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【必読】雑草を繁殖させず、芝生を綺麗に保つ方法をプロに聞いてみた!

2022/04/08 2022/08/10
草刈り・芝刈り
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春になり、暖かくなってきました。庭に芝生を敷いている方は、毎年いつの間にか雑草が大量発生してしまっているのではないでしょうか。芝生の管理はいつぐらいからスタートさせればいいのか?

今回は庭屋 千代松の曽我英己様に芝生の雑草や手入れの仕方などについてインタビューしてきました。

芝生に雑草を繁殖させることなく、綺麗で青々とした状態を保つために、芝生のメンテナンスを始める時期、そして芝生のメンテナンスの方法について紹介していきます。

【監修】庭屋千代松 代表 

    曽我英己

目次

雑草が伸びやすい時期

雑草が伸びやすい時期を知っておくことで、雑草の問題が手遅れにならないようにしましょう。

雑草が生え始める時期は、暖かくなってくる3月からです。そして5~7月の梅雨の時期は、暖かさ×雨水によって、雑草が一気に成長します。絶対に梅雨の時期には、雑草を対処するようにしましょう。

雑草の手入れの頻度は方法によって変えよう

雑草の対処方法は、3つあります。

  1. 芝刈り機で刈る
  2. 手作業で雑草を抜く
  3. 除草剤をまく

この3つの対処法を行う頻度には、大きな違いがあります。

①芝刈り機

芝刈り機で雑草を刈る頻度は、2週間〜2か月に1回です。芝生を綺麗な状態で保ちたいなら、2週間おきに行うとゴルフ場のフェアウェイのように綺麗な芝生になります。

最低でも2か月に1回は、芝を刈るようにしましょう。芝生が伸びて、状態が悪くなっていきます。

②手作業

手作業であれば、目立つ雑草が出てきたら、その都度抜いていきましょう。こまめに除草することで、芝生を綺麗に保てます。

③除草剤

除草剤を使う場合は、4か月に1回のペースにしましょう。ただ雑草の種が風にのって、想定よりも早く雑草が繁殖してしまうこともあります。

目安は4か月ですが、状況によってはそれよりも早く除草剤を使うようにしましょう。

芝生を綺麗に保ちたいなら、芝刈り機がおすすめ

雑草の3つの対処法の1つである芝刈り機には、メリットが多くあります。芝刈り機の選び方、使い方、メリット、注意点について順に説明していきます。

芝刈り機でおすすめの種類

芝刈り機の選び方は以下の3つを意識しましょう。この3つを意識すれば、芝生のメンテナンスに最適な相棒を選べます。

①車輪がついている芝刈り機

芝刈り機
写真①
芝刈り機 手押し
写真②

写真①の刃が回転して芝を刈るタイプよりも、写真②のように手で押すタイプの芝刈り機の方が芝生を綺麗にできます。

刃が回転するタイプは、自分で芝の長さを調整しながら切らなければいけません。これが上手くいかないと、がたがたに長さの違う芝生になってしまいます。

左の手で押すタイプは、芝の長さをあらかじめ設定できます。また手で押すだけなので、操作も簡単です。

②電動やエンジンといった動力がついている芝刈り機

手動の芝刈り機の場合、力を入れながら操作しなければなりません。芝の範囲が狭い場合は手動でもいいですが、庭の全面に芝が張っているようなら電動やエンジンといった動力のついた芝刈り機を選びましょう。

動力がついている芝刈り機のメリットは、芝を刈るための力を必要としないことです。手動の芝刈り機は力を入れるので、腕や腰に負担がかかります。しかし動力がついている芝刈り機は押すだけで芝を刈り取れます。

そして刈りあがりがキレイになります。芝の手入れは何度も行うので、いい道具で芝を可愛がりましょう。

刃の部分が掃除のしやすい芝刈り機

芝や雑草を刈ると、植物の油分が芝刈り機の刃に付着します。この油分を放置すると、刃が錆びる原因となります。 刃のメンテナンスは芝刈り機にとって、必要不可欠です。楽にメンテナンスができる芝刈り機を選ぶように心がけましょう。

