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浴室乾燥機の後付けは賃貸でも可能?!費用相場やおすすめメーカーを紹介

2022/11/11 2024/04/03
浴室乾燥機の後付けは賃貸でも可能?!費用相場やおすすめメーカーを紹介

「天気が悪い日でも洗濯物を乾かしたい」「冬でも快適なバスタイムを過ごしたい」という方は、浴室乾燥機の後付けを検討してみましょう。浴室の広さや設備によっても異なりますが、マンションなどの賃貸物件にも浴室乾燥機を後付けすることは可能です

本記事では浴室乾燥機を後付けできる条件のほか、設置にかかる費用相場や注意点などを徹底解説します。浴室乾燥機のおすすめメーカーもご紹介するので、後付けを検討している方はぜひ参考にしてください。

浴室乾燥機は後付けできる?

浴室乾燥機

結論から言うと、浴室乾燥機の後付けは可能です。浴室の広さや換気扇・点検口の有無、天井の状態にもよりますが、下記の条件を満たしている住宅は基本的に後付けできると考えてよいでしょう。

  • 浴室の天井や壁に換気扇と点検口がある
  • 浴室の天井がフラットである
  • 浴室乾燥機を設置する場所に40cm四方程度のスペースがある

大前提として、浴室乾燥機を後付けする場合は電気工事と換気ダクトが必要になります。既に換気扇と点検口があれば別途工事が必要ないため、効率よくスムーズに取付工事を進められるでしょう。

ただし、換気扇や点検口がないからといって、浴室乾燥機を後付けできないわけではありません。天井に穴を開ける追加工事をすれば後付け可能なケースもあるので、まずはリフォーム業者に相談してみましょう。

なお、浴室乾燥機の後付けには電気工事士の資格が必要なので、自分でDIYするのは控えるようにしてください。

賃貸でも浴室乾燥機の後付けは可能

前述した条件に該当していれば、マンションなどの賃貸物件でも浴室乾燥機の後付けは可能です。しかし賃貸物件の場合は原状回復義務があるため、天井への換気口の設置や壁への穴あけ工事は難しい可能性があります。

そのため賃貸で浴室乾燥機を後付けしたい場合は、まず管理会社や大家さんに相談することが大切です。また、賃貸物件の場合は浴室換気扇を設置するための十分なスペースがないことも多いので、構造に問題ないか業者に確認してもらいましょう。

後付けできないケース

浴室乾燥機が後付けできないケースとしては、下記のような項目が挙げられます。

  • 浴室に換気扇がついていない
  • 浴室乾燥機を設置するスペース(四方40cm以上)がない
  • 照明器具と設置場所が近い
  • 天井が凹凸またはカーブしている

後付けできる条件の裏返しにはなりますが、ある程度のスペースを確保できないと浴室乾燥機は設置できません。特に小さなユニットバスや在来工法の浴室では後付けできないことも多いため注意が必要です。

とはいえ浴室乾燥機の種類によっては、限られたスペースでも設置できる可能性はあります。ここからは浴室乾燥機の種類と後付け方法を解説するので、詳しく見ていきましょう。

浴室乾燥機の種類と後付け方法

浴室乾燥機

浴室乾燥機には、大きく「天井埋め込み型(ビルトイン)」「天井付け型」「壁掛け型」の3つの種類があります。

設置方法メリットデメリット
天井埋め込みタイプ(ビルトインタイプ)・コンパクト
・見た目がすっきり
・天井に埋め込めるスペースがない場合は設置不可
天井取り付け型・大きな工事の必要なし
・工事費用が抑えられる
・製品の選択肢が少ない
・見た目に圧迫感が出る
壁掛け型・工事費用が抑えられる・浴室が屋外に面していない場合は設置不可

本体のタイプによってメリット・デメリットが異なるので、住宅の設備やスペースと照らし合わせながらご覧ください。

天井埋め込み型(ビルトイン)

天井埋め込み型(ビルトインタイプ)は、、コンパクトですっきりした見た目が特徴の浴室乾燥機です。浴室の天井に埋め込んで取り付けるため、設置後も圧迫感がありません。

新築やリフォーム時に取り付けることが多いですが、天井に埋め込めるスペースがない場合は後付けできません。既存の換気扇が天井についており、スペースが確保できる場合に後付け可能です。

設置する際は浴室の天井を開口し、開口部のサイズ調整をしてから天井裏の配線と浴室乾燥機をつないで取り付けます。その後、排気ダクトとリモコンも取り付ければ工事は完了です。天井埋め込み型は種類も豊富なので、予算や希望に合わせて最適なものを選べるでしょう。

