1. ゼヒトモ
  2. 住宅
  3. リフォーム
  4. 外構・エクステリア
  5. 屋根の修理・工事業者
  6. 屋根修理は自分でできる?初心者でも可能な補修と業者に依頼すべき症状まとめ

屋根修理は自分でできる?初心者でも可能な補修と業者に依頼すべき症状まとめ

2024/02/13 2024/03/22
屋根修理は自分でできる?初心者でも可能な補修と業者に依頼すべき症状まとめ

屋根がわずかに損傷したり劣化したりした時、コスト削減を目的として、自分での修理を検討することがあります。

屋根の修理は通常、高い位置での作業が必要となるため、その安全面を考慮すると専門の業者に任せるのが一般的には良い選択です。

しかし、いくつかの基本的な補修作業は自分でも可能です。今回は、そういった自分で行える屋根の修理方法についてお話しします。

初心者が屋根を自分で修理するのは可能?

屋根の修理作業は高い場所で行うため、リスクが伴います。また、修理には専門的な技術が必要な場合も多いでしょう。そのため、屋根の修理を自分で行うなら、大規模な修理は避けて簡単な応急措置に限定することが望ましいです。

自分でできる屋根修理の作業

以下に挙げる症状であれば、業者に依頼せずとも自分で作業することが可能です。

  • 軽度のひび割れ
  • 塗料の剥がれ
  • 雨漏り

冒頭で触れたとおり、あくまで応急処置となりますので留意してください。

軽度のひび割れ

屋根に生じたひび割れの修理は、軽微なものは自分で補修することが可能です。ひび割れの箇所はコーキング材やパテで埋めることができます。一般的な対処法で、これは比較的容易に実行できる方法です。

また、浅いひび割れには適切な塗料を用いて表面を塗り直すこともできます。一方で、深刻なひび割れがある場合は、損傷したスレート部分を取り外し、新しいものに交換する必要があります。この作業はより高度な技術を必要とするため、注意が必要です。

塗料の剥がれ

屋根の塗料が剥がれた時の対応は、屋根の種類やダメージの程度によって変わります。一般的に、最初のステップとして剥がれた塗料を取り除き、新しい塗料を適用する再塗装が行われます。

この際、屋根の素材や色調に適した塗料の選択が肝心です。スレート屋根の場合は、特定の浸透型補修剤を使用して割れやひび割れを補修することが推奨されます。たとえば、「タスマジック」という専用製品が利用されることもあります。

また、剥がれが局所的な場合は、その部分だけを補修する部分補修も選択肢として考えられますが、この方法では新旧の塗料の色合いの違いに注意が必要です。塗料の剥がれが広範囲に及んでいる場合や深刻な損傷がある場合には、スレート材自体の交換が必要になる可能性があります。

雨漏り

自分で屋根の雨漏りに対処する際には、一時的な解決策として屋根にビニールシートを被せる方法があります。これは簡単に実施でき、短期的な雨漏り防止に役立ちますが、長期的な解決には至らない点に注意が必要です。

雨漏りを補修する際には、ビニールシートだけでなく、防水テープやブルーシート、シーリング材などが使用されることが一般的です。これらの材料は雨水の侵入を防ぐために効果的ですが、それらを使用する際には正確な方法で適用することが重要です。

屋根修理を自分でやるうえで覚えておくべきこと

屋根修理を自分でやる際は、必要な道具や費用相場について把握しておくべきです。

必要な道具

自分で屋根修理を行う際は、様々な道具を用意し、安全に配慮しながら作業することが大切です。

  • 安全帯:高所作業時の安全を確保、落下防止のために使用
  • ハンマー:瓦の交換や一部の補修作業に使用
  • モップ:屋根の清掃や塗装作業に使用
  • コーキングガン:コーキング材を塗布する際に使用
  • 防水テープ:雨漏りの一時的な応急処置に使用
  • ホース:高圧洗浄機や水洗い作業に使用

まず、安全帯は高所での作業に不可欠で、落下のリスクを減らすために使用されます。次に、ハンマーは瓦の取り換えや修理作業に役立ちます。屋根の清掃や塗装にはモップが使用され、コーキング材の塗布にはコーキングガンが必要です。また、一時的な雨漏り対策として防水テープを使うことがあります。屋根の洗浄にはホースや高圧洗浄機が活躍します。

