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  6. 【2025年最新】外壁塗装・塗り替えの費用相場は塗料や面積で変わる?安く抑えるコツも紹介
2022/09/29 2025/01/15

外壁の塗装工事を検討している方の多くは、「具体的にいくらかかるのか」「どの塗料を選ぶべきか」「一度にまとまった費用を用意できない場合はどうするか」など、費用面での不安を抱えているのではないでしょうか。

本記事では、外壁の塗り替えにかかる費用相場やその内訳、塗料の種類による違いを解説します。塗装工事の際に活用できる補助金・助成金制度についても紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

この記事を監修したプロ

想いを形に工房

【延床別】外壁塗装・塗り替え工事の費用相場

【延床別】外壁塗り替え工事の費用相場

外壁の塗り替え時期は、10~15年が目安と言われています。「外壁にひび割れがある」「色あせや変色が目立つ」「塗膜が剝がれている個所がある」といった症状がある場合、外壁を塗り替えるサインです。まだ大丈夫と放っておくと、外壁以外の部分も傷んで最終的には膨大な修繕費用がかかってしまいます。

坪数ごとの費用相場

一般的な一戸建ての平均坪数は30坪といわれているため、通常約60万〜100万円と理解しておくと良いでしょう。

2階建て住宅の場合、坪数ごとの外壁の塗り替え費用相場は以下のとおりです。使用する塗料の種類や外壁の状況などによって費用は変動します。

坪数 塗装面積 費用相場
10坪 40平方メートル 約20万~40万円
20坪 79平方メートル 約40万~70万円
30坪 119平方メートル 約60万~100万円
40坪 158平方メートル 約80万~130万円
50坪 198平方メートル 約100万~160万円
60坪 238平方メートル 約120万~200万円
70坪 277平方メートル 約140万~230万円
100坪 396平方メートル 約200万~320万円

外壁塗装・塗り替えにかかる費用の内訳

外壁塗装・塗り替えにかかる費用の内訳

続いて、外壁の塗り替え工事にかかる費用の内訳について解説します。費用の約30%が人件費、材料費と足場代が約20%ずつ、残りが業者が受け取るマージンや交通費などの諸経費といわれています。

人件費

塗装を担当する職人や工事に関わるスタッフの費用です。職人の技術力や作業日数によって金額が変わるため、経験豊富な職人を選ぶかどうかで費用に差が出ることもあります。

材料費

塗料代、塗料の飛散を防ぐための養生シートや飛散防止ネットなどにかかる費用です。そのほか、外壁の隙間を埋めるためのシーリング材(コーキング材)などの材料費も含まれます。

足場代

施工時に、住宅の周りに組み立てる足場にかかる費用です。高所作業を安全に行うためには欠かせない設備で、高いところまで足場を組むほど費用も上がる点に注意が必要です。

諸費用

人件費や材料費などのほかにかかるのが、下地補修費や現場管理費、洗浄費などです。ひび割れや壁の欠け、サイディングの浮きなど、塗装前に行う補修工事が必要な場合に発生します。

また、古い塗料の剥がしカスやシーリング材、廃棄物などの処分費用が別途かかることがあるため、事前に確認しておきましょう。

外壁の塗り替え費用は塗料の種類や塗装面積などで変わる

外壁の塗り替え費用は塗料の種類や塗装面積などで変わる

外壁の塗り替え費用は、塗料の種類や耐久年数、塗装面積などによって異なります。外壁の塗り替え工事を検討している方は、事業者に見積もりを依頼し正確な塗装面積と費用を確認しましょう。

塗料の種類と耐久年数

外壁に使われる塗料には、アクリル・ウレタン・シリコン・フッ素・無機など、さまざまな種類があります。グレードが上がるほど耐久性や機能性が高まりますが、その分、単価も高くなるのが一般的です。築年数や立地、メンテナンスにかけられる予算・周期などを考慮して選ぶと良いでしょう。

