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外壁塗装は10年ごとに行う⁉初めて塗装をする時の注意点とは?

2023/12/03 2024/03/08
外壁塗装は10年ごとに行う⁉初めて塗装をする時の注意点とは?

外壁塗装は建物の美観と耐久性を保つために重要ですが、どれくらいの頻度で行うべきか疑問に思うかもしれません。この記事では外壁塗装の頻度や塗り替えのタイミングについて説明します。

最後に業者に発注するときの注意点も記載しているため、初めて外壁塗装を行う方には必見です。

外壁塗装の塗り替え時期はどれくらい?

外壁塗装の塗り替え時期は一般的に約10年ごとが推奨されています。ただし、具体的なタイミングは塗料の種類や気候条件によって異なります。ここでは、初めて外壁塗装を行う場合と何度目かの塗装の場合に分けて解説を行います。

新築後の最初の塗装の場合

新築後の初めての外壁塗装は、建築から約5年ほどのタイミングで行うことをおすすめします。なぜなら、新築時に外壁塗装で使用されている塗料はグレードの低いアクリル樹脂塗料であることが多いからです。

新築の外壁にアクリル塗料を選ぶことが一般的な理由としては、建てて間もない住宅の建材は、温度や気圧、湿度の影響で、わずかに膨張や収縮を繰り返すことが関係しています。

これらの現象は築年数が経つにつれて収まっていきますが、膨張や収縮を繰り返している時期に耐久性の高い塗料を塗装してしまうことで、塗膜が割れる可能性があるからです。

そのため、新築したばかりの時期は、安いアクリル樹脂塗料で外壁の表面を保護し、家の膨張と収縮が収まった頃に、シリコン樹脂塗料やフッ素樹脂塗料などの耐久性の高い塗料で塗装するのが一般的な流れと言われています。

何度か塗装を行っている場合

外壁塗装を何度か行っている場合には、使用している塗料の耐久年数と塗装業者の施工状態によって次の塗装時期が変わっていきます。

例えば、耐用年数が7年から15年と言われているシリコン塗料では、塗り替えたタイミングからおおよそ7~15年後が次の塗装時期と言えます。

しかし、塗装時に高圧洗浄や下地処理などの工程を省くような業者や、塗料を規定よりも薄めて塗装しようとする業者に施工された場合、本来の塗料の耐久年数よりも早く劣化し、塗装がすぐに剥がれたりすることもあるでしょう。

また、塗装を行う場所によって、それぞれに適した塗料を選ぶことも重要です。例えば、屋根のように、外壁以上に雨や太陽光などで劣化しやすい環境である場所には、外壁で使用する塗料よりも耐久性の高い塗料を使用するといいでしょう。

このように、その土地の環境や特性を踏まえて適切に塗料を選び、しっかりと塗装工事を行ってくれる業者に依頼することが大事です。

塗料別の耐用年数

外壁で使用する塗料には、様々な種類があります。それぞれの塗料で耐用年数が異なるため、ここでは一般的に使用される塗料の耐用年数をまとめました。

【外壁塗装で使用する塗料の耐用年数】

塗料名耐用年数
アクリル塗料5~7年
ウレタン塗料8~10年
シリコン塗料7~15年
ラジカル塗料12~15年
フッ素塗料15~20年
無機塗料20年以上~

耐用年数の長い塗料を用いることで、次の塗装までの期間を長く取ることが可能です。一方で、塗料自体の価格も高くなる傾向にあるため、一般的な住宅ではシリコン塗料が人気と言われています。

また、劣化が激しい屋根部分はフッ素塗料、外壁部分はシリコン塗料と塗装部分によって塗料を使い分けることもできるため、耐用年数だけでなく、それぞれの塗料の特性を踏まえて選びましょう。

以下の関連記事では、外壁塗装の費用相場や施工事例を紹介しています。実際にかかった費用も掲載していますので、外壁塗装の耐用年数に加え、外壁塗装のリフォームにかかる費用が気になる方はぜひご覧ください。

関連記事:外壁塗装の費用相場

塗装のセルフチェック方法

外壁の状態を定期的にチェックすることで、塗り替えのタイミングを見極めることができます。例えば、壁の汚れは放置しておくとカビや藻が発生してしまう原因となるため、定期的に柔らかいスポンジやブラシで出来る範囲で洗浄するといいでしょう。

壁の汚れや変色のような症状では、特に外壁塗装を検討する必要はありません。しかし、以下のような症状が見られる場合には、塗装を検討することをおすすめします。

カビ、コケの発生

湿度の高い地域や日光が当たらない北側の壁では、外壁にカビやコケが発生しやすいです。これらの状態は外壁の防水性が低下し、外壁材に湿気が多く含まれている状態と言えます。

小さいカビやコケの場合は柔らかいスポンジ等で取り除き、外壁に大きく広がっている場合は再塗装を検討してみましょう。これらの症状は塗装から約8年ほど経過した時に発生する場合が多いため、日ごろからセルフチェックを行い、未然に防ぐといいでしょう。