これらの道具を用いる際は、それぞれの用途や特性を理解し、適切に使用することが重要です。屋根修理は専門的な知識と技術を要するため、作業中は安全対策を十分に施し、必要に応じて業者のアドバイスを求めるべきです。

費用相場

屋根修理を自分で行う場合の費用相場は、修理の内容によって変動しますが、一般的な修理内容と費用の目安は以下を参考にしてください。

  • 屋根の防水テープ貼り:約2,000円から3万円の範囲
  • コーキング材による屋根材の補修:約5,000円から5万円の範囲
  • 部分的な瓦の交換:3,000円から3万円の範囲

屋根修理の費用相場は、施工面積や使用する材料によっても大きく異なるため、確実な見積もりや専門的なアドバイスを得るためにも、業者に相談することが推奨されます。

以下の関連記事では、業者に屋根の部分修理をお願いした場合の費用相場や施工事例について解説しています。施工事例では、実際にかかった費用も解説しているので、気になる方はぜひご覧ください。

関連記事:屋根修理・工事の費用相場

屋根修理を自分でやる際の注意点

屋根修理を自分でやる際は、以下の点にしっかり注意のうえ行いましょう。

  • 高所作業であることを意識する
  • 足場の設置だけでも業者に依頼すべき
  • 火災保険で屋根修理ができる場合がある

高所作業であることを意識する

屋根修理を行う際は、その作業が高い位置で行われることを十分に認識し、適切な安全対策を施すことが不可欠です。最も重要なのは、高所での作業時に生じる危険を最小限に抑えることです。このために、転落防止のための安全帯や頭部保護のためのヘルメットの着用が必要です。

また、高さ2メートル以上での作業を行う際は、法律によって足場の設置が義務付けられていることにも留意する必要があります。しっかりとした足場を設置することで、作業中の安全性を大幅に高めることができます。

足場の設置は、専門的な知識と技術を要するため、安全性を保証するためにも、専門業者に依頼することをおすすめします。これらの安全対策を遵守することにより、屋根修理を安全に実施することが可能になります。

足場の設置だけでも業者に依頼すべき

屋根修理時の足場設置に関しては、一般の人が自分で行うのはあまりおすすめされません。適正な方法での設置ができない場合、事故の危険が高まるからです。足場をしっかりと設置することは、作業中の安全を大きく左右するため、専門的な知識と技術が必要とされます。

専門業者に足場の設置を依頼することで、安全に関する規準を満たした適切な足場が確保されます。このような専門業者は、適切な材料の選定やサイズの調整など、安全な足場設置に必要な全ての要素を理解しているため、安心して作業を行うことが可能になります。

火災保険で屋根修理ができる場合がある

屋根修理に関して、火災保険の利用が考えられますが、これにはいくつかの条件が存在します。保険の詳細は各保険会社によって異なるため、具体的な情報を得るには直接問い合わせることが必要です。

通常、火災保険は突然の事故による損害に適用されるため、長年の使用による劣化や損害は対象外となることが多いです。また、修理にかかる費用が保険会社が定める一定額未満の場合、その修理費用は補償の対象外となることがあります。加えて、損害が保険契約の範囲内であることが補償を受けるための条件です。

したがって、火災保険を用いた屋根修理を検討する場合、保険の適用範囲や修理費用の基準などを理解し、保険会社とのやり取りを適切に行うことが重要です。

屋根修理は自分でするよりも業者に依頼する方がいい?

屋根修理の際には、その作業を自分で実施するか、専門の業者に任せるかを慎重に判断することが求められます。特に、修理の範囲が小さく、比較的簡単な作業であれば自己対応も可能ですが、いくつかの重要な考慮点があります。

屋根修理は、専門的な知識や経験を必要とする作業であり、高所での危険な作業や複雑な修理を伴う場合、業者のスキルが必須です。これは安全面において特に重要であり、大規模な修理作業では業者の手を借りることが一般的にすすめられます。

DIYで屋根修理をする場合には、適切な道具の準備、所要時間の見積もり、十分な安全対策の実施などが必要になります。そのため、屋根の状態や修理の範囲を考慮し、安全性や効率、コストなどを総合的に考慮して最良の選択をすることが肝心です。

