04/12/2022

ダンボールの回収方法3つと、ダンボール回収にかかる費用【専門家監修】

ダンボール回収、どうしていますか?

通販やインターネットで宅配を頼んだり、家具や家電を新調したり、引越しをしたりというタイミングでダンボールが山盛りにたまってしまうことがあります。ダンボールは溜まってしまうと片付けが大変です。手っ取り早くさっさと処分しましょう。

ここではダンボールの回収と処分の方法について、不用品回収のプロに意見をいただきました。

【監修】不用品回収のプロ:高橋 洋介さま

株式会社alife 代表取締役、総合便利サービスにじいろ代表。「どこよりも誠実に」を心がけて不用品回収サービスを提供している。2017年の年間作業実績600件以上。

不用品回収は、サービス内容などが見えづらい、わかりづらいことから「頼みづらい」とお考えのお客様が多い現状に対して、「頼んで良かった」と思ってもらえる、期待値を超えるサービスを心がけている。

この専門家のサービスを詳しく見る

<INDEX>

1:ダンボールをゴミとして捨てる時のポイント3つ
2:ダンボールを廃棄する方法3つ
3:ダンボール廃棄にかかる費用

1:ダンボールをリサイクルゴミとして出す時のポイント3つ

1.ダンボールをリサイクルゴミに出す

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日本国内ではダンボールを資源としてリサイクルしています。その回収率はおよそ95%にものぼり、新しいダンボールの主原料は約90%がリサイクルされた使用済み段ボールです。

回収されたダンボールは水でほぐし異物が取り除かれた後、水を切って乾かし、またダンボールに形づくられます。

ダンボールの材料は古紙とパルプで、原料は木材です。木材は限りある資源であるため、地球の環境保全や家庭ゴミの削減を目的として、1997年に容器包装リサイクル法が施行されました。ダンボールをはじめとする使用済みの容器包装は、再生資源として利用することが義務づけられています。消費者は資源ごみとして破棄しなけらばならず、市町村によって収集された後、製造業者によって再商品化されます。

小売店・販売店で出た大量の使用済みダンボールは回収業者によって運び出され、一般家庭で出た使用済み段ボールは、各自治体によって収集されます。

2.ダンボールの生産量は増え続けている

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全国段ボール工業組合連合会の資料によると、ダンボールの生産量は年々増加傾向にあります。ネット通販の需要拡大などの影響を受けているとされ、ますますダンボールの再利用化も注目されています。限りある資源を有効活用するためにも、1人ひとりの意識付けが大切です。

3.自治体それぞれのダンボール回収のルールを調べる

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ダンボールを資源ごみとして破棄する際は、まずお住まいエリアの自治体が定めている回収ルールを確認するところから始めましょう。資源ごみの回収方法や回収日は、各自治体によって異なります。

例えば「雨の日には回収しない自治体」と「雨の日でも回収できる、回収してくれる自治体」、「ダンボールは紐で縛らなければならない自治体」、その方法や条件はさまざまです。回収ルールを調べるためには、市町村の公式サイトからゴミ収集に関するページで確認するか、役所に電話して確認します。

2:ダンボールを廃棄する方法3つ

1.自治体のダンボール回収で捨てる

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ダンボールを破棄する最も一般的な方法は、住まいの自治体が運営している集積所で捨てることです。使用済みダンボールに伝票やガムテープ・閉じ金具が付いていれば、すべて剥がします。できるだけ小さく畳んでから紐で縛り、回収業者が持ち運びやすいようにします。

各エリアの集積所で決められた曜日に出しましょう。汚れていたり食べ物がついているものは、リサイクルできないため細かくしてから可燃ごみとして破棄します。

回収方法は各自治体によって異なり、例えば世田谷区は週1回の回収日に集積所にて回収します。折りたたんでから紐で十字に縛ることがルールです。汚れたものやアルミでコーティングされたダンボールは回収できません。また、集積所だけでなくスーパーなどに設置してある回収ボックスの利用も推奨しています。

練馬区では、使用済みダンボールを畳んでまとめてから指定場所に出します。雨の日でも回収可能で、袋などに入れずにそのまま捨てることができます。

中野区では、ダンボールについた粘着テープや伝票はすべて剥がしてから、片手で持てる程度に畳んで紐で結ぶことがルールです。汚れたダンボール、ニオイのついたダンボール、ビニールコーディングなどの加工されているダンボールは回収できません。

2.不用品回収業者を使ってダンボールを廃棄する

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ダンボールは不用品回収業者に依頼して引き取ってもらうこともできます。不用品回収業者では、テレビや冷蔵庫といったリサイクルが可能な電化製品、引っ越しで出た大量の不用品、ダンボールや古紙などの資源ごみの回収を行っています。