天井付け型

天井付け型も、天井埋め込み型と同様に天井に設置するタイプの浴室乾燥機です。既設の換気扇を取り外すか、換気扇の上からかぶせて取り付けます。

大きな工事が必要ないためリフォーム向けで、工事費用を抑えて後付けできるのが魅力です。埋め込めるスペースがなくても設置可能なので、賃貸で十分なスペースがない家庭でも後付けしやすいでしょう。

ただし天井付け型は種類が少なく、サイズや機能の選択肢が狭いのはデメリットです。また埋め込み型と異なり、浴室乾燥機は剥きだしとなるため、浴室の広さや換気扇の位置によっては圧迫感を感じる恐れもあります。

壁掛け型

壁掛け型は、その名のとおり壁に設置するタイプの浴室乾燥機です。既設の換気口を利用して設置するので換気ダクトの取り付け工事が必要なく、工事費用を抑えられます。タイル壁の浴室のほか、在来工法の浴室にも取り付けられるのが特徴です。

設置する際は、換気扇を取り外した後に屋外の配線と浴室乾燥機をつないで取り付けます。その後、雨や風から守るためのウェザーカバーとリモコンを取り付けて設置完了です。

しかし、壁掛けタイプは壁に穴をあける必要があるため、屋外に面した窓でなければ後付けできません。窓が大きすぎてスペースを確保できない場合も設置できないので、事前に寸法を測っておきましょう。

浴室暖房乾燥機の方式

浴室乾燥機

浴室乾燥機には電気式とガス式の2つの熱源方式があり、それぞれ工事費用や乾燥性能が異なります。以下で詳しく解説するので、それぞれの特徴を理解してどちらを選ぶか検討してみてください。

電気式

電気式の浴室乾燥機には、本体が熱源となる「電気ヒーター式」とエネルギー効率に優れた「ヒートポンプ式」の2種類があります。どちらも外に熱源機を設置する必要がなく、ガス式に比べると後付け工事にかかる費用も安く済むのがメリットです。

電気ヒーター式は本体内部のヒーターが熱源となって、温風を出す仕組みとなっています。後付け工事も簡単ですが、本体が熱源となるため設置場所が制限されるのはデメリットです。

また立ち上がりに時間がかかり、ガス式に比べるとパワーが劣るのも難点のひとつ。大量の洗濯物を乾かしたり、すぐに暖房で部屋を暖めたりしたい場合には向いていません。設置費用が安い分、光熱費は高くなりやすいので注意しましょう。

一方ヒートポンプ式は、外部からの空気を設備内で温めることで温風を排出するのが特徴です。エネルギー効率が良いため乾燥・暖房の性能も高く、電気代を節約したい方に向いています。

初期費用は高いもののランニングコストが安いため、長期的に見ればコスパが良いと言えるでしょう。ヒートポンプ式はパナソニックから多くの製品が販売されているので、気になる方はチェックしてみてください。

ガス温水式

ガス式の浴室乾燥機は、ガスで温めた温水を循環させて機能します。熱源機を外に新規設置する必要がありますが、パワフルで素早く浴室を暖め、衣服を乾燥させられるのが特徴です。電気式に比べて少ない稼働時間で機能を発揮するため、光熱費を抑えられるのも魅力と言えるでしょう。

しかし新たに熱源機が必要になるため、電気式よりも設置に費用がかかります。配管の設置工事も必要なため、電気式と比較してリフォームも大掛かりになりやすいです。

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浴室乾燥機の選び方

選び方

浴室乾燥機の種類や熱源方式について解説しましたが、実際にどのように選べば良いか分からない方も多いでしょう。そこでここからは、浴室乾燥機を選ぶ際にチェックしたい下記4つのポイントをご紹介します。

  • 設置タイプと熱源
  • 換気口の数
  • 付加機能
  • メーカーやコスト

浴室乾燥機にはさまざまな機能・メリットがあるため、欲しい機能に着目して選ぶことが大切です。また、万が一の故障したときのことも考慮して、保証内容や期間をチェックしておくと良いでしょう。住宅の既存設備や浴室の状況を確認すると同時に、予算に合った浴室乾燥機を探してみてください。

浴室の状況に応じて設置タイプと熱源を選ぶ

まずは、浴室の状況によって設置タイプと熱源方式を選んでいきましょう。天井に換気扇があり、埋め込むスペースがあるなら天井埋め込み型、埋め込むスペースがないのなら天井付け型になります。

