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  6. 外壁塗装・塗り替え工事の必要性・タイミングは?業者を選ぶポイントも解説
2022/04/15 2025/01/24

外壁の塗装工事は、住宅の美観や耐久性を維持するだけでなく、雨漏りや劣化を防ぐためにも絶対に必要なメンテナンスです。「どのタイミングで塗り替えが必要なのか」「どのようなメリットがあるのか」といった疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。

本記事では、外壁塗装・塗り替えは必要なのか、メリット・デメリットを挙げながら解説します。また、工事を検討するタイミングや、信頼できる業者選びのポイントもまとめていますので、外壁リフォームを検討している方は、ぜひ参考にしてください。

【監修】Re make     新浪勇貴様

外壁塗装・塗り替え工事を行うメリット

外壁塗装・塗り替え工事を行うメリット

まず、外壁の塗装工事を行うメリットとして、以下4つが挙げられます。

  1. 外壁の保護・耐久性の向上
    ┗遮熱・断熱効果
    ┗ひび割れ・チョーキング対策
    ┗防水性・防汚性の向上
  2. 美観の維持・向上
  3. シロアリなどの虫よけ効果
  4. 家の資産価値の保護

それぞれ詳しくみていきましょう。

1. 外壁の保護・耐久性の向上

外壁の塗装工事を行うことで、雨風、紫外線、温度変化などの外的要因による劣化を防ぐ効果があります。結果的に、家の寿命を伸ばすことにもつながります。

遮熱・断熱効果

外壁を行う際に、遮熱・断熱効果に優れた塗料を使うと、以下のような効果が期待できます。

夏:室外からの熱を遮断して室内を涼しくする効果
冬:室内の熱を逃さず暖かさを保つ効果

結果として、省エネ対策や光熱費の削減にも役立ちます。

ひび割れ・チョーキング対策

外壁の劣化が進むと、ひび割れやチョーキングが起こりやすくなります。チョーキングとは、外壁を触ると手に白い粉が付く現象で、塗膜が劣化し防水性が低下しているサインです。

外壁の塗装工事を行うことで、劣化の進行を食い止めることができます。

防水性・防汚性を高める

外壁の塗装工事により、塗膜の防水性能が向上し、雨水の浸透するリスクの軽減、さらには外壁内部の劣化防止にもつながります。防汚性の高い塗料を選べば、ホコリや排気ガスなどの汚れも付着しにくくなります。

2. 美観の維持・向上

定期的な外壁の塗装工事によるメンテナンスで、色味を美しく保ち、住まいの外観を維持できます。

3. シロアリなどの虫よけ効果

適切なタイミングで外壁の塗装工事を実施して、ひび割れや隙間を防いでおくことで、シロアリなどの害虫の侵入を軽減できます。さらに、壁の内側から進行する腐食のリスクを下げ、建物の土台を保護する効果も期待できます。

4. 資産価値の保護

住まいの外観や構造的な強度は、資産価値に直結します。定期的な外壁の塗装工事によって、建物の機能を維持して劣化を防ぐことは、長い目で見ても大きなメリットです。

将来、売却やリフォームを検討する際にも、有利な条件で進められる可能性が高まります。

外壁塗装・塗り替え工事を行うデメリット

外壁塗装・塗り替え工事を行うデメリット

外壁の塗装工事を行うデメリットを挙げるとすれば、天候や気温の影響を受けやすいという点です。荒天が多い梅雨の時期は工期が延びることもあり、計画通りに進まない可能性も考えられます。

外壁塗装・塗り替え工事が必要なタイミングとは?

