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仏間を収納スペースにリフォームする際の値段相場と注意点を解説

2023/01/04
仏間を収納スペースにリフォームする際の値段相場と注意点を解説

近年の床材はフローリングが一般的となり、和室がない間取りの住宅も増えています。そのため、いざ仏壇を置くとなると、どこに設置すればいいか悩む人も多いようです。今回は、仏間リフォームするときの費用相場や注意点を解説します。仏間を収納スペースにリフォームする人は参考にしましょう。

仏間を収納リフォームする際の値段相場

仏間がない住宅の場合、仏壇をリビングやダイニングに置くことになります。仏壇は奥行きのある物が多く、置き場所に困ることも少なくありません。押し入れやクローゼットをリフォームして仏壇を収納すれば、部屋を広々と使用できるでしょう。ここからは、リフォーム費用の相場を確認していきましょう。

床の間の押し入れを仏間にリフォームする場合

和室に床の間や押入れがあるのなら、押し入れをリフォームするのがおすすめです。一間の押入れの半分に仏壇を収納する場所を作る場合は、10万〜15万円ほどの費用がかかります。仕切りの中棚を撤去して、床や壁に補強工事をおこなうのが一般的です。

仕上げに壁と天井に壁紙を貼り、床をフローリングに施します。床の間に仏壇を置く家庭も見られます。床の間がある和室は客間としても使用されることが多いため、訪問客もお参りしやすい場所です。また、床の間がある位置は直射日光が当たりにくいため、仏壇の劣化を防止できるでしょう。

扉をつけてクローゼット風にリフォームする場合

仏壇を収納する場所に扉を設置したい場合は、15万~30万円程度の費用がかかります。扉を洋風に仕上げたいなら、クローゼットのように仕上げるのもいいでしょう。和風の雰囲気にまとめたい場合は、襖を設置するのがおすすめです。

扉の種類も豊富にあるので、内装に合わせて自由にカスタマイズできます。ただし、扉の種類やグレードによって価格が変わります。詳細な金額を知りたい場合はリフォーム業者に確認しましょう。

床の間の飾り棚から仏間へリフォームする場合

床の間の上にある飾り棚とは、写真立てや雑貨などを設置する棚のことです。ディスプレイの要素が強く、人の目に付きやすい場所に設置されています。床の間の飾り棚を撤去して仏壇の設置場所を作る場合、費用相場は5万〜10万円程度です。

飾り棚は撤去するだけなので、そこまで高額な値段はかかりません。ただし、床框(とこがまち)が付いた「二段床」や畳を敷いた「床畳」の場合は床板を張り替える作業が必要です。撤去する費用とは別に張り替え費用がかかるので注意しましょう。

仏間を収納リフォームする際の注意点

仏間を設置場所としてリフォームするメリットは多くありますが、いくつか注意点があります。場合によっては、仏壇が劣化したり別置費用がかかったりすることがあるので要注意です。ここでは、仏間を収納リフォームする際の注意点をまとめました。それぞれの注意ポイントを確認していきましょう。

仏壇を外に出す場合は供養してもらう

基本的に、仏壇をむやみに移動させるのは良くないとされています。収納場所を移動させるだけであれば、供養することはありません。ただ、仏壇を一度自宅の外に出さなければいけない場合は、菩提寺にお願いして供養してもらいましょう。

移動先で仏壇を設置したい場合も、供養をおこなうことが必要です。供養することで、ご先祖様には新しい場所の仏壇に入ってもらえます。室内の移動は供養の必要はありませんが、ご先祖様が入る仏壇なので丁寧に扱いましょう。また、移動前と移動後は仏様に線香をあげることも忘れないでください。

仏壇の扉のサイズを事前に調べていく

押し入れやクローゼットに設置する場合、仏壇の高さや奥行きを計測する人も多いでしょう。重要なのが、仏壇の扉を開けたサイズです。仏壇の扉は折れ戸のように中央で折り曲げられており、仏壇の両脇に収納できる構造に設計されています。

扉を開けた状態でサイズを計測して収納スペースを作らないと、仏壇を設置できなくなるので注意する必要があります。仏壇のすぐ横に壁がある場合も、扉の開け閉めが不自由なく行えるか確認することが大切です。

