10/18/2019

庭木の植え替えにかかる費用は?庭師に仕事を頼んだ場合の費用などを紹介

個人宅を顧客とする庭師の仕事は「この資格がないと開業許可が下りない」という決まりはありません。だからこそ、経験とセンスがものをいう仕事です。安心して任せるため、評判の良い業者・説明に説得力がある業者を選ぶために庭師の仕事を理解しましょう。

庭師の仕事には、個人宅の仕事ではなく、公共工事などもあります。ここでは個人宅の仕事も、公共工事も解説します。

庭師の仕事内容

庭師 仕事 Zehitomo 庭のリフォーム

庭木の植え替えをするのは庭師です。庭師の仕事は産業分類でいうと建築業に当たります。草引き・剪定などの植木そのもの手入れに資格は不要ですが、土木工事を含む工事を施工する業者は建築業の許可が必要です。

草引き

草引きとは、草刈りのことです。造園業者に依頼する草引きの内容は主に雑草を刈り、取り除くことをさします。草引き(草刈り)に延長して低木の伐採・防草シート施工作業や、草刈で生じたごみ処理等などの仕事が発生します。対象となる土地は一般家庭の庭・駐車場・農地、マンション敷地内・公園などの公共施設です。

刈り込み

刈り込みは、植木の不要な枝葉を切り、形を整えることです。主に高木(大きめの高さの植木)の高さや幅など全体の形を刈り込みバサミで整えるので、刈り込みの深さや芽の育ちまでは配慮されていません。刈り込みのメリットは、形が整うことが一番です。デメリットは、枝の間引きまではしないため、風通しが悪くなり、害虫が増える場合あるということです。

剪定

剪定とは、植木の枝を切りそろえ、少しずつ全体の形を整えることです。剪定作業では、ただ形を整えるだけでなく、痛み始めている芽や木全体の育ちを邪魔する枝葉を切ります。こうした剪定には、植物に対する豊富な知識と経験が必要です。

剪定のメリットは、植木の形だけでなく、健康面でも整う点です。病気予防になり、害虫が出にくくなります。養分の吸収を考えて枝を切るので、その後の木の成長が健やかになります。デザイン面では、細かな枝を切るので、全体の印象が軽くなります。

デメリットは、繊細な作業なので多少作業時間がかかることと、細かなゴミがたくさん出ることです。植木によって刈り込み向きの木と、剪定向きの木があります。プロはその点も考慮して作業をしてくれます。

庭造り

庭造りは、庭の用途に合わせてデザイン・設計・土壌の改良・植栽や土木作業等を行うことです。庭だけでなく、駐車場・門扉や外壁などの外構工事も含みます。対象は個人宅戸建の庭・駐車場・個人のマンションバルコニー・公共施設の庭・屋上などです。

最近ではDIYブームに乗って外壁を手作りする方もいますが、地震による外壁事故が増えています。安全性や耐用年数を考えると、外構工事はプロの業者に任せた方が安心です。

庭木の植え替え費用の相場とかかる時間・期間

庭師 仕事 Zehitomo 庭のリフォーム

自宅の庭のリフォーム

庭の広さと、作業内容により異なります。2~3万円から150万円までが価格帯として多い相場です。具体的には、砂利敷きは約3,000円~9,000円/㎡、芝を敷く作業は約3,000円~5,000円/㎡です。

このほか、ウッドデッキの設置は約50万円、タイルやレンガを敷き詰めるのは約100万円。門柱、フェンス、花壇の植栽など全体のリフォームは約100万円~となります。

自宅の庭のお手入れ

庭の広さと作業内容により異なります。植木の剪定は業者によっては1本あたりで算出する場合と、職人さんの日当で算出する場合があります。1本1,000円から実施するところもありますが、日当の場合は約8,000円〜15,000円が相場です。

このほか草刈りは約1,000円/㎡ 砂利敷1400円/㎡・芝刈りは300円/㎡。いずれも業者によりコストに開きがあり、さらにごみの処分費用は別のことが多いです。

施設、公園など広大な面積の造園

金額は景石・地ごしらえ、植栽など運搬する材料の重さや工事内容により異なります。設備工事・給排水工事を伴うものかにより工期は異なりますが、設備工事を伴うほど工期は長くなります。

