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外構・エクステリア工事はいくらかかる?部分別の費用相場と安く抑える3つのコツ

2022/11/16 2023/02/22
外構・エクステリア工事はいくらかかる?部分別の費用相場と安く抑える3つのコツ

家の新築やリフォーム時、住宅の外壁や内装と同様に重要なのが、外構・エクステリア工事です。門まわりや玄関アプローチ・ガレージなど、住宅の印象や機能性を大きく左右します。さらに、防犯や安全性にも影響する、重要な箇所です。

今回は、外構・エクステリア工事について、部分別の費用相場や費用を安く抑えるコツなどを解説します。また、外構・エクステリアで利用できるローンと利用方法など費用に関して解説しています。外構・エクステリア工事を検討している方は、ぜひご覧ください。

外構・エクステリア工事の費用の目安は?

工事費用の目安

外構・エクステリアとは、玄関アプローチやフェンス・庭やテラス・ガレージといった部分のことを指します。新築工事やリフォームでは、建物自体の外観や内装・インテリアに気を取られがちです。しかし、外構やエクステリアは、建物の機能性や防犯性、デザイン性に大きく影響します。そのため、外構・エクステリア工事にもこだわることが大切です。

外構工事にかける費用の目安は、新築の場合、住宅の建設費用の10%といわれています。もちろん10%に収めなければならないわけではありません。10%を目安にすると、バランスの取れたエクステリアになるとされています。

具体的な費用相場は、以下のとおりです。

外構・エクステリア費用表

外構面積・外構タイプ・外構工事部分によって費用は変動する

外構費用を確定する要素

外構工事にかかる費用は、外構の面積や外構タイプ、工事部分によって大きく変動します。「住宅の建設費用の10%」はあくまでも目安金額です。新築やリフォームの際は、実際の外構部分の様子に応じて予算を立てましょう。

外構面積とは、敷地面積から建物が建っている面積(建築面積)を引いた面積のことを指します。例えば、敷地面積が250平方メートル、建築面積が150平方メートルの場合、外構面積は100平方メートルです。外構面積が広ければ広いほど、さまざまな施工が可能になるため、工事費用が高くなる傾向があります。

外構タイプ・外構工事部分については、以下で詳しく解説します。

外構タイプ

外構工事費用は、外構タイプによって異なります。外構タイプには、以下の3つがあります。

  • クローズド外構
  • オープン外構
  • セミクローズド外構

【クローズド外構】とは、塀や柵などを高めに設置し、外からの視線を遮るように設計された外構です。例えば、家の周りにブロック塀を設置し、駐車スペースはカーポートにする、などの工事が考えられます。閉鎖的で防犯性が高く、プライバシー保護を重視する場合におすすめです。クローズド外構は、多くの建材を要し、工期もかかります。そのため、費用が高くなりやすいです。

【オープン外構】とは、塀や柵などを設置しない、あるいは低く設置することで、開放的な空間になるよう設計された外構です。敷地を広々と見せる効果があり、風や光が通りやすくなります。例えば、ブロック塀ではなく境界フェンスを設置する、駐車場を開放的な土間コンクリート打ちにする、などが考えられます。オープン外構は、使用する建材が少なく住むため、費用を抑えやすいのが特徴です。ただし、防犯性は高くないため、別で対策が必要です。

【セミクローズド外構】とは、オープン外構とクローズド外構の良いところを併せ持った外構のことです。防犯性を高めプライバシーを保護したい部分は、クローズド外構のように閉鎖的に設計します。一方、広く見せたい部分や光や風を取り入れたい部分は、オープン外構のように開放的に設計するのです。例えば、プライバシーを守りたい住宅部分にはブロック塀を設置し、駐車スペースはカーポートではなく土間コンクリート打ちにする、などが考えられます。工事費用は、オープン外構とクローズド外構の中間です。

どの外構タイプにおいても、ブロック塀などは安全確保をしっかり行いましょう。(参考:ブロック塀等の安全対策について/国土交通省))

外構工事部分

外構工事部分とは、施工対象となる外構・エクステリアの箇所のことです。一般的には、以下のような箇所があります。

  • 塀囲い
  • ガレージ・カーポート
  • 庭・ガーデン
  • 玄関アプローチ
  • テラス・ウッドデッキ
  • フェンス
  • 門まわり

施工箇所が増えれば増えるほど、費用も高くなります。住宅によって必要な外構工事部分は異なるため、どの箇所を施工すべきか見極めることが大切です。

【部分別】外構・エクステリア工事の費用相場

部分別費用相場

新築やリフォームで外構工事を行う際は、外構・エクステリアの部分ごとの費用相場を理解しましょう。以下では、部分別の概要と費用相場をご紹介します。

門柱・門扉などの門まわり

門まわりは、門扉・門塀・ポスト・表札などの部分を指します。まとめて施工することが多いです。門まわりは外から非常によく見える部分であるため、デザイン性や家とのバランスを重視しましょう。また、防犯性も重要です。家の雰囲気に合わせて、使い勝手の良い安心な外構を選んでください。

