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雨樋修理は自分でできる?DIYの方法や費用などを解説!

2024/04/14 2024/04/16
雨樋修理は自分でできる?DIYの方法や費用などを解説!

自宅の雨樋にひび割れや破損が見られるため、修理を検討している人もいるでしょう。修理には自分でDIYで行う方法と業者に依頼する方法の2つがあるため、どちらを選べばよいか悩みどころです。

この記事では、DIYで雨樋修理はできるのかを中心に、雨樋修理全般について解説します。そのほか、DIYで修理する際の費用や方法なども紹介するので、ぜひ参考にしてください。

雨樋修理はDIYと業者依頼どちらがいい?

比較,天秤

雨樋は、素人でもホームセンターで道具を揃えることで修理は可能です。ここでは、修理をDIYで行う場合と業者に依頼する場合のどちらがいいのか解説します。

それぞれのメリット・デメリットは、以下のとおりです。

DIY業者依頼
メリット・低価格で修理できる・工期が短くすむ・安全に修理できる・火災保険を適用できる可能性がある
デメリット・失敗やケガをする可能性がある・費用が高くなりやすい

DIYで対応する大きな理由としては、費用面が大きいでしょう。自分で材料を用意して修理も自分で行うため、費用を抑えて修理できます。また、素人による修理のため、失敗する可能性や高所での作業のためケガをしてしまうリスクがつきまといます。

一方で業者であれば、高い技術力をもっているため安全面や出来上がりに関する心配がいりません。ただし、修理の規模によっては足場代などがかかる可能性があるため、費用が高額になる場合もあります。

高所での作業が必要になる雨樋修理では、万が一を想定して無理をしないことが重要です。ケガや失敗のリスクが心配な人や、大規模な修理が必要な場合は、業者に依頼するといいでしょう。

DIYできる雨樋修理

自身でDIYを行うか、業者に依頼したほうがいい修理かの見分け方としては、手の届く範囲での修理箇所かどうかに着目しましょう。手が届く範囲で、破損箇所が1〜2か所程度であれば、DIY修理で失敗も少なく対応できます。

それ以上の高さで、はしごや脚立を使ったり足場を組んだりしての高所作業は、ケガする恐れがあるため危険です。また、雨樋は家の水はけを左右する重要な部材でもあります。破損状態によっては大規模な修理が必要になる可能性もあるため、雨樋工事を業者に依頼するようにしましょう。

ただし、手の届く範囲の作業だとしても、安全面に十分に気を付けて作業することが重要です。

業者に依頼したほうがいい雨樋修理

手が届かない、脚立やはしごが必要な位置が破損している場合や、何か所も破損がある場合は、業者に依頼するようにしましょう。

高所作業は、プロでも足場がないとうまく施工ができません。また、落下の危険性もあります。

もし複数箇所が破損しているのであれば、全体が劣化してきていて、割れやすくなっている可能性も否定できません。その場合も、プロに依頼して診断してもらったうえで修理してもらうほうが安心です。

雨樋修理の方法

雨樋をチェックする人

ここでは、雨樋を修理する方法について、ケース別に解説します。主な作業内容は、以下の4つです。

  • 部分的な修理
  • 部分交換
  • 全体の交換
  • 雨樋の塗装

部分的な修理

1つめが、部分的なひび割れなどの破損箇所の修理・補修、穴埋めなどを行う作業です。主な作業としては、以下の2つがあります。

  • ひびを埋める
  • 穴をふさぐ

まずは、雨樋のひびをコーキングで埋める修理から解説します。コーキング修理は、雨樋のひびが小さくて雨水の漏れがない場合におすすめの施工方法です。コーキング材は水に強いため、雨水による被害を防げます。

コーキングで、雨樋のひびを修理する手順は以下のとおりです。

  1. ひびがある部分を、ブラシやクロスで清掃する
  2. ひびを完全に乾燥させて、コーキング材を注入する
  3. コーキング材が全体に行き渡るように塗布する
  4. コーキング材を平らにならして、硬化させる

続いて、雨樋の穴をアルミテープでふさぐ修理について解説します。手順は以下のとおりです。

  • 穴の周囲をクロスやブラシで清掃する
  • 穴を乾いたらアルミテープを覆うように貼る
  • テープが押し付けて密着させる

小さな穴をふさぐ程度の修理であれば、耐久性・防水性に優れているアルミテープで十分です。

部分交換

ひび割れや破損、歪みが数箇所ある場合は、部分交換がおすすめです。雨樋の部品交換は以下の手順で行いましょう。

  1. 古い雨樋を外す
  2. 適切な長さに新しい雨樋を切る
  3. 雨樋を取り付け、位置に合わせる
  4. 雨樋と取り付け、金具を固定する

部品交換では、雨樋のメーカー・部品の型番号を調べて適合するものを選ぶ必要があります。雨樋の修理業者に依頼すれば部品を取り寄せてくれることもありますが、種類によっては部品が生産中止になっている可能性もあるため、要注意です。

また、雨樋の交換では専用の工具や知識が必要なため、信頼できる業者に依頼するようにしましょう。

全体の交換

雨樋の破損箇所が広かったり、傷みが全体的に出ていたりする場合、雨樋全体を交換する必要があります。屋根に付いている雨樋をすべて交換するため、既存の雨樋と違う種類の雨樋を選んで取り付けることも可能です。