塗料の種類 耐久年数 特徴
アクリル塗料 約5~7年 ・ほかの塗料に比べて価格が安い
・塗り替え周期が短いため、長期的にみるとコストがかさむ
ウレタン塗料 約7~10年 ・ひび割れや雨漏りを起こしにくい
・外壁になじみやすい
・汚れが付きやすい
シリコン塗料 約10~15年 ・汚れが付きにくい
・10年以上の耐久性が期待できる
・製品ラインナップが豊富
ラジカル塗料 約10~12年 ・耐候性が高い
・コストパフォーマンスが良い
・カビや汚れに強い製品が多い
フッ素塗料 約15~20年 ・紫外線や雨風に強い
・撥水性があり、チョーキング(白い粉)が起きにくい
・価格はやや高め
無機塗料 約20~25年 ・劣化の原因となる有機物が少なく耐久性が高い
・防汚性・防カビ性に優れている
・価格が高い

塗装量の面積

外壁の塗り替え費用は、「外壁の面積 × 塗料の単価」によって大きく変わります。坪数(または建築面積)をもとに、窓などの開口部を差し引いた外壁実面積が算出されることが一般的です。

家の形状や間取りによる違い

2階建て・3階建て、L字型など、複雑な形状の住宅は、外壁面積が多く費用も高くなりやすい傾向です。

屋根の形状・ベランダの有無

外壁以外にも、屋根やベランダの防水工事なども同時に行う場合、施工費用はさらに上がります。塗装面積を正確に把握するには、信頼できる業者に事前調査を依頼するのがおすすめです。見積もり時、どれくらいの面積で計算しているのかを確認しておくと安心です。

【あわせて読みたい!】
外壁防水工事って必要?代表的な4つの工法と費用相場を紹介 >>>

外壁塗装・塗り替えにかかる費用を安く抑えるコツ7選

外壁塗装・塗り替えにかかる費用を安く抑えるコツ7選

ここでは、外壁の塗り替えにかかる費用を抑えるために知っておきたいコツを7つ紹介します。

1. 外壁+屋根塗装を同時に行う

屋根の塗装には、基本的に30万〜40万円近くかかります。そのため、外壁に加えて屋根も塗装する場合、費用相場に30万〜40万円を加えた額が合計の費用相場です。

なお、外壁や屋根塗装工事の際には足場代がかかります。外壁と屋根を一緒に施工することで足場代が1回分で済み、その分工事費用が安くなるのです。

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2. 補助金・助成金制度を活用する

外壁の塗り替えに使える助成金・補助金制度を利用するのも、工事費用を安くおさえるひとつの方法です。制度の条件を満たしていれば、申請が通れば数万円から数十万円近い金額を工事費用に充てられます。

参照:国土交通省|住宅リフォームの支援制度

お住まいの自治体のホームページや窓口で、外壁の塗り替え工事が助成対象かどうかをチェックしておきましょう。ここでは、一部の制度を厳選して紹介します。

東京都大田区|住宅リフォーム助成事業

制度名 住宅リフォーム助成事業
条件 ・令和6年1月1日時点から助成決定日まで工事対象住宅に継続して居住していること
・区民税/都民税を滞納していないこと
・過去に助成金の交付を受けていないこと
・大田区内の施工業者に依頼して工事をすること
助成額 工事費用の10%(上限20万円)
対象工事 ・屋根/外壁塗装
・屋根の改修(軽量化除く)
・外壁の改修(断熱除く)
申請期間 令和6年4月8日から令和7年1月31日

参照:住宅リフォーム助成事業

東京都奥多摩町|移住・定住応援補助金等

制度名 移住・定住応援補助金等
条件 ・年齢45歳以下の夫婦若しくは子ども※がいる世帯、または35歳以下の方
※18歳の誕生日から翌年3月31日まで
・住宅の新築、増築、改築または購入をした方
補助額 工事費用の2分の1(上限200万円)
対象工事 ・新築/増築/改築
申請期間 令和2年4月1日から令和7年3月31日

参照:移住・定住応援補助金等

埼玉県桶川市|桶川市住宅リフォーム資金補助金

制度名 桶川市住宅リフォーム資金補助金
条件 ・市内に住民登録があり、対象の住宅に居住をしている方。
・対象の住宅を所有している方。または2親等以内の親族が所有している方。
・市税の滞納がない方。
助成額 上限10万円
対象工事 ・屋根の改修
・外壁の改修
・台所・洗面所・浴室・トイレ等の水回りの改修
・ブロック塀などの撤去・処分
など
申請期間 2024年4月1日~(先着順)

