05/01/2017

愛犬のいびきは病気?チェックポイントと対処法4つ

愛犬のいびきが最近大きくて、寝ていても起こされてしまう…とお悩みのあなた。ただのいびきと侮っていると病気のサインを見逃してしまうことも。今回は犬がいびきをかく理由とチェックポイント、注意すべきいびきの種類、そして愛犬のいびき対処法まで、お役立ち情報を惜しみなく公開します!

(参照元情報:さくら動物病院目黒洗足動物病院きそがわペットクリニックひがしやま動物病院松園動物病院ぬのかわ動物病院、2017年5月現時点情報。医療に関する判断は必ず専門の医師の判断を仰ぐようにしてください。)

愛犬がいびきをかく!理由とチェックポイント3つ

1.短頭犬種である

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まず理由の一つとして挙げられるのが、短頭犬種であること。例えばパグ、フレンチブルドック、シーズー、ボストンテリア、チャウチャウなどの犬種は鼻が潰れた鼻腔が狭い構造になっているので、空気が通りにくくいびきをかきやすいのです。軽いいびきであれば心配はいりません。

2.喉や鼻が弱い

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次に原因と思われるのが、喉や鼻が弱いこと。持病があったり、喉や鼻の疾患にかかっている場合はいびきが強くなります。新しい病気にかかっている可能性もあるので、早めに獣医さんに診てもらいましょう。

3.老化や老齢

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他の原因としては、老化や年齢の可能性もあります。年を重ねると、徐々に呼吸器官に支障が現れてきます。老化により喉や首の筋肉が衰えて気管を圧迫し、うまく空気が通らずいびきをかくようになってしまうのです。

また、老化に伴う呼吸器系の病気にかかっている可能性もあります。愛犬が年を重ねてきたなと感じたら、呼吸器系の病気にかかっていないか、日頃の様子に気をつけて観察しましょう。

こんないびきには要注意!4つのサイン

1.急にいびきをかくようになった

それまでは気にならなかったのに、愛犬が急にいびきをかくようになった。最近肥満になっている可能性はありませんか?人間も同じことが当てはまりますが、肥満になると、喉の周りに脂肪がつき空気の通り道が狭くなってしまい、結果いびきをかきやすくなるのです。

2.いびきをかきながら寝苦しそうにしている

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愛犬がいびきをかき、しかも寝苦しそうにしている。無呼吸症候群が起っている可能性も考えられます。慢性的ないびきは無呼吸状態を引き起こし、睡眠中に十分な酸素が体内に行き渡らなくなってしまいます。体は必要な酸素を取り返そうと必死になり、眠っていても全く休息できず疲労が溜まるという形に。

人間が疲れているといびきをかきやすくなるのと同じように、犬も疲労が溜まるといびきをかきます。愛犬が眠っている間、いびきをかく他に呼吸が止まったりしていないか、よくチェックするようにしましょう。

4.鼻づまりや歯ぎしりなど、いびき以外の症状もひどい

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いびき以外にも、鼻づまりや歯ぎしりがひどい。何らかの原因で鼻づまりが起こり、鼻呼吸がしづらく口呼吸をするようになると、眠っている間口の中が常に乾いた状態になります。乾きをできる限り抑えるために、歯ぎしりをしているかもしれません。

3.老化や老齢

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老化や年齢によるいびきは防ぎようがなく、やむを得ないものがあります。前述した通り、老化に伴い喉や首の筋肉が衰えることで気管が狭くなり、いびきをかきやすいと考えられています。ただ、老化によるいびきだと思って注意を怠っていると、病気を見逃してしまう可能性が。愛犬の体調の変化には常に気を配ってあげるようにしましょう。

4.病気になった可能性も

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考えたくはないですが、残念ながら病気にかかってしまった可能性もあります。考えられる病気としてはまず、鼻腔に悪性腫瘍である鼻腔内腫瘍(癌)ができ呼吸を妨げてしまうというもの。

他には、軟口蓋過長症という、上顎の一番奥の柔らかい部分・軟口蓋が伸びてしまい、気道が狭くなり呼吸がしにくくなっている病気かもしれません。また、気管虚脱という、気管の内側の膜がたるみ空気が通りにくくなる症状が出ていることも考えられます。他にはウィルスに感染したなど何らかの原因で喉頭に炎症ができ、気道の閉塞が起こる咽頭気道閉塞症候群にかかった可能性も考えられますし、肺に疾患がある可能性もあります。

可愛いけどうるさい。愛犬のいびき対処法

1.肥満が原因の場合は食生活を見直す

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肥満が原因であれば、食事や睡眠、運動を含む全体の生活習慣を見直しましょう。生活習慣を記録すると、何に改善が必要なのか見えてくる可能性があります。例えばドックフードをヘルシーなものに変えてみるなど、様々な方法が考えられます。自信がない場合は生活習慣の改善法について、獣医さんに相談してみるのも良いでしょう。

2.手術をする

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前述したような病気にかかっているようであれば、手術で改善が期待できる可能性もあります。しかし悪性の腫瘍は、手術をして取り除くことは困難で放射線治療を施すこともあります。かかりつけの獣医さんとよく相談して、ベストな解決策を導き出してください。

3.寝る姿勢を変えてみる

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寝る姿勢が悪いことで気管が圧迫され、いびきが発生していることも考えられます。いびきが酷くて辛そうだな…と思ったら、毛布を敷いたりクッションを置くなどして、愛犬の体勢を整えてあげましょう。

4.(飼い主が喫煙者の場合)分煙を心がける

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また飼い主が喫煙者の場合も注意と対処が必要です。家の中にタバコの煙が常に漂っている状態だと、愛犬の鼻腔の粘膜が刺激され、それを守ろうと鼻水が大量に分泌されるようになります。したがって鼻づまりが起き、いびきを引き起こしやすくなります。愛犬の体調を気遣い、家の中でも分煙の徹底を心がけます。

最後に

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愛犬のいびきがあまりに酷いと心配になりますよね。今回ご紹介した情報で、犬のいびきの主な原因と対処法がお分りいただけたかと思います。一番大切なのはやはり子育てと同様、愛犬の心身の調子によく気を配ってあげること。変化に気づいたら即対処法を試すようにし、愛犬との生活をお互いにとって心地良いものに保ちましょう。

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