12/16/2022

天窓から雨漏り!?考えられる原因と補修方法について紹介

室内を明るく開放的にする天窓ですが、施工に問題がある場合や経年劣化によって雨漏りが発生することもあります。雨漏りを放置すると住宅が急激に傷むため、設置物の交換や防水処理などの早急な対応が必要になります。しかし、業者に工事を依頼したいけれども、高額な費用がかかりそうでなかなか踏み切れないという方も多いのではないでしょうか。

この記事では、天窓の雨漏りに悩んでいる方に向けて、必要な情報を詳しく紹介しています。雨漏りの原因や自分で対応する方法、費用相場も解説しているので、ぜひ参考にしてください。

修理を依頼する前に大事なこと

天窓から雨漏りが発生したときは、プロに修理を依頼することができます。しかし、プロであっても、経年劣化による雨漏りか、防水機能のある部品の設置が必要か、それとも窓自体の交換が必要なのかをその場で的確に判断することは困難です。

業者がスムーズに対応できるように、依頼する前に雨漏りの状況について詳細に伝えるようにしましょう。雨がどのように入り込むのか、風が吹き込むことがあるのか、異音がしないかなどについても詳しく説明します。

現場の様子を写真や動画で撮影する

天窓から雨漏りが発生している様子を写真や動画で撮影しておくと、プロに依頼するときに説明しやすくなります。プロも依頼主の話を聞くだけよりも、写真や動画で見るほうが修理や交換が必要な部分を特定でき、工事の対応がしやすくなるでしょう。

また、写真や動画により経年劣化が原因だと判明したときは、防水処理などの応急処置だけでなく、窓の交換や設備設置などが必要になると想定されます。費用もその分かさむので、早めに準備しておきましょう。

雨漏りの原因(築10年以内の場合)

天窓を設置してから10年以内に雨漏りが発生した場合は、経年劣化ではなく初期工事に何らかの問題があったと考えられます。天窓の立ち上がり部分(ルーフィング)の一部が欠損していたり、屋根材と天窓の接続がうまくいっていなかったり、防水処理が適切にできていなかったりなどの原因が想定されます。

施工業者に早く連絡し、必要に応じて再工事や交換をしてもらいましょう。業者によっては保証制度を実施しているため、無料で修理をしてもらえる可能性があります。

雨漏りの原因(築10年以上の場合)

天窓を設置してから10年以上経過してから雨漏りが発生した場合は、経年劣化が原因だと考えられます。天窓のシール(シーリング材)やエプロン部分の修理や交換、防水処理などが必要です。早めに業者に工事を依頼しましょう。

天窓のシールの劣化

天井部分に設置した窓のガラス部分と枠はシール(シーリング材)でつながっています。シーリング材は経年劣化によりひび割れしてすき間が生じると、雨漏りが発生する原因になることもあります。

シールの劣化による雨漏りは、天窓の内側からシミができるので比較的わかりやすいでしょう。この場合は、天窓や窓枠を交換する必要はありませんが、防水効果のあるシーリング材を用いた補修工事が必要です。

天窓のエプロンの劣化

瓦のように凹凸のある屋根材に天窓を設置するときは、天窓の枠組みと屋根材の間にエプロンと呼ばれる防水シートを取り付けます。エプロンは経年劣化により穴が開き、その部分から雨漏りが発生することもあるので注意が必要です。

エプロンの劣化が雨漏りの原因の場合、天窓の枠の外にシミが生じます。エプロンを交換する工事を業者に依頼しましょう。

天窓周辺の堆積物による排水不良

天窓の枠周辺に落ち葉やゴミなどが堆積し、雨水が溜まってしまうことがあります。あまりにも多くの雨水が溜まると排水不良を発生し、雨漏りの原因となります。

堆積物による雨漏りは経年劣化とは関係がないので、業者を呼んで窓枠の交換や防水装置の設置工事などの対応をする必要がありません。しかし、屋根に上って堆積物を取り除く必要があるため、落下防止のためにも専門業者に作業を依頼するようにしましょう。

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雨漏りの補修方法

天窓から雨漏りが発生したときは、シールの補修工事やエプロンの交換、防水処理などの対応が必要です。特に天窓を設置して10年以上になると、経年劣化によるトラブルが生じやすくなります。補修方法ごとの費用目安について見ていきましょう。

天窓のシーリング

経年劣化により天窓のシーリングにひび割れや亀裂が発生した場合には、シーリングの補修工事が必要です。シーリング材はホームセンターなどでも販売しているので簡単にDIYできますが、屋根に上がっての作業となるため危険を伴います。転落のリスクを回避するためにも、専門の業者に作業を依頼するようにしましょう。

また、作業のついでに天窓の点検もしてもらえば、防水装置の設置やエプロンの交換などが必要かトラブル前に確認できます。信頼できる業者に作業を依頼し、早めに対応してもらいましょう。

【修理費用】2万~10万円

【補修方法】シーリングのひび割れ部分の補修

天窓のエプロンの補修

経年劣化により天窓のエプロンに穴が開いた場合には、エプロンの交換工事が必要です。エプロンを交換するためには、天窓の枠や屋根材の一部を取り外してから新たにエプロンなどを設置しなくてはいけません。作業を専門業者に依頼し、雨漏りが発生した部分の防水機能を高めましょう。

【修理費用】20万~35万円

【補修方法】窓枠と周辺の屋根材、エプロンを取り外し、新しいエプロンを取り付けてから元通りに修繕する

天窓周辺の堆積物の掃除

経年劣化ではなく天窓周辺の堆積物が雨漏り発生の原因となっている場合には、堆積物を取り除く掃除が必要です。瓦などの屋根材のすき間に堆積物が挟まっている可能性もあるので、天窓周辺の屋根材も取り除いて掃除をしてもらいましょう。

天窓周辺の状況によっては、エプロンの交換工事や防水設備の設置などが必要になります。一度でトラブルを解決するためにも、丁寧に点検作業をしてくれる業者を選びましょう。

【修理費用】5万円~

【補修方法】天窓周辺の屋根材を取り除いて堆積物を掃除する

天窓を撤去して、開口部をふさぐ補修

経年劣化などにより天窓から雨漏りが発生したときには、天窓を撤去して開口部をふさぎ、通常の屋根にするという方法も検討できます。天窓から日光が入らなくなるため屋内は少し暗くなりますが、防水機能が高まるため、雨漏りの心配から開放されるでしょう。

修理費用は、屋根材や天窓の大きさなどによって異なるので注意が必要です。業者から見積もりをとって、比較してから工事を依頼しましょう。

【修理費用】屋根材や天窓の大きさなどによって異なる

【補修方法】天窓を撤去し、防水シートの交換や設置を行った後で屋根材を取り付ける

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