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庭を潰して増築リフォーム!必要な手続きや費用相場を解説

2022/09/30 2024/03/27
庭を潰して増築リフォーム!必要な手続きや費用相場を解説

一戸建て住宅の1階部分を増築するためには、庭を少々潰すことが必要になります。しかし、自分の敷地であっても建ぺい率や容積率に制限がかかることもあり、勝手に進めることはできません。どうすれば庭を潰して増築できるのか、工事には高額な費用がかかるのではないかと不安を感じる方も多いのではないでしょうか。

この記事では、庭を潰して増築することについて知りたい方に向けて、必要な情報を詳しく紹介しています。メリットや注意点、手続き、費用相場も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

増築とは

増築とは、既存の建物を壊さずに床面積を増やすことを指す言葉です。外壁は一部壊すことになりますが、住まいのスペースが増えるため、庭や屋根などの空間を有効活用できるでしょう。

例えば、次のようなケースでは増築を検討できます。

  • 壁寄りの廊下を広げてサンルームを設置したい
  • 収納スペースが足りないので納戸を作りたい
  • 屋根部分を活用して2階の部屋を広げたい

ライフスタイルが変わったときや家族が増えたときなどは、増築をすることで住み替えをせずに対応できます。また、室内の間取りが大きく変わることもないため、生活に変化を与えずに暮らしやすさを向上できるのも増築の特徴です。

庭を潰して増築するメリット

庭を潰して増築することには、次のメリットがあります。

  • 住み替えや建て替えに比べて費用が格安
  • 生活が便利になる
  • 住んだままで工事を進められる、愛着あるものを残せる

それぞれのメリットについて具体的に解説します。

住み替えや建て替えに比べて費用が格安

住み替えや建て替えとなると、高額な費用がかかります。しかし、増築であれば予算が少なくても実現可能です。

無料見積もりで複数の施工業者を比較してから建築依頼をすれば、納得できる価格での増築が実現できます。また、見積もりの際に施工事例なども見せてもらえば、業者のスタイルやデザインが自分と合うか判断しやすくなるでしょう。

生活が便利になる

増築をすると、居住スペースや収納スペースが増えます。例えば、リビング部分を増築すれば、家族で過ごす時間がよりリラックスできるものになるでしょう。

また、和室を増築し、客間を作ってみるのも素敵です。内装デザインにもこだわれば、さらに満足度の高い空間になります。

住んだままで工事を進められる・愛着あるものを残せる

増築箇所以外は工事をしないので、愛着のある部屋や空間をそのまま残すことができます。住宅を新しくリフォームする必要はないけれど、広さが足りないと感じる場合は、増築を検討してみましょう。

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増築にはどんな方法があるの?

庭を潰しての増築には、次の方法があります。

  • 差し掛け増築
  • 取り壊し増築

それぞれの方法の違いについて見ていきましょう。

差し掛け増築

差し掛け増築とは、外壁の一部を撤去して、新たな建物を作り、既存の建物と接続する工法です。解体する範囲が小さいため、費用を抑えて増築できます。ただし、外壁や屋根が既存の建物とマッチしていないときは、違和感のある仕上がりになる恐れがあるので注意が必要です。

取り壊し増築

取り壊し増築とは、1階だけでなく2階もまとめて増築する工法です。差し掛け増築と比べると施工面積も広くなるため、費用が高額になる傾向にあります。また、大幅に床面積が増やせるので、二世帯住宅にするときなどにも利用可能な工法です。

増築方法名工法メリットデメリット
差し掛け増築外壁の一部を撤去し既存の建物と接続費用を抑えられる違和感のある仕上がりになる恐れあり
取り壊し増築複数階をまとめて増築床面積を大幅に増やせる施工面積が広いぶん費用が高額になる

