04/07/2021

賃貸で合鍵を作ることはできる?作る前の確認事項まとめ

賃貸物件に住んでいる場合、勝手に合鍵を作ってはいけないということをご存知でしょうか。 賃貸物件の合鍵を作る前はいくつかの確認事項をクリアする必要があります。そこで今回の記事では、賃貸物件の合鍵を作る前に確認すべきことや、合鍵を作る上での注意点などを詳しく解説していきます。管理会社や他の住民とのトラブルを避けるためにも、賃貸物件に住んでいるという方はぜひチェックしてみてください。

目次


無断ではダメ!賃貸で合鍵を作る前にすること

はじめに、賃貸物件での合鍵(スペアキー)を作る前に確認しておくべきポイントについて説明していきます。


まずは賃貸契約書を確認する

賃貸物件の合鍵を作ろうと思ったら、まずは賃貸契約書を確認するようにしましょう。 賃貸契約書における「鍵」に関する項目で、合鍵の作成についても記載されている場合がほとんど。合鍵を作る際の許可の有無や、合鍵を作った際の返却ルールについて書かれており、記載された内容に従うようにしましょう。 合鍵作成に許可が必要な場合、その連絡先について記載されていることが多く、事前に連絡して許可をとる必要があります。また、合鍵は全て退去時に返却するよう定めているところがほとんどのため、作った合鍵は厳重に管理しなければいけません。


合鍵を作る数が決まっている場合も

契約内容によっては、「合鍵の本数」が決まっている場合もあるでしょう。大家さんや管理会社の方針によるものの、主に「入居者の人数」がベースとなってくるようです。 単身者向けの物件であれば1〜2本、ファミリー向けの物件であれば同居する家族の人数が目安となるでしょう。 ただ、合鍵の上限数は大家さんや管理会社の意向によるもののため、必要性があれば上限を超えて合鍵を作らせてもらえることも。契約で定められた本数よりも多い本数が必要の場合、交渉してみるのも一つの手です。


賃貸契約書になくても、必ず事前に確認する

賃貸契約書に合鍵に関する記載がないからといって、無断で合鍵を作っていいわけではありません。必ず大家さんや管理会社に連絡をとって、合鍵を作って良いか確認するようにしましょう。 その理由について、以下で詳しく説明します。


許可が必要な理由1:鍵は大家さんからの借用物であるため

理由のひとつに、「鍵は大家さんからの借用物である」ということが挙げられます。 契約時に受け取った鍵は、自分がもらったものではありません。あくまでも大家さんから借りているものであり、賃貸物件の備品である鍵の所有権は大家さんが持っています。 そのため、大家さんの所有物である物件の鍵を勝手に複製してはいけないのです。


許可が必要な理由2:入居者全員の安全を確保するため

「入居者全員の安全」を確保するためにも、勝手に賃貸物件の合鍵を作ってはいけません。 オートロックの建物である場合、部屋の鍵とエントランスの鍵は同じであることがほとんど。そのため、万が一作った合鍵が悪用された場合、自分だけでなく他の入居者も危険に晒すこととなってしまうでしょう。 なお、大家さんには「全ての入居者が安心・安全に生活できる環境を提供する」という義務があります。しかし、勝手に合鍵を作ってしまったのでは、上記の理由から大家さんがこの義務を果たすことができません。こうした観点からも、無断で合鍵を作るといったことは避けるべきと言えます。


許可をとらないとどうなる?

もし許可をとらずに合鍵を作った場合、どうなるのでしょうか。 契約書に「鍵を複製する際は許可をとる」という記載があったにもかかわらず合鍵を作成した場合、それは契約違反となってしまいます。その結果、退去を命じられることになっても仕方ありません。 また、契約書に記載がなかったとしても無断で合鍵を作ったことが判明した場合、大家さんとのトラブルに発展する可能性も。 そのため、いかなる場合でも賃貸物件の合鍵を作る場合は事前に確認をとるようにしましょう。



どうしても合鍵が必要な場合は交渉?