造園工事業者の仕事内容

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造園工事業者は植栽などの造園に加えて外構などの土木工事も請け負います。

植栽

植栽とは、植木や花を植えることです。ただ植える作業だけでなく、四季を通じての日照時間や庭の広さ・全体の景観を考えて植物を配置します。

また、植物によっては落葉が多く隣の家の近くに植樹をするには不向きのもの、日陰に植えると育ちが悪いものもあります。業者は、植木の特徴を知るプロだからこそ、今後、樹木がどう成長していくのかを見据えてアドバイスや植栽をしてくれます。植栽の対象となるのは個人宅の庭・ビルの屋上・道路や公園・プールなど公共施設です。

地被(ちひ)

地被とは、背丈の低い草木で地表を覆うことを言い、別名ではグランドカバーとも言います。地被の実用面での目的は、防草効果・砂埃防止です。このほか、地表の温度を下げ、ヒートアイランド現象を防ぐ効果もあります。

一方、庭のデザインとしては背の高い植物と合わせてデザインの一環とします。視覚的に緑で人への癒し効果を図ります。地被に使用される植物はコケ・芝・シダなどです。主に戸建ての庭・日本庭園や公園などに施されます。

景石

日本庭園などで、デザインの一部として石を置くこと、またその石のことです。実用性はありませんがデザイン目的の捨て石、通路に使用する飛び石・敷砂利、明り取りに使用する灯篭などがあります。

価格には幅があり、大きさやデザインにより約7万~300万円ほどです。また、景石の配置・石組みはルールがあり、ルールに合わせた石選びがデザインの要です。さらに、石の搬入は個人では難しいものです。良い庭園にするには、デザインから搬入までプロに依頼して仕上げましょう。

地ごしらえ

地こしらえとは、庭や広場を更地にした後、残された根、木の幹・草木・雑草を刈り、整理することを言います。必要であれば、クレーンでの土の掘削も行います。地ごしらえは、庭づくり前の大掃除です。

根を取り除くことは、後の庭づくり作業を安全に進める準備になります。また、石や雑草を取り除くことは、土の状態を良くし、その後植樹した草木が健やかに成長するための土台づくりとなるのです。更に、土をならす事で、表層の土の流出も予防できます。

公園設備や広場の工事

公園や広場の新規増設・老朽化による改修に伴う工事です。具体的には、土木関連工事では高低差を作るための掘削工事、敷地内道路の舗装や外構工事。

緑化工事では植栽・樹木保護工事です。このほか、公園事務所の電気工事、トイレ設置に伴う上下水道工事・遊具の設置工事もあります。専門技術を持つ作業者が行う業務なので、建築業の許可を受けた業者が、安全作業手順に沿って行います。

園路工事

公園の動線を考え、使いやすくするために公園内に作られた通路を増設する工事です。公園のデザイン次第で、園路は池の上を通ったり、公園周囲をランニングできるように作られます。このため、素材はアスファルトから木材まで様々です。

園路工事では舗装や手すりの補修などのメンテナンスが必要になります。近年では車椅子や杖などでも利用しやすいよう、バリアフリーのデザインが好まれます。

水景工事

公園内の噴水・滝など、庭園や敷地内の水路を考慮した工事を水景工事と言います。元々は日本庭園内に作るデザイン性のある滝や池を指していましたが、最近では公園のライトアップされたモニュメント噴水・ミストも含めて水景工事と呼んでいます。

上下水路などの水が通る道だけでなく、水の殺菌・濾過システムの工事も含みます。

屋上等緑化工事

屋上を芝や植木など低木で緑化することや、壁面をツタなどの植物で覆うことを緑化工事と言います。建築物を緑で覆うことは遮熱・断熱効果があり、夏は涼しく、冬は暖かく過ごせるのです。遮熱効果がある分、建物全体の燃料費のコストカットが図れ、景観が良くなります。

夏場は直射日光が建物のコンクリート面に当たることでクラック(ひび割れ)ができることがありますが、建物を緑化していればクラック予防になり、ひいては建物の劣化を緩やかにできるのです。

