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初心者向け!雨漏り調査の方法・費用・優良業者の特徴を解説

2022/07/01 2022/09/09
雨樋修理
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台風シーズンや梅雨の時期に発生しやすいのが、雨漏りです。雨漏りは、正しい対処をしないと家の土台や天井、床を傷めてしまう可能性があります。

根本的に雨漏り対策をするには、発生の原因を突き止めることが欠かせません。雨漏りの原因は特定しにくいため、専門家の力を借りて雨漏り調査を行う必要があります。

雨漏り調査の方法や費用、業者選びのポイントを確認していきましょう。

この記事を監修したプロ
六條 好聡 さん

株式会社六條工務店

雨漏りが起こる原因

雨漏りの2大原因は、屋根や外壁、サッシなどの経年劣化と施工不良です。

風雨にさらされる屋根やベランダはダメージを受けやすく、ヒビ割れた部分から雨水が浸入しやすくなります。サッシの場合は経年劣化や施工不良により、サッシ枠と防水シートの間に隙間ができてしまうのが原因です。

また、木造住宅では外壁材の下に設けられている防水層が正しく機能せず、雨漏りが発生してしまうケースも確認されています。

雨漏り調査の方法

雨漏り調査を業者に依頼する前に、実際に行われている調査方法を知っておくと安心できます。雨漏り調査の方法は、主に次の4つです。

  • 散水調査
  • 目視調査
  • 発光液調査
  • 赤外線サーモグラフィー調査

それぞれの調査の特徴や、調査にかかる時間の目安を解説します。代表的な雨漏り調査の方法を理解しておけば、調査業者選びがスムーズに進むでしょう。

1. 散水調査

散水調査とは、実際に水を使って雨漏りを再現し、浸入経路を特定する方法です。水をかける向きや水量、強度、時間を調節しながら、繰り返し散水を行います。

散水調査にかかる作業時間は、半日から1日程度です。技術力のある調査業者であれば、高い確率で雨水の外部浸入口を見つけられます。

散水調査は一見簡単そうに見えますが、素人が真似をすると雨漏り被害が拡大してしまう恐れがあるため注意しましょう。

2. 目視調査

雨漏りの発生箇所を推測して、目で見て状態を確認していくのが目視調査です。屋根や外壁、天井裏など雨漏りが起きやすい箇所に、雨水浸入の形跡があるかを目視で確認します。

調査箇所が多い場合は時間がかかりますが、1箇所の調査時間は30分から1時間程度で済みます。調査員の技術によって調査制度に差が出やすいため、経験豊富な調査業者を選ぶのがおすすめです。

3. 発光液調査

発光液調査とは、雨漏りが疑われる箇所に紫外線に反応する発光液を流し込み、光を当てて水の浸入経路を特定する調査方法です。

散水調査である程度の雨漏り発生箇所を特定後、より詳しい状況を確認するために発光液調査が用いられるケースもあります。調査には半日から2日程度かかります。

基本的には調査に用いられる発光液が、壁紙にダメージを与える心配はありません。しかし、万が一壁材に変色が起きてしまった場合の保証の有無を事前に確認しておきましょう。

4. 赤外線サーモグラフィー調査

赤外線サーモグラフィー調査は、高感度赤外線カメラを使った調査方法です。濡れている箇所は温度が低いため、建物の温度分布図を確認しながら、雨水の浸入経路を突き止めます。

赤外線サーモグラフィー調査は、雨漏りが疑われる箇所が濡れている時にしか調査ができません。そのため、散水調査の補助的な役割として実施される場合もあります。

1箇所の調査に1~3時間程度が必要で、4つの調査方法の中では費用も高額であるため、状況に応じて調査の実施を検討しましょう。

雨漏り調査に必要な費用

ご紹介した4つの雨漏り調査に必要な費用の目安は、次のとおりです。

  • 散水調査:3万円~18万円程度
  • 目視調査:無料~3万円程度
  • 発光液調査:10万円~25万円程度
  • 赤外線サーモグラフィー調査:18万円~35万円程度

ご覧のとおり雨漏り調査は、選択する調査方法によっても費用に差が出ます。

雨漏り調査は無料で頼める?