芝刈り機の使い方

芝刈り機はただ押せばいいというわけではありません。本当に芝を綺麗にするには、3つの原則を守ってください。

①まっすぐ芝刈り機を押す

まっすぐ、ゆがむことなく芝刈り機を押しましょう。蛇行しながら芝刈り機を押すと、芝の切った跡が目立ちます。芝刈り機の刃のあたり方が、蛇行することで変わるため均一な切れ方ができなくなります。必ずまっすぐになるように芝刈り機を押しましょう。

②庭の端と平行になるように押す

庭の端と平行になるように芝刈り機を押すことで、綺麗に芝を刈れます。まっすぐ刈るための目印にもなるので、庭の端と平行に押しているかどうか確認しながら、芝刈り機を押しましょう。

③芝刈りをした後は、必ず刃のゴミや油分を落とす

芝刈りをした後は、必ず刃に付いたゴミや油分を落としましょう。刃の切れ味が悪くなります。芝を刈ったあとで満足する前に、必ず刃のメンテナンスをしてください。そうしないと、次に芝を刈るときに切れ味の悪い芝刈り機を使うことになります。

切れ味の悪い芝刈り機で芝刈りをすると、芝や雑草をねじりながら刈っていくようになります。このねじりがあると、芝や雑草の長さが一定にならないので注意してください。

芝刈り機のメリット

芝刈り機のメリットは雑草対策ができる以外にも、たくさんあります。順に紹介していきます。

①芝のメンテナンスをしながら、雑草の対処もできる

芝のメンテナンスのためにも、芝を刈らなくてはいけません。この芝のメンテナンスと雑草の対処を同時に行えるのが最大のメリットです。芝を綺麗にしながら、悩みの種である雑草を一緒に刈り取っていきましょう。

②芝の密度を高められる

芝を刈ることで、芝の密度を高められます。芝は下の方は細いのですが、徐々に成長した芝の葉は太いです。葉が太いことで芝の量が多いように見えますが、実際長さを整えるために刈ると本数が少なく、スカスカのはげたような芝生になります。

葉の大きさで地面を埋めるのではなく、葉の本数で埋めることを意識しましょう。本数の多い芝生の方がより美しく綺麗に見えます。

③芝の長さが均一になる

芝の長さが均一になるのも、芝刈り機ならではのメリットです。日当たりのいい、悪いなどで芝が生育しやすい場所としにくい場所があります。

この差は芝の長さの差となって現れます。青々とした芝が一面に均等に育つためにも、芝刈り機はかかせません。

芝刈り機の注意点

便利でメリットもたくさんの芝刈り機ですが、注意点もあります。この3つの注意点をしっかり押さえておきましょう。

①狭い場所や隅は芝刈り機では刈れない

狭い場所や隅は芝刈り機の刃が届かず、芝を刈れません。そのため芝刈り機で刈れない場所は、ハサミで切るといった手作業で芝や雑草を切ってください。

②芝刈り機の手入れは怠らない

絶対に芝刈り機の手入れはしてください。これを怠ると次に芝刈りをするときに、刈った跡が均一ではなくなり、綺麗な芝になりません。使った後は、掃除することを徹底しましょう。

③雑草の根は残る

雑草を刈って目立たなくなっただけで、根はまだ残っています。そのためまた雑草が生えてきます。雑草を根まで綺麗に取り除いて、生えないような芝にしたい方は、次に紹介する手作業か除草剤を使って対処しましょう。

根っこから芝生の雑草を取るなら、手作業で雑草を取る

雑草を取り除くために、原始的な方法ではありますが、手作業で取るという方法もあります。手作業の方法、メリット、注意点について、順に紹介していきます。

手作業で雑草を取る方法

手作業で雑草を取る場合は、根っこまで確実に引き抜くことが重要になります。雑草を引き抜く時に、力任せに引っ張ると根っこが土の中に残ったままになります。手で引き抜くよりも、ちょっとした道具を使って除草しましょう。

