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ウレタン防水にトップコート施工は必要?メリットや単価相場を解説!

2022/07/12 2022/08/24
ウレタン防水にトップコート施工は必要?メリットや単価相場を解説!

自宅のメンテナンスとして定期的に外壁防水工事を行うことで、家の寿命を延ばせます。特にウレタン防水でトップコートの塗り直しをすれば、遮熱効果や滑り止め効果などをアップさせられるでしょう。

ウレタン防水を検討している方のために、トップコート施工の重要性やメリット、施工費用の目安などをご紹介します。基本的な知識を付けてから、優良業者を探すようにしましょう。

トップコートとは

防水工事におけるトップコートは、防水層を保護するために最後に行う塗装を指します。防水層が雨風や直射日光にさらされて劣化してしまうのを防ぐため、外壁が長持ちするのがメリットです。

特にウレタン素材の防水層は、紫外線などの刺激に弱く硬化・変色しやすいという特徴があります。防水層のダメージを防ぎ、効果を持続させるためにトップコート施工を検討しましょう。

ウレタン防水におけるトップコート施工の必要性

ウレタン防水において、防水層を保護してくれるトップコート施工は欠かせません。トップコート施工が重要とされているのは、以下の3つの理由からです。

  • 紫外線を防いで外壁の寿命を延ばせる 
  • 熱から建物を守れる 
  • きれいな外壁を保てる

それぞれのポイントを詳しくご紹介します。

紫外線を防いで外壁の寿命を延ばせる

強い紫外線にさらされると、あらゆるものが劣化してしまいます。ウレタン素材も例外ではなく、変色や硬化などの劣化が起きてしまうのです。

紫外線に弱いウレタン防水を採用する場合は、トップコートが必須といっても過言ではありません。防水層を直射日光から守ることで、伸縮性を失ってひび割れたり剥がれたりしてしまうのを防ぐことができます。

熱から建物を守れる

トップコートには遮熱効果もあるため、建物の劣化を防いでくれるのが大きなメリットです。建物が熱を通しやすいと、屋根や屋上部分の温度差が大きくなり、骨組み部分の鉄骨や鉄筋の伸縮につながります。

不必要な熱がコンクリートを通って建物全体に広がるのを防ぐには、遮熱性の高いトップコートが有効です。原料によって遮熱性に差が出てくるため、自宅の日当たりなどを考慮しながら選ぶようにしましょう。

きれいな外壁を保てる

好きな色味のトップコート塗料を選べば、自宅外観のイメージチェンジも可能です。特注になる色も含めれば、どんな色にでも外壁を塗装できます。

定期的にメンテナンスを行っていれば、見栄えの良いきれいな外壁を維持できるでしょう。ただし、トップコート材の色選びは慎重に行うのがおすすめです。

例えば、黒色は熱を集めやすく、薄い色は汚れが目立ちやすいなどのデメリットがあります。デザインと実用性の両面から検討するようにしましょう。

トップコート施工が必要になる目安

さまざまな効果が期待できるトップコートですが、効果がずっと続くわけではありません。3~5年に1回の頻度で、メンテナンスが必要だとされています。

塗料の種類によって効果が持続する期間が異なりますが、次のような状態が見られる場合にはトップコートの塗り直しを検討しましょう。

  • 外壁表面の色あせ
  • ひび割れの発生
  • チョーキング現象
  • 水はけが悪い
  • コケや藻、雑草の発生
  • 防水層の膨れ
  • 排水口の詰まりや汚れ

これら補修が必要となるサインを見逃さず、適切なタイミングで施工を行うことが大切です。

トップコートの種類

ウレタン防水のトップコートは、主に次の2種類に分けられます。

  • アクリルウレタン系
  • フッ素系

現在では、比較的費用を抑えられるアクリルウレタン系のトップコートが、広く利用されています。一方のフッ素系は、値段は高価になりがちですが耐用年数が長いのがメリットです。

各素材の特徴や耐用年数、メリット・デメリットを知っておきましょう。

アクリルウレタン系

アクリルウレタン系のトップコートは、値段が安価で広く一般的に使用されています。伸縮性に優れているため、塗り直しにも使われることが多いです。

フッ素系に比べると遮熱性が劣ってしまいますが、近年では日光の反射率を上げて熱を取り込まないようにするタイプも登場しています。

  • メリット:費用が安い、伸縮性が高い
  • デメリット:遮熱性が低い
  • 耐用年数:3~5年

フッ素系

フッ素系のトップコートは、遮熱性が高いうえに汚れにくいという特徴があります。そのため、外壁を黒色にしても熱による劣化をある程度は抑えられるでしょう。

しかし、性能が良い分費用がかさむため、アクリルウレタン系ほど需要は高くありません。アクリルウレタン系を選択した時と比べて、フッ素系は2倍の費用が必要となるケースもあるようです。

耐用年数は10年程度と長く、頻繁にメンテナンスを行えない場合にはおすすめのトップコートです。

  • メリット:費用が高い、遮熱性が高い、汚れにくい
  • デメリット:遮熱性が低い
  • 耐用年数:10年程度

トップコート施工の単価相場

トップコートの重要性が分かったところで、施工を依頼する場合の費用相場を確認しておきましょう。トップコート施工の費用は、防水層の種類によって次のとおり差が出ます。

防水層の種類トップコート施工の単価相場
ウレタン防水1,600~1,700円/㎡
シート防水900~1,500円/㎡
アスファルト防水1,000~3,000円/㎡
FRP防水1,700~2,200円/㎡

ウレタン防水の場合は、外壁塗装のタイミングで一緒に施工をすることで費用を押さえることができます。メンテナンスのタイミングを見計らって、依頼するようにしましょう。

施工の流れ

トップコート施工は、主に次の6工程で行われます。

1.高圧洗浄・清掃

施工を行う場所の泥や苔を除去します。外壁塗装を同時に行う場合には、欠かせない工程です。

2.ケレン・目荒らし

外壁に細かい傷をつけて、トップコート材の密着性を高める工程です。サンダーケレンという工具を使います。

3.アセトンシンナーを使った油分の除去

トップコートの密着を阻害する油分を、アセトンシンナーで取り除きます。

4.プライマーの塗布

下地とトップコートをつなげる役割を果たす、プライマーを塗布する工程です。ウレタン防水の場合は、新築用とは異なるプライマーを使います。

5.トップコートの塗布

プライマーが乾いたら、トップコートを塗ります。

6.トップコートの上塗り

再度トップコートを塗って、乾燥したら終了です!

優良な業者を選ぶポイント

家を守るウレタン防水のトップコート施工は、優良業者を見極めて依頼することが重要です。業者選びのポイント3つを紹介します。

  • 見積もり書の細かさや対応の丁寧さ
  • 防水工事の実績が豊富かどうか
  • 「防水施工技能士」資格の有無

いくつかの業者に相見積もりを取って、実際の見積書を比べてみましょう。分かりやすく内容が整理されているか、スタッフの対応はどうかを確認します。

また、防水工事は専門的な知識が求められる工事です。実績の豊富さや資格の有無に注目してみてください。

ゼヒトモでトップコート施工のプロを探す

劣化をしやすいウレタン防水には、トップコートの施工が欠かせません。トップコートを施すことで、紫外線による劣化を防ぎ、きれいな外観を保つことができます。

  • ウレタン防水のトップコートについて相談したい
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