天井に換気扇がない場合は壁掛け型になりますが、浴室の壁が室外に面していなければ取り付けできないので注意が必要です。窓が大きすぎる場合も設置できないので、希望する種類を設置可能かどうかはリフォーム業者に確認してください。

同様に熱源方式についても、メリットとデメリットを見比べながら選ぶようにしましょう。ただしガス温式は熱源や温水循環の配管工事が必要になるため、元々ガス温水式ではない住宅への取り付けはおすすめできません。

換気口の数で選ぶ

風呂場の換気口を洗面所やトイレと共有している場合は、共有している換気口の数に応じた浴室乾燥機を選ぶ必要があります。共有する部屋の数に合わせた機器を選ぶ必要があり、対応している数が増えるほど費用は高くなります。

たとえば浴室だけ換気している場合は1室換気タイプ、浴室とトイレもしくは洗面所を共有している場合は2室換気タイプ、3カ所とも共有の場合は3室換気タイプの製品が必要です。後付けの場合だけでなく、既存の乾燥機を交換する際も同様なので覚えておくと良いでしょう。

付加機能で選ぶ

浴室乾燥機には、浴室乾燥機能だけ付いたシンプルな製品のほかに、さまざまな付加機能が搭載されたものもあります。洗濯物の乾燥以外にも、涼しい風を送ってくれる涼風機能やヒートショック予防に役立つ暖房機能など、日常生活に便利な工夫が満載です。

高機能になるほど本体価格も高額ですが、お気に入りの浴室乾燥機を見つけたい場合は性能にも着目して選んでみましょう。

ここでは、浴室乾燥機に備わっていることが多い代表的な機能を6つ解説します。

■換気機能・24時間換気機能

換気機能が、浴室の湿気をとってくれる機能です。浴室にこもった湿気を素早く乾燥させてくれるので、カビ防止にも役立ちます。製品によっては24時間の換気機能がついていることもあるので、気密性が高い住宅にはぴったりでしょう。

部屋の湿度が気になる梅雨の時期に室内干しする場合も、換気機能があれば快適に洗濯物を乾かすことができます。窓を開けなくても換気できるので、花粉症の方にもおすすめです。

■涼風(送風)機能

涼風機能があれば、夏場など温度が高いときに風を送ってくれます。冷房ほどではないものの体感温度を下げることは可能なので、快適にお風呂に入れるほか、のぼせ防止にも効果が期待できます。なお、涼風機能や乾燥機能を効率よく使うためには、浴室のドアをしっかり閉めるのがポイントです。

■暖房機能

暖房機能は、その名のとおり浴室全体を暖かくできる機能です。特に冬場は激しい温度差によってヒートショック現象が起こりやすくなります。そのような時に、入浴前に浴室を暖房機能で暖めておけば寒さ対策につながり、家族のヒートショック予防にも効果的でしょう。

ちなみに暖房機能が搭載された浴室乾燥機は、浴室暖房機や浴室乾燥暖房機などと呼ばれることもあります。

■空気清浄機能

空気清浄機能を運転させれば空気をきれいに保てるので、カビの発生を抑えられます。毎日の掃除が楽になるほか、花粉の抑制効果も期待できるでしょう。

■省エネ機能

省エネモードのON・OFFを設定すれば、必要最小限で稼働します。電気代を節約したい方におすすめの機能です。

■ミストサウナ機能

ミストサウナ機能は、お湯を霧状に噴射する機能です。全身を暖かなミストが包み込むため、湯船につからなくても全身が温まります。ハイグレードの製品に搭載されていることが多いですが、肌の乾燥が気になる方におすすめの機能です。

コストで選ぶ

浴室乾燥機を選ぶ際は、設置費用はもちろん、ガス代や電気代といったランニングコストを考慮することも大切です。

熱源方式の観点から見ると、ガス温水式に比べて電気式のほうが使用料金は安くなります。電気式には100Vと200Vがあり、1時間あたりの費用は約50〜100円が目安です。一方ガス温水式は設置費用のほかガス代や電気代もかかり、1時間あたりの費用は約50〜100円となっています。

このように見ると電気式のほうが圧倒的にコストは安いですが、ガス温水式には短時間で洗濯物を乾かせるというメリットもあります。製品や使い方によってもランニングコストは変わるので、普段のライフスタイルや優先順位を考えてどの製品を選ぶか決めましょう。

後付けにおすすめな浴室乾燥機メーカーと本体価格

おすすめ

浴室乾燥機の選び方を把握したところで、つづいては日本で浴室乾燥機を取り扱っているメーカーを見ていきましょう。ここでは、リクシル・パナソニック・TOTOの主要製品・機種と本体価格をご紹介します。なお本記事で記載する金額はメーカー希望小売価格なので、業者によっては割引で安くなる可能性もあります。

