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天井の壁紙・クロス張り替えは自分でDIYできる?リフォームの費用相場やクロス選びのポイントも解説
天井の壁紙・クロスの劣化が目立つ場合は、張り替えリフォームを行う必要があります。自分でDIYすることも可能ですが、失敗が不安な方はプロの専門業者に依頼するのがおすすめです。
本記事では、天井の壁紙・クロス張り替えにおけるDIYの可否をはじめ、リフォームにかかる費用相場、クロス選びのポイントなどを解説します。費用を安く抑える方法にも言及しているので、自分の住まいと比較しながらご確認ください。
天井の壁紙・クロス張り替えが必要な理由
天井の壁紙・クロスの寿命は、一般的に約10〜15年と言われています。具体的に下記のような劣化症状が見られたら、張り替えのタイミングだと覚えておきましょう。
- 天井に変色・汚れが見られる
- 雨シミが発生している
- 深刻なカビ汚れがある
- 毛羽立ちやささくれがある
- 天井が剥がれている
天井にはたばこの汚れや臭いが染み込みやすいため、ヤニ・黄ばみが気になる場合は張り替えリフォームを検討してみてください。雨漏りが発生している場合は、天井がすでに腐食している可能性があるため早急に壁紙・クロスを張り替えることが大切です。
また、経年劣化以外にも模様替えによって壁紙・クロスを張り替えることもあるかもしれません。天井用の壁紙・クロスには豊富な色・柄の商品があるほか、消臭機能や防水機能が備わっているものもあるため、用途に応じて適切なクロスを選ぶのがおすすめです。
湿気の多い場所は壁紙の傷みが早くなるため、調湿効果のある壁紙を購入するのがおすすめです。
天井の壁紙・クロス張り替えリフォームにかかる費用相場
天井クロスの張り替えリフォームにかかる費用相場は、1㎡当たり1,000〜2,500円前後が目安です。下記に部屋の広さごとの費用相場をまとめたので、施工したい面積と見比べてみてください。
部屋の広さ(㎡) | 費用相場 |
4畳半(8㎡) | 約2~3万円 |
6畳(10㎡) | 約2.5~3.5万円 |
8畳(13㎡) | 約3~4.5万円 |
10畳(17㎡) | 約3.5~5.5万円 |
12畳(20㎡) | 約4~6万円 |
15畳(25㎡) | 約4.5~7万円 |
費用相場は、使用するクロスの種類や部屋の広さ、天井の劣化状況などによって変動します。天井の下地の状態が悪いと下地調整が必要になり、さらに費用が高くなる場合もあるため注意が必要です。
施工面積が狭かったり、施工する部屋が少ないほど平米単価は高くなるので、張り替え時は複数の天井を同時に依頼すると良いでしょう。
天井の壁紙・クロスの張り替えリフォームは、基本的に1日で済むケースが多いです。ただし、特殊なクロスを使用する場合や下地の補修が必要な場合は、工期が半日〜1日伸びることも考えられます。念のため、張り替えリフォームには3日程度見積もっておくと安心です。
また、以下の関連記事では壁紙・クロスの素材別費用や施工事例について解説しています。実際にかかった費用も紹介していますので気になる方は是非ご覧ください。
関連記事:壁紙・クロス張り替えリフォームの費用相場
天井の壁紙・クロス張り替えはDIYできる?