費用相場は、トータルで15万~30万円程度です。施工箇所や、塀や扉の材質によって費用は異なります。

門まわり15万〜30万円

玄関アプローチ

玄関アプローチとは、門まわりから玄関にかけての部分のことです。玄関アプローチは、歩きやすさが求められます。そのため、砂利やコンクリートを敷き詰めたり、石材を貼りつけたりする工事を行います。歩きやすさや安全性はもちろん、デザインにもこだわりましょう。

玄関アプローチの費用相場は、トータルで30万~60万円程度です。1平米あたりの金額で計算するケースが多いです。

玄関アプローチ30万〜60万円

塀囲い・フェンス

塀囲い・フェンスは、住宅を保護し、安全性やプライバシーを担保するために重要な箇所です。

塀囲いは、クローズド外構のうえで欠かせない部分です。塀囲いには、コンクリートブロックやレンガ・化粧ブロックを積み上げるブロック塀タイプや、コンクリートを流し込んで成形したタイプなどがあります。使用する素材だけでなく、設置面積や長さ・高さによって費用は異なります。費用相場は、トータルで100万円前後です。単位あたりの金額で計算します。

塀囲い100万円前後

オープン外構やセミクローズド外構で防犯性能を高めたい場合は、目隠しフェンスを設置しましょう。目隠しフェンスの材質には、アルミや樹脂、木材などさまざまな種類があります。材質によって費用は異なります。費用相場は、トータルで30万〜50万円程度です。

目隠しフェンス30万〜50万円

ガレージ・カーポート

車を所有している場合、駐車スペースの設置が必須です。ガレージやカーポートなどの駐車場は、外構・エクステリア工事の中でも特に人気が高い工事です。

駐車場には、大きく3つの選択肢があります。土間コンクリート打ちの駐車場、カーポート、ガレージです。

土間コンクリート打ちの駐車場の場合、費用相場は20万円程度です。屋根がない分、費用が安く済みます。カーポートは、屋根と柱をつけた駐車場です。ガレージには、さらに壁と天井があります。カーポートやガレージを設置する場合、費用相場は40万~100万円程度です。

もちろん、駐車する車の台数によって、必要な面積と費用は変わります。また、豪雨や積雪が多い地域の場合は、車を守れる強度のあるカーポート・ガレージの設置が必要です。

土間コンクリート打ちの駐車場20万円程度
カーポート・ガレージ40万~100万円程度

庭・ガーデン

庭・ガーデンは、工事のレパートリーが広く、工事内容によって大きく費用が異なる場所です。希望するデザインや用途を考えるだけでなく、その後のメンテナンスのしやすさも考慮して庭づくりを進めましょう。例えば、お手入れの手間をなるべく減らしたい場合は、天然芝ではなく人工芝を採用するのがおすすめです。

芝生を敷く簡易的な工事の場合、費用相場は10万円程度です。デッキを設置する場合は50万〜100万円程度庭全体をリフォームする場合は100万円以上かかることもあります。庭の広さや使用する素材などによっても、費用は変化します。

芝生を敷く簡易的な工事10万円程度
デッキを設置する50万〜100万円程度
庭全体をリフォームする100万円以上

テラス・ウッドデッキ

テラス・ウッドデッキは、外の空気を感じながらくつろげるスペースです。設置することで、家族でバーベキューやパーティーを楽しめます。テラス・ウッドデッキを施工する際は、快適さやデザイン性を重視しましょう。

工事にかかる費用は、屋根の有無や使用する床の材質によって異なります。屋根の費用相場は10万円程度です。スペックの高い屋根の場合、20万〜30万円程度かかることもあります。床材は、タイルを使用すると安く抑えられます。一方、木材を使用したウッドデッキは、費用が高くなりやすいです。

テラス・ウッドデッキにかかる費用相場は、トータルで40万〜50万円程度です。

テラスの屋根10万円程度
テラスの屋根(スペックが高い場合)20万〜30万円程度
テラス・ウッドデッキトータル費用40万〜50万円程度

サンルーム

サンルームは、ガーデンルームとも呼ばれ、リビングの横に設置するスペースです。室内ですが、多くの日光を取り入れられます。

サンルームの追加は、部屋の増築に該当するのがポイントです。そのため、敷地面積に占める建築面積の割合である建坪率に影響を与えます。建坪率は地域ごとに上限が設けられています。リフォームの場合、現状の建坪率によってはサンルームを増設できない可能性がある点に注意しましょう。また、設置したい箇所に障害物があったり、傾斜があったりする場合は追加で費用がかかることもあります。

費用相場は、40万〜50万円程度です。通常の部屋を増築するよりも、費用は安く済みます。

サンルーム40万〜50万円程度

照明

照明は、防犯性・安全性を高めるために重要です。また、照明を設置することで、夜におしゃれな雰囲気を演出できます。最近では、LEDで寿命が長い照明が人気です。中には、センサー付きで自動で付いたり消えたりしてくれる高性能な照明もあります。