商品名:草抜き名人 深根ヌキ

価格:915円

特徴:てこの原理を使いながら、雑草の根まで綺麗に取り除ける優れもの このような商品を使うことで手軽に手作業でも除草していきましょう。

手作業のメリット

手作業で除草するメリットは2つあります。

  1. 根っこから雑草をとれる
  2. 芝刈り機が入らないような狭いところや隅も除草できる

この2つのメリットの共通点は、芝刈り機ではできない部分をカバーできることです。

そのため芝刈り機を使う前に、少しだけでも目立つ雑草は手作業で除草するという手もありです。このひと工夫で雑草が目立ちにくくなり、かつスピーディーに除草できます。

手作業の注意点

手作業の注意点は2つあります。この2つの注意点について確認していきましょう。

①根を残さない

力ずくで雑草を引き抜くと、根が残ってしまいます。せっかくの手作業の除草も、これでは台無しです。雑草の根までキレイに引き抜くことを心がけましょう。

②芝生を間違えて抜かない

芝生と雑草を間違えて引き抜かないようにしましょう。雑草の葉は芝と違って丸いです。尖ってツンツンしている葉が芝、丸い葉が雑草です。見極めて除草しましょう。

雑草を一網打尽にするなら、除草剤を使う

雑草を根こそぎすべて除草したいなら、除草剤がおすすめです。除草剤のメリットと注意点、おすすめの除草剤を紹介していきます。

除草剤のメリット

除草剤のメリットは2つです。根まで一気に除草できること、まくだけで手軽に除草できることの2つです。手作業よりも確実に、かつ時間も大幅に短縮できます。

芝刈りのプロも雑草のトラブルには、除草剤で対応しています。

除草剤の注意点

除草剤の注意点は2つです。

  1. 配分を間違えると芝生まで枯れる
  2. 芝が熱を持ち、弱っているときには使用しない

この2つについて詳しく見ていきましょう。

①配分ミスは芝生にとって命取り

除草剤によっては、原液を水で割って散布するものがあります。このタイプの除草剤は、適切に使用すれば雑草を効果的に除草し、芝生を残せます。しかしこの配分を失敗すると芝生も枯らしてしまう可能性があります。

水と原液を調合する必要のないタイプの除草剤もあるので、配分ミスが心配な人はこちらのタイプを選びましょう。

②芝が熱を持っているときに、除草剤は使用しない

芝が熱を持ちやすい夏の昼間には、除草剤の散布は避けてください。弱った芝に追い打ちをかけるように、さらに弱らせてしまいます。夏に除草剤を使用する場合は夕方以降にするとよいでしょう。

おすすめの除草剤

除草剤には簡単に散布するものや、自然由来で安全性の高いものなどさまざまな特色があります。

今回は手軽に除草剤を使用したい方におすすめの除草剤と、しっかりとどんな雑草でも除草したい方におすすめの除草剤を紹介していきます。

手軽に除草したい方におすすめの除草剤

商品名:住友化学園芸 除草剤 シバニードアップ粒剤 1.4kg 

価格:1515円

特徴:粒剤タイプで散布しやすい除草剤。大きな雑草には除草剤の効果が効きにくいですが、これから生えようしてきている雑草を枯らします。雑草を予防するために使用するのが最適です。

スギナやクローバーなど多くの種類の雑草に効く除草剤

商品名:丸和バイオケミカル 芝生除草剤 MCPP液剤 500ml 

価格:3356円

特徴:スギナやクローバーなど多くの雑草に効果があります。威力はバツグンで、正しい使い方をすれば、芝生を半分以上覆ったクローバーもすべてきれいさっぱり除草できます。

