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階段リフォームってどうするの?費用や工事内容、DIYについて解説

2022/11/21 2024/04/10
階段リフォームってどうするの?費用や工事内容、DIYについて解説

階段は屋内でも事故の多い場所なのをご存知ですか?そのため、手すりをつけるなどのリフォーム工事をして、安全性を高めることを検討している方も多いかもしれません。また、階段の下部分を収納スペースにするリフォーム工事もあります。空間を無駄なく活用でき、収納量を増やすことができます。

この記事では、階段のリフォームを検討している方に向けて、必要な情報を詳しく紹介しています。リフォームの種類や事例、工事の内容、費用相場なども説明しているので、ぜひチェックしてみてください。

階段リフォームで行えること

階段リフォームでは、次の工事を行うことができます。

  • 階段の勾配を変える
  • 床材を変更する
  • 手すりの設置や設置場所の変更
  • 階段のきしみを修復する
  • 階段下に収納スペースを設ける

階段部分をリフォームすることで、安全性や利便性、収納力を高めることが可能です。それぞれの事例と費用について見ていきましょう。

階段の勾配を変える

階段の勾配が急すぎると、転倒したときに大ケガをする可能性があります。階段の行き来がつらくなって来たときは、勾配を変えて安全な空間に変えてみてはいかがでしょうか。踏面に滑り止めシートを貼ると、さらに安全な階段に仕上がります。

反対に、階段の勾配が緩やか過ぎて、無駄な空間が生まれてしまうこともあります。リフォーム工事で勾配を調整し、無駄なスペースをなくす対応も検討できるでしょう。

勾配を変えるタイプのリフォーム工事は、階段のスペースを増やすかどうかで価格が異なります。勾配を緩やかにするためには現状よりも広い場所を使うことになるため、施工面積が広くなり、リフォーム費用も100万~150万円ほど必要です。

一方、階段のスペースは変えずに段を増やす工事は、20万~50万円程度となります。階段の寸法、手すりを設置するかなどにもよっても費用は変わるので、見積もりの明細をしっかりと確認するようにしましょう。

床材を変更する

床材を変更することで、階段の印象を大きく変えることができます。例えば、玄関やリビングから階段がよく見える場合には、床材の種類や色を変えるなどの対応をすることで、空間全体をおしゃれな印象にグレードアップしましょう。

また、滑りやすい階段は、床材にカーペットを使ったり、踏面に部分的に滑り止めシートを設置したりすることで安全性を改善できます。なお、床材変更のリフォーム工事の価格は15万~30万円ほどです。表面にカーペットを張るタイプの施工は、踏面の寸法にもよりますが、4万~8万円ほどが相場になります。

手すりの設置や設置場所の変更

安全面の強化を目指すなら、手すりの設置は不可欠です。また、すでに手すりを設置している場合でも、片側の部分にしか手すりがないと不便なこともあります。踏面が狭いときや段差が大きいときなどには、両側に手すりを施工することも検討しましょう。

手すりが持ちにくく、あまり活用していない場合には、手すりの高さや設置場所も再考できます。手すりの設置や設置場所変更のリフォーム価格は、8万~20万円が相場です。さらに安全面を強化するときは、踏面の表面に滑り止めシートを貼るなどの対応も検討しましょう。

踏面の寸法やシートのタイプなどによっても工事費用は変わります。高齢になると思わぬところでケガをすることがあるので、業者に相談して適切な工事を行い、階段を安全な空間に変えていきましょう。

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階段のきしみを修復する

踏面を踏むたびにきしみを感じる場合は、表面的あるいは部分的なリフォーム工事では修復できません。階段全体を架け替えて、きしみを解消しましょう。

リフォーム工事の価格は60万~100万円ほどが相場です。滑り止めシートを設置するか、踏面の寸法がどの程度かなどによっても施工費用は変わるので、業者に確認しておきましょう。

なお、きしみの原因としてはいくつか考えられますが、木が乾燥したことにより空間ができて音が鳴っていることが多いです。くさびを差し込むタイプの工事で対応できることもありますが、より安全性を高めるのであれば、全体を架け替えるほうが良いでしょう。

階段下に収納スペースを設ける

階段下の空間に収納スペースを設けるリフォーム工事もあります。収納が足りないときは、検討してみましょう。

なお、階段下の収納は、踏面の下と階段全体の下の2つの種類があります。収納したいものが少ししかない場合は、最下段から数段の踏面の下に引き出し式の収納スペースを設置できるでしょう。踏面と蹴上げ(階段の段差部分)の寸法を測り、収納したいものが入るのか調べてから施工しましょう。

ただし、中段・上段の部分に引き出しを作ると、出し入れするときに階段から滑り落ちる可能性があり、安全とはいえません。万が一の事故を回避するためにも、特に中段・上段の踏面表面には滑り止めシートを張るなどの対応もしておきましょう。

