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  6. 仏間リフォームはいくらかかる?費用相場・注意すべきポイント・事例を解説
2023/01/04 2024/08/23

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近年は洋室が一般的となり、和室がない間取りの住宅も増えています。そのため、いざ仏壇を置くとなると、どこに設置すればいいか悩む人も多いようです。

今回は、仏間をリフォームする際の費用相場や注意点を解説します。仏壇を置く場所を変えたい、仏間のある部屋の印象を変えたいと考えている人は、ぜひ参考にしてみてください。

この記事を監修したプロ
勝賀野 太郎 さん

合同会社アフロディーテ

仏間リフォームの概要とメリット

仏間

古い家には仏間が設置されていることが多かったですが、現代では和室がないため仏間がない住宅も増えています。仏間があっても、代々受け継いでいるために劣化が目立ち、リフォームを検討する人や、古い印象の仏間をリフォームをしたいと思っている人もいるのではないでしょうか。

仏間リフォームにはさまざまな選択肢があり、自分の目的に合ったリフォームを行うことでより良い仏間へと生まれ変わります。

そもそも仏間とは?

仏間とは

仏間とは、仏壇や位牌を置くスペースのことで、仏様と向かい合うための場所とされています。冠婚葬祭の際にお客様を招き入れるための表口でもあるため、玄関や縁側などの入り口の近くに作られるのが一般的です。宗派によっても置くべき方角は違いますが、南向きか東向きに作られることが多いです。

仏間に仏壇を置くのが良いとされていますが、絶対ではなく、仏様と一緒に過ごしたいのであれば、仏間を寝室やリビングとして活用しても良いと言われています。

仏間リフォームのメリット

仏間リフォームを行うことで、仏間の印象を大きく変えることが可能です。床の間の間取りをリフォームしたり、押入れを整理して仏間を新たに作れます。建物の構造によっては大きな工事が必要となる場合がありますが、仏間リフォームではメジャーな方法です。リフォームの際には、仏間リフォームが得意なプロにお願いすることで理想の空間を作ることができます。

仏間リフォームの具体的な方法と費用相場

費用

仏間がない住宅の場合、仏壇をリビングやダイニングに置くことになります。仏壇は奥行きのある物が多く、置き場所に困ることも少なくありませんが、押し入れやクローゼットをリフォームして仏壇を収納すれば、部屋を広々と使用できます。ここからは、仏間リフォーム費用の相場やさまざまなリフォームの選択肢をご紹介していきます。

床の間や押入れを仏間にリフォーム約10万〜15万円
扉をつけてクローゼット風にリフォーム約15万~30万円
床の間の飾り棚をから仏間へリフォーム約5万〜10万円

床の間や押入れを仏間にリフォームする場合

押し入れ

和室に床の間や押入れがあるのなら、押し入れをリフォームして仏間を作るのがおすすめです。

一間の押入れの半分に仏間を作る場合、10万〜15万円ほどのリフォーム費用がかかります。仕切りの中棚を撤去して、床や壁に補強工事を行うのが一般的で、仕上げに壁と天井に壁紙を貼り、床をフローリングに施工します。

また、床の間に仏壇を置く家庭も見られます。床の間がある和室は客間としても使用されることが多いため、訪問客もお参りしやすい場所です。床の間であれば大きなリフォームをする必要がないので、費用を抑えられます。床の間がある位置は直射日光が当たりにくいため、仏壇の劣化防止もできるでしょう。

扉をつけてクローゼット風に仏間をリフォームする場合

仏間に扉を設置する場合、15万~30万円ほどのリフォーム費用がかかります。洋風の扉を設置するなら、クローゼットのように仕上げるのもいいでしょう。和風の雰囲気にまとめたい場合は、襖を設置するのがおすすめです。

扉の種類も豊富にあるので、住まいの内装に合わせて自由にカスタマイズできます。ただし、扉の種類やグレードによって価格が変わるので、詳細な金額を知りたい場合は、リフォーム業者に確認しましょう。

床の間の飾り棚を仏間へリフォームする場合

飾り棚とは、床の間の上にある写真立てや雑貨などを置く棚のことです。ディスプレイの要素が強く、目に付きやすい場所に設置されています。床の間の飾り棚を撤去して仏壇の設置場所を作る場合、リフォーム費用の相場は5万〜10万円ほどです。

