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ガラス修理・交換の費用は?種類や保険適応についても解説!
ガラスが破損してしまった場合、安全性の面からも早急に修理しなければなりません。防犯対策や台風対策、結露などに備えたい場合は、機能性の高いものに交換を考える方もいるでしょう。
種類ごとの特徴や費用相場、交換時の注意点を知っておくことで、いざという時に焦らなくて済むので安心です。この記事では、快適な自宅環境を整えるために必要なガラス修理・交換の情報を解説します。
ガラス修理・交換におけるガラスの種類と費用相場
普段何気なく目にしているガラスですが、変わりがないように見えても、種類ごとに異なる特徴をもっています。そのため、選ぶ種類によってガラス修理・交換にかかる費用に差が生じます。 今回は、次の5種のガラスの特徴と費用をご紹介します。
- すりガラス
- フロートガラス
- 型板ガラス
- 網入りガラス
- 防犯や防音対策向けのガラス
次からご紹介する費用目安は、一般的なサイズである90×90cm(厚さ3~5mm)を基準としています。目的に合った種類を選ぶための、参考にしてみてください。
すりガラス
すりガラスは、表面の艶消し処理によって、くもったように見えるガラスです。ケシガラスやぼかしガラスと、呼ばれることもあります。 視線を遮ることができるため、プライバシー保護の目的で風呂場やトイレの窓などに採用されています。すりガラスの特徴と費用相場は、以下のとおりです。
- 費用相場:15,000円程度
- 特徴:コストが安い、視線をぼかせる、凹凸専用のフィルムが必要
他の種類と比べると比較的安価で、安いものでは1万円を切るものもあります。フィルムを貼る場合は、すりガラス専用のものでなければ、ピッタリと貼りつきません。
フロートガラス
フロートガラスとは、一般的な建物に多く使用されている透明のガラスです。凹凸や歪みのないガラスに仕上げるフロート製法で量産されることから、その名前が付けられました。 フロートガラスの特徴と費用相場を、チェックしておきましょう。
- 費用相場:20,000~26,000円程度
- 特徴:採光性や可視性に優れる、加工がしやすい
加工がしやすい素材で、家具への取り付けやDIYにも使われています。しかし、割れた場合は破片が大変鋭利であるため、飛散防止フィルムの利用を検討しましょう。
型板ガラス
型板ガラスは、フロートガラスの表面に凹凸加工が施してあるものを指します。型模様のデザインは多彩で、古くから親しまれている霞や梨地などが代表的です。
- 費用相場:15,000円程度
- 特徴:視線をぼかせる、凹凸専用のフィルムが必要、交換費用が安い
表面の加工で向こう側が見渡せないようになっている点で、すりガラスと同じようなシーンで用いられることが多いです。基本的な性質はフロートガラスに近く、交換費用は安く済むでしょう。
網入りガラス
網入りガラスとは、飛散防止のためワイヤーが埋め込まれているガラスのことです。防火地域の建物やマンションに、多く採用されています。
- 費用相場:19,000~25,000円程度
- 特徴:延焼・飛散防止、強度は低め
衝撃を受けた際に飛び散りにくいだけではなく、火災発生時の延焼を防ぐ効果も期待できます。厚みが同じ他のガラスと比べると、強度が低めであるのがデメリットです。
防犯や防音対策向けのガラス
防犯性や防音性を高めたガラスは、上にご紹介したような一般的なガラスと区別して、機能ガラスと呼ばれます。ガラスにある特定の機能を付与することで、安全性や快適性がアップします。 今回は、防犯と防音に特化したガラスの特徴と費用をご紹介します。
【防犯対策ガラス】
- 費用相場:30,000~50,000円程度
- 特徴:中間膜のおかげで割れにくい、飛散しにくい
【防音対策ガラス】
- 費用相場:20,000~30,000円程度
- 特徴:室内の音を漏らしにくい、屋外の音を伝えにくい
どちらも合わせガラスと呼ばれるタイプで、2枚のガラスの間に特殊な中間膜を挟みこむことで機能性を高めています。
ガラス修理・交換の費用はどうやって決まる?
ガラスの交換修理を行う際には、ガラスの種類やサイズ・厚みだけではなく、サッシの種類や施工方法も費用に影響を与えます。
費用予算の目安を事前に立てるためには、どのように費用が計算されるのかを知っておくことが大切です。 修理・交換費用に関係する項目として、ガラスとサッシ、施工方法に分けて解説します。
ガラスの種類・サイズ・厚み
ガラスの交換修理費用を左右する要素の1つ目が、ガラスの種類とサイズ・厚みです。シンプルなガラスに比べてデザイン性のあるものや、機能性の高いものを選ぶと費用は高くなります。
また、同じ種類のガラスであっても、大きくて厚みが出るほど修理費用が高くなる傾向があるのです。選んだガラスの種類や寸法によって、作業費用が変動する点には注意しましょう。
サッシの種類・施工方法
ガラス修理・交換の費用は、使用するガラスの価格にサッシ価格や施工費、その他オプション費用を合計した費用です。ガラスの種類を選んだだけでは、最終的な費用を知ることができません。
サッシのタイプや設置場所を確認して初めて、取るべき施工方法が決定され、詳しい費用見積もりが出せるのです。さらに、サッシ用レールの設置や作業用足場の組み立てが必要な場合は、オプション費用が必要となるでしょう。
ガラス修理・交換時における注意点
ガラス修理・交換における注意点は、一軒家とマンションの場合で異なります。それぞれで気を付けるべきポイントを認識しておかないと、思わぬトラブルに見舞われてしまう可能性があるでしょう。
ガラスの修理工事をスムーズに進めるために、知っておきたい注意点をご紹介します。自宅の状況と照らし合わせて、確認してみてください。
一軒家向けの注意点
一軒家住宅でガラス修理・交換の際に意識しておきたいのが、プライバシーの確保や防犯対策です。室内で快適に過ごすことも大切ですが、外部からの視線を遮る工夫が求められます。
特に低層階の窓には、防犯用のガラスを選ぶなど、安全性を確保した環境づくりを心掛けましょう。人通りの多い場所に面する窓には、中を覗きにくいすりガラスを設置するのも手です。
マンション向けの注意点
マンションのような集合住宅の場合は、ガラスの交換や修理の際に管理規約や使用細則の確認が必須です。管理組合の了承を得てから、工事を進めなくてはならない点を忘れないようにしましょう。
ガラスを交換する際も、デザイン選択を完全に自由に行えるわけではありません。指定の強度や性能を維持したものや、見た目が同じものの設置が求められる場合があります。
ガラス修理・交換には保険適応のケースもある
思わぬトラブルでガラスが破損してしまい、修理費用の工面に苦しむ場合もあるでしょう。以下に該当するケースでは、保険適用を受けられる可能性があります。
- 盗難被害によるガラス破損
- 台風や強風などの風災によるガラス破損
- 予測不可能な突発的な事故によるガラス破損
適用の条件や詳細は、契約している保険会社の決まりや加入プランによって異なります。詳しい内容は、保険会社に問い合わせてみましょう。
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ガラス修理・交換費用は、ガラスやサッシの種類、施工方法などによって異なります。気を付けたいポイントも参考にしながら、スムーズに修理工事を進めましょう。
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