収納したいものが多いあるいは大きなときは、階段全体の下に収納スペースを設けることができます。スペースが広く確保できるときはウォークインタイプの収納も作ることが可能です。リフォーム価格としては5万~30万円程度が目安となります。

費用相場別リフォームの工事内容

階段リフォームでできることは、予算によっても異なります。費用相場別のリフォーム工事を紹介するので、ぜひ参考にしてください。

また、手すりを設置して安全性を向上したい、勾配を変えるなどの大規模な工事をしたいなどの目的によってもリフォーム工事の内容は変わります。利用できるスペース、施工方法によっても費用は変わるので、どのような工事が必要か確認したうえで、リフォームを進めていきましょう。

10万円未満でできる工事

階段の長さや手すりのグレード、工事方法などによっても異なりますが、手すりの設置であれば10万円未満でできることがあります。手すり代が3万~4万円程度、取り付け工事費用が5万~8万円が相場です。

手すり代3万~4万円程度
取り付け工事費用5万~8万円程度
合計8万円~

階段の安全性対策であれば、滑り止めシートを貼る工事も必要です。手すりを取り付ける工事と合わせてすれば、1万円程度の材料代だけで済ませられることもあります。

なお、10万円未満では階段の勾配を変える、収納スペースを設けるなどの大規模な工事はできません。予算をもう少し広げるか、他のリフォーム工事で代用できるかもしれません。リフォーム業者に相談してみましょう。

30万円未満でできる工事

リフォーム費用の予算が30万円ほどあれば、対応できる工事は増えます。例えば、階段下に大規模な収納スペースを設けることもできるでしょう。

また、きしみが気になるときも、くさびを打ち込むだけであれば、30万円未満でリフォーム工事ができることもあります。業者に階段をチェックしてもらい、安全性に問題がないことを確認してから、工事の方法を決めていきましょう。

階段下収納(材料費、施工費用)5万~30万円程度
くさび(くさび代、施工費用)2万~5万円程度
手すり(手すり代、施工費用)8万円程度
滑り止めシート(シート代、施工費用)1万円程度
合計16万円~

くさびを打ち込むだけであれば、手すりや滑り止めシートの設置工事を含めても30万円未満の相場でリフォームできます。ただし、勾配を変えるなどの目的で工事をする場合は、30万円以上は必要です。

50万円未満で出来る工事

リフォーム費用に50万円程度の予算があれば、手すりの設置や滑り止めシートの貼り付けに加え、階段の床材の変更もできます。カーペットに張り替えるのであれば4万~8万円ほど、フローリング材に張り替えるときには15万~30万円程度でできるので、手すり・滑り止めシートの安全性を高める目的の工事も合わせて50万円未満で可能です。

フローリング材の張り替え15万~30万円程度
階段下収納(材料費、施工費用)5万~30万円程度
くさび(くさび代、施工費用)2万~5万円程度
手すり(手すり代、施工費用)8万円程度
滑り止めシート(シート代、施工費用)1万円程度
合計31万円~

また、段数を増やす工事も、階段のスペースを変更しない程度であれば20万~50万円が費用相場となるため、実施可能です。しかし、階段のスペースを広げる大規模なリフォーム工事を行う場合は、施工方法にもよりますが100万円以上の資金が必要になるでしょう。

50万円以上で出来る工事

リフォーム費用の予算が50万円以上あるなら、階段リフォームのほとんどの工事は実現可能になります。例えば、年齢を重ねてより安全性の高い住まいを実現したいのであれば、手すりと滑り止めシートを取り付けて、階段のスペースを広げて勾配を緩やかにすることができるでしょう。

階段の架け替え(材料費、施工費用)100万~150万円程度
手すり(手すり代、施工費用)8万円程度
滑り止めシート(シート代、施工費用)1万円程度
合計109万円~

なお、らせん階段もしくはスキップフロアのある折り返し階段を選ぶと、階段のスペースを広げずに勾配を緩やかにすることができます。その場合も階段の架け替えが必要となるため大規模工事となりますが、階段のスペースが広がらずに済むため、他の間取りに影響を及ぼさないというメリットがあります。

また、らせん階段や折り返し階段は階段下にスペースが空くため、ウォークインタイプの大型収納を設けることも可能です。収納スペースを増やす目的でリフォームをする場合も、階段に注目することができるでしょう。収納量の拡大目的のリフォーム工事相場は以下の通りです。施工方法が変わると工事費用も変わるので、リフォーム業者に相談しましょう。