飾り棚は撤去するだけなので、そこまで高額な費用はかかりません。ただし、床框(とこがまち)が付いた「二段床」や、畳を敷いた「床畳」の場合は、床板を張り替える作業が必要となります。撤去費用とは別に張り替え費用がかかるので、注意しましょう。

仏間リフォームの業者を探すコツ

業者を探すコツ

リフォーム業者は多く存在するので、どのように探せばいいかわからない人もいるのではないでしょうか。業者選びを間違えると、理想的な空間にリフォームできない場合もあります。

仏間リフォームの業者を探す際には、いくつかのコツがあります。コツを踏まえて探せば、理想的な業者を見つけやすいので、それぞれのポイントを確認していきましょう。

仏間リフォームの施工実績が豊富にある

こだわりの空間を実現するためには、豊富な施工実績があるリフォーム業者を選びましょう。実績が豊富なリフォーム業者であれば、これまでの経験に基づいてくさまざまな提案をしてもらえる可能性が高いです。

実際に施工に進んだ際も、無駄のない段取りを組んでもらえるので、短期間で工事が終わり、

予想外の問題が起きたときは、柔軟に対応してくれるでしょう。逆に施工実績がないリフォーム業者の場合は理想を実現するための提案力が乏しく要望した通りの仕上がりにならないこともあります。

高い提案力やスムーズな施工を求めるなら、どれくらいの施工実績があるのか事前に確認しておくのがおすすめです。

また、500万円を超える施工を行う場合には、建設業許可の資格が必要になります。

他にも、リフォームに特化した建築士や電気工事士、施工管理技師などの資格を持つスタッフが在籍していることも、リフォーム業者選びにおいて重要なポイントです。知識が豊富にあることの裏付けにもなるので、事前に確認しておきましょう。

リフォーム内容を具体的に説明してくれる

実際に施工に入る前に、リフォーム業者が工事の内容を説明してくれます。専門知識がない依頼者に対して、わかりやすい説明をしてくれるリフォーム業者を選ぶようにしましょう。ここで業者と依頼者の間で行き違いが出てしまうと、思い描いた空間に仕上がらないこともあります。

また、具体的に説明してくれるリフォーム業者ほど、施工内容をきちんと把握していると判断できます。専門的なことがわからない依頼者でも正しく理解するためにも、リフォーム内容を具体的に説明してくれる業者を選ぶことが大切です。

口コミだけを参考にしない

リフォーム業者を探す際、口コミサイトを確認する人も多いでしょう。口コミサイトには実際に利用した人の体験談が紹介されているので、リフォーム業者の良し悪しをある程度判断できます。サイト内にネガティブな意見が多くあれば、リフォーム業者への依頼を躊躇するかもしれません。

口コミサイトは、ポジティブな意見よりネガティブな投稿が目立つので、それだけで判断するのはやめましょう。口コミ以外にも、仏間リフォームの施工実績や、実際に見積もりを取るなど、さまざまな方法があるので総合的に判断しましょう。

複数のリフォーム業者に見積もってもらう

一つのリフォーム業者だけ見積もりを取って判断するのはやめましょう。リフォーム業者によって、設定価格やサービス内容などは異なり、同じ工事内容でも見積額が大きく異なることも多いです。複数のリフォーム業者に見積もりを取り、その中から自分に合った業者を選びましょう。

複数のリフォーム業者に見積もりを取る場合、3社程度に絞るのがベストです。あまり多くのリフォーム業者に見積もりを依頼してしまうと、やり取りや提案内容の比較に時間がかかってしまいます。3社であればリフォームの相場も把握できるので、比較する余裕もできて業者と密なやり取りができるはずです。

万が一の保険やアフターサービスもチェックしておく

仏間リフォームをした後で、予期せぬ問題が起こることもあります。リフォーム業者が提供する保険やアフターサービスを事前に確認しておけば、万が一トラブルが起きた際にも適切に対応してもらえます。

品質保証や定期点検などアフターサービスの内容は、リフォーム業者によって異なることも多いです。

依頼する前に保険やアフターサービスの内容を確認して、安心できるリフォーム業者を選びましょう。施工内容や施工費用に目が行きがちですが、保険やアフターサービスもしっかり確認して自分に適したリフォーム業者を選ぶことが大切です。

