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Q：経営理念設計とはどんなサービスですか？ A：経営者様の創業動機や創業秘話、ストーリー、実現したい社会などを対話（セッション）を通じて引き出し、それらからキーワードを選定して経営理念を明文化させていただくサービスです。期間に関しては、経営者様以外にステークホルダー様にもインタビューを実施するため、創業年数や従業員規模によって異なります。目安としましては、創業年数10年以内、従業員数10名以下であれば3か月〜となります。

Q：経営理念をつくることで、どのような効果がありますか？ A：効果としては『①意思決定の質とスピードが上がる』『②メンバーに主体性が生まれる』『③求める人材と出会える』の3つが挙げられます。 ◾️①意思決定の質とスピードが上がる』 限られた時間とリソースの中で日々重要な意思決定を迫られる経営者にとって、物事の取捨選択の基準となる理念がなければ意思決定に自信が持てず、また自ら下した決断にいつまでも後悔してしまいます。経営理念という判断軸があることでエネルギーの分散を防ぎ、もっとも得たい結果のために今、何が必要なのかの判断を自信を持って決断できるようになります。 ◾️②メンバーに主体性が生まれる 経営に判断軸がなければ、いつまで経っても社員は社長であるあなたに「どうすればいいですか？」という指示待ち状態になってしまいます。会社の方針を言葉で明文化することによって、社員が自らの判断で行動できるようになり、チームに主体性が生まれます。 ◾️③求める人材と出会える いざ人材を募集しても人が集まらない、あるいはいざ採用しても事業に対する心からの共感がないため仕事に対するモチベーションが低いという経験はありませんか？会社がどんな目的を持って活動し、どんな考えや価値観を大切にしているのかが伝われば、金銭や働き方など外部環境に左右されない「内発的なモチベーション」を持って取り組んでくれるメンバーと出会えるようになります。

・これから社員やメンバーを集めていきたいと考えているスタートアップ企業。 ・社員の人数が増えて一人ひとりと密にコミュニケーションをとることが難しくなり、想いの浸透が課題となっている中小企業。 ・人に任せたり、指示を出すことが苦手だと感じている優しい経営者

◾️事例① 東京都内で美容エステサロンを経営する女性経営者様 事業の規模が拡大に伴い社員を雇用したものの、社員の積極性や主体性があまり見られず課題を感じていました。また経営者様自身、人を動かすことが苦手と感じており、社員とのコミュニケーションにも少なからず不安を抱えていました。 そこで経営者様、社員の皆様全員で行うワークショップを行い、そこで経営者様から創業のきっかけや大切にしている価値観など事前に個別セッションで引き出し、言語化したものを説明した上で、社員含め全員で会社の『企業理念（ミッション・ビジョン・バリュー）』を決めました。 それによって経営の判断軸と社員の行動指針が生まれ、メンバーの方から「今AかBかの案件で悩んでいるのですが、理念に沿うAでいこうと思います」といった主体性が生まれたという声をいただきました。 またビジョンが明確になったことで、これまで行なっていた事業を整理し、一部の事業を閉鎖してもっとも力を入れるべき事業にリソースを集中させるという大きな決断をされました。 ◾️事例② 全国の野球選手に「走り」に特化した指導をされている男性経営者様 ご相談時、指導範囲が全国であったことから、日程や移動の関係ですべてのお客様に迅速にサービス提供を行うことが難しく、同じ志を持つ仲間を持ちたいと考えていました。 しかし、これまで野球選手に対して「走り」に特化したサービスを提供している事例があまりなく、SNSや発信媒体での「想いの拡散と認知の獲得」に課題を抱えていました。 そこで事業のミッションとビジョンを言語化し、ビジョンが実現した世界を見た人がよりイメージしやすくなるように一枚の絵で表現したことでSNSから想いに共感した人からDMが。今では新しくメンバー2名が加わり、全国を飛び回りながら球児たちに熱く走りの指導をされています。

経営理念は企業やサービスのブランド価値を高めるために「核」となる、もっとも大切な志。それは企業が社員、お客様、社会と交わす約束です。そのため聞こえの良い経営理念を掲げているけど、中身は伴っていないというようなハリボテの理念にならないよう「守れる約束」の言語化を心がけています。 また新たに理念を策定した場合、社内に浸透・定着するまで一定の時間が必要です。経営理念をつくって終わりではなく、それがしっかりと言動に反映されるよう長期にわたって伴走支援させていただいております。