緑地育成工事

緑地形成工事とは、樹木・草花・芝生などを育成するための工事です。土壌を整えること、支柱の設置も含みます。具体的には街路樹の設置や花壇の設置など、まちづくりに緑をプラスするための工事になります。植樹するスペースの地ならし、雑草の処理なども含み、その後、街の緑化計画に基づき、植樹します。

土木一式工事

複数の専門工事を組み合わせて土木作物をつくる工事です。具体的な作物はダム・トンネル・空港・高速道路・鉄道・上下水道など公的なものであることが多いのです。

工事の規模が大きいことから、単独専門工事では作業できないため、それぞれの専門職種が協力して作業を行う工事です。

とび、土木、コンクリート工事

足場の運搬・設置、建築資材など重量物の運搬・配置。鉄骨などの組み立てを行います。他にくい打ち、土砂の掘削・盛り上げ、地滑り防止のための基礎作成、地盤改良を行います。

舗装工事

高速道路や国道など、公共の道路のアスファルト舗装、コンクリート舗装です。路床固め、路盤敷き、アスファルト舗装は排水生を考慮して実施されています。個人宅駐車場の舗装工事もあります。

庭師、造園工事業者の仕事の時間、工期

庭師 仕事 Zehitomo 庭のリフォーム

自宅の庭のリフォーム

依頼する内容により異なります。門柱の設置は1日、ウッドデッキの設置・コンクリート工事は2日、庭を駐車場にリフォームする場合は3日、フェンスの設置は4日程度です。このほか、いくつかの工事を組み合わせて行うと、工程が増える分、日数が増えます。

自宅の庭のお手入れ

草刈は1日です。敷地が広めの場合でも、作業員を増やし、機械化することで、1日で終わらせる業者が殆どです。植栽、剪定は低木か高木であるか、本数にもよります。1日で終了させる業者が多いのですが、高木の剪定で本数が多い場合は数日かかる事もあります。

施設、公園など広大な面積の造園

公園の造園は1か月~2か月で行われることが多いです。景石・地ごしらえ、植栽など運搬する材料の重さや工事内容により異なります。

施設、公園など広大な面積のお手入れ

公園のアスレチック広場改修は1カ月半程度、橋梁補修・塗装は3か月区庁舎の回収は7か月程度です。いずれも屋外の作業なのか、電気設備工事・給排水工事を伴うものかにより工期は異なります。また、設備工事を伴うほど工期は長くなります。

庭師、造園工事業者の所有する必要な資格

庭師 仕事 Zehitomo 庭のリフォーム

庭造りに関係する資格は多数あります。個人宅を顧客とする庭師に資格は不要ですが、持っていると仕事を依頼するときには安心感があります。ここで、庭造りに関連する資格を紹介します。

植栽

造園施工管理技士・造園技能士・植栽基盤診断士

地被(ちひ)

造園施工管理技士・造園技能士・植栽基盤診断士

景石

造園技能士

地ごしらえ

植栽基盤診断士

公園設備や広場の工事

土木施工管理技能士・造園施工管理技能士・建築施工管理技能士

園路工事

土木施工管理技能士・造園施工管理技能士・建築施工管理技能士

水景工事

ビオトープ管理士

屋上等緑化工事

植栽基盤診断士・屋上緑化コーディネーター

緑地育成工事

造園施工管理技士
技術士 建設・総合技術監理(建設)・建設「鋼構造及びコンクリート」・総合技術監理(建設「鋼構造物及びコンクリート森林「林業」・総合技術監理
技能検定の1級造園・ 技能検定の2級造園+合格後3年以上の実務経験

土木一式工事

土木施工管理技士(1級建設機械・1級土木施工)

とび、コンクリート工事

土木施工管理技士(1級建設機械・1級土木施工・1級建築施工)

舗装工事

土木施工管理技士(1級建設機械・1級土木施工)

最後に

庭師の仕事には多数あり、個人宅の施工を得意としている業者、公共工事もできる規模の業者など、多数の造園業者がいます。個人宅の庭のリフォームの中でも、日本式の庭園づくりを得意としている、西洋風の庭作りを得意としているなど、得意分野は業者ごとに異なります。

自分の家の庭を「こうしてほしい」と思えるような、理想のリフォームを手がけてくれる業者や庭師を探しましょう。

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