階段の架け替え(材料費、施工費用)100万~150万円程度
階段下収納(材料費、施工費用)5万~30万円程度
合計105万円~

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リフォームを行う時のポイント

階段などのリフォームを行うときは、まずは費用の予算を決めてから業者に依頼しましょう。リフォームする範囲が広くなればなるほど、また、工事に使用する材料がハイグレードのものになればなるほど費用は高額になります。

リフォーム業者のホームページで紹介されている事例を参考に、目的(安全性を高める、収納量を増やすなど)を実現するにはどのような工事が必要か、材料(手すり、フローリング材など)はどの程度の費用がかかるのかについて、目安をつけておきましょう。

また、階段を架け替えるなどの大規模な工事をするときは、階段以外の部分にも影響を及ぼすことがあります。どの程度の変更が可能か、合わせてリフォームしても良い部分はどこかを決めてから、リフォーム業者に相談しましょう。

工事を行う時期を考える

手すりをつけるだけ、滑り止めシートを貼るだけといった比較的簡単な工事であれば、通常は1日で完了します。しかし、安全性を高めるために手すりの土台を補強するなどの工事が必要なときは、施工費用が高額になるだけでなく、工期も延びる可能性があります。土日などに工事をしてもらえるのか、会社を休むことは可能かなども検討する必要があるでしょう。

階段の架け替えや収納スペースの設置などのリフォーム工事の場合も、規模が大きくなるため、工期が長引くことがあります。数日以上階段を使えない場合は、仮住まいの準備もしておくことが求められます。学校や会社に影響が出ないように、長期休みと重ねるなどの工夫が必要になるかもしれません。

工事する部分と工期の関係については、リフォーム業者のホームページで公開されている事例が参考になります。どのタイミングで工事を始めれば生活に支障が出にくいのか、家族で話し合って検討しておきましょう。

家全体の安全性を考慮しながら工事内容を決める

階段のリフォーム工事をするときは、家全体の安全性を向上することも考える必要があります。高齢になると階段で転倒するリスクが高まるだけでなく、転倒後の治療が長引き、元通りの生活を送りにくくなる可能性も高まります。安全に暮らせる家にするためにも、手すりや滑り止めシートを取り付けたり、床材をカーペットなどに変更したりすることも必要です。

階段下の部分に収納スペースを設ける工事をする場合にも、安全性に留意することが必要になります。収納スペースの扉が開く方向などによっては、階段や廊下でぶつかる事故が発生する恐れがあります。インターネットで階段や収納で起こりうる家庭内事故の事例も参考にしつつ、リフォーム業者と話し合って工事内容を決めましょう。

また、リフォーム業者を決めるときは、費用だけでなく実績や評判もチェックすることが大切です。費用が安くても工事の品質が低いのでは意味がありません。安心して長く暮らせる住宅にするためにも、業者選びにもこだわりましょう。

補助金の制度を活用する

階段のリフォーム工事に対しては、自治体の補助金制度を利用できることがあります。特にバリアフリー化や二世帯住宅化のための工事に関して費用の一部を負担する制度が多い傾向にあるので、該当する工事をするときはお住まいの自治体に問い合わせておくことが必要です。

地域密着型のリフォーム業者であれば、補助金制度について熟知していることや、実際に補助金の申請手続きを行った事例があることも多いので、まずは相談してみましょう。

ただし、収納部分を増やす工事などに関しては補助金の支給は難しいかもしれません。補助金制度によっても支給基準は異なるので、自治体のホームページなども参考に確認することが必要です。

家族に要介護認定・要支援認定を受けている方がいる場合は、手すりの設置などの安全性向上につながる工事に関して、介護保険による支援を受けられることがあります。担当のケアマネジャーに相談し、費用補助を得られるか尋ねてみましょう。

階段リフォームをDIYで行う方法

工事内容によっては、階段リフォームをDIYで行うことが可能です。例えば、床材を上張り工法で張り替える工事であれば、DIYでも対応できることがあります。

ただし、手すりの取り付けなどの安全性に関わる部分については、業者に依頼するほうが安心できるでしょう。収納部分を増やすなどの大がかりな工事も、DIYでは難しいかもしれません。

また、DIYでは対応できても、業者とは異なり材料を卸値で購入できないため、費用がかさむこともあります。工事内容を決めてからリフォーム業者の事例を検索し、材料費と工事を依頼する費用のどちらが高いか確認してからDIYに取り組むようにしましょう。

上張りリフォーム

床材としては1万円程度、施工に必要な道具代に5,000円程度必要です。そのため、DIYで上張りリフォームをする場合は、工事費用に15,000円ほど見積もっておきましょう。

DIYに慣れている方であれば工期は2日ほどです。しかし、手すりや収納部分の設置などの工事も一緒にする場合は、さらに工期が長引くことがあります。リフォーム事例なども参考に、安全に注意しながら階段工事を進めていきましょう。

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