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犬にキシリトールは死の危険も!愛犬のために知るべき3大対処法

2017/05/18 2021/07/01
犬にキシリトールは死の危険も!愛犬のために知るべき3大対処法

犬がキシリトールを口にするとかなり危険であることをご存知でしょうか?キシリトール中毒、などとも言われます。人間でもガムを一切食べない人と食べる人とがいますが、食べる方はボトルで購入して四六時中噛んでいる方もいます。また、ガムは食べなくとも冬にのど飴を舐める方はいますね。のど飴にもキシリトール入りのものは多いです。

どうして犬がキシリトールを食べてはいけないのでしょうか。症状や対処法をご紹介します。

(参照元情報:日本フィンランドむし歯予防研究会公益社団法人日本獣医学会、2017年5月現時点情報。医療に関する判断は必ず専門の医師の判断を仰ぐようにしてください。)

キシリトールとは?

1.キシリトールは、虫歯対策にいい!

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キシリトールは、フィンランドのシラカバなどを原産とした、天然の甘味料です。私たちが日本で食べる食材にも微量ながら含まれており、例えばいちご、レタス、ほうれん草などにも含まれます。

キシリトールは虫歯の原因となるプラーク(歯垢)や酸を作らないと言われています。さらに、歯にプラークが付きにくくしたり、歯の再石灰化を促したりという効果が、虫歯になったり、なってしまったときに進行を防ぐ効果もあるそうです。

2.キシリトールは、カロリーひかえめ

キシリトールは1gあたり3kcalで、砂糖の4分の3しかありません。

3.キシリトールはきちんと甘く、スーッとする

キシリトールは、砂糖よりもカロリーが低いにもかかわらず、同程度の甘さがあると言われています。さらに、ミントのようなスーッとする感覚があるのも特徴です。

犬はキシリトールを食べてもいいの?

絶対にダメ

犬にはキシリトールを絶対にあげてはいけません!なぜなら、命に関わる場合があるからです。

子供や犬を飼ったことがない方など、犬にキシリトールは危険という知識がない方が間違えてあげてしまわないよう、注意をしておくことが大切です。

なぜ食べてはいけないの?食べることによる理由とデメリット

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1.低血糖を起こす

犬がキシリトールを食べると、すい臓から過剰なインスリンが分泌されます。その結果重い低血糖(血糖値が急激に減少すること)になり、最悪の場合は命を落とします。人間と犬は感受性や代謝が異なルためです

低血糖の時には、ぐったりする、痙攣、動きがおかしいなどの症状が出ます。

2.急性肝不全を起こす

中には、急性肝不全を起こしてしまう犬もいます。こちらも、最悪命を起こしてしまうこともある恐ろしい症状です。

致死量や中毒量は?

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具体的な量については、犬種や体の大きさ、体質になどによって違うため、一概には言うことはできません。低血糖症状が出る量としては体重1kgあたりキシリトールが0.1〜0.2g以上、急性肝不全が起こる量としては体重1kgあたりキシリトールが1.6g以上程度と言われています。

かなり少ない量でも症状が出ると言われているので、注意が必要です。

こんなところに含まれている!主な食品3つ

1.キシリトールガム

粒ガムや板ガムなどさまざま形状がありますが、中でも注意が必要なのはボトルガムです。犬の手の届くところにボトルガムを置いておくと、いたずらをした時に一気に食べてしまう危険があります。

2.キャンディやのど飴、タブレット

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嗜好品としての飴だけでなく、最近では虫歯対策を目的として、キシリトールん含有量の多い製品が数多く出回っています。

それらの製品は、犬がほんの少し食べただけでもキシリトール中毒になってしまう可能性があります。

3.チョコレート

清涼感を足したり、虫歯対策を目的として、チョコレートにもキシリトールが添加されていることがあります。

キシリトールだけでなくチョコレートそのものも犬の体には良くありません。これらのチョコレートを購入する際は、保管には細心の注意を払ってください。

犬が食べてしまった時の応急処置

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ブドウ糖の点滴

犬がキシリトールを食べてしまったけれど、特に症状は出ていない、食べた量も少ないことが明らか、というときには、ブドウ糖の点滴を行います。キシリトールによって起こる低血糖への対策として、その対策として糖質を摂取させておくという意味があります。しかしもちろん、点滴は獣医師による処置となりますので、この処置を受けれるよう早く動物病院に向かいましょう。

吐かせる

犬には苦しい思いをさせてしまうかもしれませんが、吐かせるという方法をとってもいいかもしれません。薄めたオキシドールなどを使うと良いと言われてはいるのですが、濃度や量は複数の説があるため、心配ならば行わな方がいいでしょう。

獣医師の指示を仰ぐ

基本的にはすぐに獣医師の診察を受けるべきです。犬の個体差や体質・体調の差はあれど、キシリトール入りの板ガム1枚程度でも症状が出て具合を悪くする犬もいます。

それが不可能ならば、動物病院へ電話して、指示を仰いでみてはいかがでしょうか。その時の症状にあった応急処置の方法や、診察の必要性などを教えてくれるはずですよ。

実際に電話をする時にはなるべく落ち着き、現在の犬の症状や、食べてしまったキシリトールの量(ガム3枚、キシリトールタブレット10gなど)をきちんと伝えてくださいね。

最後に

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犬にとって、キシリトールがこんなに怖いものだなんて知らなかった!という飼い主さんも大勢いらっしゃるのではないでしょうか。これを機会に、今一度、キシリトールの取り扱いに注意を払ってくださいね。

ガムや歯磨き粉の保管場所は、犬の手が届かないところですか?そうでないなら、今すぐに移動をしておきましょう。犬の目に触れない、興味をひかないところに保管をして、誤って口にしないようにしましょう。

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