一般的には、外壁の塗装工事は10年に1回ペースで行うのが理想です。10年ほど経過すると、塗料の耐用年数や、風雨・紫外線などの影響で塗膜が劣化し始めます。

外壁の状態として、以下のような症状があらわれたら、外壁の塗装工事が必要なサインだといえます。

  • シーリングがない、めくれ上がっている
  • 塗装が剥がれている
  • ひび割れが発生している
  • 外壁を触ると粉状になった塗料が付いている
  • 外壁にコケ・藻が付いている

それぞれどんなリスクがある状態なのか、詳しくみていきましょう。

シーリングがない、めくれ上がっている

外壁材同士のつなぎ目やサッシまわりにあるはずのシーリング(コーキング)が剥がれていたり、めくれていたりする状態は、雨水が侵入するリスクを高めます。内部の腐食やカビの発生を防ぐためにも早めの補修・塗り替えを行いましょう。

塗装が剥がれている

外壁表面の塗装がめくれたり剥がれたりしている場合は、すでに塗膜の耐久性が失われているサインです。このまま放置すると、雨水侵入や紫外線による劣化が一気に進行してしまうため、早急に塗装工事を行いましょう。

ひび割れが発生している

ひび割れ(クラック)は、見た目の問題だけでなく、雨水や害虫の侵入など内部構造の劣化を招く大きな原因になります。小さなひび割れでも、建物全体に影響する可能性があるため、発見次第、専門家に相談し補修工事を検討しましょう。

外壁を触ると粉状になった塗料が付いている

外壁を触ると粉状になった塗料が付いている(チョーキング現象)

外壁を触ったときに手に白い粉が付着する現象は「チョーキング」と呼ばれ、塗料が寿命を迎えて劣化している証拠です。放置すると塗膜の保護機能がほぼ失われるため、早急に塗装工事を行いましょう。

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外壁にコケ・藻が付いている

コケや藻、カビの付着は、外壁の防水機能が低下しているサインです。美観を損ねるだけでなく、放置するとさらなる腐食や劣化の原因となるため、塗膜のメンテナンスを検討する必要があります。

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外壁塗装・塗り替え工事の費用相場と工事期間の目安

外壁の塗装工事にかかる費用相場は、使用する塗料によって異なります。

以下の表を参考に、予算に応じて塗料の種類を選びましょう。

塗装方法 費用 工事期間
一般的な外壁塗装 60万~190万円 3週間~4週間
クリア塗装 80万~160万円 3週間〜4週間
デザイン塗装 120万~180万円 3.5週間~1か月
断熱塗装 100万~180万円 3.5週間~1か月

「一般的な外壁塗装」を行なった場合

一般的な外壁の塗装工事にかかる費用は、外装面積や塗料の種類、劣化状態によって変動します。30坪の戸建て住宅を想定した場合、80万〜120万円が相場です。

工事期間は、足場の組み立てから養生、下地処理、塗装、片付けまでを含めて7日~10日ほどかかることが予想されます。塗料のグレードや施工内容によっても金額は前後するため、事前に業者から見積もりを取りましょう。

「クリア塗装」を行なった場合

外壁の状態をキープする効果を持つクリア塗装は、外壁材自体にまだ艶が残っているケース、外壁のデザインをそのまま活かしたい方にもおすすめの塗装方法です。外壁の状態や使用する塗料によって費用は変わりますが、30坪前後の住宅で60万~100万円が一般的な目安です。

工事期間は、通常の塗り替えと同様に7日〜10日程度かかるものの、下地の状態が良ければ早めに完了することもあります。

「デザイン塗装」を行なった場合

レンガ調や石目調など外壁をおしゃれに仕上げるデザイン塗装は、一般的な外壁塗装よりも工数が増えるため、費用はやや高くなる傾向です。30坪の住宅を想定した場合、費用は100万円を超えるケースも珍しくありません。

工事期間は、通常の塗装工程に加え、模様付けや塗り分け作業が発生するため、10日〜14日ほどかかることがあります。

「断熱塗装」を行なった場合

断熱塗装は、夏の暑さや冬の寒さを和らげる効果が期待できます。断熱塗装を行うことで、室内環境を快適に保つだけでなく、冷暖房費の節約対策につながる可能性があります。

断熱性能の高い特殊塗料を使用するため、30坪程度の住宅で90~130万円が相場です。工事期間は、7日~10日程度を見込んでおきましょう。

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信頼できる塗装業者を選ぶには?4つのチェックポイント

信頼できる塗装業者に依頼するためには、どこに着目して業者を選べばいいのでしょうか。

チェックポイント1:国家資格の有無

外壁塗装の仕上がりは、施工技術の高さで左右します。「一級塗装技能士」の国家資格を持つ職人が在籍している業者であれば、一定レベル以上の技術と知識が保証されます。

チェックポイント2:デザイン塗装の実績

外壁の色や質感は、住宅の見た目に大きく左右します。レンガ調や石目調など、さまざまなデザインに対応できる塗装業者は、知識・技術が豊富な証拠です。デザイン塗装の実績がある業者であれば、カラーやテクスチャーの選択肢も広がります。

