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外壁塗装の基本的な工程とは?立ち合いが必要なタイミングとあわせて解説

2023/11/20 2024/04/24
外壁塗装の基本的な工程とは?立ち合いが必要なタイミングとあわせて解説

外壁塗装を業者に依頼するうえで、どのような工程で施工が進行していくのか知っておきたいですよね。工事内容の詳細を把握しておく方が、安心して施工を任せられます。

とはいえ、基礎知識を持たない状態で工程を把握するのはなかなか難しいことです。まずは工程の流れを知り、それぞれの段階でどのような施工をおこなっているのかを知っていきましょう。

今回は、外壁塗装の基本的な工程をまとめてご紹介します。外壁塗装にかかる工期の基準や、施工における立ち会いの必要性についても解説するので、業者に依頼する際に参考にしてください。

外壁塗装の工程

工程

外壁塗装の基本的な工程は、以下のとおりです。

  1. 近隣住民へのご挨拶
  2. 現場の確認
  3. 足場の設置
  4. 高圧洗浄
  5. 下地の処理
  6. 養生
  7. 下塗り
  8. 中塗り
  9. 上塗り
  10. 確認作業
  11. 足場の解体
  12. 完工後の近隣へのご挨拶

ここでは、外壁塗装における基本的な工程ごとの詳細をまとめています。実際に業者へ依頼するうえでのスケジュール策定に役立ててください。

また、以下の関連記事では、外壁塗装の費用相場や施工事例を紹介しています。実際にかかった費用も掲載していますので、外壁塗装のリフォームにかかる費用が気になる方はあわせてご覧ください。関連記事:外壁塗装の費用相場

①近隣住民へのご挨拶

挨拶

外壁塗装を依頼することが決まったら、まずは近隣住民へ「外壁塗装の工事が入る」旨を伝えにいかなければなりません。事前に挨拶をしておかないと、近隣住民とのトラブルにつながる可能性があるためです。

外壁塗装工事が開始されると、連日の作業や業者の出入りで騒音が発生するため、ご近所トラブルに繋がる可能性があります。また、工事中は塗料の臭いが近隣にまで及ぶこともあり、そのため事前に近隣住民への説明を行い、理解してもらったうえで着工まで進めるのが大事です。

近隣へのご挨拶は塗装業者が行うこともありますが、あくまで礼儀として着工前に自身で挨拶回りを行うべきでしょう。もしくは、塗装業者が挨拶に回るタイミングで一緒に挨拶することで、施工の内容も伝えながら理解を得られるためスムーズです。

②現場の確認

現場確認

近隣住民への挨拶を終えたら、塗装業者による現場確認が入ります。塗装作業における障害や足場の設置に関するネックなど、事前に確認のうえ施工に入るのが一般的です。

現場確認の際、動かしていいものとよくないものを、業者と依頼主とで擦り合わせる必要があります。植木鉢や置物など、絶対に汚したくないものはあらかじめ動かしておくか、汚さないように業者に説明しておきましょう。

事前の現場確認がないまま着工してしまうと、業者・依頼主の間でトラブルが発生しやすいため注意してください。

また、車も工事の邪魔にならない場所に移しておきましょう。足場が組まれる前に車を移動しておかないと、業者に迷惑がかかってしまいます。

③足場の設置

足場の設置

外壁塗装は高所の作業になることも多いため、足場を設置したうえで着工するのが一般的です。足場の設置は国家資格が必要であることから、塗装業者とは別の業者が入ることも多いでしょう。

そのため、足場の設置時は塗装時以上に業者の出入りが激しくなります。かつ、足場の設置の際には大きな音も鳴りやすいので、近隣住民の理解を得ることが必要不可欠です。

④高圧洗浄

外壁洗浄

足場の設置が終わったら、高圧洗浄機を使用した洗浄が実施されます。高圧洗浄は、塗装面に付着した汚れ・ホコリ・苔・古くなっている塗膜を除去する目的で行われる工程です。

外壁の高圧洗浄を怠ると、仕上がりへの影響だけでなく、塗り重ねた塗料が剥がれやすくなるため丁寧かつ時間をかけて行われます。

なお、高圧洗浄のための水は施主のお家の水道を使用しますが、水道料金が大きな負担となるほどかかるわけではないので心配はいりません。

⑤下地の処理

下地処理

高圧洗浄後は、下地の処理によりひび割れ・サビなどの劣化部分を補修します。下地処理が不十分だと、塗装が綺麗に仕上がらないばかりか、劣化が早まってしまうため非常に重要な工程です。

劣化が気になっている箇所や、特に丁寧に施工してほしい箇所は、この時点で伝えておくといいでしょう。把握してもらっておくと、よりよい仕上がりを期待できます。

この時、劣化が激しければ時間をかけて処理しなければならないため、工期が後ろ倒しになる可能性があると考えておきましょう。

⑥養生

養生シート

続いて、窓ガラス・床・玄関回り・植栽など、外壁周辺で汚れの付着しやすい箇所に、養生を施します。養生とは、塗料が飛び散ったり汚れが付着したりするのを防ぐために、養生シートという専用のビニールシートで塗装しない部分を覆う作業を指します。

