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木製家具の傷やへこみをDIYで修理する方法とは?プロに依頼すべきケースも紹介

2022/08/23 2024/03/29
木製家具の傷やへこみをDIYで修理する方法とは?プロに依頼すべきケースも紹介

木製家具の修理方法は傷や割れなど、破損度合いによって修復手順は異なります。木製のテーブルや椅子が壊れた場合、どのような方法を使うと修理できるでしょうか。

この記事では、木製家具をDIYで修理する方法やプロに依頼すべきケースなどに関して、ご紹介します。木製家具を自宅で愛用している方、木材家具の傷やぐらつきに悩まされている方は、最後までご覧ください!

目次

DIYで木製家具を修理する方法【テーブルの割れ編】

引用:pixabay

木製テーブルの割れをDIYで修理するには、以下の道具やモノが必要です。

  • 瞬間接着剤
  • 瞬間接着剤硬化促進スプレー
  • サンドペーパー250番
  • 削りかす(作業中に取っておく)

削りかすに関しては天板の割れや傷が大きい場合、修復箇所を埋める際に必要となります。必要に応じて、サンドペーパーで天板を削った際に出た削りかすを集めておいてください。

また、修理は以下の手順に沿って進めていきます。

  1. テーブル全体をサンドペーパー250番で磨く
  2. 瞬間接着剤と硬化促進スプレーを交互に注入する
  3. 削りクズを隙間に埋める
  4. サンドペーパーで磨く
  5. オイルを塗る

前提としてオークやヒノキ、ウォルナットなど、無垢材で作られたテーブルは割れやすいです。木材が収縮と膨張を繰り返した際、内部の反り止めが障害となり、天板に割れが発生します。

どの材質を選んでも、一定期間使用すると割れが発生しやすい点を覚えておきましょう。また、修理の目安は割れ目があったとしても、普段の生活が快適に送れるかどうかです。天板の割れ目が大きく、食器や衣服が引っかかる場合は早期に補修しましょう。

1..テーブル全体をサンドペーパー250番で磨く

テーブル全体をサンドペーパーで磨きます。オイルを塗った後に色のばらつきが発生しないよう、割れ目の周辺だけでなく、天板全体を磨いてください。

サンドペーパーとは、木材や金属を加工する際に利用する研磨紙です。傷やへこみの修正に加え、表面仕上げにも利用されています。ホームセンターや100円ショップで購入が可能です。

サンドペーパーの番手(番号)は、粒子の粗さを表しています。番手が大きくなるほど、粒子の目が細かくなるのが特徴です。番手別の用途を以下の表にまとめました。

粒度特徴用途
#40~#100粗目・目が粗く、大幅な形状修正や研削の際に利用・凹凸が多い表面の研磨
・塗装剥がし
・材料の荒加工
#120~#240中目・木材加工や研磨でもっとも利用される番手・粗目のサンドペーパーで削ったあとの表面研磨
・金属のサビやコゲ落とし
#280~#400細目・表面を滑らかにする効果
・塗装剥がれ防止
・塗装前の下地調整
・重ね塗り前の下地調整
#400~#800極細目・オイル塗装でのウェット研磨で使用
・木材家具の研磨には不適合
・刷毛跡の消失
・重ね塗りの下地調整
#1000~#2000超極細目・傷消しやツヤ出しで使用
・木材の場合は硬めの材質で使用
・木材のツヤ出し
・金属の鏡面仕上げ

参照:DIY FACTORY

250番は中目と細目の中間に位置し、凹凸の研磨や塗装の表面を滑らかにする効果が期待できます。

2.瞬間接着剤と硬化促進スプレーを交互に注入する

引用:pixabay

天板を平らに削った後、 瞬間接着剤と瞬間接着剤用の硬化促進スプレーを交互に割れ目へ注入します。瞬間接着剤はロックタイトやタミヤ、アロンアルファなどが候補です。

また、硬化促進スプレーは接着剤を早く乾燥させるために欠かせません。ホームセンターやECサイトで手軽に購入できます。スムーズに修理を進めるためにも、硬化促進スプレーを用意しておきましょう。

3.削りクズを隙間に埋める

割れ目が大きい場合は、先ほどサンドペーパーで削った木材の削りかすを埋めてください。割れ目に削りかすを詰め込むと、瞬間接着剤と硬化促進スプレーの使用回数を減らせます。削りかすは山を作るように盛りましょう。