雑草を予防し、芝生を綺麗に保つために、やってはいけない4つの手入れ

芝生を綺麗に保つためには、やってはいけないことが4つあります。順に見ていきましょう。

芝生の生えている土をいい土に替えない

いい土でなければいい野菜が育たないように、芝もいい土で育てるために土の入れ替えをしなければなりません。芝を張る前に土の入れ替えをしましょう。

芝を育てるためには、深さ30㎝ほど根が広がりやすい土に変える必要があります。建築業者によっては、深さ5㎝ほどしか土を入れ替えていないために、10年近く経ってくると芝の根が広がらなくなります。そして芝が弱るのです。

芝を長く楽しみたい方は、張る前から注意しておきましょう。

正しく芝生を張る

芝をホームセンターやネットなどで購入して、自分で張る方もいます。しかし誤った張り方をしていると、雑草が生えやすく綺麗な芝生にならなくなります。

芝のすき間は1cm間隔で、その間に目砂という砂を入れるのが基本です。しかし自前で芝を張った場合、その間隔が10cm以上と開きすぎている方がいます。

そのすき間に雑草の種が直接落ちて繁殖する可能性が高まります。また芝と芝の間が開いているので、全面芝になるのは長期間必要です。自分で張るのではなく、芝生のプロに依頼しましょう。

芝刈りをしない

芝刈りをしないのは、芝生を無法地帯に変えてしまいます。芝刈り機のメリットでも紹介したように、芝刈りには芝の密度を高める効果があります。

芝刈りを定期的に行わないと、はげたような薄い芝になるので注意してください。

防草シートを使う

雑草を繁殖させないために、芝を植える前に地面に防草シートを張る人がいます。これは芝の生育上、よくありません。

防草シートは水を通す効果があるので、芝は枯れる心配はありません。しかし芝の根が広がらないために、芝が弱っていきます。防草シートに頼らず、雑草を除草しましょう。

芝生の雑草が大変なら、人工芝に変える

芝生のメンテナンスが大変なら、人工芝に変えるのも1つの手かもしれません。人工芝と聞くと、あのガサガサの濃い緑色の物を連想すると思います。しかし今の人工芝はより本物に進化しています。

芝 天然
写真①
人工芝
写真②

写真①が天然の芝生で、写真②が人工芝です。近くで見ても、本物そっくりで、手入れが行き届いていない芝生よりも断然きれいです。手触りもなめらかで、人工芝と思えないクオリティに進化しています。

人工芝のメリット、注意点について紹介していきます。

人工芝のメリット

人工芝のメリットは、芝の雑草に悩まされている人には魅力的なものばかりです。

まずお手入れが簡単です。芝を刈る必要はなく、防草シートを敷いているので雑草を取る必要もありません。放置していても問題ないのが、人工芝の最大のメリットです。

また芝の場合は、冬になると枯れていきます。しかし人工芝は年中青い状態をキープできます。

人工芝の注意点

人工芝の注意点は、持ちが長くないことです。ビニール素材で人工芝は作られているため、雨や風によって風化していきます。5年〜10年で張り替えましょう。

ゼヒトモから芝生の手入れのプロに依頼する

芝生の雑草の対処方法は分かったけど、芝生が荒れていて自分でできる範囲を越えている。また芝生から人工芝に変えたいけど、誰に頼めばいいか分からない。このような悩みを解決するために、ゼヒトモで芝生のプロを探してみませんか?

ゼヒトモにはたくさんの芝生の手入れのプロがいます。いくつかの質問に答えることで、あなたにピッタリのプロを紹介します。ぜひ、ゼヒトモから自分に合う芝生の手入れのプロを見つけてみてくださいね。

最後に、専門家からのコメント

芝生の手入れは雑草との戦いです。芝生の手入れを放置すると、雑草に負けてしまうこともあります。美しい状態を維持するためには、こまめな草引きが欠かせません。また、高価な芝刈り機や草刈機を購入したが、重くて使いこなせず、置き場所に困っている、などの声も聞きます。

メンテナンスをする余裕がない、道具や薬剤が使いこなせない場合は、専門業者に任せたほうが結果的に安く仕上がることもあります。普段は自分で手入れをしつつ、年に何回かはプロにお願いするという合わせ技も良いでしょう。