仏間をリフォームする際の注意点

仏間をリフォームするメリットは多くありますが、いくつか注意点があります。場合によっては仏壇が劣化したり、別途費用がかかったりすることがあるので要注意です。ここでは、仏間をリフォームする際の注意点をまとめました。それぞれの注意ポイントを確認していきましょう。

仏壇を外に出す場合は供養してもらう

基本的に、仏壇をむやみに移動させるのは良くないとされています。収納場所を移動させるだけであれば供養する必要はありませんが、仏壇を一度自宅の外に出さなければいけない場合は、菩提寺にお願いして供養してもらいましょう。

また、移動先で仏壇を設置する場合も、供養を行いましょう。供養することで、ご先祖様に新しい場所の仏壇に入ってもらえます。室内移動は供養の必要はありませんが、ご先祖様が入る仏壇なので丁寧に扱い、移動前と移動後は仏様に線香をあげることも忘れないでください。

仏壇の扉のサイズを事前に調べておく

押し入れやクローゼットに仏壇を設置する場合、仏壇の高さや奥行きを測る人も多いですが、仏壇の扉を開けたサイズまで測るのを忘れないようにしましょう。仏壇の扉は折れ戸のように中央で折り曲げられており、仏壇の両脇に収納できる構造に設計されています。

扉を開けた状態でサイズを計測して収納スペースを作らないと、仏壇を設置できなくなるので注意する必要があります。仏壇のすぐ横に壁がある場合も、扉の開け閉めが不自由なく行えるか確認することが大切です。

場合によっては電気工事も必要になる

押し入れやクローゼットを仏間にリフォームする場合は、電気工事が必要なケースがあることを忘れないようにしましょう。仏壇には照明が付いており、お盆の提灯でも電気が必要になるので、リフォームする際は電気工事のことまで考慮する必要があります

コンセントが近くにある場合は、延長コードでも使用できますが、見栄えが良くありません。電気工事で床下や壁を通して電気の配線を伸ばし、仏壇が入る内側の壁にコンセントを取り付けるのがおすすめです。仏間の中にコンセントが収納されるので、見た目もすっきりした印象になります。

直射日光が当たる場所や湿気が多い場所は避ける

仏壇を劣化させたくないなら、直接日光が当たる場所や湿気が多い場所はなるべく避けましょう。木製の仏壇は、湿気に強くありません。湿気の多い場所に仏壇を設置すると、丁寧に掃除しても水分が残り、カビが生えてしまいます。

また、直射日光が当たる場所に仏壇を置き続けると、表面が変色するおそれがあります。ご本尊やお位牌も、日焼けや乾燥は良くありません。直射日光が当たらない場所はもちろんのこと、冷暖房の風があたりにくい場所を選ぶのがおすすめです。

仏壇と神棚との位置関係にも気をつける

神棚とは、神様を祀る場所のことです。家の中に小さな神社があると考えて、神棚に拝礼します。神棚と仏壇の両方がある場合、同じ部屋に置いても問題はありませんが、仏壇と神棚を向かい合わせたり、上下に安置するのはやめましょう。

仏壇と神棚を向かい合わせに配置するのは「対立祀り」と言われ、凶とされています。どちらかを下に設置するのは、どちらに手を合わせているのかわかりにくいため、避けたほうが良いです。仏壇と神棚がある場合は、置き場所に注意しましょう。

仏間をリフォームする際は方角や高さにも気をつけよう!

仏間

どの家にも仏間があった当時に比べると、住宅環境は大きく変化しています。仏壇を置ける場所があれば良いと思いがちですが、仏間をリフォームする際は、方角や高さも十分に注意が必要がです。それぞれのポイントを確認していきましょう。

仏壇の方角は宗派によって異なる

仏壇を置く方角は、宗派によって異なります。トラブルを防ぐためにも、仏間をリフォームする際は、仏壇を置く方角を踏まえたうえで施工を進めることが大切です。ここでは、宗派ごとの仏壇の向きを紹介していきます。

浄土真宗・浄土宗・天台宗の場合

浄土真宗・浄土宗・天台宗では、仏壇を東向きに配置しましょう。これらの宗派で信仰の対象となるのは、阿弥陀如来になります。阿弥陀如来は西の方角に存在すると言われているので、西の方角に向かって祈らなければいけないので、浄土真宗・浄土宗・天台宗の宗派は、仏壇が東向きになるようにリフォームしましょう。

