1. ゼヒトモ
  2. 住宅
  3. 大規模工事
  4. 塗装
  5. 外壁塗装業者
  6. 外壁塗装を火災保険で安く施工!利用条件や注意点について解説

外壁塗装を火災保険で安く施工!利用条件や注意点について解説

2023/11/08 2024/03/08
外壁塗装を火災保険で安く施工!利用条件や注意点について解説

外壁塗装のメンテナンスを施す際、火災保険や地震保険を利用してできるだけ高額な工事費用を抑えたいと考える方も多いでしょう。今回は、火災保険を適用させて建物の屋根や外壁を直すうえで覚えておきたい、問合わせ先や利用条件、保険適用範囲外のケースについて解説します。

また、外壁塗装にて火災保険を利用するデメリットや、適用前に知識として把握しておくべきことも説明しているので、ぜひ最後までご覧ください。

外壁塗装に火災保険は利用できるのか?

外壁塗装は、火災保険を利用して保険料で施工費用を賄うことが可能です。そのため、できるだけ安く外壁塗装を施すための手段として利用を検討する方が多いでしょう。ここでは、外壁塗装に火災保険を適用するうえで覚えておきたい、問合わせ先の一覧をまとめて掲載します。

外壁塗装における火災保険の問合わせ先

外壁塗装における火災保険に関する問合わせ先には、以下の保険会社が挙げられます。

火災保険の利用可否や手数料の有無などは、火災保険の提供元である保険会社に相談しなければなりません。より正しい情報を得るためにも、信頼のおける保険会社を選択したうえで相談しましょう。また、自宅のあるエリア・地域での依頼が可能かどうか、無料での修理可能範囲がどこまでなのかを問合わせることも大切です。

外壁塗装に火災保険を利用するための条件

外壁塗装に火災保険を適用するには、被害状況なども含めた以下の条件に当てはまる必要があります。

  • 自然災害が原因で外壁が破損している
  • 自然災害による被害を対象とした火災保険に加入している
  • 被害後3年以内に申請する
  • 火災保険の免責金額を補修費用が上回っている

ここでは、外壁塗装に火災保険を利用するための条件について解説します。

自然災害が原因で外壁が破損している

火事や強風、水害といった自然災害の影響が原因で外壁が破損し、塗装が必要になった場合であれば、火災保険が適用されます。そのため、自己責任での破損や塗装の剥がれなどは、火災保険の適用対象外といえるでしょう。

また、洪水や高潮、窃盗や騒擾などは、加入している保険のプランによっては適用対象にならないので注意してください。火災保険を適用させられる自然災害や破損の例は、以下のとおりです。

  • 台風
  • 豪雨
  • 豪雪
  • 竜巻
  • 飛来物による外壁の欠損
  • 浸水(地盤面45cm以上)

自然災害による被害を対象とした火災保険に加入している

同じ火災保険でも、自然災害による被害を補償対象にしていない保険では、外壁塗装時の適用はできません。火災保険の種類とそれぞれの特徴を以下にまとめているので、参考にしてください。

火災保険の種類補償対象
住宅火災保険火災落雷破裂爆発風災雪災
住宅総合保険住宅火災保険と同様の補償内容水災水漏れ事故自動車・泥棒による外壁の破壊
オールリスクタイプ住宅総合保険と同様の補償内容その他住宅に関するトラブル全般(保険会社によって内容が異なる)

被害後3年以内に申請する

火災保険の適用は、被害に遭ってから3年以内でなければなりません。そのため、3年を経過した事象は、例え火災保険の対象となる自然災害であっても、申請時期を理由に適用できないことがあります。ちなみに、被害後3年以内であれば、仮に自費で工事済みだとしても保険金の請求が可能です。

火災保険の免責金額を補修費用が上回っている

免責金額とは、「一定の金額以下における補修を、被害側の自己負担で賄わせる基準となる金額」です。いわゆる「自己負担額」が、免責金額に該当します。

外壁塗装の工事費用が、加入する火災保険にて設定されている免責金額以下であった場合、火災保険は降りないので注意してください。免責金額は保険会社によって上限額は異なるものの、200,000円ほどに設定されているのが一般的です。

外壁塗装に火災保険が適用されないケースとは?