一部の業者に限られますが、雨漏り調査を無料で頼める場合もあります。ただし、無料の場合調査方法は選択できず、目視調査であることが一般的です。

十分な知識がない人々を無料というワードで引き寄せて、高額な有料調査に誘導しようとするケースもあるため注意しましょう。トラブルに巻き込まれないためにも、雨漏り調査の費用相場を知っておくことが大切です。

修理にかかる費用を安くする方法

雨漏り調査と並行して、雨漏り箇所の修理を検討する必要があります。修理費用を抑えるには、次の2つの方法が有効です。

  • 保険を利用する
  • 相見積もりをとる

雨漏りの場合は、火災保険を使って修理費用をまかなえる場合もあります。また、複数の修理業者の見積書を比べ、適切な修理費用を知ることも大切です。

修理費用を安くする2つの方法をご紹介します。

保険を利用する

雨漏り被害をカバーしてくれるのが火災保険ですが、残念ながら全ての雨漏りが対象となるわけではありません。火災保険でまかなえるのは、自然災害により発生した雨漏りに限られます。

自然災害による雨漏りであっても、適用が認められるには定められた条件をクリアする必要があります。詳しい請求方法は、加入している保険会社に問い合わせて確認しましょう。

相見積もりをとる

複数業者に相見積もりをとることも、雨漏りの修理費用を抑えるポイントです。いくつかの業者の見積価格を比べることで、ぼったくり被害に遭うことも避けられます。

修理費用が極端に安すぎたり、明細がわかりにくかったりする会社への依頼は避けるなど、事前に対策が取れるのもメリットです。サポート内容や調査方法も含めて、見積もりを検討しましょう。

安心して頼める業者の3つの特徴

雨漏り調査と修理を安心して頼める業者には、以下の3つの特徴が共通しています。

  • 調査報告書を出してくれる
  • 雨漏り調査・修理の実績が豊富である
  • 雨漏り診断士の資格を持っている

3つのポイントをクリアしている業者であれば、安心して依頼ができます。良心的な業者の特徴を事前に確認しておきましょう。

①調査報告書を出してくれる

安心して依頼できる業者の特徴1つ目は、調査報告書を出してくれることです。口頭の説明だけだと、素人では理解しきれない部分があるかもしれません。

記録として残る調査報告書を出してもらえれば、後ほどじっくりと雨漏りの原因を確認できるので安心です。調査に立ち会えなかった家族と一緒に、修理方法や業者の検討をする際にも役立ちます。

②雨漏り調査・修理の実績が豊富である

業者選びの2つ目のポイントは、雨漏り調査と修理の豊富な実績を持っていることです。ただし、会社のホームページに記載されている実績件数を、そのまま信じてしまうのは危険です。

雨漏り調査業者は、一般的に雨漏り調査・補修の団体に所属しています。実績として掲載されている数字が、実は所属団体の実績数である場合があるからです。

記載の数字が業者単体の実績であるかどうか、情報をしっかりと確認するようにしましょう。また、修理実績の内訳を確認して、防水施工や屋根・壁の修理をバランスよくカバーできている業者を選ぶのがおすすめです。

③雨漏り診断士の資格を持っている

知識面や技術面の信頼度が高い業者であることを示す証として、雨漏り診断士の資格があります。雨漏り診断士の資格を取得する条件は、NPO法人雨漏り診断士協会が実施する認定試験に合格することです。

試験内容は、建物や防水・塗装の基礎知識、雨漏り診断の実例・実務などで構成されます。雨漏り診断士の資格を保有している業者は、第三者の基準で技術力が認められているため、業者選びの基準として有効です。

参照:NPO法人 雨漏り診断士協会ー<雨漏り診断士資格認定試験のご案内>

ゼヒトモで雨漏り調査・修理のプロを探す

雨漏りは素人では対応が難しいため、技術力のある雨漏り調査会社に依頼をして対処する必要があります。調査方法や費用目安の知識を付けて、適切な業者選びができるようにしましょう。

  • 雨漏り調査について相談したい
  • まとめて雨漏り調査の見積もりをとりたい

そんな方は、ゼヒトモから雨漏り調査のプロを探してみませんか?

いくつかの質問に答えるだけで、簡単にあなたにピッタリなプロが見つかります。 ゼヒトモお気軽にご利用ください!