養生が施されると、施工期間中は全ての窓が開けられなくなります。そのため、施工期間中の換気に関する問題は、施工前に業者と話し合っておかなければなりません。

また、詳しく後述しますが、外壁塗装中は室外機を養生する関係で、エアコンが使えなくなることもあります。換気対策と同様に、業者と事前に擦り合わせておきましょう。

⑦下塗り

下塗り

養生まで完了した段階で、塗装が施されます。最初に、下地と次以降の中塗り・上塗りを密着させるために重要な下塗りから施工開始です。塗料が均等な厚みになるよう、丁寧に塗料が塗り付けられます。

下塗りに使用される塗料の種類や量は、外壁の状態や依頼する業者によって変動するため、一律に決まっているわけではありません。また、下塗りの時点では希望している外壁の色とは異なる色の塗料が塗られますが、これはあくまでも下地なので、最終的には色が変わります。

なお、下塗り中に換気扇を回してしまうと、室内に塗料のにおいが入り込み染み付いてしまうので、換気扇は回さないようにしましょう。

⑧中塗り

中塗り

下塗り後、一定時間を置いたうえで中塗りが施されます。乾燥の時間を取らないまま中塗りがされてしまうと施工不良につながる恐れがあるので、業者がしっかり乾燥の工程をとっているか確認しておきましょう。

なお、中塗り後の上塗りについても、乾燥時間をしっかり取る必要があります。中塗りは塗膜に厚みを出すために重要な工程です。中塗りが固まらないまま上塗りをすると、十分な機能を発揮できないだけでなく内側だけが乾いていないという失敗に繋がります。

⑨上塗り

上塗り

中塗りまで終わったら、最後に上塗りが実施されます。上塗りにかかる塗料は、下塗りと中塗りと同様のものが使用される場合が多いものの、乾燥にかかる時間や重ね塗りの回数は、外壁の状態によって変動するでしょう。

また上塗りに関しては、塗料の塗りつけにおける最後の工程であるため、より見た目の美しさを意識した作業が施されているかしっかり確認しておきましょう。

もちろん外観だけでなく、上塗りには機能性を持つ意味があります。中塗りに重ねて塗ることで、外壁に耐久力が生まれるのです。もちろんこの時も、しっかりと乾燥のための時間が設けられていることを確認してください。

⑩確認作業

上塗りまでの作業が完遂となったら、完了検査という確認作業が行われます。仕上がりの状態や塗り残し、周囲への飛散など、細かくチェックされるのが一般的です。

証拠として記録を残すために、施工部分を写真撮影することもあります。発見した細かい塗り損ねた部分は、すぐに修正してもらいましょう。どれほど些細なことでも、きちんと指摘するのが大切です。業者はプロですから、丁寧に対応してくれます。

仮に確認作業が行われず、施工後に不備が見つかった場合はその後の対応が遅れるばかりか、最悪の場合別料金を取られてしまう可能性もあるので注意してください。

⑪足場の解体

足場解体

完了検査を終えたら、最初に設置した足場を解体して外壁塗装の施工が終わります。足場の解体は、設置と同様大きな音が鳴ったり、埃やゴミが舞ったりする可能性が高いため、近隣住民へ改めて周知しておくことが大切です。

足場が撤去され、塗装業者の片付けが終わったタイミングで、外壁塗装における全工程が終了することとなります。

また、足場の撤去時に、清掃や施工前の原状回復などがおこなわれることもあるので、場合によっては完遂までに少し時間を要するかもしれません。

⑫完工後の近隣へのご挨拶

引き渡しが終わったら完工した旨を近隣の方に挨拶して伝えましょう。ご理解・ご協力に感謝しているという気持ちを伝え、できれば粗品を渡すと印象がいいです。

この時も、施工前と同様に業者とともに挨拶回りをするのがいいでしょう。業者のみがおこなってくれる場合もありますが、やはり自身で挨拶をした方がご近所付き合いが円滑になります。

なお、挨拶をするのは施工前に伺ったお家のみで構いません。

外壁塗装にかかる工期まとめ

工期,時間

外壁塗装にかかる一般的な工期を、施工における基本的な工程に当てはめてまとめています。

近隣住民への挨拶1日(約1〜2時間目安)
現場の確認1日(約1時間目安)
足場設置1日
高圧洗浄1日
下地の処理1日
養生1日
下塗り2〜3日
中塗り2〜3日
上塗り2〜3日
確認作業1日(約1時間目安)
足場解体1日

上記の手順を基準にすると、住まいの外壁塗装は早くても2週間、長い場合は3週間ほどかかると認識できます。あくまで一例なので、参考程度に把握しておきましょう。

また、業者さんに施工の工程表をもらえるようにお願いしておくと、より詳しいステップや作業内容のスケジュールを知ることができます。

外壁塗装の工期は短縮できない

極端に短い期間を掲示してくる業者は、悪徳業者の可能性があります。何らかの工程が省かれていたり、手抜き工事をしたりしている可能性が考えられるので、一つひとつの施工に適切な日数をかけてくれる丁寧な業者を選ぶことが大切です。