また、これから庭に芝生を張りたいと考えておられる場合、メンテナンスの手間が少ない方が良いと思われるなら、人工芝もおすすめです。

取材協力・記事監修をいただいた専門家

庭屋千代松 代表 曽我英己様

左官・外構業の職人として修行を積んだ後に、庭師として独立。2017年より古民家リノベーション事業もスタート。和風洋風問わず、植木の剪定や芝張り・草刈りだけでなく造園やお庭のリフォームなど、「家のまわりのこと」を多岐にわたって請け負う。

30年という長い業歴が生んだ圧倒的な技術とセンスを活かし、「多くの方に喜んでもらえる庭仕事を」との思いで、日々業務にあたっている。

造園造園技能士、造園施工管理技士などの国家資格を保有。

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2022/08/05
芝生の手入れはどうする?年間の手入れスケジュールをご紹介

自宅の庭を美しく見せてくれる芝生。芝生には「暖地型芝」「寒地型芝」の2種類があり、それぞれで季節ごとの手入れ方法が異なります。健康な芝生を保つためには、それぞれの芝生の特徴と季節によって異なる手入れ方法を知っておかなければいけません。 今回は、芝生の種類や基本の手入れ方法を詳しく解説していきます。年間の手入れスケジュールも紹介しますので、季節ごとの手入れ方法を知りたいという方はぜひ参考にしてみてください。 芝生の種類と手入れポイント 芝生は、「暖地型芝」「寒地型芝」の大きく2種類に分類されます。それぞれで生育の特徴や手入れのポイントが異なるため、自宅の芝生がどちらの種類なのかをチェックしておきましょう。 暖地型芝 暖地型芝は暑さに強いのが特徴。25〜35℃の気温を好み、夏場で最も旺盛に成長することから「夏型芝」「夏芝」とも呼ばれます。 気温が低くなるにつれ生育が止まり、冬には地上部の葉が茶色く枯れてしまいますが、枯死したわけではないので安心してください。春になると新芽を出し、生育が再開されます。 暖地型芝の多くを占めるのは、「日本芝」と呼ばれる明治時代よりも前から日本に自生していた芝です。 代表的な日本芝として、「高麗芝」や「野芝」などが挙げられるでしょう。また、明治時代よりも後にアメリカ・ヨーロッパから日本へ導入された「西洋芝」と呼ばれる芝もいくつか存在します。 手入れのポイント 初夏から夏にかけては暖地型芝における生育の最盛期であり、週に1回以上刈り込みが必要です。ただし、10月になって涼しくなってくると刈り込みの必要はなくなるでしょう。特に、日本芝であれば西洋芝と比べて葉の伸びが少ないため、刈り込みは月1回ほどで済みます。 なお、冬の休眠期に入るとほとんど手入れの必要がありません。土壌の凍結で浮き上がってきた芝を転圧して均一な状態にしたり、除草をしたりする程度でしょう。 寒地型芝 寒地型芝は、その名の通り寒冷地での生育に適している芝です。鮮緑色の葉が特徴的で、低温に強い性質を持っています。 冬でも枯れることなく緑色の葉を保つことから「常緑型芝」「冬芝」と呼ばれ、寒い時期でも緑の芝生を楽しめるでしょう。一方暑さには弱く、温暖な地域では夏場に衰え枯死することもあるので注意しなければいけません。生育の適温は15〜25℃で、春と秋の時期では旺盛に育ちます。 なお、寒地型芝を占めるのは西洋芝のみであり、人によっては寒地芝を西洋芝と呼ぶこともあるようです。代表的な寒地型芝には、「ベントグラス類」「フェスク類」「ライグラス類」「ブルーグラス類」などがあります。 手入れのポイント 氷点下ほど冷える地域では、寒さに強い寒地型芝も葉の色が鮮やかな緑から淡い色に落ちてしまいます。綺麗な鮮緑色を保ちたいのであれば、夜間に保温シートをかけるのがおすすめでしょう。 また、夏場は管理作業を怠ると枯死の危険があります。刈り込みは週に2回以上となり、水やりや施肥の回数も増えるので注意してください。日光が強く風もそこまで拭いていないというときは、遮光シートで日差しを弱めるといいでしょう。地温の上昇を防ぎ、芝生へのダメージを抑えられます。 暖地型芝と寒地型芝の特徴まとめ 芝生の手入れ方法 芝生の基本的な手入れとして、「刈り込み」「水やり」「施肥」「エアレーション」「目土入れ」「雑草取り」の6つが挙げられます。それぞれどのような方法で行うのか、以下で確認していきましょう。 