 雨樋全体を交換する場合、まず古い雨樋を外す必要があります。その手順は、以下のとおりです。

  1. 金具から古い雨樋を外す
  2. 取り付け金具をバールで外す
  3. 金具を抜いた穴をコーキングでふさぐ

縦樋(竪樋)と軒樋のつなぎ目は外すのに力が必要なため、注意して作業しましょう。

全体を交換する場合は屋根に沿って横移動するため、足場が必要です。2個以上の脚立と足場板を用意して作業を行いましょう。交換する手順は、以下のとおりです。

  1. 足場を設置する
  2. 軒樋の金具を取り付ける
  3. 軒樋を取り付ける
  4. 縦樋と金具を取り付ける

軒樋の金具を設置する際は、雨水の流れを考えて縦樋の位置が水下となるように角度を付けるのがコツです。また、縦樋の金具は壁側が水上となるように設置しましょう。逆にすると雨漏りの原因になるため、注意が必要です。

雨樋の塗装

雨樋も修理費用をかけて塗装しても、適切に塗装されていないと塗料が剥がれる可能性があるため注意しましょう。雨樋塗装の手順は、以下のとおりです。

  1. 下地処理(ケレン)
  2. 下塗り
  3. 上塗り

まずは下地処理を行います。チョーキングが発生している場合は、塗膜を高圧洗浄で除去することが大事です。その後、ケレンというヤスリ掛けを行い、塗料の密着性を高めます。

下地処理が終わると、次は下塗りです。雨樋と上塗り材の密着性を高める接着剤の役目があるため、しっかり下塗りをする必要があります。

最後は上塗りです。上塗りは塗りムラを防ぐ意味でも、複数回に分けて塗装します。

解説したように、塗装はDIYでも可能です。ただし、自分で雨樋塗装をするには、足場を組む必要があります。ハシゴで作業をすることもできますが、事故が起こる可能性があるため、無理をせず業者に依頼しましょう。

雨樋修理の費用相場

相場

雨樋修理の費用相場について紹介します。修理費用の相場は、以下の表のとおりです。

修理内容費用相場
部分的な交換・修理3万円~5万円
全体の交換20万円~40万円
足場15万円~20万円
塗装3万円~10万円
清掃1万円~3万円

雨樋のひび割れや破損した部分の交換といった、部分的な修理・交換は1箇所あたり3万~5万円ほどかかります。

また、雨樋全体を交換する場合の費用相場は、20万〜40万円です。全体を修理する際には足場を組む必要があるための費用が入るため、価格も高くなる傾向にあります。

業者に依頼して見積書を確認するときは、各項目の単価が明記されているか、費用の内訳に出張費、材料費、作業費、高所作業費、仮設足場の設置費用などが含まれているのか、確認するようにしましょう。

雨樋修理のDIYに必要な道具とその費用

雨樋修理をDIYで行うことも可能です。その場合は、ホームセンターで必要な道具を購入して対応することになります。

用意する道具は以下のとおりです。

  • 縦樋・横樋:1000円~
  • 軍手:100円~
  • エルボ(90度折れた接続部品):500円~
  • 継ぎ手(まっすぐな接続部品):200~500円
  • 雨樋ペンチ:3,700円~
  • 金属のこぎり:2,500円~
  • 塩ビカッター:4,000円~
  • 接着剤:400~700円
  • 電動ドライバー:1万円~
  • 脚立・作業足場:1万円~

基本的に、雨樋修理において業者を呼ばずに解決できる可能性があるのは、詰まりを原因とするもので、かつ発生部位が低いところの場合のみと考えるようにしてください。それ以外の作業では危険度が上がるため、業者に依頼するようにしましょう。

火災保険を使って雨樋修理をする

雨樋の修理は、台風など自然災害が破損原因の場合にかぎり、火災保険を使って対応することも可能です。ただし、破損の原因は以下の場合のみ対応可能なため、注意しましょう。

  • 風災
  • 水災
  • 雪災
  • 雹災

そのうえで、火災保険が下りるケースの一例をご紹介します。

  • 大雪による雨樋の反りや歪み
  • 台風や強風による雨樋の破損
  • 大雪や雹による雨樋の破損

ただし、付帯されている特約によって保険金が出るかどうかの判断が変わるため、保険会社に確認するようにしましょう。

一方で、火災保険が下りないケース例は以下のとおりです。

  • 経年劣化による雨樋の破損
  • 事故や修理ミスによる雨樋の破損

素材によって異なりますが、雨樋の寿命は15年〜20年です。寿命が近づくと、経年劣化によるひび割れや歪みなどが出てきてしまいます。

また、雨樋の素材で最も普及している塩化ビニル樹脂は、雨風や紫外線に弱いため、劣化も早く進みがちです。通常使用している経年劣化による破損は保険対象外となるため、気を付けましょう。

そのほか、火災保険を請求する際の注意点は次の3点です。

  • 風速20m/秒か
  • 請求期限内か
  • 費用条件があるか

火災保険の補償対象である「強風」とは、多くの保険商品で風速20m/秒以上という定めがあります。また、火災保険の請求には期限があります。通常は3年間のため、早めの手続きを心がけましょう。

さらに、かかった費用に条件がある場合もあります。火災保険の請求条件として、修理費用が20万円以上かかっていることを条件としている保険が多くあるため、請求前に確認するようにしましょう。修理内容によってはこの金額を超えないものもあるため、ご注意ください。

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本記事では雨樋修理の方法や相場などをまとめて解説しました。自身で修理して費用を安く抑えることもできますが、安全にそして確実に施工するためにも信頼できる業者に依頼することが大切です。

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