02/08/2022

犬が吐く時に飼い主がしてあげられる対処法5つ

犬はさまざまな理由から、1度は体に収めたものを吐き出してしまうことがあります。飼い主はあらかじめ犬が吐く理由、症状を把握して、いざというときの対処法を学んでおきましょう。 正しい知識に基づいた判断は、犬の健康を改善させる近道となります。犬が実際に吐いてしまったときは、あわてずに対処法を確認し、飼い主ができる最善を尽くすようにしましょう。 (参照元情報:須崎(大の部分が立のさき)動物病院マスダ動物病院アルヒ動物病院アリサ動物病院もみじ動物病院アトム動物病院、医療に関する判断は必ず専門の医師の判断を仰ぐようにしてください。)

 

 

 

愛犬が吐く時に気づいて欲しい症状7つ

1.犬に吐く以外の症状はないか?

犬が吐いてしまったときには、嘔吐物を確認するのと同時に、吐く以外の症状が出ていないかチェックください。下痢をしていないか、体が震えるようなことはないか。他にも元気がない、歩けないなどの異変がないか。普段の犬の状態と見比べて、少しでも変わった部分があればしっかりと記憶しておくようにしましょう。

2.犬が吐いた、吐瀉物が黄色

犬 吐く 原因 対処法 吐瀉物に黄色が混ざっている場合、胆汁や胃液が逆流している可能性を考えましょう。特に犬が胃腸炎などの病気を引き起こしている際には、胃の中に吐くものがなくても嘔吐を繰り返すことがあり、胃液や粘液が集中的に吐き出されることになります。吐瀉物から黄色いものを確認したなら、まずは胃腸炎を疑ってみてください。

3.犬の吐瀉物が赤い、血が混ざっている

犬 吐く 原因 対処法 犬の吐瀉物が赤い時には、出血の可能性も否定できません。吐き出す前に食べたものと赤い吐瀉物に関連性がなさそうなら、病気のサインであると考えましょう。犬の元気がなく、1日に何回も吐く。吐いてから毎日のように連続で吐く。そういった症状がずっと続いている場合には、なるべく早く病院に向かうようにしてください。

4.犬が泡を吐く

犬 吐く 原因 対処法 吐瀉物といっしょに泡を吐くようなら、胃捻転や胃拡張などの緊急性が高い病気の症状かもしれません。吐きたくても吐けない、固形物はなくよだれや透明な泡ばかり吐く、といった様子を見せるなら、大事に至る前に犬を動物病院へつれていってあげてください。胃捻転や胃拡張などの病気は、心配し過ぎくらいがちょうどいいです。

5.犬が吐くような咳をする

犬 吐く 原因 対処法 犬が吐くような咳をしているのなら、誤飲や異物のつまりが原因となっているかもしれません。咳と同時によだれを多く吐き出すこともあるため、症状が続くようなら病院へ向かいましょう。犬が誤飲したものに心当たりがあり、さらにそれが犬の健康を阻害する危険なものであるとわかったなら、とにかく早く専門医に見てもらうようにしてください。

6.犬が吐いたものを食べる

犬 吐く 原因 対処法 吐いたものの大部分が未消化であった場合、犬は吐き出したものを再び食べることがあります。消化されたものを吐くのではなく、ほとんど未消化のものを吐く症状は「吐き出し」と呼ばれ、嘔吐とはまったく別のものであると判断されます。嘔吐と吐き出しで対処法は異なるため、飼い主は犬がどちらの症状を見せているのかを確認しましょう。

7.犬が吐きたいのに吐けないような、気持ち悪そうな動作をする

犬が吐きたいのに吐けないような動作をしている時があります。吐きたいのにううっ~と気持ち悪そうな動作をしたり、咳のようなコフコフというのを続ける時もあります。すぐに収まるといいのですが、長く続く時やくり返す時は、気管支などの病気の可能性もあります。速やかに獣医師に相談しましょう。

 

 

 

 

 

 

愛犬が吐く時にしてあげられる対処法5つ

1.できるだけ早く動物病院に連れて行く

まず何よりも優先されるのが、動物病院への移送です。見た目の症状だけでは判断できない病気を発見するには、獣医師の力を借りる以外に適切な方法はありません。あらかじめ頼りにする動物病院を見つけておくか、最寄りの、犬の嘔吐に詳しい病院を探しみましょう。 獣医師の意見を聞かずに、飼い主の独断で犬の病気を決めつけることのないようにしてくださいね。

2.すぐに動物病院に連れて行けない時の応急処置

  動物病院につれていけない理由があり、比較的犬が元気な様子を見せているのなら、自宅での応急処置を行うことも可能です。犬の嘔吐を治療する場合には、絶食と絶水が基本となります。 嘔吐が落ち着いてきたら、少しずつ小分けにして水と食事を与えるようにしましょう。消化しやすいご飯に変えるなど、ちょっとした工夫が治療に関わることを覚えておいてください。

3.ご飯の早食いによる消化不良が慢性化した時は

犬 吐く 原因 対処法 犬がご飯を早食いしてしまうと、消化不良や食道のつまりの原因となります。慢性化すると散歩中や室内での誤飲にもつながるため、早食いの癖はなるべく早いうちに直してあげてください。食事回数や量を調整して、早く食べなくても大丈夫だと犬にわからせてあげましょう。消化不良や誤飲による嘔吐の経験があるのなら、犬の食事方法の見直しがより急がれます。

4.犬が吐く原因を取り除いてあげる

犬 吐く 原因 対処法 犬は理由もなく嘔吐をすることはありません。車酔いやストレスなど、何かしらの原因があるのです。それらの原因と嘔吐のつながりを見つけ出し、適切に取り除くことが飼い主に求められるスキルとなります。 また人間の食べ物を与えないなど、基本的な飼育スタイルを見つめ直します。人間にとっては一般的な食材でも、犬にとっては命に関わるものもあります。過剰摂取で未消化による嘔吐を引き起こすにんじんのような食べ物もあるため、いまいちど犬の食事に対する意識を考えてみるのもいいですね。

5.吐きやすい犬種もある

犬 吐く 原因 対処法 短頭種と呼ばれる犬種は気官が細い構造で、嘔吐やつまりなどのトラブルを引き起こしやすいといわれています。チワワやポメラニアン、トイプードルなどを飼っている人は、他の犬種以上に犬が吐く症状に気を配る必要があるでしょう。

犬が吐くのは飼い主へのサイン、注意深く対処しよう!

飼い主の犬に対する知識の有無が、犬の吐き気の改善を早めます。なぜ犬は嘔吐するのか、嘔吐した場合はどのような症状に注意すべきかを把握して、適切な治療を行えるように努めましょう。 犬の吐く行為は、飼い主への大切なサインです。苦しさを少しでも早く取り除いてあげるためにも、注意深く犬の様子と吐瀉物を観察し、サインを正しく受け取ってあげてくださいね。

 

 

 

 

 

 

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