監修プロからのコメント

雨漏り調査の一般的な方法では、雨降りの日に現地調査をします。「赤外線サーモグラフィー調査」を専門に行う業者さまも増えてきました。

しかし、水は建物内部を回っていくので、実際に漏れている箇所を辿れないことが多いです。雨漏りの原因を特定するのが困難なケースも多く、この調査でも解明できないことがあります。予算や状況によって、適切な調査を依頼しましょう。

築年数が浅ければ、雨漏りトラブルは建築した住宅会社の責任になる場合も多いです。また、適切にメンテナンスをしておくことで、大きなトラブルが防げます。

定期的に依頼ができる「かかりつけ医」を見つけると良いでしょう。保険を利用する場合には、必ず被害箇所の写真を撮っておくのもポイント。そのためにも、すぐに頼める馴染みの業者を見つけておくと便利です。

この記事を監修したプロ
六條 好聡 さん

株式会社六條工務店

木造建築士、ハウスインスペクター(既存住宅状況調査技術者)の資格を持つ。建築士の視点から、費用面、構造面、施工面で、最適な方法をアドバイスするスタイルには定評あり。最新の建築技術なども取り入れており、木造住宅についての知識も豊富なので、お困りごとの相談はお任せ。顧客からの信頼も厚い、ゼヒトモの人気プロ。