外壁塗装には火災保険が適用できるものの、以下のケースに当てはまる場合は適用されないため注意してください。

  • 経年劣化
  • 人的な破損
  • 害獣
  • 施工不良

居住年数が長い家は、経年劣化により外壁塗装の耐用年数も劣化し始めます。しかし、経年劣化は自然災害ではないため、火災保険は適用されません。

人的な破損も、自然災害ではないという理由で補償の対象外です。

害獣による外壁塗装の劣化も、火災保険は降りないので注意してください。ただし、オールリスクタイプの保険に加入している場合は、何らかの救済措置を提案してくれる場合もあるでしょう。

施工不良による外壁塗装の剥がれなども、自然災害ではないため火災保険は下りません。とはいえ、施工会社に問合わせ、明らかに施工不良だと認められれば、施工会社が責任を負ってくれる場合があります。

外壁塗装に火災保険を適用するのはデメリットもある

外壁塗装に火災保険を適用することは、いくつかのデメリットがあることも覚えておきましょう。以下に、外壁塗装に火災保険を適用するデメリットとその概要を記載します。

デメリット概要
悪徳業者に注意しなければならない詐欺をはたらく外壁塗装業者も多い火災保険申請代行のサイトなども注意する必要がある虚偽の申請をして保険の契約者が共犯扱いになることも
保険金が満額支給されない場合がある保険金が満額支払われない場合と合わせて、請求額より減額される可能性もある保険金が満額降りない場合の不足分は自己負担になってしまう
免責金額以下の場合は自己負担になる保険加入時に設定した免責金額を把握しておかなければならない免責金額を超える場合の施工でも、契約内容によって支払われる金額が異なる
支払いまでに時間を要する請求後30日以内に支払われるのが一般的ではあるものの、鑑定人による現地確認を必要とするため最長で3ヶ月ほどかかる
個人での申請が難しい被害原因の特定、書類の作成に時間がかかるそもそも被害原因を特定するのが個人では難しい

外壁塗装に火災保険を適用する前に覚えておきたいことまとめ

外壁塗装に火災保険を適用するうえでは、ここまで紹介してきた内容とあわせて、以下について把握しておく必要があります。

  • 申請の手続き
  • 申請するうえでのポイント
  • 火災保険を適用させるうえでの注意点

ここでは、外壁塗装に火災保険を適用するうえで必要な各知識についてまとめているので、ぜひ参考にしてください。

申請の手続き

外壁塗装に火災保険を適用させるには、以下に挙げる基本的な申請手続きについて把握しておく必要があります。

  1. 外壁の破損箇所を把握する
  2. 契約中の損害保険会社に連絡する
  3. 申請に必要な書類や注意事項に関する内容を聞いておく
  4. 各種書類を作成して保険金の請求申請を行う
  5. 損害保険会社により鑑定人が派遣され、現地確認が行われる
  6. 調査結果をもとに損害保険会社が審査する
  7. 審査を経て申請内容が認められれば保険金が支払われる

火災保険の金額や、そもそも申請が通るかどうかは、外壁の破損原因や加入する保険の内容によって変動することを覚えておきましょう。

申請するうえでのポイント

外壁塗装の工事に火災保険を利用する際は、申請の流れとあわせて以下に挙げる申請のポイントも覚えておく必要があります。

火災保険の適用対象かどうかは損害鑑定人により判断される自然災害によるものか経年劣化によるものかなど、火災保険の適用対象であるかの確認がされる保険の申請内容をもとに、現場で実際に調査が行われる
申請書の作成は自分でもできる火災保険の申請に必要な書類は、保険金の請求書・事故の報告書・施工箇所の見積書・見取り図事故の報告書に記載するのは、名前・住所・保険証書番号・損害発生日時・損害状況・損害の原因保険契約を行った窓口、もしくは代理店に提出する
損害箇所は写真に撮っておくべき損害鑑定人による審査をスムーズにするため保険契約している家かを判断するうえでも重要
見積書の作成は専門業者に自分で正確な見積もりを出すのは非常に困難である保険金の申請という名目であればスムーズに対応してくれる