曹洞宗・臨済宗の場合

仏教を開いたお釈迦様が説法をおこなう際に南向きに座っていたという教えから、曹洞宗や臨済宗では、南に向けて仏壇を設置するのが良いと言われています。

また、古代中国では高貴な人物は南向きに座り、家来は北向きで座るというしきたりがありました。いわゆる南面北座といわれるもので、曹洞宗・臨済宗の仏壇の置き方と深く関係していると言われていわれています。

真言宗の場合

仏壇を拝む延長線上に、総本山があるように置くのが一般的です。真言宗の総本山とは、和歌山県の高野山金剛峯寺を指します。

真言宗の場合は、はじめから仏壇の設置方向が決まっているわけではありません。少しわかりづらいかもしれませんが、仏壇を設置する部屋と本山の位置関係を確認してから設置する方角を決めましょう。

日蓮宗の場合

仏壇を置く方角に特別な決まりはありません。置き方は気にせず、自由に設置して良いと言われています。ただし、仏教では北向きは縁起が悪いと言われているので、北向きは避けるのが無難です。

北側が縁起が悪いと言われるのは、お釈迦様が入滅した際に北枕にしたからと言われています。北側以外であれば、どの向きに仏間を作っても問題ありません。

仏壇を置く際の高さはどのくらい?

仏間を置く高さ

仏壇は、方角以外にご本尊を置く高さにも注意しなければいけません。座った状態でお参りする場合は、視線より少し上にくるように安置し、立った状態でお参りする場合は、胸の高さより上になるように置くのが一般的です。

また、上置き型の仏壇の場合は直接床に置くのではなく、何かの上に乗せて置くようにしましょう。

仏間リフォームに関するよくある質問

業者

仏間リフォームをする際、しきたりを気にしなくてはならないので、疑問が沸くこともあるでしょう。仏間リフォームを専門とする業者にお願いすれば、注意点も教えてもらえられるので、なるべく仏間に知識のあるリフォーム業者へと依頼しましょう。ここでは、仏間リフォームに関してよくある質問をご紹介していきます。

Q. 仏壇を床の間に置いても大丈夫?

床の間とは、和室の奥に一般的にある、壺や掛け軸が置いてある小上がりの小さなスペースのことです。ご先祖様は尊敬すべき人であると考えられているため、一段高い場所に仏壇が置かれていました。もともとは床の間に置かれていたので、仏壇を床の間に置いても問題はありません。

床の間と仏間では目的が違いますが、床の間に仏壇を置くことで仏間が空き、空いたスペースをリフォームして有効活用ができます。床の間に仏壇を置く場合、直置きになるので、台のある仏壇を使用しましょう。

Q. 仏間のあった部屋の印象を変えたい場合は?

仏間のあった部屋は、古い印象が残っていることからリフォームしたいと考えている人が多いのではないでしょうか。仏間のあった和室は、かつては質素な色を主に使用したデザインが多かったです。

もしリフォームで印象を変えたい場合は、ブラウンやブラックを使って和モダンな空間へと変えることで、大きく印象を変えることができます。和室のリフォームが得意な業者へと依頼すると、理想の空間へとリフォームできるのでおすすめです。

ゼヒトモで仏間リフォームが得意なプロを探す

業者

本記事では、仏間リフォームのポイントをご紹介しました。仏間は大切なご先祖様に関係するので、費用相場だけでなく注意点も事前に確認の上、リフォームを検討しましょう。

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監修したプロのコメント

業者を選ぶポイントは専門性が高いかどうかがかなり重要です。仏間はただリフォームできる技術だけではなく、宗派ごとのしきたりを理解していないと後々後悔することになってしまいます。

しっかりと専門性があり、理解が深く、なおかつお値段も相談に乗ってもらえる業者を見つけましょう。

この記事を監修したプロ
勝賀野 太郎 さん

合同会社アフロディーテ

京都で23歳から自営業を開始、4児の父。 ハウスクリーニング、遺品整理、残置物撤去、リフォームを年間1000件以上の依頼をこなし、相談のしやすさ、作業の質の良さで脅威のリピート率を維持している。 常にお客様第一で行動し、地域活性化の活動もしている。

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