照明のスペックや個数によって費用は異なりますが、一般的には10万〜25万円前後が相場です。

照明10万〜25万円前後

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外構・エクステリア工事の費用を安く抑える3つのコツ

費用を安く

外構工事の費用を安く抑えるためには、以下の3つのコツを押さえましょう。

  • 自分でできる所はDIYする
  • 必要な工事のみ行いシンプルなデザインにする
  • 外構・エクステリア工事の専門業者に依頼する

自分でできる所はDIYする

施工が簡単な箇所は、業者に依頼せずDIYするのもおすすめです。必要な道具や材料は、ホームセンターや100円ショップなどで手軽に揃えられます。業者に依頼すると、材料費のほかに人件費や運搬費用、そのほかさまざまな経費がかかります。DIYなら、工事にかかる費用を材料費のみに抑えられるのです。

外構・エクステリア工事の場合、以下のような箇所はDIYしやすいです。

  • 表札の取り付け
  • ポストの取り付け
  • 花壇や植栽の設置
  • 防草シートの貼り付け
  • レンガ舗装
  • 砂利の敷き詰め

しかし、DIYには失敗のリスクもあり、初心者の方だと時間がかかることが多いです。また、箇所によってはケガをしてしまう可能性もあります。業者への依頼とDIYをうまく組み合わせることが大切です。

必要な工事のみ行いシンプルなデザインにする

外構工事では、施工箇所が増えれば当然その分費用がかかります。また、凝ったデザインはその分工事内容が複雑になるため、費用が高くなります。外構工事にかかる費用を抑えたい場合は、施工箇所を限定し、シンプルなデザインにしましょう。

外構工事をプランニングする際、どうしてもあれもこれも施工したくなるものです。本当に必要かどうかを検討し、優先順位をつけて計画を立てましょう。

また、施工箇所が多い場合は、使用する素材のグレードを下げることで、費用を削減できます。

ハウスメーカーではなく外構・エクステリア工事の専門業者に依頼する

ハウスメーカーや工務店に外構工事を依頼する方も多いですが、費用を抑えたい場合は専門業者に依頼しましょう。ハウスメーカーや工務店は、工事を専門業者に外注している場合が多いです。マージンが発生するため、割高になる傾向があります。

複数の専門業者に見積もりを依頼し、工事をお願いする業者を選定しましょう。相見積もりをとることで、さらなるコストカットが実現します。

しかし、外構・エクステリア工事費用を住宅ローンに組み込む場合は、ハウスメーカーや工務店に一括して依頼する必要があります。住宅ローンを使用するか、費用を抑えるかを勘案し、依頼する業者を決めてください。

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外構・エクステリア工事費用はローンを組める?

使えるローン

外構・エクステリア工事には、決して安くはない費用がかかります。そのため、ローンを利用したいと考える方も多いです。

外構・エクステリア工事費用では、住宅ローンとリフォームローンの2種類を利用可能です。しかし、住宅ローンに組み込むためには注意すべきポイントがあります。以下では、住宅ローンとリフォームローンについて、それぞれのメリット・デメリットを解説します。

住宅ローン

外構・エクステリア工事にかかる費用は、原則として住宅ローンに組み込めません。しかし、絶対に組み込めないというわけではありません。実は、家の建築を依頼するハウスメーカーや工務店に、外構工事も併せて申し込むことで、住宅ローンに組み込めるのです。

住宅ローンを利用するメリットは、金利が低い点と、ローンを組む手間が省ける点です。金利が低いため、リフォームローンを利用する場合に比べて、金額を抑えられる場合が多いです。そのため、予算が厳しい場合は、リフォームローンより住宅ローンを利用しましょう。新築で住宅ローンを使用する場合、いずれ外構工事を行うことを考えると、外構工事もまとめて依頼してローンに組み込むのが効率的です。

一方、デメリットとしては、審査が厳しい点が挙げられます。また、金融機関によっては、外構工事を別の業者に依頼した場合、住宅ローンに組み込めない場合があるため注意しましょう。

リフォームローン

リフォームローンとは、増改築や修繕を目的にした工事を行う際に利用できるローンのことです。外構工事費用も対象です。外構工事費用を住宅ローンに組み込めない場合や、そもそも住宅ローンを利用しない場合は、リフォームローンを使用しましょう。

リフォームローンのメリットは、審査が通りやすくハードルが低い点です。また、外構費用を別の業者に依頼した場合でも、ローンに組み込めます。外壁工事専門の業者を自分で見つけ、こだわってリフォームしたい場合におすすめです。

一方、住宅ローンよりも金利が高いため、月々の返済金額が高くなるというデメリットがあります。予算が厳しい場合は注意が必要です。また、住宅ローンの借入状況によってはリフォームローンで借りられる金額が減少します。希望どおりの工事が行えない可能性があるのがデメリットです。

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