壁紙・クロスの張り替えにかかるリフォーム費用を抑えたい場合は、自分でDIYするのもひとつの方法です。クロスと道具類を揃えるだけで良いので、かなりの節約になります。
壁紙・クロスの張り替え手順を下記にまとめたので、DIYを検討している方はチェックしてみてください。
- 家具を移動させ、養生を行う
- 既存の壁紙・クロスを剥がす
- 必要な場合は下地補修を行う
- 壁紙・クロスをカットし、天井に張る
- 原状回復する
一見簡単そうに見えますが、初心者の場合は失敗する可能性も高いため、特別な事情がない限りDIYはおすすめできません。素人が張り替えるとすき間やシワが目立ち、結果的に再施工が必要になる場合もあります。
かえって費用が高くつく恐れもあるため、天井の壁紙・クロス張り替えは信頼できる業者に依頼するようにしましょう。
天井の壁紙・クロスの張り替え費用を安く抑える方法
天井の壁紙・クロスの張り替え費用を安く抑えたい方は、下記のポイントに着目するのがおすすめです。
- スタンダードクラスを選ぶ
- 無地の壁紙・クロスを選ぶ
- 張り替え前の家具移動やクロスの廃棄を自分でする
- 複数業者に相見積もりを依頼する
それぞれ詳しく解説するので、リフォーム費用を節約したい方はぜひ参考にしてください。
スタンダードクラスを選ぶ
張り替えリフォームの費用はクロスの金額に大きく左右されるため、比較的安いクロスを選ぶと総額費用を抑えることが可能です。
天井用の壁紙・クロスに使われる材料には、主にスタンダードクラスとハイグレードクラスの2種類があります。スタンダードクラスは1,300円〜1,500円/㎡、ハイグレードクラスは1,800円〜2,500円/㎡が目安なので、費用を安くしたい方はスタンダードクラスを選びましょう。
スタンダードクラスはシンプルで無地のクロスが多く、天井にも使いやすいのが魅力です。ただし防カビや抗菌といった機能性には劣る傾向にあるため、天井の劣化を防ぎたい方はハイグレードクラスを検討してみてください。
無地の壁紙・クロスを選ぶ
柄の入った壁紙・クロスは、継ぎ目を柄同士で合わせる必要があり、合わない部分のクロスはカットして廃棄しなければいけません。その分必要な壁紙・クロスの量が増え、材料代が高くなるため注意が必要です。
張り替え費用を抑えたい方は、柄のない無地のクロスを選ぶようにしましょう。余分にカットする必要がないため、最低限の材料代で施工することができます。
張り替え前の家具移動やクロスの廃棄を自分でする
張り替えリフォームの費用には、材料代や施工費用のほかに、壁紙・クロスの廃棄費用も含まれています。そのため、廃棄費用を節約したい場合は自分で壁紙・クロスを処理するのもひとつの方法です。
しかし、自分で廃棄する場合は業者に有料で引き取ってもらう必要があるため、業者に依頼するよりも費用が高くなる恐れも。業者の見積もり書で廃棄費用を確認し、自分で廃棄したほうが安い場合のみ検討すると良いでしょう。
また業者によっては、張り替え前の家具移動に別途費用が必要になる可能性もあります。見積もり書に移動経費が記載されている場合は、事前に自分で家具を移動させておき節約するのがおすすめです。
複数業者に相見積もりを依頼する
天井の壁紙・クロスの張り替えリフォームをする際は、必ず複数の業者に相見積もりを依頼しましょう。複数業者の見積もりを比較することで適正価格を判断しやすくなり、信頼できる業者に依頼できるようになります。
また、施工はハウスメーカーや大手リフォーム会社ではなく、地元の工務店・専門業者に依頼するのがおすすめです。地元の業者は下請け業者に施工を依頼しないため仲介マージン料が発生せず、総額費用を安く抑えることができます。
天井の壁紙・クロス選びのポイント
天井クロスを張り替えたいと考えている方の中には、新しい壁紙・クロスの選び方に迷っている方も多いでしょう。そこでここからは、天井向けの壁紙・クロスを選ぶ時に重視したい4つのポイントを解説します。
- シンプルなデザインを選ぶ
- 壁紙・クロスの素材や種類で選ぶ
- 部屋の雰囲気や用途に合わせて選ぶ
- 壁色や床材との相性で選ぶ
壁紙・クロスにはさまざまな種類があるため、部屋の雰囲気や用途を考慮して選ぶことが大切です。また、壁クロスと同系色の色を選べば統一感が生まれ、空間をより広く見せられるでしょう。
