東京都世田谷区の栄養管理が行われる場面
病院の食事
病院食には、一般食と特別治療食があります。一般食は、特別な制限はありませんが、常食から流動食、嚥下食に分かれます。一方、特別食は、病状に応じたカロリー、たんぱく質、脂質、塩分制限食などです。
給食
学校給食は、栄養管理的に発育期の子供たちの栄養バランス、適切な摂取カロリーが考慮されています。
さらに地域の郷土料理や行事食、季節の料理、地場産品を取り入れたメニューなどを通して、健全な食生活を営むための食習慣を養えるようにすることなども大切です。
東京都世田谷区の高齢者施設の食事
栄養管理的視点からのアプローチだけでなく、食欲不振や認知症・脳梗塞などの後遺症による食べ方の変化なども考慮に入れつつ、普段、食が細い高齢者の方が行事食を取り入れ、楽しく食事がとれる工夫や、他の職種との連携による適切な栄養ケアマネジメントが行われています。
アスリートの食事
アスリートの食事は、トレーニングの一環であり、パフォーマンス向上に貢献します。競技の種類、試合やトレーニングのスケジュールに合わせた食事内容を提供します。
宅配の食事や弁当
宅配の弁当は、忙しくてなかなか買い物や料理ができない方のために、栄養バランスを考え、季節感を取り入れ、メニューに飽きない工夫をしています。
栄養管理を行わないリスク
肥満になる
肥満である人の90%%以上が、摂取したエネルギーが消費エネルギーを超過することによって引き起こされる単純性肥満です。肥満のまま、適切な措置を取らなければ、高血圧、高脂血症、糖尿病などを引き起こすリスクが高まります。
生活習慣病になる
日本人の寿命は、戦後大幅に伸びましたが、一方で、肥満、高血圧や糖尿病、心臓病や脳卒中などの生活習慣病が増加し続けています。生活習慣病の原因を取り除き、健康的に長生きするため、規則正しい生活、適度な運動と休息を取ることに加えて、適切な栄養管理が必要です。
正しい発育、成長、健康維持ができない
小中学生などの発育期の子供たちは、身長や体重が日々増大するだけでなく、内臓、神経系、リンパ系などもそれに伴って大きく発達します。これらが健やかに発達するためには、必要十分なエネルギーと各栄養素の適切な摂取が必要です。
栄養素の摂取量
10代
10代は、人間の一生のうちで、最も成長のスピードが著しく、身体が作られる大切な時期です。食事摂取総カロリーの50~65%%を炭水化物で、たんぱく質は、40~50g、脂質は20~30g、ビタミンは450~650㎎、ミネラルも摂ります。
例えば、1日の必要カロリーが1800±200kcalなら代表的な主食を4~5つを食べると覚えておきましょう。主食の1つとは、ご飯100g、おにぎり1個、食パン1枚、ロールパン2個、クロワッサン2個を1つと考えます。
20代
食事摂取総カロリーの50~65%%を炭水化物で、たんぱく質は50g、脂質は20~30g、ビタミンは600㎎、ミネラルも摂ります。
30代
食事摂取総カロリーの50~65%%を炭水化物で、たんぱく質は50g、脂質は20~30g、ビタミンは650㎎、ミネラルも摂ります。
40代
食事摂取総カロリーの50~65%%を炭水化物で、たんぱく質は50g、脂質は20~30g、ビタミンは650㎎、ミネラルもそれぞれ必要量を摂る必要があります。働き盛りの40代は、忙しさにかまけて、食生活が乱れがちになります。特に肥満や生活習慣病の予防を意識した規則正しい食生活を送りましょう。また、食塩の摂取過剰の傾向もあり、高血圧などを引き起こしますので、減塩にも留意する必要があります。
50代
食事摂取総カロリーの50~65%%を炭水化物で、たんぱく質は50g、脂質は20~30g、ビタミンは600㎎、ミネラルも摂ります。
60代
食事摂取総カロリーの50~65%%を炭水化物で、たんぱく質は50g、脂質は20~30g、ビタミンは600㎎、ミネラルも摂ります。
栄養管理に関する資格
管理栄養士(国家資格)
管理栄養士になるためには、まず栄養士免許の取得を目指します。栄養士の免許は、国が指定した栄養士養成施設である4年制大学、3年生の短大・専門学校、2年生の短大・専門学校を卒業すると栄養士資格が取れます。その後、4大卒は1年以上、3年制の短大、専門学校は2年以上、2年生短大や専門学校は3年以上の実務経験を積んだうえで、管理栄養士国家試験に臨みます。
栄養士
栄養士になるためには、栄養士養成課程をおく東京都世田谷区のの大学、短大、専門学校を卒業する必要があります。いずれかを卒業すれば、栄養士資格が取得できます。