外壁塗装は天候に左右されます。雨や雪が降れば作業はできなくなるため、スケジュールは後ろ倒しになるでしょう。また、気温や湿度などが原因で塗料がなかなか乾かなければ、乾燥するまで十分時間をかけなければなりません。

このように、工期は伸びることはあっても短縮されることはないと考えてください。短縮してほしいと頼んだ時に、二つ返事で了解するのは信頼できる業者だとは言えません。

外壁塗装の工事には立ち会いが必要な時とは

外壁塗装工事

業者が外壁塗装の工事を進めている期間、必ず立ち会っていなければならないわけではありません。タイミングによっては自宅にいる必要がありますが、留守にしていても問題はないので、いつ立ち会いが必要になるかを把握しておきましょう。ここでは、立ち会いが必要なタイミングについて解説します。

基本的には留守にしていても問題はない

外壁塗装の期間中は、基本的に留守にしていても問題はありません。施工に関して、外壁塗装は家の外で行われるため、立ち会っていなくても工事は進みます。

外壁塗装の工事期間中は業者が家に入ってくることもほとんどなく、鍵を閉めても作業は円滑に進むので、仮に朝から夜まで家を空けていても問題ないと言えるでしょう。

家にいなければならないタイミングとは

外壁塗装の工事中は、留守にしていても基本的に問題はありません。ただし、以下に挙げるタイミングでは、家にいる必要があります。

  • 足場を設置する前の現場確認
  • 塗装終了後の確認

足場を設置する際、塗装業者と足場業者で現場を確認します。その際、依頼主が所有しているものの移動に関する許可を取る工程が発生します。

業者が勝手に動かしたためトラブルに発展した、ということがないよう、足場の設置時には立ち会いをしましょう。

また、塗装後の確認に関しても、依頼主の確認をもって終了する必要があるため、必ず立ち会わなければなりません。施工の不備や仕上がりに満足したか、イメージ通りかどうかなど、必ず依頼主が納得する結果になっているか確かめる工程です。

外壁塗装中の注意点

注意点

外壁塗装がおこなわれている最中には、依頼主が気をつけなければならない点が3つあります。ここでは、以下の3つの注意点について解説します。

  1. 洗濯物は外に干せない
  2. 窓を開けられない
  3. エアコンを使えるか確認する

①洗濯物は外に干せない

足場が組み立てられた後は、基本的に洗濯物は外に干せません。庭にもベランダにも干せなくなるので、工事中の洗濯物の取り扱いについては事前に決めておきましょう。

高圧洗浄中に水がかかってしまったり、塗料を塗っている最中に飛んでしまったりと、洗濯物が思わぬ形で汚れる可能性があるため、外に干すことはできないと考えてください。

②窓を開けられない

足場が組まれた時点で、ほぼ全ての窓は開けられなくなります。高圧洗浄中も水が室内に入り込んでしまうため開閉は不可能となり、養生をおこない塗装が始まれば完全に窓から外気を取り込めなくなると考えておきましょう。

どうしても窓を開けたい箇所がある場合は、事前に業者に相談してみてください。ケースによってはその部分だけを開け閉めできるように工夫してくれるかもしれません。ただし、基本的には開閉できないことを承知しておく必要があります。

③エアコンを使えるか確認する

エアコンの室外機を養生シートで覆われると、エアコンを使えなくなってしまいます。通常通りシートで覆った場合、吹き出し口や吸い込み口はそのまま覆われるためエアコンが使用できなくなるのです。

もしエアコンを通常通り使いたいのであれば、その旨を業者に伝えましょう。エアコンを覆う部分をメッシュシートに変えてくれたり、養生シートに空気穴を開けてくれたりといった工夫を加えてくれます。

必ずエアコンが使えなくなるわけではないので、安心してください。夏場や冬場でも、エアコンが使えず不便な思いをすることはありません。

外壁塗装の優良業者を効率よく探そう

探す

外壁塗装を依頼する業者を選ぶ時に重要なのは、適正価格で丁寧な施工をしてくれる優良業者かどうかを見極めることです。

細やかなフォローをしてくれたり、どんなにささいな相談にも親身になって耳を傾けてくれたりするといった点も加味して考えましょう。もちろん仕上げもしっかりしている必要があります。アフターフォローや定期点検、保証内容やメンテナンスなどのサービスがしっかりしているところを選ぶようにしましょう。

見積書が適当だったり、足場代を無料だと偽ったりするような悪徳業者に騙されないために、優良業者の選び方を知っておきましょう。不安を残したまま契約するのは避けるべきです。

優良業者を見つけるためには、相見積もりが欠かせません。相見積もりとは、複数の業者に一括で見積りをとる方法です。相見積もりをとることで業者選びは確実なものになります。業者の選び方として相見積もりは適しており、ゼヒトモなら無料でおこなえるので気軽に試してみてください。

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