増築する際の注意点

自宅の敷地内で増築する場合でも、工事内容によっては建築許可が下りないこともあります。注意したいポイントを紹介するので、工事を依頼する前に確認しておきましょう。

増築する前に確認申請が必要か確認

10㎡を超える増築に関しては、自治体に建築確認申請を行うことが必要です。また防火地域か準防火地域に該当する場合には、増築面積に関わらず自治体への届出が必要になります。

増築工事が可能な条件下確認(建ぺい率・容積率)

増築により建ぺい率か容積率が基準を超えてしまうと、建築許可を受けることができません。なお、建ぺい率とは敷地に対する建物の広さの割合です。庭を潰して増築すると建物の広さが増えるため、建ぺい率を超えてしまう可能性があります。

また、容積率とは敷地に対する総延べ面積(すべての階数の床面積の合計)の割合です。増築することで床面積が増えるため、容積率を超える可能性があるでしょう。特に取り壊し増築をする場合は1階と2階の両方の床面積が増えるため、容積率を超えやすくなります。

登記や固定資産税の手続き

床面積が変わる工事をしたときは、建物表題(表示)変更登記を法務局で行わなくてはいけません。代行業者に委託する場合には、登記費用に加え、代行手数料も必要です。

また、増築により建物の評価額が増すと、固定資産税も増えることになります。年に一度納付書が送付されるので、どの程度の価値が変わったのか確認しておきましょう。

【工事内容別】増築リフォームする際の費用相場

増築リフォームの費用相場は、どこを工事するかだけでなく、工事内容によっても異なります。いくつかのケースに分けて費用相場を紹介するので、ぜひ参考にしてください。

水回り(トイレ・浴室・キッチンなど)の増築

増築した部分をトイレやキッチンなどの水回りの空間にすると、通常の工事に加え、配管工事や水回りの設備代も必要になるため、費用が高額になる傾向にあります。

トイレの増築70~200万円
浴室の増築75~250万円
キッチンの増築90~400万円

また、収納スペースを設けたり、トイレを2階部分に設置したりすると、さらに費用が高額になることがあります。

離れ・部屋の増築

水回りの設備なしに部屋だけを増築するときは、面積に比べると比較的費用が安くなります。

2畳50~140万円
6畳200~300万円
8畳210~400万円

離れとして増築すると壁や屋根の施工面積が増えるため、費用が高額になります。木造であれば1畳あたり30~50万円ほどかかることがあります。

増築に合わせて廊下を作る

離れを増築する際に渡り廊下を作ると、長さや幅、素材にもよりますが50~200万円ほどの追加費用がかかります。また、離れや廊下の場所によっては、地盤工事が必要になることもあるので注意しましょう。

バルコニー・ベランダ・縁側の増築

バルコニーやベランダの増築は、部屋の増築と比べると低予算で実現できます。補強工事が必要かによっても異なりますが、1畳程度の広さで25~50万円ほどです。また、窓や壁のある縁側を増築する場合は100万円程度の予算を見積もっておきましょう。

ジャンル増築箇所費用
水回りトイレ70~200万円
浴室75~250万円
キッチン90~400万円
離れ・部屋2畳50~140万円
6畳200~300万円
8畳210~400万円
1畳(※木造の場合)30~50万円
廊下※地盤工事が必要な場合あり50~200万円
ベランダ・バルコニー・縁側1畳程度25~50万円程度
窓・壁のある縁側100万円程度

増築する際に使える補助金・減税制度はある?

自治体で実施している補助金制度が利用できることがあります。ただし、リフォーム補助金制度の中には、改築は対象でも増築は対象外のものがあるので注意が必要です。まずはお住まいの自治体に問い合わせておきましょう。

また、返済期間が5年以上のローンを組んで三世代同居向けに増築する場合であれば、ローン型減税の所得税控除が適用されることがあります。

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庭を潰して増築することで、住まいのスペースを広げることができます。住み替えや建て替えよりも費用を抑えられるので、ぜひ検討してみましょう。

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