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2022/11/18
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雨樋とは、屋根の雨水を集めて適切に流してくれる設備のことを言います。雨樋がないと雨水は屋根から直接外壁や地面に流れていき、建物や地盤の老朽化を引き起こしてしまうことに! 雨樋はゴミ詰まりや経年劣化などで不具合が起きやすく、水がうまく流れないといったトラブルが起きやすい場所です。トラブルが起きたときは速やかに修理・交換をしなければいけません。 今回は、雨樋の修理・交換などにかかる費用の相場や、業者を選びや見積書のポイントについて詳しく解説していきます。また、雨樋修理を安く行えるかもしれない「火災保険」の制度についても説明しますので、ぜひチェックしてみてください。 雨樋とは?雨樋の役割 雨樋(あまどい)とは、建物内に雨水が入るのを防いでくれる設備のこと。その仕組みは、屋根から流れる雨水を集めて地面や排水溝へ流すというものです。雨樋がなければ雨水が屋根から外壁へ直接流れるため、外壁が腐食してしまいかねません。 また、雨水が直接地面へ落ちると地面に穴ができて、建物の基礎や地盤の老朽化につながりかねません。 日本は年間の降水量が多く、建物を維持するには雨樋の存在が欠かせないのです。 もし雨樋が壊れてしまった場合、そのまま放置しておくと建物の劣化が進み、最悪の場合、家のリフォームや建て替えが必要になります。建物の維持に欠かせない雨樋は、壊れたらすぐに修理しなければいけません。 雨樋の種類 雨樋は様々な素材や形状があり、それぞれで特徴が異なります。素材や形状ごとにどのような違いがあるか、以下で確認していきましょう。 雨樋の素材 雨樋の素材は、主に「塩化ビニール樹脂」「合成樹脂」「ガルバリウム鋼板」「銅」「ステンレス」「アルミ」の6種類に分かれます。 特に違いが分かれるのは耐久性・コストの2点です。以下の表に素材ごとの特徴をまとめたので、自宅の雨樋はどのような素材でどのような特徴があるか、チェックしてみてください。 雨樋の形状 雨樋の形状は、主に「角形」「半円・半丸型」「特殊型」の3種類に分類されます。形状によって大きく異なるのは、雨樋の機能性です。ご自宅の雨樋はどの形ですか? 形状ごとの違いをチェックしてみてください。 雨樋が壊れてしまう原因 雨樋が壊れてしまう原因は、主に7つ考えられます。以下のようなトラブルが発生している場合、雨樋の修理や補修が必要になる可能性が高いため注意してください。 雨樋のゴミ詰まり 雨樋において屋根から雨水を集める「集水器」や水を下に流す「竪樋」は、落ち葉や鳥の巣などのゴミが溜まりやすい構造になっています。こうしたゴミが詰まると雨水が流れなくなったり溢れたりしてしまうため、修理しなければいけません。 ただし、バケツで汲んだ水を雨樋に流してみて、ゴミが流れれば修理を行う必要はないでしょう。 最低でも年に1回はきちんと水が流れるか、ゴミが詰まっていないか確認するようにしてください。また、手の届く範囲にゴミが見えたときはこまめに掃除することが大切です。 雨樋の経年劣化 雨樋の耐久年数は一般に20〜25年と言われており、それ以上経つと金具のサビや変形、継ぎ手が外れるといったトラブルが起きやすくなります。また、さらに放置しておくと雨漏りや浸水、建物の腐食といった被害につながりかねません。 もし経年劣化による不具合が見られた場合、自分で修復すること難しいでので、業者に依頼し、被害が広がらないうちに交換してもらうようにしてください。 強風や積雪による雨樋の損傷 暴風や大雪、台風などによって雨樋はダメージを受け、雨樋の留め具が飛ばされたり軒樋が壊れたりすることがあります。 特に1階よりも2階の方が自然災害のダメージを受けやすく、注意するようにしましょう。強風や積雪によってダメージを受けた雨樋は、業者に頼んで修理・交換しなければいけません。 しかし、こうした風・雪による損傷で雨樋の修理が必要になった場合、火災保険が適用されて安く修理できることもあります。詳しくはページ内の「雨樋修理には火災保険を適用できることも」をご確認ください。 雨樋の傾きが異常になっている 雨樋は、よく見てみると水平ではありません。雨水を集めて下に流すための集水器に水が集まるよう、微妙な傾斜がついています。