場合によっては電気工事も必要になる

押し入れやクローゼットをリフォームする場合は、電気工事を忘れないようにしましょう。一般的に、仏壇には照明が付いています。またお盆の提灯でも電気が必要になるので、リフォームする際は電気工事が必要です。

コンセントが近くにある場合は、延長コードも使用できますが、見栄えが良くありません。電気工事では床下や壁を通して電気の配線を伸ばし、仏壇が入る内側の壁にコンセントを取り付けるのがおすすめです。コンセントが収納されるので、見た目もすっきりした印象になります。

直射日光が当たる場所や湿気が多い場所は避ける

仏壇を劣化させたくないなら、直接日光が当たる場所や湿気が多い場所はなるべく避けましょう。木製の仏壇は、湿気に強くありません。湿気の多い場所に仏壇を設置すると、丁寧に掃除しても水分が残り、カビが生えてしまいます。

また、直射日光が当たる場所に仏壇を置き続けると、表面が変色するおそれがあります。ご本尊やお位牌も日焼けや乾燥は良くありません。直射日光が当たらない場所はもちろんのこと、冷暖房の風があたりにくい場所を選ぶのがおすすめです。

仏壇と神棚との位置関係にも気をつける

神棚とは、神様を祀る場所のことです。家の中に小さな神社があると考えて神棚に拝礼します。神棚と仏壇の両方がある場合、同じ部屋に置いても問題はありません。仏壇と神棚を向かい合わせたり上下に安置したりするのはやめましょう。

仏壇と神棚を向かい合わせに配置するのは「対立祀り」といわれ、凶とされています。また、どちらかを下に設置するのは、どちらに手を合わせているのかわかりにくいため避けたほうが良いです。仏壇と神棚がある場合は置き場所に注意しましょう。

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仏間を収納リフォームする際は方角や高さにも気をつけよう!

どの家にも仏間があった当時に比べると、住宅環境は変化しています。仏壇を置ける場所があれば良いと思いがちですが、仏間をリフォームする際は方角や高さも十分に注意することが必要です。それぞれのポイントを確認していきましょう。

方角は宗派によって異なる

仏壇を置く方角は、宗派によって異なります。トラブルを防ぐためにも仏間をリフォームする際は、仏壇を置く方角を踏まえたうえで施工を進めることが大切です。ここでは、宗派ごとの仏壇の向きを確認していきましょう。

浄土真宗・浄土宗・天台宗の場合

浄土真宗・浄土宗・天台宗の宗派は、東向きに仏壇を配置しましょう。これらの宗派で信仰の対象となるのは、阿弥陀如来になります。阿弥陀如来は西の方角に存在するといわれているので、西の方角に向かって祈らなければいけません。浄土真宗・浄土宗・天台宗の宗派は仏壇を東向きに設置します。

曹洞宗・臨済宗の場合

仏教を開いたお釈迦様が説法をおこなう際に南向きに座っていたという教えから、曹洞宗や臨済宗では、南に向けて仏壇を設置するのが良いといわれています。また、古代中国では高貴な人物は南向きに座り、家来は北向きで座るというしきたりがありました。いわゆる南面北座といわれるもので、曹洞宗・臨済宗の仏壇の置き方と深く関係しているといわれています。

真言宗の場合

仏壇に拝む延長線上に総本山があるように置くのが一般的です。真言宗の総本山とは、和歌山県の高野山金剛峯寺を指します。真言宗の場合は、はじめから仏壇の設置方向が決まっているわけではありません。少しわかりづらいかもしれませんが、住宅がある場所から仏壇を設置する部屋、本山の位置関係を確認して設置する方角を決めることが必要になります。

日蓮宗の場合

仏壇を置く方角に特別な決まりはありません。置き方は気にせず、自由に設置して良いといわれています。ただし仏教では北向きは縁起が悪いといわれているので、その方角を避けるのが無難です。北側が縁起が悪いといわれるのは、お釈迦様が入滅した際に北枕にしたからといわれています。北側以外であれば、どこに仏壇を置いても問題ありません。

仏壇を置く際の高さはどのくらい?