参照:桶川市住宅リフォーム資金補助金

3. 火災保険を使う

外壁の塗り替えを行う際、火災保険を使うのも費用を安く抑える方法です。

保険会社や契約内容にもよりますが、自然災害が原因で外壁にひび割れ・破損が生じた場合は、修繕費の一部を保険でまかなえる可能性があります。契約内容を確認し、災害認定される範囲かどうかを確認しましょう。

4. 閑散期に施工する

例年6〜8月と12~2月は、気温・湿度の影響から施工依頼が比較的落ち着いている時期です。閑散期に外壁の塗り替え工事を行うことで、費用を安く抑えられます。

ただし、雨や雪が降った場合、工事は中断・延長となります。延長費用が追加で発生することはありませんが、想定よりも工期が長引く可能性があることも念頭に置いておきましょう。

5. 地域密着型の業者に依頼する

地域密着型の事業者は、テレビCMや大規模な広告を打たない場合が多く、営業エリアを絞った集客が中心です。広告宣伝費や人件費などのコストが抑えられる分、大手リフォーム会社と比べて工事費を安くできます。

さらに、地域密着型の事業者は地元での評判が経営を左右するため、施工後の保証やサポート体制が整っているのも特徴です。

6. 複数の事業者から見積もりをとる

複数の業者から相見積もりを取り、塗装工事の相場価格を把握しましょう。できれば2~3社以上に見積もりを依頼し、金額だけでなく使用する塗料や施工工程の内容も見ておくと比較・検討しやすくなります。

7. 塗料の種類・耐久年数を考える

塗料の種類と耐久年数によって、工事のトータルコストが大きく変わります。短いスパンで塗り替えが必要な塗料を選ぶと、長い目でみるとコストがかさむため注意しましょう。

耐候性の高い塗料であれば、初期費用は高くても次回の塗り替えまでのスパンが長く、トータルコストを抑えられます。こまめにメンテナンスをして常にきれいな状態を保ちたい方は、安価な塗料を選ぶと良いでしょう。

外壁塗装・塗り替え工事費用の支払い方法

外壁塗装・塗り替え工事費用の支払い方法

外壁の塗り替え工事には、100万円前後とかなり高額な費用がかかります。費用の支払い方法は、以下の3つが一般的です。

  • 現金支払い
  • クレジットカード支払い
  • ローンでの支払い

現金支払い

現金で支払う際は、一括払い・2回払い・3回払いがあります。一括払いは、工事が完了したタイミングで全額を一括で支払う方法です。工事の終了を見届けてから支払える方法であるため、信頼できます。まとまった費用が一度に用意できるのであれば、一括払いがおすすめです。

なお、最初に一括で費用の支払いを請求する業者は、悪徳業者であるパターンがあります。持ち逃げ被害に遭うリスクもあるため、注意してください。

また、着工前後で2回にわけて支払う方式や、規模が大きく多額の費用がかかる場合は3回払いが認められるケースもあります。

メリット ・手数料がかからない
・支払いがシンプル
デメリット ・まとまった資金が必要
・一度に大きな金額を動かすリスク

クレジットカード支払い

クレジットカード支払いでは、一括払いや分割払い、リボ払いなどから選べるため、まとまった金額を一度に支払わなくてもよいのが大きな特徴です。カード決済に対応していない業者もあるため、事前に確認しておくと安心です。

メリット ・ポイントやマイルが貯まる
・月々の支払額を抑えられる
デメリット ・業者が対応していない場合がある
・分割/リボ払いの場合は金利・手数料がかかる

ローンでの支払い

ローンでの支払いは、高額な工事費を分割で負担できる点が大きな魅力です。一方で、金利負担や審査手続きといった注意点もあります。リフォームローンやフリーローンなど、複数のローン商品を比較検討し、金利や返済期間をしっかり理解したうえで選ぶことが重要です。

家計状況と照らし合わせながら、最適な支払いプランを見つけましょう。

メリット ・一括で資金を用意する必要がない
・低金利の商品を選べば負担が少ない
デメリット ・金利負担が発生する
・審査に時間がかかる

外壁塗装・塗り替え工事は業者選びが重要!