火災保険を適用させるうえでの注意点

火災保険を適用させて外壁塗装を行う際は、以下に挙げる注意点を事前に把握しておきましょう。

  • 火災保険の手続きは施主が行わなければならない
  • 損害鑑定人の審査が通らなければ火災保険は支給されない
  • 申請が通っても満額支給されない可能性がある
  • 破損箇所の写真がないと火災保険が降りない可能性がある
  • 悪徳業者を見極めなければならない(見積り内容・不自然なキャンペーン案内の有無・口コミなどから)
  • 一定の保険金額を請求することで契約自体が終了する可能性がある
  • 火災保険での補修はあくまで「原状復帰」が基本である

申請におけるポイントや火災保険適用のデメリットに通ずるものもありますが、当記事の内容を振り返る意味でも参考にしてください。

まとめ

施工費用をできるだけ安く抑えるのに適した火災保険ですが、条件によってはそもそも支給されない場合があります。今回紹介した内容を参考に、外壁塗装工事に火災保険が下りる状況かどうか、しっかり確認したうえで申請するようにしましょう。また、申請が通るように、事前に準備を行っておくことも忘れないでください。

以下の関連記事では、外壁塗装の費用相場や施工事例を紹介しています。実際にかかった費用も掲載していますので、外壁塗装のリフォームでかかる費用が気になる方はぜひ参考にしてください。

関連記事:外壁塗装の費用相場

ゼヒトモで外壁塗装のプロを探す

外壁塗装に火災保険を適用させるうえで重要なことについて紹介しました。外壁塗装に火災保険を利用できるかは、専門知識を有した業者に確認を取る必要があります。

  • 外壁塗装業者を火災保険で安く施したい
  • 火災保険が利用できる状態か判断してほしい

そんな方は、ゼヒトモで外壁塗装工事のプロを探してみませんか?いくつかの質問に答えるだけで、あなたにピッタリのプロが見つかります。外壁塗装工事を検討している方は、ゼヒトモお気軽にご利用ください。

外壁塗装関連の最新記事

2024/04/26
ALC造とは?建物の特徴や他構造との違いなども解説

物件を選ぶ際に「ALC造」と書いてあることがあり、「ALC造とは、一体どのようなものなの?」と思ったことはないでしょうか。ALCとは「Autoclaved Lightweight aerated Concrete」の略で […]

2024/04/24
外壁塗装の基本的な工程とは?立ち合いが必要なタイミングとあわせて解説

外壁塗装を業者に依頼するうえで、どのような工程で施工が進行していくのか知っておきたいですよね。工事内容の詳細を把握しておく方が、安心して施工を任せられます。 とはいえ、基礎知識を持たない状態で工程を把握するのはなかなか難 […]

もっと見る

あなたのお困りごとをプロに相談してみよう

STEP 1:簡単無料依頼

2分でスマホやPCで簡単に依頼内容を入力します。

STEP 2:提案を受ける

最大5人のプロから提案を受けられます。あなたの条件に合うプロを採用してください。

STEP 3:交渉成立

プロと相談した場所・日時・値段で依頼したサービスを受ける。

この記事を書いた人

ゼヒトモ 編集部

ゼヒトモ 編集部

ゼヒトモ 編集部アカウントです。

お役立ち情報をLINEで受け取る

友だち追加

関連サービスからプロを探す