刈り込み 作業時期:4〜11月 必要な道具:芝刈り機・ハサミ・電動バリカン 伸びた葉を刈り取る刈り込みは、美しい芝生を作るために欠かせない重要な作業です。葉を適切に刈り取ることで、きめ細かい芝生が完成するでしょう。 ただし、葉のほとんどを刈り取らないように注意してください。葉を軸の部分から刈り取ってしまうと、芝生が再生できずに死んでしまいます。芝生を刈り込む高さ(刈り高)は「芝生の高さの2/3」までで抑えるようにしましょう。 なお、花壇内や玄関アプローチの一部など、狭い面積の芝生やエッジの部分はハサミや電動バリカンで行うのがおすすめです。芝生の面積が広ければ芝刈り機で行うのが効率的でしょう。 芝刈り機選びのポイント 芝刈り機には、回転巻き式刃である「リール式」とプロペラ式回転刃である「ロータリー式」の2種類があります。また、リール式の中でもさらに手押しタイプ(手動)と電動タイプに分かれます。 広い面積の芝生をパワフルに刈るなら、ロータリー式がおすすめでしょう。 それほど面積が広くない場合や、外観重視で丁寧に芝刈りを行うにはリール式が便利です。ただし、電動タイプの芝刈り機は効率よく作業できるものの、音が出るため使用する時間帯には注意してください。 水やり 作業時期:暖地型芝は4〜9月、寒地型芝は通年 必要な道具:じょうろ・ホース・スプリンクラー 水やりのやり方次第で植物の育ち具合は大きく変わってきます。芝は過度な湿気を苦手とするので、水やりは適切な量とタイミングで行うようにしましょう。 散水は芝生全体、かつ下の土壌までよく染み込むように行うことがポイントです。 ただし、頻繁な水やりや水やりの量が多すぎるのはNG。根元が腐ってしまったり、病気が発生する原因になってしまったりするので気をつけましょう。 また、暖地型芝と寒地型芝でも水やりの仕方はやや変わるため注意してください。暖地型芝は乾燥に強く、そこまで水やりをする必要はありません。葉が縮んで尖ってきたら行うようにするといいでしょう。一方、寒地型芝は乾燥に弱く、日照りが続くような時期はこまめに水やりを行う必要があります。 施肥 作業時期:2〜11月 必要な道具:バケツ・肥料 美しい芝生を保つには、十分な肥料が欠かせません。刈り込みのたびに芝生は葉の養分が失われてしまうため、刈り込みによって失われた養分を肥料で補う必要があります。 ただし、施肥のしすぎには注意するようにしましょう。芝生に肥料を与えすぎるとかえって弱くなり、病害虫に侵されやすくなってしまうのです。肥料の与えすぎによって芝生が傷んで枯れてしまうことは「肥料焼け」と呼ばれます。 肥料の種類 肥料には、粒状の化成肥料と液体肥料の2種類があります。普段芝生に使う肥料でおすすめなのは粒状の化成肥料です。粒が小さいものほど芝生の奥深くまで届きやすく、肥料のムラも少なくなるでしょう。 全体に行き届くよう均一にまき、粒状の化成肥料を散布した後はしっかり水やりをするようにしてください。ただし、芝生の元気がないときなど、即効性を求める場合はすぐに効果を実感できる液体肥料がおすすめです。 また、寒地型芝は夏になると抵抗力の低下によって肥料焼けを起こしやすくなります。そのため、水で薄めた液体肥料をこまめに少量ずつ与えるようにしてください。 エアレーション 作業時期:2〜3月 必要な道具:ローンスパイク・ローンパンチ エアレーションとは、芝生に穴を開ける作業のこと。芝生はそのままにしておくと地下の茎や根が張り詰まってしまい、水はけや通気性が悪化します。芝生の生育環境をよくするためには、芝生に穴を開けて空気や水が行き届くようにしなければいけません。エアレーションで穴を開け新たに土を入れる目土入れを行うと、生育環境がリフレッシュされ芝生は元気を取り戻します。 特に、人通りが多く地面が踏み固められやすいような場所は重点的にエアレーションを行うようにしましょう。穴の深さと間隔は5〜10cm程度が適切です。ただし、地面が固まっている場合や、芝生がかなり弱ってしまっている場合は間隔をもう少し狭めると良いでしょう。 道具選びのポイント エアレーションで穴を開けるのに必要な道具は、主に「ローンスパイク」「ローンパンチ」の2種類です。ローンスパイクは先端が尖った形となっており、根を断ち切るのに適しています。 […]