この傾斜が正常ではなくなると様々なトラブルが起きてしまうため注意してください。 傾きが急だと水の流れが強くなって集水器から溢れてしまい、反対に傾斜がないか、向きが逆になっていると雨水がうまく排水されない状態になってしまいます。 雨樋の変形によって傾きが異常になっている場合、雨樋自体を交換する必要はほぼありません。雨樋を支える支持金具のトラブルが原因となっていることが多く、支持金具の修理や交換を業者に依頼するようにしましょう。 雨樋の支持金具が外れている 支持金具が外れていると、上記のように雨樋の傾きが異常になるだけでなく、雨樋にかかる負担が増えて機能の低下やダメージにつながります。雨樋のダメージが蓄積されていくと、支持金具だけでなく雨樋全体を交換しなければいけないことになるでしょう。 また、雨漏りにつながる可能性もあるため、建物被害を未然に防ぐためにもすぐ修理・交換を行うようにしてください。 雨樋の継ぎ手に隙間がある 継ぎ手とは、雨樋のつなぎ目にある部品のことを言います。この継ぎ手は経年劣化や接着不良によって隙間が生まれることがあり、隙間が生まれると雨水が溢れたり漏れたりする原因に。雨樋としての役目を果たせなくなってしまうため、できるだけ早く修理するようにしましょう。 なお、隙間の度合いによっては接着剤で補修することも可能ですが、あくまでも応急処置にしかすぎません。時間が経つとまた隙間が生まれてしまうことも多く、できるだけ業者に修理してもらうのがおすすめでしょう。損傷がひどくなければ、工事費用は5,000円ほどで済みます。 雨樋にカビや苔が生えている 雨樋に溜まった水を栄養に、カビや苔が生えてくることもあります。カビや苔は見栄えが悪いだけでなく、雨水がうまく流れないことや悪臭の原因になってしまうので、見つけ次第取り除くようにしましょう。 カビや苔は経年劣化で生えることが多いですが、築浅であっても周りが木に囲まれていたり、日当たりが悪かったりする場合は注意しなければいけません。 なお、雨樋が高所に設置されている場合、自分で取り除くのは危険なので業者に依頼するようにしましょう。 雨樋の掃除・修理・交換にかかる費用相場 雨樋の掃除や修理、交換にかかる費用や日数の目安は図の通りです。ただし、建物の面積や足場の有無によって工事費用は大きく異なるため、詳しい見積もりは業者に出してもらうようにしてください。 雨樋の修理費用を抑えるには相見積もりが有効 上記で雨樋の修理費用相場について紹介しましたが、現場の状況によって修理や交換にかかる費用は異なってきます。自宅の雨樋工事にどれくらいの費用がかかるかを確認したい場合、複数業者に同じ内容で見積もりを取る相見積もりがおすすめです。 雨樋修理の相見積もりを依頼することで、実際の工事にかかる費用の相場感を掴むことができ、ぼったくり工事を防げます。 また、複数の見積書を比べてみることで「極端に安すぎる」「見積書が簡素」といった手抜き工事の可能性が高い業者を避けられるでしょう。少なくとも2〜3社で相見積もりをとるようにするのがベターです。 雨樋修理には火災保険を適用できることも 風や雪、雹(ひょう)などによって雨樋の修理が必要になった場合、火災保険に入っていれば修理費用が安くなることもあります。もし火災保険に入っている場合、パンフレットやホームページなどから補償範囲を確認してみてください。火災保険のほとんどで、風災・雹災・雪災による建物の被害をカバーしています。 なお、保険金を受け取るには「修理見積書」「被害状況が分かる写真」「保険金請求書」の3点が必要です。 このうち、修理見積書と写真は修理業者に用意してもらってください。保険金請求書は保険会社に連絡し、自宅へ送ってもらいます。必要書類を保険会社に送った後は鑑定人による現場調査で保険金が確定され、後日口座に振り込まれるという流れです。 火災保険を利用するときの注意点 火災保険では、必ずしも修理費用の満額を補償してもらえると限りません。契約の内容や現場の状況によっては受け取れる金額に違いがあったり、火災保険が適用されなかったりする場合もあるため注意してください。 また、火災保険の申請・請求期限は法律上で「3年以内」と定められています。3年を過ぎると多くの場合で請求が難しくなってしまうため、火災保険を利用したい方はできるだけ早く請求手続きをとるようにしましょう。 […]