割れ目がさほど多くない場合は、削りかすを詰め込む必要はありません。

4. サンドペーパーで磨く

瞬間接着剤が乾燥したことを確認し、サンドペーパーで削ります。割れ目が小さい場合、ほとんど違和感を与えません。割れを埋めたあとは、最後の工程に移ります。

5.オイルを塗る

不要なタオルやTシャツ、ウェスなどに大さじ2杯分のオイルを染み込ませ、天板に塗ります。塗る際は木目に沿って、薄くオイルを伸ばすようにしてください。オイルを塗りこんだあとは乾いた雑巾やタオルを使い、オイルを残さず拭き取ります。

参照:wood workers

オイルが残っていると木目にベタつきが残るため、丁寧に拭き取りをしましょう。また、木材家具と相性がいいオイルには、オスモカラーやリボスなどがあげられます。

オスモカラーはひまわり油や大豆油など、天然の植物油を複数配合した木材用のオイルです。化学薬品は含まれておらず、安全性に優れています。

一方、リボスは亜麻仁油をベースに作られた木材用のオイルです。人体への悪影響やアレルギーを引き起こす成分は含まれていません。オスモカラーよりも安い値段で購入できる点も魅力です。どちらのオイルもホームセンターやECサイトで購入できます。

家具用のオイルがない場合は、食用のえごま油でも代用可能です。ただし、乾性油しか使えません。また、オリーブオイルや菜種油は家具の木目にベタつきが残るため、使用は避けましょう。

DIYで木製家具を修理する方法【テーブルのシミと傷消し編】

引用:pixabay

木製テーブルに付着したシミや傷をご自分で補修する場合は、以下の道具を準備してください。

  • サンドペーパー120番
  • サンドペーパー240番(250番でもOK)
  • オイル
  • 汚れてもいいマットやタオル

無垢材のテーブルはデリケートで、食器やコップを引きずると傷が付きます。オイルで仕上げに取りかかる際は、天板に傷がつかないようにランチョンマットや薄いタオルを用意しておきましょう。また、修理に関しては以下の手順に沿って作業を進めてください。

  1. テーブル全体をサンドペーパー120番で磨く
  2. サンドペーパー240番または250番で磨く
  3. オイルを塗る

オイルは割れを修復する際と同様、オスモカラーやリボスなどを使用します。

1. テーブル全体をサンドペーパー120番で磨く

サンドペーパー

引用:photoAC

中目のサンドペーパーを使い、テーブル全体を磨いていきます。以前に塗ったオイルをすべて取り除くのが目的です。シミや傷の周辺しか磨かない場合は、仕上がりにムラが出るため、全体を丁寧に磨きましょう。

2.サンドペーパー240番または250番で磨く

中目と細目の中間に位置する番手のサンドペーパーを使い、全体を磨いていきます。材質や形状によって多少変動するものの、磨く時間は大体5分〜10分程度です。木目に沿って力を入れ過ぎずに磨くと、表面がきれいに仕上がります。

3.オイルを塗る

オスモカラーやリボス、えごま油などをタオルやウエスに染み込ませ、木目に沿って伸ばします。オイルの使用量は割れを修復する際と同様、大さじ2杯分が目安です。木目にベタつきが残るため、オイルの付けすぎには注意しましょう。


また、オイルを塗り終わった後は乾いたタオルやウエスで、余分なオイルを残さず拭き取ります。

DIYで木製家具を修理する方法【テーブルのぐらつき編】

引用:pixabay

木製のテーブルや椅子を長く使用していると部品の接合部に隙間が生じ、脚がぐらつく可能性が高まります。ぐらつきを自身で修理する場合、以下の道具を準備してください。

  • 潤滑スプレー
  • 広めのマットや毛布
  • スパナやドライバー

潤滑スプレーは長年の使用によって癒着した部品のサビを落とし、動かしやすくするために必要です。潤滑スプレーで有名なKure5-56は、ホームセンターで数百円程度で購入できます。

また、テーブルや椅子をひっくり返して修理を進めるため、広めのマットや毛布などを用意し、床が傷付かないようにしましょう。スパナやドライバーなどに関しては、ネジやボルトの形状に合った工具を使用することが重要です。

修理は以下の手順に沿って進めてください。

  1. テーブルの脚と天板の接合部を確認する
  2. 潤滑スプレーを接合部にかける
  3. スパナやドライバーで締め直す

ボルトやネジを締め直した場合でもぐらつきが直らない場合は、専門の修理業者に相談しましょう。

1.テーブルの脚と天板の接合部を確認する

テーブルを裏返しにして、天板と脚の接合部分を確認します。天板が傷つかないよう、修理の前にマットや毛布などを床に敷いておきましょう。

2.潤滑スプレーを接合部にかける

天板と脚を固定しているすべてのボルトやねじに潤滑スプレーを吹きかけます。潤滑スプレーは長年の使用によって癒着した部品のサビを落とし、動かしやすくするためです。潤滑スプレーで有名なKure5-56は、ホームセンターで数百円程度で購入できます。