2022/08/05
芝刈り機のエンジンがかからない!原因と対処法を解説

いざ使おうと思ったら、草刈り機のエンジンがかからない!と困ったことはありませんか。エンジンがかからない原因には、燃料やチョークの不具合などが挙げられます。症状によってはスパークプラグの清掃や分解作業が必要です。 今回は、草刈り機のエンジンがかからない原因と、対処法を詳しく解説します。草刈り機の不調でお困りの方は、ぜひ参考にしてください。 芝刈り機のエンジンがかからない原因と対処法 芝刈り機のエンジンがかからない主な原因は、以下の7点が挙げられます。 燃料が古くなっている 燃料かぶりが起きている 燃料が切れている 燃料が間違っている チョークを使っていない スターターの紐に異常がある 吸気口やマフラーが詰まっている エンジンがかからず困ったときは、これらの原因をチェックしてみてください。ここでは、原因ごとの対処法も紹介します。専門業者への修理依頼が必要になる場合もあるため、無理をして状態を悪化させないように注意しましょう。 原因(1)燃料が古くなっている 古い燃料をそのままにしておくと、エンジン不良や内部の腐食の原因になります。特に、前シーズンに使った燃料を入れたまま保管していた場合は、要注意です。 内部で燃料が酸化し、エンジンがかかりにくくなっているのかもしれません。 このような不調を引き起こさないためにも、長期間草刈り機を保管するときは燃料を使い切るのがおすすめです。 対処法:新しい燃料に入れ替える 古い燃料を使っている場合は、新しい燃料に入れ替えましょう。交換してもエンジンがかからない場合は、燃料が内部で固まっている可能性があります。 この場合は、素人では難しい分解作業が必要です。無理に自分で対応しようとせず、業者へ修理を依頼してください。分解に失敗すると、さらに症状を悪化させる恐れがあります。 原因(2)燃料かぶりが起きている エンジンに点火する、スパークプラグ内で燃料漏れしている状態は「燃料かぶり」と呼ばれます。燃料かぶりは、チョークを閉じたまま何度もスターター紐を引くことで発生する症状です。 燃料かぶりが起こると、スパークプラグから火花が出ないためエンジンはかかりません。そのまま何度もスターター紐を引くと、故障の原因になります。 対処法:スパークプラグを清掃する 燃料かぶりが原因であれば、スパークプラグの清掃でエンジンがかかる可能性があります。スパークプラグは、いったん取り外してから清掃してください。細かい部分には、ウエスやブラシなどを使用します。 清掃後、何度も燃料かぶりが発生する場合は、内部が故障している可能性があります。メンテナンスしても症状が改善しないときは、専門業者に修理を依頼してみてください。 原因(3)燃料が切れている 気付かない間に、うっかり燃料を切らしてはいないでしょうか。燃料がなければ、もちろんエンジンはかかりません。エンジン式の草刈り機であれば、ガソリンや混合ガソリンが必要です。 燃料が足りないまま草刈り機を使うと、故障の原因になるため気を付けましょう。特に、長時間草刈り機を使用していると、燃料切れに気付かない可能性があります。 対処法:燃料を入れる 燃料切れが原因の場合は、燃料を補充すれば不具合が解消されます。このとき大切なのは、燃料の種類をきちんと調べておくことです。間違った燃料を入れると、後述する4つ目の原因へとつながります。 