原則合鍵の作成が認められていない場合、どうしてもという理由があれば、大家さんや管理会社に交渉してみるのも一つの手です。 「子供が小学校に通うようになり、合鍵を持たせたい」 「一人暮らしを始める娘が心配なため、万が一に備えて合鍵を持っておきたい」 このような理由で、どうしても合鍵を作る必要が出てくることもあるでしょう。 正当な理由であれば、合鍵の作成を認めてもらえる可能性もあります。合鍵の本数と目的を伝えてみて、どうにか合鍵作成を認めてもらえないか交渉してみましょう。



Zehitomoで近くの合鍵屋を探す

確認事項をクリアしていざ合鍵を作ろうと思っても、どのように合鍵屋を探せば良いかわからない方が多いのではないでしょうか。希望の予算や内容に対応できる合鍵屋を見つけるには、かなりの時間がかかってしまいます。 そんな時は、Zehitomoで合鍵屋を探してみるのもおすすめ。 Zehitomoには、様々な依頼に対応可能な合鍵屋が登録しています。あなたの依頼に対応できる合鍵屋を、近くのエリアで見つけられるかもしれません。大事な自宅の合鍵作りを、Zehitomoから依頼してみませんか。



鍵の種類

ここからは、賃貸物件において使用されている主な鍵の種類を説明していきます。


ディスクシリンダー錠

ディスクシリンダー錠は多くの住宅で使われている一般的な鍵で、両側がギザギザしているのが特徴的です。 構造が簡単であることから手軽に合鍵を作ることができ、費用は比較的リーズナブルに済むでしょう。ただ、構造が簡易的である分ピッキングしやすく、防犯性が低いというデメリットもあります。


ピンタンブラー錠

ピンタンブラー錠も簡易的な構造の鍵で、ディスクシリンダーと同様、一般的に使用されている鍵です。ディスクシリンダー錠と異なり、片側のみギザギザした形をしているのが特徴。 こちらも防犯性は劣るものの、最近では形状が改良されたアンチピッキング仕様のものが流通しています。アンチピッキング仕様であれば、従来の形をしたピンタンブラー錠や、ディスクシリンダー錠と比べ防犯性が高いでしょう。


ディンプルシリンダー錠

ディンプルシリンダー錠は、ディスクシリンダー錠やピンタンブラー錠と比べ、防犯性に優れているという特徴があります。 鍵を差し込む部分に複数の丸いくぼみがあるという見た目が特徴的。構造が複雑であることから、ピッキングに強くなっています。その反面、合鍵を作るのに時間を要し、コストがかかってしまうという難点も。 また、一部のディンプルシリンダー錠は登録制で、合鍵を作るには鍵のIDシステムと対応したセキュリティカードが必要となることもあります。セキュリティカードは入居時に渡されるため、鍵と一緒に渡されたカードがある場合、合鍵を作るとき持参するようにしましょう。


カードキー

セキュリティを重視した賃貸物件では、カードキーが採用されていることもあります。鍵穴が存在していないため、ピッキングの危険性がないというのが大きなメリット。また、コンパクトなため持ち運びしやすいという利点もあるでしょう。 カードキーの種類として、内部にICチップが埋め込まれているものと、磁気テープが貼られたものに分けられます。また使い方もセンサーにかざすタイプと、差込口にカードを差し込むタイプに分類できるでしょう。 ただ、薄い形状をしていることから壊れやすいというデメリットも。折れたり欠けたりしてしまうと、鍵としての機能を果たさなくなることもあり、扱いには気をつける必要があります。



作れない合鍵もある?

上記で説明した種類のうち、「ディンプルシリンダー錠」と「カードキー」の2種類は、一般的な合鍵屋では複製できません。 ディンプルシリンダー錠は構造が複雑なことから、鍵を複製するのに専用の機械が必要となります。しかし、一般的な合鍵屋だとディンプルシリンダー錠を複製するための機械がないことも多く、大手の合鍵屋か、鍵のメーカーから合鍵を取り寄せなければならないでしょう。 また、カードキーは合鍵屋では複製することができず、メーカーから取り寄せる必要があります。その際は本人確認の手続きも必要となり、ほとんどの場合は大家さんを通さなければいけません。


合鍵屋以外でも作ることができる?