3.スパナやドライバーで締め直す

ドライバー

引用:pixabay

ボルトの場合はスパナ、ねじの場合はドライバーを使って締め直します。アンティークテーブルの場合、木ねじが使用されているケースが多いです。締め直すとぐらつきがなくなる可能性が高い一方、改善されない場合は自力での修理が困難です。プロの力を借りましょう。

また、椅子のぐらつきを治す場合は椅子を裏返した後、木工用ボンドや両面テープを活用して脚を固定します。固定してもぐらつきが発生する場合はテーブルのときと同様、専門業者に相談しましょう。

DIYで木製家具を修理する方法【テーブルのへこみ編】

引用:pixabay

食器やリモコンなどをぶつけると、テーブルにへこみができる場合があります。テーブルに発生したへこみを自分で修理する場合は、以下の道具を用意してください。

  • マチ針
  • 濡らしたコットンかタオル
  • アイロン
  • サンドペーパー120番 
  • サンドペーパー240番
  • オイル 

マチ針やアイロンは、普段家庭で使用しているもので問題ありません。修理は以下の手順に沿って進めてください。

  1. へこんだ箇所にマチ針で穴を開ける
  2. 濡らしたコットンかタオルをへこみの上に乗せる
  3. アイロンを濡れたタオルに当てる
  4. サンドペーパー240番で磨く

テーブルのへこみを見つけ次第、早期に修理することが重要です。オークやヒノキなど無垢材の場合、早めに修理するとへこみが目立たなくなります。

1.へこんだ箇所に穴を開ける

針を使ってへこんだ箇所に数か所小さな穴を作ります。穴を開ける目的は、吸水力を高めるためです。へこみが大きい場合はサンドペーパーで軽く削ってから、針を刺しましょう。

2.濡らしたコットンかタオルをへこみの上に乗せる

しっかりと水を絞ったコットンかタオルをへこみの上に乗せます。へこみが大きいまたは深い場合、30分前後乗せたままにしておきましょう。幅が8mmまたは深さが2ミリ以上ある場合、濡れたタオルかコットンを置いてください。

参照:woodworkers

周辺にシミや変色が発生しないよう、タオルかコットンを置く際は広げないよう、注意が必要です。また、スギやヒノキ、パインなど、比較的柔らかい素材の場合、水を数滴たらすだけでへこみが目立たなくなる可能性があります。

3.アイロンを濡れたタオルに当てる

アイロン

引用:pixabay

コットンかタオルの上からアイロンを押し当てます。かなり大きな音が出ますが、無垢材が膨張した音のため、実害はありません。10秒程押し当てる行為を2〜3回繰り返すと、へこみは目立たなくなります。

4.サンドペーパー240番で磨く

へこみがあった周辺だけサンドペーパーで磨きます。磨き終わったあとはシミや傷を消すときと同様、タオルやウエスを使ってオイルを塗りこんでください。

木製家具を自分で修理する3つのメリット

引用:pixabay

専門業者に依頼せず、木製家具を自分で修理するメリットは以下の3つです。

  1. 修理費用を抑えられる
  2. 詐欺を回避できる
  3. 楽しみながら修理を進められる

メリットの内容をみていきましょう。

メリット1. 修理費用を抑えられる

木製家具を自分で修理するメリットは、修理費用を安く抑えられることです。修理に必要な用具や材料はホームセンターで手軽に入手できます。既製品の購入や専門業者への依頼よりも安く修理できるため、費用を抑えたい方におすすめの方法です。

メリット2. 詐欺を回避できる

愛用の木製家具を自分で修理した場合、家具修理のリフォーム詐欺にあう心配がいりません。修理全般を自身でこなすため、リフォーム詐欺業者への依頼を避けられます。木製家具の修理には専門知識やスキルが必要です。

しかし、すべての専門業者が丁寧な対応をしてくれるとは限りません。木製家具をDYIで修理すれば、リフォーム詐欺にともなう無駄な費用が発生するリスクを避けられます。

メリット3. 楽しみながら修理を進められる

自分のやり方や好きな道具を使って、自由に修理を進められる点もDYIの大きな魅力です。木製家具の修理に関する最新記事や動画を参考に、必要な道具や補修手順、お手入れ方法に関する知識を習得します。

DIY初心者の場合、修理に慣れるまでに一定の時間が必要です。ですが、傷んだ木製家具が自らの手で修復されていく過程を間近でみれるため、充実感や達成感が得られます。家族や友人と一緒に作業した場合、よりDIYを楽しめるでしょう。