また、草刈り機のなかには、ガスやガソリンのほか、コンセントでチャージするタイプの機種があります。エンジンがかからない場合、チャージから時間が経ち放電してしまっているのかもしれません。この場合、一度フルチャージしていたとしても再度充電が必要です。 原因(4)燃料が間違っている 燃料が間違っている場合も、エンジンはうまくかかりません。草刈り機に使用する燃料は、ガソリンと混合ガソリンに限られます。灯油や軽油は使用できないため、注意してください。 間違ったまま使用していると、エンジンが焼き付き破損する可能性があります。 焼き付きとは、ピストンやシリンダーが故障してしまうことです。この場合、修理費などが高額になる可能性があります。 対処法:専門の業者に修理してもらう 燃料間違いでエンジンが焼き付いている場合は、部品交換や修理が必要です。自分での修理は困難なため、専門の業者に修理を依頼しましょう。 修理の専門業者には、草刈り機を取り扱う農機具店が挙げられます。草刈り機の専門知識を有し、刃物の研磨をおこなう金物屋もおすすめです。修理に出す前は、どんな燃料を間違って使ったか確認しておいてください。 原因(5)チョークを使っていない チョークの使用は必須ではありませんが、寒い時期などはチョークがONになっているか確認してみましょう。エンジンの始動性を高めるチョークを使用しないと、エンジンがかかりにくい場合があります。 特に、長年使っている草刈り機はチョークの使用がおすすめです。燃料と空気の濃度が上がり、エンジンスタートがスムーズになります。 対処法:チョークを使ってエンジンをかける 燃料に問題がないのにエンジンがかからないときは、チョークの切り替えで症状が改善する可能性があります。チョークがOFFになっている場合は、ONに切り替えてエンジンを始動してみましょう。 ここで気を付けたいのが、いつまでもチョークをONにしないことです。そのまま使用すると故障の原因になるため、エンジンがかかったらチョークをOFFに戻します。 原因(6)スターターの紐に異常がある 草刈り機のエンジンをかけるときは、スターターの紐を勢いよく引っ張ります。そのため、草刈り機を長年使用しているとスターターの紐が劣化しがちです。 燃料やチョークに問題がない場合は、スターターの紐に異常があるのかもしれません。紐が引っかかるなど、不具合が起きていないか確認しましょう。引っ張った紐が戻らないときは、修理や交換が必要です。 対処法:紐を修理または交換する スターターの紐の絡まりがほどけそうな場合は、自分で対処が可能です。ほどけないほど絡まっている場合は、業者へ修理を依頼しましょう。紐が切れている場合は紐部分を交換します。 紐の交換は簡単に思われがちですが、実際は草刈り機に関する専門知識が必要です。分解作業を伴うなど、素人では対処できない可能性があります。 原因(7)吸気口やマフラーが詰まっている 吸気口やマフラーの詰まりは、長期間使っていない草刈り機に見られる症状です。この場合、一度エンジンがかかってもすぐに止まってしまいます。 吸気口やマフラーに詰まるのは、ゴミだけではありません。長年使用していると、カーボンが詰まる可能性があります。 カーボンとは、燃料が燃え残った炭のような固形物のことです。草刈り機に合った燃料でも、長期間使用しているとどうしてもカーボンが付着してしまいます。 対処法:詰まりを解消する […]