塗装の仕上がりにこだわりたい方は、依頼したい業者の施工実績をチェックしておきましょう。

チェックポイント3:複数の業者への見積もり

1社だけの見積もりでは、適正価格かどうかを判断するのは不十分です。最低でも2~3社から見積もりを取り、費用や施工内容、塗料のグレードなどをしっかり比較することが大切です。複数の業者に相談することで、対応の差や費用の違いを把握しやすくなります。

チェックポイント4:口コミ・評判の確認

実際に塗装工事を依頼した人の口コミは、技術力の高さやサービスの良さを知る貴重な判断材料となります。良い口コミだけでなく、悪い口コミもあわせて確認しておきましょう。

ゼヒトモで外壁塗装のプロを探す

今回は、外壁塗装・塗り替え工事の必要性や検討するタイミングについて解説しました。

外壁塗装は、職人の腕によって仕上がりや耐久性に差が出るといわれます。信頼できる業者をお探しの方は、ゼヒトモを活用してみてはいかがでしょうか?ゼヒトモには、外壁塗装のプロが多数登録されています。ゼヒトモのプラットフォーム上で希望条件を入力するだけで、簡単にぴったりのプロを見つけられます。

依頼した方の声

<口コミ>
1年前に外壁塗装と光触媒コーティングをお願いしました。1年経ちましたが今でも塗りたてみたいに綺麗な状態です。同じ時期に塗装したご近所さんの家と比べると歴然とした差があります。光触媒ガラスコーティングおそるべし。

<口コミ>
この度は、お世話になりました。 最初はペンキなんて何処でしても一緒だと思っていましたが、耐久年月、塗り方、材料選びなど、素人では、気が付かないような事を、丁寧に説明して頂いて、様々な選択肢の中から自分で決めたって事もあり、出来上がりは勿論ですが、大満足です。 又機会があれば宜しくお願いします。

<口コミ>
真夏の暑い中、数日にわたり外壁塗装を行っていただきました。丁寧に手塗りで行い、見栄えも大変良く、実家が新築戸建のようになりました。とても感謝しています。また、不具合があれば、お願いしたいと思います。本当にありがとうございました。

専門家からのコメント

安かろう悪かろうの塗装は絶対にしないで下さい!

  • 値段の安さ
  • 営業マンの人柄の良さ
  • 会社の規模の大きさ
  • 過度なサービスの魅力

この4つは、検討材料のほんの一部にしてください。

塗装工事の根本は”信用出来る技術を買っていただく”事に有り、全ての品質の上下は”現場で塗る職人”に品質の良し悪しの全てが掛かっています。

資格が無くても出来る業種だからこその低品質な塗装工事店が多く、知識の無い一般の方を狙い、多くの方が低品質塗装・施工不良の落とし穴にはまっています。

塗装店に工事を依頼する時には、現場に入る職人の資格証(一級建築塗装技能士 ライセンスパスポート)を提示して貰いましょう。

今後は、塗装も国の定めた厳しい国家試験に合格した”塗装を深く追求している者”にお願いすることがキーポイントになって来ると思います。

本当にお家の事を大切に思うなら、是非参考にして下さい。

取材協力・記事監修いただいた専門家

Re make:新浪勇貴様

国家資格 一級建築塗装技能士

他 建築資格・免許を多数持つ。

15歳から建築業に携わり、スーパーゼネコン大林組や竹中工務店、清水建設、大成建設 等の協力店として25年従事。

現在は、自社元請け 塗装職人直営施工店として、一級建築塗装技能士が塗る塗装店を誇りに一般住宅塗装工事を請け負う。

トヨタホームの塗り替え優良施工店も担当。

▶新浪様のプロフィールはこちらから

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この記事を書いた人

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