また、定期的にメンテナンスやリフォームを実施すると、木製家具をより長く使用できます。普段使用しているテーブルや椅子に対する愛着が増し、丁寧に扱うためです。普段の手入れも小まめに実施すると、気持ちよく家具を使えるでしょう。

木製家具を自分で修理するデメリット

引用:pixabay

木製家具を自分で修理する場合、以下4つのデメリットが生じます。

  1. 手間がかかる
  2. 綺麗に仕上がる保証はない
  3. 専門知識が求められる
  4. 負傷する可能性がある

修理に慣れていない場合、作業が終わるまでには多くの時間が必要です。また、破損個所や表面をきれいに仕上げるには、一定の専門知識と作業経験が必要になります。

デメリット1. 手間がかかる

木製家具を自分で修理する場合、想定以上に多くの時間がかかります。サンドペーパーや木工用ボンド、ドライバーなど、修理に必要な道具を揃えなければなりません。補修手順や破損個所の修復方法など、必要な情報が掲載された記事や動画を見つける必要もあります。

また、DIY初心者の場合は作業に慣れておらず、修理がスムーズに進まないケースも珍しくありません。仕事や趣味、育児の時間を優先的に確保したい方は、プロに依頼しましょう。一定の費用はかかりますが、時間を確保しつつ高品質な仕上がりが期待できます。

デメリット2. 綺麗に仕上がる保証はない

DYIでの修理を選択した場合、テーブルの天板や椅子の座面が綺麗に修復できる保証はありません。割れの範囲や傷の大きさ、塗装のはがれ具合によって、修復方法や必要な道具は異なります。

DIY初心者の場合は作業に慣れておらず、修理の手順を間違えるケースも珍しくありません。また、作業経験を一定以上積まない限り、オイルの伸ばし具合や塗料の使用量を感覚的に掴むのは難しいでしょう。

デメリット3. 専門知識が求められる

木製家具の修理は木材の材質やへこみの有無、塗装のはがれ具合など、さまざまな点を考慮しなければなりません。家具の状態を正確に見極め、使用すべきオイルや塗料を選択することが重要です。

アンティーク家具によっては、ビスやネジがすぐに見つからないケースもあります。古い時代に作られたテーブルやチェアほど、部品が入手できない確率が高まるでしょう。

また、自分で修理する場合、「どの道具が必要でどのような手順で補修を進めるか」、事前に整理しておかなければなりません。優先順位や作業内容を明確化するには、一定の知識が求められます。本格的な作業に入る前に、木製家具の修理に関して学ぶ時間が必要です。

デメリット4. 負傷する可能性がある

テーブルや椅子のがたつきを修理する際は、裏返しにして接合部の状態を確認する作業から始めます。家具が重い場合は裏返す際に、腰を痛めてしまう方も珍しくありません。腰痛を発症した場合、日常生活や仕事に多大な支障をきたします。

また、無垢材のテーブルに生じたへこみを直すには、アイロンが必要です。アイロンで火傷をしないよう、細心の注意を払う必要があります。

木製家具の修理をプロに依頼すべきケース

引用:pixabay

以下のケースに該当する場合、木製家具の修理はプロに依頼しましょう。

  1. 突板の木製テーブルを使用している
  2. ウレタン塗装のテーブルに破損や塗装はがれが起きている
  3. テーブルに大きな線状の傷が発生している
  4. ボルトやビスを締め直してもぐらつきが起きる

突板とはベニヤ板や集成材などの表面に、0.2〜0.6mm前後にカットした基板を貼り付けた木材です。市販の木製テーブルの多くが突板を採用しています。水分に弱い基材の場合は膨張や塗装剥がれが起きやすく、表面に凹凸が発生する確率が高いです。

修理に慣れていない方がカッターやサンド―ペーパーでへこみを削ると、基板がボコボコになる可能性があります。修理の難易度が高いため、無垢材以外の木製テーブルはプロに修理を依頼するのが無難です。

突板と無垢材の見分け方に関しては、購入価格があげられます。突板は比較的リーズナブルな価格で購入できる一方、無垢材は値段の設定が高めです。見分けが付かない場合は、購入元に問い合わせをしましょう。

また、2のテーブルの塗装方法に関しては、主にウレタン塗装とオイル塗装、2種類に分けられます。ウレタン塗装は、ポリウレタンが主成分の塗料を使用する塗装方法です。耐久性や耐水性に優れ、傷や汚れが表面に発生するのを防げます。