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ほとんどの住宅に設置されていて、とても重要な役割を担っている「雨樋」。雨水を流すために設置された雨樋は、雨や風などの影響を直接受けるため、ひび割れや歪み、ゴミによる詰まりなど、さまざまな不具合が起こることも少なくありません。 不具合をそのまま放置すると、雨樋の役割を果たせなくなるので、早急に対処する必要があります。そこで今回は、雨樋が壊れる原因や修理方法、修理する際の注意点、費用相場を紹介します。業者選びのポイントも紹介するため、リフォームする際の参考にしましょう。 雨樋とは? ベランダや屋根などの雨水を外に流すために設置されるのが、雨樋です。基本的に雨樋は建物の端や軒下に設置されるため、目立つ箇所に設置されることはありません。日本は雨が降る日が多い国であるため、ほとんどの住宅に設置されています。 雨樋が設置されていないと、溜まった雨水が大量に下に流れ落ちるので騒音の原因になります。また雨樋がないと排水機能が低下するため、建物の土台下は常に湿気過多な状態に。この湿気過多な状態が続くと、外壁全体にカビが生えたり木材が腐食したりする原因になることがあるのです。 雨樋は雨水を外に流すだけでなく、あらゆるトラブルから建物を守る役割もあります。雨樋の耐用年数は、20年程度です。雨樋は紫外線に晒されるため、少しずつ傷んで割れやすくなります。ただし、雨樋を交換するタイミングは、紫外線の強さや自然災害の有無によって変わることが多いです。 【あわせて読みたい】 こんなにあるの!? 雨樋の種類や素材、交換のタイミングって?>>> 雨樋が壊れる原因 建物の端や軒下に設置される雨樋は、紫外線や雨の影響を受けて少しずつ劣化していきます。そのまま放置すると雨樋が壊れてしまい、正常な機能を果たせなくなるので早期に対処することが必要です。ここでは、雨樋が壊れる原因をいくつか紹介します。該当する項目がある場合は注意しましょう。 ひび割れ・歪み 雨樋の耐用年数は、20年程度といわれています。寿命を迎えた雨樋には、ひび割れや歪みといった経年劣化の症状が出始めます。 風や雨、紫外線に晒される雨樋は、強固な素材で作られているので少しの力でひび割れや歪みが生じることはありません。そのため、雨樋にひび割れや歪みが見られる場合は、経年劣化と判断して問題ないでしょう。ただし、風が強く吹く住宅街や自然災害が多い地域などの場合は、耐用年数より早く劣化症状が出ることがあります。 経年劣化により雨樋に穴が開くと、雨漏りや浸水などのトラブルが起こることも多いです。雨樋にひび割れや歪みなどの症状が出たときは、建物自体に悪影響を与えることもあるため、放置せずに早めに修理することをおすすめします。 ゴミによる詰まり 定期的なメンテナンスを怠ると、雨樋には落ち葉や鳥の巣材などのゴミがすぐに溜まります。これらのゴミが大量に溜まると雨樋が詰まってしまい、雨水が流れない状態になるのです。基本的に落ち葉1枚が入り口に詰まり、雨樋を塞ぐことはありません。 日に日に溜まったゴミが次第に大きな塊となり、雨水の流れの妨げになります。最悪の場合、雨漏りの原因になるのでメンテナンスが欠かせません。たとえば、落ち葉や鳥の巣などから雨樋を守れるネットを雨樋周りに取り付ける対策が有効です。 ただし、ネットの設置だけでは完全にゴミを防ぐことはできません。定期的に雨樋に溜まったゴミを掃除することが大切です。大量の雨が降ったときに集水器から水が溢れる場合、雨樋にゴミが溜まっている可能性があります。ゴミ詰まりで雨樋に穴が開くこともあるので、早めに修理してもらいましょう。 金具の劣化 雨樋を支える金具が劣化すると、歪みやゆるみなどの症状が出ます。通常、雨樋は雨水が流れるように少し傾いて取り付けられていますが、劣化した金具により傾きに影響が出ることがあるのです。雨樋の傾斜角度が正しくないと雨水が流れません。 その結果、大量に雨が降ると雨水が雨樋から溢れてしまうのです。雨樋の傾斜角度は簡単に調節できそうですが、やり方を間違えると雨樋自体が壊れてしまうこともあります。雨樋の傾斜角度を調整するときは、慎重におこなわなければいけません。 傾斜は10メートルにつき、3〜5センチメートル程度が適切だといわれています。雨樋の傾斜角度に変化が見られる場合は、金具の劣化が考えられます。新しい金具に交換したい場合は、リフォーム業者に依頼して雨樋の傾斜角度を調整してもらいましょう。 つなぎ目のズレ 雨水がうまく流れないときには、つなぎ目の一部にズレが生じている可能性があります。つなぎ目にズレが生じると雨樋の傾斜角度が変わるため、雨水が流れなくなり溢れてしまうのです。雨水が溢れてしまう場合は、つなぎ目のズレを疑いましょう。 つなぎ目がズレている原因には、雨樋を支える金具の歪みやゆるみが出ていることが考えられます。力任せに雨樋の傾斜角度を変えようとすると、壊れる場合があるので要注意です。雨樋の傾斜角度に違和感があるときには、リフォーム業者に連絡しましょう。 風や雪による破損 雨樋は、耐用年数未満であっても台風や大雪など自然災害により破損することがあります。台風や雪が降る機会の多い地域はもちろんですが、ほかの地域でも自然災害の被害を受けることもあります。一般的に、風や雪の破損は2階のほうが起こりやすいです。 台風による突風や積雪の影響を受けて破損した場合、火災保険で修理費用を補えることがあります。火災保険に加入しているのであれば、事前に確認しておくのがおすすめです。火災保険に加入していない場合は、残念ながら修理費用は実費になります。 【あわせて読みたい】 プロのコメント付き!雨樋修理の前にチェックしたいこと>>> 雨樋の修理の費用相場 雨樋の修理には、30万〜90万円程度かかります。一般的な修理費用の内訳は、次のとおりです。 修理内容 修理費用 清掃 1万~3万円 ひび割れ補修 1万~3万円 一部パーツ交換 1万~3万円 雨樋全体の交換 10万~60万円 仮設足場 15万~25万円 雨樋の修理と聞くと、修理した部分だけ費用を支払うといったイメージを持つ方も多いでしょう。しかし、雨樋は屋根の端や軒下の高い位置に設置されています。リフォーム工事を行うにあたって、足場を組まなければいけません。 足場を仮設するための費用は、1階と2階でかかる修理費用が変わります。一般的に、1階向けよりも2階向けの足場を組み立てるほうが高額です。リフォーム業者によって足場の費用設定も異なるため、明確な費用を知りたい場合は確認しましょう。 また雨樋全体を交換する場合、どのような種類を選ぶかによって費用が変わることが多いです。雨樋の種類には、塩化ビニールやガルバリウム鋼板、銅などがあります。安く抑えたい場合は、塩化ビニールやガルバリウム鋼板を選ぶのがおすすめです。 雨樋の修理にかかる日数 雨樋の修理期間が長ければ長くなるほど費用がかかるので、修理日数が気になる方も多いでしょう。雨樋の修理にかかる日数は、次のとおりです。 修理内容 施工日数 清掃 数時間~1日程度 ひび割れ補修 […]