各メーカーの違いを見比べながら、ぜひご自宅にピッタリな商品を選んでください。

リンナイ

リンナイの浴室乾燥機の大半は、暖房機能が搭載されている浴室換気乾燥暖房機です。天井埋め込み型や壁掛け型といった種類はもちろん、熱源方式に関しても温水式・電気式の豊富なラインアップから選べます。


温水式浴室乾燥機の標準タイプは、天井埋め込み型の浴室乾燥機スタンダード RBH-C4101シリーズ。本体価格は1室換気対応で156,310円(税込)、2室換気対応で187,770円、3室換気対応で204,710円(税込)です。プラズマクラスター機能も搭載されているため、カビの除菌効果も期待できます。

パナソニック(Panasonic)

パナソニック(Panasonic)では、電気式・ヒートポンプ式の浴室乾燥機が多く販売されています。入浴前に浴室を暖められる予備暖房機能をはじめ、浴室換気機能、衣類乾燥機能、両府機能などを搭載した製品が多く、日常生活で重宝する高性能が魅力です。

天井埋め込み型のFY-13UG7Eは、24時間換気によって室内の空気を循環させるほか、ナノイーで浮遊カビを抑制するシステムを採用しています。エコナビも搭載されているため、日々の使用料を節約したいという方にもおすすめです。

TOTO

TOTOの浴室乾燥機と言えば、暖房・衣類乾燥・換気・涼風の4役を1台でこなす「三冠王」が有名です。天井埋め込み型で見た目もスッキリしているため、浴槽付近に後付けしても圧迫感がありません。天井に埋め込むスペースがない場合は、AC200V仕様の壁掛けタイプを選ぶと良いでしょう。

三冠王であるTYB3100シリーズの本体価格は156,000円(1室換気タイプ・電源AC200V・税込)。ecoモードを搭載しており、温風の乾燥時間を短くすることで電気代を抑えているのが特徴です。

洗面所暖房機を同時に利用すれば、冬の寒い季節でも浴室と洗面所・脱衣所をしっかり暖められるのでヒートショック予防にも重宝します。TOTOは、アフターサービスも充実しているので万が一不具合が生じても安心です。

なお、上記でご紹介したメーカーはあくまでも一例です。ほかにも、マックスやノーリツ、東芝といったさまざまなメーカーから浴室乾燥機が販売されています。浴室乾燥機を選ぶときは可能な限り幅広いメーカーをチェックしておくと、自宅に合う製品を選びやすくなるでしょう。

浴室乾燥機の後付けの費用相場

費用相場

浴室乾燥機の後付けをリフォーム会社に依頼する場合の費用相場は、約10万円前後が目安です。ガス温水式の場合や追加工事が必要な場合は高額になる傾向にあるので、約15万円を予算として考えておくとよいでしょう。

また、浴室乾燥機は決して安い家電ではありません。本体価格は安価なもので3万円前後ですが、性能が高いものなら10万円前後の製品も多いです。ハイグレードの浴室乾燥機が欲しい場合は、本体費用と工事費込みで最大約20万円前後用意しておくと安心と言えます。

リフォーム費用を抑えたい方は、複数業者に相見積もりを依頼したり、出張費を安くできる地元の工務店に頼んだりするのがおすすめです。

費用が高くなる場合

一般的に、既設の換気扇がない浴室に浴室乾燥機を取り付ける場合は、リフォーム費用が高くなる傾向にあります。新たに穴をあける作業が必要になるため、追加で約1〜2万円程度の費用がかかるでしょう。

また電気配線はあっても、設置する浴室乾燥機には適さない可能性もあります。電気の容量が足りなかったり、電気配線が細すぎたりする場合も約1〜2万円程度の追加料金がかかるため注意が必要です。

さらに、洗濯物を浴室内に干すためにはポールが必要ですが、天井の強度が弱い場合は洗濯物の重みで天井が変形する恐れがあります。天井の変形を防ぐためには、部材を約1万円程度の補強工事が必要になるため覚えておきましょう。

自宅の浴室の環境によっては合計金額が高額になる可能性もあるので、いくらになるかはリフォーム会社に現地調査と見積りをお問い合わせください。

浴室乾燥機を後付けする際の注意点

注意点

浴室乾燥機を後付けする際は、下記5つの点に注意が必要です。

  • 現在の開口寸法と同サイズか大きいものを選ぶ
  • 分電盤の空きによっては電気工事が必要
  • 賃貸の場合は管理会社に相談する
  • 取付け後はカビ対策が必要
  • 電気代が高くなる