仏壇は方角以外に、ご本尊を置く高さにも注意しなければいけません。座った状態でお参りする場合は、視線より少し上にくるように安置しましょう。立った状態でお参りする場合は、胸の高さより上になるように置くのが一般的です。また、上置き型の仏壇の場合は直接床に置くのではなく、何かの上に乗せて置くようにしましょう。

仏間リフォームをしてもらう業者を探す際のコツ

リフォーム業者は多く存在するので、どのように探せばいいかわからない人もいるでしょう。業者選びを間違えると、理想的な空間に仕上げられないこともあります。仏間リフォームをしてもらう業者を探す際には、いくつかのコツがあります。コツを踏まえて探せば理想的な業者を見つけやすいです。それぞれのポイントを確認していきましょう。

仏間リフォームの施工実績が豊富にある

希望する内装を実現するためには、豊富な施工実績があるリフォーム業者を選びましょう。実績が豊富なリフォーム業者であれば、経験に基づくさまざまな提案をもらえる可能性が高いです。実際に施工に進んだ際も無駄のない段取りを組んでくれることが多いので、短期間で工事が終わります。

予想外の問題が起きたときは、柔軟に対応してくれるでしょう。逆に施工実績がないリフォーム業者の場合は提案力がなく、要望した通りの仕上がりにならないこともあります。高い提案力やスムーズな施工を求めるなら、どれくらいの施工実績があるのか事前に確認しておくのがおすすめです。

また、500万円を超える施工をおこなう場合には、建設業許可の資格が必要になります。ほかにも、リフォームに特化した建築士や電気工事士、施工管理技師などの資格を持つスタッフが在籍していることも重要なポイントです。知識が豊富にあることの裏付けにもなるので事前に確認しておきましょう。

リフォーム内容を具体的に説明してくれる

実際に施工に入る前に、リフォーム業者は依頼者に対して工事内容を説明してくれます。専門知識がない依頼者に対してわかりやすい説明をしてくれるリフォーム業者を選ぶことが大切です。ここで業者と依頼者の間で行き違いが出てしまうと、思い描いた空間に仕上がらないこともあります。

また、具体的に説明してくれるリフォーム業者ほど施工内容をきちんと把握できていると判断することができます。専門的なことがわからない依頼者でも正しく理解できるため、リフォーム内容を具体的に説明してくれる業者を選ぶことが大切です。

口コミだけを参考にしない

リフォーム業者を探す際、口コミサイトを確認する人も多いでしょう。口コミサイトには実際に利用した人の体験談が紹介されているので、リフォーム業者の良し悪しをある程度判断できます。サイト内にネガティブな意見が多くあれば、リフォーム業者への依頼を躊躇するかもしれません。

口コミサイトは、ポジティブな意見よりネガティブな投稿が目立つので、それだけで判断するのはやめましょう。口コミ以外にも、施工実績や実際に見積もりを取るなどさまざまな方法があるので総合的に判断しましょう。

複数の業者に見積もってもらう

一つのリフォーム業者だけ見積もりを取り、実際に依頼するか決めるのはやめましょう。リフォーム業者によって、設定価格やサービス内容などが異なります。同じ工事内容でも見積額が大きく異なることも多いです。複数のリフォーム業者に見積もりを取り、その中から自分に適した業者を選びましょう。

複数のリフォーム業者に見積もりを取る場合、3社程度に絞るのがベストです。あまり多くのリフォーム業者に見積もりを依頼してしまうと、やり取りや提案内容の比較に時間がかかります。3社であればリフォームの相場も把握できるので、比較する余裕もできて業者と深くやり取りできるはずです。

万が一の保険やアフターサービスもチェックしておく

仏間リフォームをした後で、予期せぬ問題が起こることもあります。リフォーム業者が提供する保険やアフターサービスを確認しておけば、万が一トラブルが起きた際にも適切に対応してもらえます。品質保証や定期点検などアフターサービスの内容は、リフォーム業者によって異なることも多いです。

依頼する前に保険やアフターサービスの内容を確認して、安心できるリフォーム業者を選びましょう。施工内容や施工費用に目が行きがちですが、保険やアフターサービスもしっかり確認して自分に適したリフォーム業者を選ぶことが大切です。

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本記事では仏間リフォームを考える際の情報をご紹介しました。費用相場や注意点も事前に確認の上、検討するといいですね。

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