それぞれ詳しく解説するので、予算とも相談しながら住まいにピッタリな壁紙・クロスを探してみてください。
シンプルなデザインを選ぶ
部屋の印象を左右する天井クロスは、シンプルなデザインを選ぶのがおすすめです。なるべく無地で凸凹のない壁紙・クロスをチョイスしましょう。
凸凹があるクロスを選ぶと、照明を点けた時に影ができる可能性があります。凸凹デザインで陰影を楽しみたいという場合は良いですが、影が気になる場合はシンプルなデザインを選ぶのが無難です。
壁紙・クロスの素材や種類で選ぶ
天井向けの壁紙・クロスには、素材によってさまざまな種類があります。
一般的に使用されているのはビニールクロスですが「調湿効果のある壁紙が良い」「天井に高級感を出したい」という場合は、他の種類も検討してみましょう。
ここでは、代表的な壁紙・クロスの種類を4つご紹介します。
ビニールクロス
壁紙・クロスの中で最もよく使用されているのがビニールクロスです。主に塩化ビニール樹脂を素材としており、他の素材に比べて安価に購入できる傾向にあります。色や柄のバリエーションも豊富なため、部屋にピッタリなクロスを見つけやすいでしょう。
しかし化学物質を含んでいるため、シックハウス症候群を引き起こす可能性がある点には注意が必要。ビニールクロスを購入する際は、シックハウス症候群対策ラベルの有無を確認しておくと安心です。
織物クロス
織物クロスとは、綿やシルク、麻、レーヨンなどを素材にしたクロスのことです。織物特有の高級感があり、耐久性にも優れています。通気性にも富んでいるため、カビの発生や結露が気になる方は織物クロスを選ぶのがおすすめです。
ただし、織物クロスはホコリなどの汚れが付きやすいため、定期的な掃除は必須となります。他の素材に比べて価格が高いのもデメリットと言えるでしょう。
紙クロス
吸湿性や通気性にこだわりたい方は、紙クロスを選んでみてはいかがでしょうか。和紙やパルプ、ケナフなどの紙素材を使ったクロスで、空気を通しやすい性質を持つのが特徴です。
環境面の観点から注目されていることもあり、近年では豊富なデザインのクロスが販売されています。紙なので擦れや染みには弱いものの、機能性・デザイン性に優れているのは大きな魅力です。
木質系クロス
木質系クロスは、薄くスライスした銘木やコルクに、紙を張り合わせて作られたクロスです。スギやヒノキといった天然木を使用することが多く、高級感あふれる空間を演出できます
自然のぬくもりを感じられ、木目の違いや風合いなど経年優化を楽しめるのも木質系クロスの魅力と言えるでしょう。高価な素材なので、天井に張る場合はアクセントとして取り入れるのがおすすめです。
部屋の雰囲気や用途に合わせて選ぶ
天井クロスは、張り替える部屋の雰囲気や用途によって選ぶことも重要です。たとえば寝室には、鎮静効果を期待できるネイビーを選ぶことで、心地よい眠りに就けるかもしれません。
また、多くの人が集まるリビングに白やベージュのクロスを張れば、明るく開放的な印象を与えられるでしょう。
ほかにも、湿気がこもりやすい洗面所には調湿効果のあるクロス、たばこの臭いが気になる部屋には防臭効果のあるクロスのように、用途や効果に応じて選ぶと失敗が少なくなります。
壁色や床材との相性で選ぶ
天井クロスの色は、部屋の床材や壁色と同系色を選ぶのがおすすめです。壁よりも天井の色を明るくすることで、天井をより高く見せる効果が期待できます。
また、トイレのように狭い空間の場合は床材と天井の色を揃えると、空間の圧迫感を軽減し奥行きを持たせることができます。
とはいえ、天井は床や壁に比べて人目に付きにくい場所のため、さほどこだわらなくても問題は少ないでしょう。コストをかけすぎないよう注意し、予算と相談しながら壁紙・クロスを選んでください。
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本記事では、天井の壁紙・クロスの張替えリフォームにかかる費用相場を中心に、DIYの可否やクロス選びのポイントなどを解説しました。天井クロスの張り替えで失敗しないためには、信頼できる専門業者に依頼することが大切です。
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