合鍵は合鍵屋に作成を依頼するほか、「ホームセンターに合鍵作成を依頼する」「メーカーから合鍵を取り寄せる」という方法があります。 ホームセンターの場合は鍵職人ではなく、研修を受けた店員が合鍵作成を担当。そのため、技術面ではやや合鍵屋に劣ると言えるでしょう。「鍵穴が回らない」「鍵穴に刺さりにくい」といったトラブルを避けるのであれば、合鍵屋に依頼するのがおすすめです。 また、上記で説明したように、ディンプルシリンダー錠とカードキーの合鍵はメーカーから取り寄せるという形がほとんど。ディンプルシリンダー錠であれば一部の合鍵屋で作ってもらえる場合もあるため、事前に電話口で対応可能か確認してみましょう。



合鍵作成の相場

合鍵作成にかかる費用と時間の相場は以下の通りです。 ディスクシリンダー錠やピンタンブラー錠であれば、構造が簡単なため短時間で合鍵を作ってもらえます。 一方、ディンプルシリンダー錠やカードキーはメーカー取り寄せとなることが多いため、どうしても時間がかかってしまうという面があるでしょう。合鍵が必要となる場合、できるだけ早めに依頼しておくのがおすすめです。


合鍵作成時の注意点

最後に、合鍵を作成する上での注意点について紹介していきます。


身分証を携帯しておく

住宅の合鍵を作る際は、セキュリティの観点から身分証の提出が求められることもあります。スムーズに身分証を出せるよう、あらかじめ携帯しておく必要があるでしょう。


元鍵で作成する

合鍵を作るときは、「合鍵」から作るのではなく純正の「元鍵」から作成するようにしましょう。 合鍵は元鍵に似せて作られるため、目には見えないレベルで誤差があります。合鍵から合鍵を作ろうとすると更に精度が低くなり、精度の低い合鍵を使用すると鍵穴を傷つけてしまうというリスクが。その理由から、合鍵を使った合鍵作成には対応していない業者も多いようです。 元鍵とは純正キーとも呼ばれ、鍵に「鍵メーカー」と「鍵番号」が刻印されているのが特徴的。業者に合鍵を作ってもらう場合、この元鍵を渡すようにしましょう。


元鍵を紛失した場合

入居時に受け取った元鍵を紛失したとなると、まずは大家さんや管理会社に報告しなければいけません。契約書にも、鍵を紛失した場合は速やかに連絡するよう記載されていることがほとんどでしょう。元鍵をメーカーから取り寄せたり、新たに鍵穴を交換したりといった対応をしてもらいます。 なお、セキュリティの観点から、オートロックの建物であればエントランス部分の鍵穴を交換する可能性も。その場合は全戸の鍵を交換しなければならず、他の入居者に迷惑をかけることとなってしまいます。しかも、鍵の交換にかかった費用の一部または全額を、こちら側で負担しなければいけません。そのため、元鍵は日頃から気をつけて管理する必要があります。



合鍵による対人トラブルに気をつける

合鍵による対人トラブルには気をつけるようにしましょう。 恋人や親しい友人など、気軽に自宅を訪れてもらえるように、合鍵を作って渡すことがあるかもしれません。しかし、合鍵を返されないまま関係が切れてしまうと、退去時に大家さんへ合鍵を返却できずトラブルに。次の入居者の安全を確保するため、鍵穴を交換することとなった場合、その費用は全て負担しなければならないでしょう。 また、合鍵を渡した相手との関係が悪化してしまった場合、合鍵を悪用した嫌がらせや犯罪行為が起こるというリスクも。 そのため、合鍵を渡す相手は慎重に選ぶようにしましょう。むやみに合鍵を渡すのは避けた方が無難です。



まとめ

いかがでしたか? 賃貸物件で合鍵を作るとき、まずは契約書に目を通したのちに、大家さんや管理会社へ確認をとるようにしましょう。無断で合鍵を作ってしまうのはNGです。また、退去時には全ての鍵を返却できるよう、管理を徹底しなければいけません。 また、許可を得て合鍵を作るとなった場合、特に対人トラブルには注意が必要です。自分や家族が暮らす大事な家の合鍵は、慎重に作るようにしましょう。

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