ひび割れ

ひび割れは別名クラックとも呼ばれており、小さなひびから大きなひびまで大小さまざまです。幅が0.3㎝以上のひびや毛細血管のようなひびが沢山ある場合には塗装を検討しましょう。

外壁にひび割れが見られる場合、水が浸入し、構造に損傷を与える可能性があります。ひび割れが進行すると壁自体が割れてしまう場合もあるので、判断に迷う場合は塗装業者に相談してみましょう。

チョーキング

外壁の表面が粉状になり、外壁を触った時に白い粉が手に付く場合、塗料が劣化している兆候かもしれません。

塗料は樹脂と顔料でできているため、樹脂が紫外線によって劣化していくと顔料だけが残ります。顔料には色を付ける役割があり、それらが手に付着している点からも塗装の色あせが進んでいることが分かります。さらに、下地を保護する役割も果たせていない可能性が高いです。

チョーキングを放置すると下地の劣化や塗装のひび割れが進行し、さらに深刻な劣化を招く可能性があります。下地の劣化を防ぐためにも、チョーキングが発生した時には1年以内に再塗装を行いましょう。

コーキングのひび割れ

外壁同士を繋げるコーキングは、紫外線などの影響で徐々に硬くなり10年ほどでひび割れが発生しやすくなります。

ひび割れがあると、そこから水漏れが発生する原因にもなります。特に大きなひび割れの場合は早急に補修を行いましょう。

艶がなくなる

外壁の艶がなくなっている状態は、徐々に塗装の効果が薄れている証拠です。すぐに何か対処する必要はないですが、ひび割れや塗装の剥がれなどがないか、入念にチェックすると良いでしょう。

塗装がはがれる

塗料が剥がれたり浮いたりしている場合、そこから雨漏りや結露が発生したり、部材が腐食する可能性が高いです。放置すればするほど、状態は悪くなるため、すぐに再塗装を行いましょう。

業者に依頼するときの注意点

外壁塗装では、しっかりと塗料の効果を発揮させるために、様々な工程が必要になります。さらに、塗料を混ざるときの攪拌(かくはん)や塗装作業では専門的な技術が必要とされる工事でもあるため、しっかりした業者に依頼したいですよね。

ここでは、特に初めて外壁塗装を業者に依頼する場合に気を付けるべきポイントをご紹介します。

飛び込み営業には気を付ける

塗装会社からの飛び込み営業は特に注意しましょう。外壁は敷地外からも状態を確認しやすく、それらの情報を元に「今の状態では建物自体が劣化する」「今日契約すれば安くできる」と契約を急かす場合が多いです。

また、工事費用自体も高額であるため「半額」や「足場代無料」と提示してくる場合はかなり疑わしい業者だと言えるでしょう。

このような場合は、焦ってその場で契約を行うのではなく、別の塗装業者と相見積もりを取るなどして、納得できないまま契約することを避けましょう。

工期が極端に短い時は手抜き工事を疑う

外壁塗装は一般的な戸建て住宅の場合で10~14日ほど掛かります。そのため、「7日以内に工事が完了する」と言った極端に短い工期での提案には注意が必要です。

なぜなら、外壁塗装では本来の塗料の効果を発揮させるために3回塗料を塗る工程がある他、塗料を塗る前に外壁を洗浄するなど、様々な工程が必要だからです。そのため、工期が極端に短い場合は、必要な工程を省略していることが考えられます。

塗装が終わった直後は問題ないように思えますが、後々になって塗装の剥がれや不具合が発生する可能性も高く、短期間で再塗装を行わざるえない状況にも繋がりかねないため、しっかりと塗装を行ってくれる業者を選びましょう。

見積書をしっかりと確認する

業者から提供される見積書をしっかりと確認することで、納得のいく工事を行ってもらいましょう。特に見積書で確認するべき項目は以下の通りです。

作業内容の詳細:施工内容について一式と省略されていない

        補償が必要な場合はその費用も記載されているか

        付帯設備の塗装費用も記載されているか

使用される塗料:使用される塗料の種類とブランドが記載されているか確認しましょう。

価格の明確さ:施工費用は1平方メートルあたりで細かく計算されている

また、見積書だけでなく工事のスケジュールを決める際には塗料の匂いが特にきつい日を確認しておくことで、事前にご近所周りへの挨拶をすることが出来ます。塗装時の塗料の匂いで近所トラブルを発生させないためにも、しっかりと工事内容は理解しておくといいでしょう。

ゼヒトモで外壁塗装のプロを探す

今回は外壁塗装の頻度や塗り替えのタイミング、業者に依頼するときの注意点についてご紹介しました。

  • 外壁塗装を行いたい
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そんな方は、ゼヒトモで外壁塗装工事業者のプロを探してみませんか?いくつかの質問に答えるだけで、あなたにピッタリのプロが見つかります。外壁塗装工事を検討している方は、ゼヒトモお気軽にご利用ください。

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