、相手に先に行くように催促するGo aheadよりも自分が謙るAfter youのほうが厚かましくなく丁寧に聞こえます。

英語の「はいどうぞ」を状況に合わせて言おう!

「はい、どうぞ」という簡単なフレーズですが、似たような言葉でも少し単語を変えるだけでニュアンスが変わり、使える状況もそれぞれ違ってきます。使い慣れるまでは勇気がいりますが、まずは一つずつ覚えて、是非実践で試してみてください。

 

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