反面、修理箇所と他の部分で塗装の違いが発生しやすいため、オイル塗装よりもDIYの難易度は高いです。修理の技術や道具も必要になるため、ウレタン塗装のテーブルで塗装剥がれや傷が発生した場合は、プロに依頼しましょう。

オイル塗装との見分け方は、日光にテーブルを当てた際、より光沢を感じるのがウレタン塗装です。見分けがつかない場合は、購入した店舗やメーカーに問い合わせをしましょう。

3に関しては小さい傷やへこみの場合、木工用の補修マーカーやクレヨンで傷を隠せる場合があります。ただし、大きい傷やへこみ、塗装剥がれの補修に関しては、専門知識や技術が必要です。

自身で修理すると、仕上がりが不自然になる可能性もあります。破損の範囲を拡げないためにも、専門業者に任せましょう。

4に関してはボルトやネジ、ビスを工具で締め直す以外、自宅でできる修理はありません。解体作業や代替部品の取り寄せも必要になるため、締め直してもテーブルや椅子のぐらつきが発生する場合は、すぐにプロへ相談しましょう。

木製家具の修理業者を選ぶ3つのポイント

引用:pixabay

木製家具の修理をプロに依頼する際、以下3つのポイントを意識して修理業者を選びましょう。

  1. 複数の業者に見積を依頼する
  2. 修理工賃と配送料金を比較する
  3. 修理実績が豊富な業者に依頼する

内容を一つひとつ確認していきます。

ポイント1. 複数の業者に見積を依頼する

プロに修理を依頼する場合、複数の専門業者から見積を取得しておくことが重要です。1つの業者にしか相談しなかった場合、見積金額の相場や補修力を正確に把握できません。複数の業者から提出された見積書を比較した上で、修理の依頼先を決めましょう。

ポイント2. 修理工賃と配送料金を比較する

木製家具をプロに依頼した場合、修理費用は以下4つの内訳で構成されます。

  1. 修理工賃
  2. 配送料
  3. 材料費
  4. 出張費

1の修理工賃とは、修理を担当する職人の人件費です。職人1人あたりの単価×作業時間によって、算出します。単価は職人のスキルや実務経験によって大きく変動するため、見積を受け取った際に重点的に確認しましょう。

2の配送料に関しては、木製家具の引き取りや修理後の納品にかかる費用を指します。ソファやダイニングテーブル、タンスなど、大型の木製家具を修理する場合、自家用車で配送するのは難しいでしょう。

専門業者が手配したトラックに家具を積み込み、店舗と自宅の間を配送するのが一般的です。配送料も専門業者によって設定料金が異なるため、確認をしましょう。

3と4に関しては、業者間でさほど大きな金額の差はありません。出張費に関しては家具の組み立てや塗装、張り替えなど、各種作業を自宅で実施して欲しい場合にかかります。

ポイント3. 修理実績が豊富な業者に依頼する

特別な理由がない限り、木製家具の修理実績が豊富な業者に依頼しましょう。すべての修理業者が、木製家具の修理を得意としているわけではありません。特定の家具や修理内容に特化しているケースがほとんどです。

傷付いた家具を綺麗な状態に仕上げるため、ホームページで修理実績に関して確認をしましょう。修理実績が公開されていない場合は、見積取得や商談の際に修理事例の紹介を依頼します。

木製家具の修理をプロに依頼した場合の費用

引用:pixabay

テーブルや椅子の修理を専門業者に依頼した場合の費用に関して以下の表にまとめました。

表:4人がけテーブルの修理費用

欠け補修脚の長さカット割れ補修天板の仕上げ直し剥離塗装全面塗装
5,000円~8,000円~10,000円~60,000円~10万円~

参照:Sekiya

参照:家具クリニック

塗装面や材質、仕上げの品質などによって、修理費用は大きく変動します。天板を含めたテーブルの全面塗装を依頼する場合、10万円以上の支払いが必要です。また、椅子やダイニングチェアの修理費用に関して以下の表にまとめました。

表:椅子の修理費用

傷の補修ぐらつき補強上塗り塗装解体組直し
2,000円~4000円~8,000円~12,000円~

参照:家具修理 さくら工房

座面の生地や張り方によって、修理費用は変動します。テーブルと椅子、どちらかの修理を検討している場合、専門業者にまとめて修理を依頼しましょう。トラックの手配や家具の配が1度で済むため、修理費用を削減できます。

そして、ソファーの張り替え費用に関しては、基本的に数十万円規模の費用が必要になると認識しておきましょう。

表:ソファーの張り替え費用

1人掛け総張替2人掛け総張替3人掛け総張替
費用80,000円~15万円~25万円~

※備考:すべてウレタン交換を想定、合否の部分補修は20,000円~

参照:家具クリニック

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