非常に便利な浴室乾燥機ですが、カビ対策が必要になったり、電気代が高くなったりするのはデメリットと言えます。また浴室乾燥機を購入する場合は、開口寸法や分電盤の空き状況を把握しておくことが大切です。

ここからは、浴室乾燥機を後付けする際の注意点を詳しく解説するので、ぜひ最後までご覧ください。

現在の開口寸法と同サイズか大きいものを選ぶ

天井埋め込み型の浴室乾燥機を購入する場合は、天井に埋め込むための開口寸法と同サイズまたは大きいものを選ぶ必要があります。浴室乾燥機は規格が決められていないため、各メーカーによってサイズが異なるのが特徴です。

そのため導入したい浴室乾燥機と既存の開口寸法が合わない場合は、開口部を広げたり狭めたりする必要があるため注意しましょう。特に既存の開口部よりも小さい商品を選んでしまうと、天井ごと交換しなければいけません。

仮に現在浴室乾燥機が設置されていて開口部の大きさを判断できない場合は、本体やリモコンの品番を見てサイズを確認してください。浴室乾燥機を交換するなら、取付け工事費用を抑えるためにも同じメーカーの機種を選ぶのがおすすめです。

分電盤の空きによっては電気工事が必要

浴室乾燥機には100Vか200Vの電源が必要となり、分電盤から電線を引いて電源を取ることになります。分電盤の空きがない場合は、ブレーカーの増設工事が必要になるため注意しましょう。

ブレーカーの増設工事後は、スイッチやリモコンの配線工事をするのが一般的。トイレにタイマースイッチが設置されていたり、中間ダクトファンと連動させたりするタイプの場合は配線工事が複雑になるので、浴室乾燥機の取り付け実績が豊富な業者に頼むほうが安心です。

賃貸の場合は管理会社に相談する

戸建てなど持ち家の場合は問題ありませんが、マンションなどの賃貸物件に住んでいる場合は、管理会社に無断で浴室乾燥機を後付けすることはできません。無断で取り付けてしまうと管理規約に違反する恐れもあるので、必ず事前に管理会社または大家さんに相談しましょう。

また賃貸の場合は退去時に原状回復義務があるため、天井に穴をあける埋め込み型の浴室乾燥機の取り付けは難しいと言えます。同様に壁に穴をあける壁掛け型も原状回復が困難なので、可能な限り天井付け型を選ぶのがおすすめです。

取り付け後はカビ対策を

浴室乾燥機を取り付けた後は、定期的に浴室乾燥機のフィルターなどを掃除する必要があります。浴室内に洗濯物を干すと、洗濯物の細かな繊維や空気中のホコリが付着し、浴室に嫌な臭いが充満することもゼロではありません。放置するとカビの発生や劣化の原因にもなるので、なるべく定期的な手入れを心がけましょう。

フィルター掃除は1カ月〜1カ月半に1回程度が目安で、1日最低2時間は換気することが大切です。フィルターの外し方はメーカーごとに異なるので、取扱説明書で確認してください。

浴室乾燥機を快適に使うためには日々の湿気対策やフィルターの汚れ掃除が欠かせないので、使用頻度と掃除の手間を考えて、後付けをするか考えるのがおすすめです。

浴室乾燥機の後付けで電気代が高くなる

浴室乾燥機を後付けすると、もちろん電気代は高くなります。パナソニックのデータによると乾燥にかかる電気代は、100V仕様で1時間約27.1円、200V仕様で約47.9円でした。

基本的に浴室の面積が0.75坪の場合は100V、1坪または1.25坪なら100V(200Vも選択可)、1.5坪なら200Vが推奨されています。

200Vは乾燥・暖房性能に優れていますが、消費電力が高くなるのはデメリット。工事内容や長期的な電気代も考慮したうえで、住まいに適した機種を選ぶようにしましょう。

電気代を節約するコツ

浴室乾燥機の後付けによって高くなりがちな電気代ですが、下記の点に気を付ければ節約することができます。

  • 浴室に湿気を残さない
  • 浴室の排気口を定期的に掃除する(雑菌の繁殖を防ぐ)
  • フィルターを掃除する
  • 浴室乾燥機の使用時間を減らす

排気口やフィルターを掃除して無駄な電力を抑えるほか、乾燥機で洗濯物を乾かす前にある程度扇風機で乾かしておけば使用時間を減らして節約できます。

日々の細かな積み重ねで電気代を節約できるので、ぜひ実践してみてはいかがでしょうか。

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