【屋根材別】屋根修理を業者に依頼すべき症状

ここからは、屋根材別に業者に修理を依頼すべき症状をまとめています。

瓦屋根が修理を必要とする状況には、いくつかの典型的な原因があります。自然災害、特に台風などによって、瓦が破損することがあります。このような場合、割れや損傷が生じた瓦は修理が必須となります。また、屋根上を歩くことによる物理的な損傷、通称「踏み割れ」も修理が必要な状況を作り出します。このような破損が発生した際には、専門の業者に屋根の状態を評価してもらい、修理の必要性について適切な判断を依頼することが重要です。

金属

金属製の屋根で修理が必要となる典型的な状況として、サビの発生は特に注視すべき点です。時間の経過と共に金属屋根にサビが生じると、その防水性が損なわれ、修理の必要性が高まります。さらに、屋根表面にへこみや穴がある場合、これらの物理的損傷も修理の対象となります。これらの損傷が見られる場合には、迅速な対応が求められるため、専門の業者による修理を検討することが望ましいです。

スレート

スレート屋根に必要な修理の状況は様々ですが、いくつかの一般的な状況があります。特に、スレートに発生した割れや欠けは、雨漏りを引き起こす主な原因の一つです。そのため、このような損傷が見られる場合は、迅速な修理が必要です。また、長年の使用による自然な劣化がスレートの損傷を引き起こすこともあり、こうした劣化も修理を要する状況となります。さらに、低温による凍害がスレートを損傷させることもあり、これらの状況すべてにおいて、屋根の状態を業者が点検し、必要に応じた修理を行うことが重要です。

トタン

トタン屋根に必要となる修理の状況は多岐にわたりますが、特にサビの形成や物理的な損傷が主な原因です。サビがトタン屋根に現れると、その進行は屋根の穴開きに繋がり、結果的に雨漏りのリスクを高めます。したがって、サビが目立ち始めた時点での早期対処が重要です。さらに、物理的な衝撃や損傷によりトタン屋根が破損している場合も、修理を行うことが不可欠です。これらの状況においては、屋根の構造と安全性を確保するために、迅速かつ適切な修理措置が求められます。

ゼヒトモで屋根の修理・工事業者のプロを探す

今回は、屋根修理を自分で行う際に覚えておきたいことをまとめました。軽微な症状であれば自分で屋根を修理することが可能ですが、安全性や専門性の視点から、やはり業者に依頼すべきといえます。

  • 屋根の修理実績が豊富な業者に依頼したい
  • 屋根材別に適した施工を実施してほしい

そんな方は、ゼヒトモで屋根の修理・工事業者のプロを探してみませんか?いくつかの質問に答えるだけで、あなたにピッタリのプロが見つかります。屋根塗装工事を検討している方は、ゼヒトモをお気軽にご利用ください。

屋根の修理・工事関連の最新記事

2024/04/08
カラーベスト屋根とは?費用をおさえてリフォームするなら必見

屋根リフォームをすることで住まいの印象を大きく変えることができます。リフォームに使う屋根材にはざまざまな種類があります。その中でもカラーベストは比較的安価で、リフォーム費用を抑えたいときにも最適です。 この記事では、カラ […]

2024/04/04
スレート屋根とは?種類やメンテナンス、修理の費用相場をチェック

一戸建ての屋根材として使用されるのが、スレート屋根です。屋根材を取り付けてから時間が経つと徐々に劣化症状が見られるため、メンテナンスをおこなう必要があります。ただ、どのような修理方法があるのかわからない人も多くいるでしょ […]

もっと見る

あなたのお困りごとをプロに相談してみよう

STEP 1:簡単無料依頼

2分でスマホやPCで簡単に依頼内容を入力します。

STEP 2:提案を受ける

最大5人のプロから提案を受けられます。あなたの条件に合うプロを採用してください。

STEP 3:交渉成立

プロと相談した場所・日時・値段で依頼したサービスを受ける。

この記事を書いた人

ゼヒトモ 編集部

ゼヒトモ 編集部

ゼヒトモ 編集部アカウントです。

お役立ち情報をLINEで受け取る

友だち追加

関連サービスからプロを探す