外壁塗装・塗り替え工事は業者選びが重要!

外壁の塗り替え工事を行う際、誰もが気になるのが「どの業者に依頼すれば失敗しないか」という点ではないでしょうか。足場を組んだり多くの人手がかかったりと、大がかりな工事になるため金額も安くはありません。だからこそ、信頼できる事業者と出会うことが大切なのです。

業者選びの際は、以下のポイントと項目と照らし合わせて慎重に検討しましょう。

  • 塗装工事業許可や塗装技能士などの専門資格がある
  • 口コミや実績
  • 閑散期(梅雨・夏・冬)に施工を行う
  • 保証内容やアフターサービスの充実度
  • クーリング・オフを利用できるか
  • キャンセルは可能か
  • 工事期間がどれくらいかかるか

ゼヒトモにおける外壁塗装・塗り替え工事の事例

最後に、ゼヒトモにおける外壁塗装・塗り替えを行なった施工事例を2つ紹介します。

1. 遮熱塗料を使用し省エネ対策

外壁の塗り替え工事を行う前にカラーシミュレーションを実施することで、お客様が理想とする仕上げがりを目指しました。

実際の工事では、屋根の傷みやチョーキング現象がみられる箇所、シーリングの割れなどのメンテナンスを実施。太陽光を反射する遮熱塗料を使用したことで、室内の急激な温度変化を緩和し省エネ効果が期待できます。

2. 外壁塗装とバルコニーの防水工事を同時に施工

外壁は、施工前に高圧洗浄で汚れを除去してから縦目地コーキングをすべて撤去し、新しいシーリング材を充填。その後、下地材を塗って中塗り・仕上げ塗りを行い、最後に付帯物塗装まで実施しました。

また、バルコニーの床も同時に施工。FRP・下地板を撤去し、新しい下地板を貼った直後にウレタン樹脂防水工事を行っています。施工中に不具合が見つかった際には、お客様と相談しながら臨機応変に進めることで満足のいく仕上がりを実現しました。

ゼヒトモで外壁塗装のプロを探す

今回は、外壁の塗り替え工事にかかる費用相場や費用の内訳などについて解説しました。 工事費用は、延床面積と塗料の種類によって変わります。工事を検討している方は、この記事を参考に、資金計画を立ててみましょう。

また、外壁の塗り替えはDIYでは難しいため、プロに頼ることがおすすめです。外壁の塗装工事では記事で紹介したように費用を抑えるコツもあるため、ぜひ実践してみてください。

  • 外壁塗装・塗り替え工事について相談したい
  • まずは無料で見積もりを取りたい
  • 施工事例を知りたい

そんな方は、ゼヒトモから経験豊富な外壁塗装のプロを探してみてはいかがでしょうか。 希望の場所・日時・予算など、いくつかの質問に答えるだけで、あなたにぴったりの業者が見つけられます。 外壁の塗り替え工事を検討している方は、ゼヒトモを活用してみてください。

監修したプロのコメント

塗装費用を安く抑えるコツは、まずは助成金や補助金を調べるのが良いかと思います。数は少ないですが、自治体から補助金が出ていることもあります。

また、火災保険を使う際には悪徳業者もいますので注意しましょう。

インターネットの記事で「費用を抑えるには閑散期を狙いましょう!」などの記事をよく見ますが、弊社(和やか株式会社)に関しては、閑散期も繁忙期も同じ値段です。

各業者の方針なので一概には言えませんが、閑散期に費用を安くする業者は、売上が少ない業者である可能性もあります。開業・設立して間もない、地域から信頼されていない、なども考えられますね。


特に塗装会社の悪徳業者はよく聞きますので、値段だけではなく地域に根差しているなど安心できる業者に依頼することをお勧めします。

この記事を監修したプロ
高城 和幸 さん

想いを形に工房

親子四代で90年と長期間にわたり、住まいのサポートを実施。内装・キッチン・トイレのリフォームや、外壁・屋根塗装など豊富な施工実績あり。国土交通省より優良な事業者と認定された証明である「住宅リフォーム事業者団体国土交通大臣登録」を取得。リフォーム補助金の活用サポートやリフォームガイドBOOKのプレゼントなども実施。

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この記事を書いた人

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