不用品回収業者の利用は「家まで取りにきてもらいたい」「大量のダンボールを一度に破棄したい」という場合に適しています。ダンボールも、量がたまるとかなり重く、かさばり、運ぶのも一苦労です。

不用品回収業者は主にトラックで回収しにくるため、運搬費がかかります。少しのダンボールの処分依頼では払う側(回収を依頼する側)にとって料金が高く感じられるかもしれません。

不用品回収業者を探す際は、一般廃棄物処理業の営業資格を持っている会社を選びましょう。一般廃棄物処理業の資格とは、ゴミ処理の事業を安全に行うための知識及び技能を持っていることを証明するもので、各市町村から許可がおります。許可申請を得ずに不用品回収の業務を行っている場合は違法です。回収したごみを不法に投棄したり、不当な料金を請求されたりという予想外の展開につながることもあり、不法投棄に関しては依頼した側も罰せられる可能性があります。

自分が破棄した使用済みダンボールを確実にリサイクルしたいのであれば、信頼できる不用品回収業者を選びましょう。

引越し後、荷物を梱包していた大量のダンボールの処分や、AmazonやZOZO TOWNのダンボールが溜まってしまいプチゴミ屋敷になってしまった方の部屋の片付け依頼などをいただきます。
夏でも冬でも、手袋をせずダンボールや古紙をさわり続けていると手がカッサカサに乾燥します。
乾燥が気になる方はぜひ、不用品回収業者に処分を依頼してしまうといいですよ。

3.小売店のダンボール回収サービスを活用する

ダンボールを自主的に回収している販売店や店舗があります。イオンやセブンアンドアイホールディングスなど大手ス―パーでは、資源としてリサイクルできるダンボールや、食品トレイ・ペットボトルなどを破棄できる回収ボックスを設置しています。

自治体の集積所とは違い、店舗の営業時間内であればいつでも破棄できるため、急いで捨てたい方は便利です。また、店舗によっては回収ボックスを利用するとポイントが貯まる仕組みを導入していることもありお得感があります。

2:ダンボール回収や廃棄にかかる費用

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1.自治体で捨てるときにかかる費用は無料

自治体で使用済みダンボールを破棄する場合は、料金はかかりません。資源ごみ回収は市町村で運営しているため、回収費用は税金で賄われています。ただしダンボールを紐でしばらなければならない場合は紐の購入、指定袋に入れなければならない場合は指定袋の購入に費用がかかります。

無料で捨てることができますが、捨てることができる曜日と時間が決まっていてすぐに捨てたくても待たなければいけなかったり、集積所まで自分で運び出さなければならない手間もあります。

ダンボールや新聞、雑誌は古紙リサイクル工場へ持ち込みし再生紙になります。
古紙を集め倉庫に保管し、まとめて古紙回収業者へ売り、売り上げは地域のために利用している自治体も多くあります。
お住まいの地域で調べてみてはいかがでしょうか。ささやかな地域貢献ができますね。

2.不用品回収業者を使って廃棄するときにかかる費用の目安

不用品回収業者では、ダンボールの回収費用が発生します。主に運搬費用と、回収手数料の合計金額が請求されます。また古紙回収を専門に取り扱っている業者もあるため、併せて検討してみましょう。

不用品回収業者へ依頼する場合は、回収物の最小量を確認します。少量のダンボールだけだと回収してくれなかったり割高になることもあるためです。

不用品回収業者は、トラック積み放題や0.8㎡サイズのパックプランが主流です。

<参考価格>

  • トラック積み放題プランの平均価格は14,600円、価格帯は10,000~17,000円です
  • 0.8㎡サイズのパックでは平均価格12,900円、価格帯は12,000~15,000円です

不用品回収業者の利用は、「大量のダンボールを破棄したい」という方や、引っ越しやオフィスの移転時に発生したダンボールや古紙を一気に破棄するときに適しています。

古紙回収業者では、運搬費+回収手数料がかかり、平均価格は3,000円、価格帯は2,000~4,000円程度です。ただし、少量の個別回収は扱っていないことが多いため、まとまった量のダンボールや古紙を破棄するときに古紙回収業者へ依頼すると便利です。

3.小売店のダンボール回収サービスを活用するときにかかる費用は無料

使用済みダンボールを自主回収しているスーパーや販売店の回収ボックスへ破棄する際に、料金はかかりません。

最後に

ダンボールは、ためずにどんどん処分していきましょう。ためていると、虫のすみかになってしまいます。実際に回収している時に、ダンボールの折り目にこっそりゴキブリが隠れていることもあり驚きます。
また、不用品回収業者にダンボール回収と処分の依頼するときも、自治体で処分するときのルールと同じように、ダンボールはまとめて、ロープで縛って置きましょう。

ダンボールを運び出す時間が短くなり、回収時に待つ時間も短くなります。

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