安浪聖公認会計士・税理士事務所
・税務顧問・会計顧問業務 ・法人・個人の確定申告 ・会社設立 ・起業支援・独立開業支援 ・融資申請・資金調達サポート ・経営計画の作成支援 ・財務デューデリジェンス ・内部統制構築支援・評価コンサルティング ・相続・贈与対策 ・事業承継コンサルティング ・その他上記に付随する業務日本公認会計士協会 東海会所属 名古屋税理士会 中村支部所属 経営革新等支援機関。
愛知県における経理のアウトソーシング・経理代行の依頼例
通常、会社の経理業務は、経理部・人事部・総務部といった専門の部署が担当しています。ですが経理に関する事務作業は幅広く、月次決算書の作成や給与計算、経費の計算、現金・預金の管理など、その業務は多岐にわたります。また数字が絡んでくる業務であり、その内容は複雑で煩わしいものです。大企業であれば、経理業務にも十分な人員を充てられるでしょう。ですが中小企業や個人で事業を行なっている場合は、経理に人を回したくても人手不足で、経理業務が本業を圧迫している、といったことも少なくありません。そのような時に活躍するのが、経理代行という存在です。
経理代行とは、簡単に言うと経理に関する事務業務を委託できるサービスのことです。なお、経理代行業者は業務におけるノウハウや専門スキルを持っているため、教育の必要がありません。そのため社内の経理業務について簡単に説明するだけで、すぐに業務にあたってもらえます。ビジネスを取り巻く環境の変化や、人手不足に対応するため、この経理代行を活用する企業は年々増えています。
経理代行に依頼できる業務の種類は幅広く、記帳代行、給与計算、売掛金や買掛金の管理、年末調整業務、決算申告・決算書業務などがあります。これらの業務における入力・計算・記録といった事務の一部、もしくは全てを代行業者に依頼することができます。また、中には経理業務に関するコンサルティングや、社員に対しての経理業務の教育を行う業者もあります。対応できる内容は業者によるため、ホームページなどで確認すると良いでしょう。
経理代行を依頼できる業者はいくつかあり、そのうちの一つは税理士や公認会計士といった士業です。これらの士業は国家資格であり、税や会計に関して専門性が高く、経理業務を依頼する上で信頼性が高いと言えます。さらにそれらの専門分野において悩みを抱えている場合、税務相談などを経理代行と一緒に依頼することもできます。他に経理代行を専門とする業者や、オンラインアシスタントサービス業者と呼ばれるものがあります。特にオンラインアシスタントサービス業者には、経理の他にもマーケティングや総務、秘書といった業務を依頼できます。そのため、経理以外でも業務の委託を検討されている場合におすすめです。
経理業務に時間や人員を割くことがなくなり、本業に集中できるのは大きなメリットです。経理業務ではたくさんの数字を扱い、それらを正確に処理する必要があります。特に本業が繁忙期に差し掛かった時期では、経理業務はかなりの負担となってしまいます。そうした負担を減らせるメリットは大きいでしょう。またスケジュールや業務量に応じて報酬を支払うため、社員を雇うのに比べるとコストを抑えられることもメリットです。退職リスクを抱える心配もありません。もちろんある程度の依頼料を支払う必要はありますが、経理業務の負担が大きい経営者の方にとって、生産性を上げるうえで経理代行はおすすめです。
請求書・領収書類の整理や記帳代行、給与計算など、経理に関する業務をまとめて委託する場合、依頼報酬は月額で3万程度からかかってきます。決算や確定申告の時期において、決算書の作成や法人税の申告などをスポットで依頼する場合は5万〜15万円が報酬の相場となります。他にも記帳代行や給与計算代行、年末調整の代行など、細かい単位で依頼する場合は、それぞれの業務で単価が設定されています。だいたい1,000円〜1万円程度の基本料金に加え、単価×件数(従業員数)で料金を計算することが多いです。
経理業務は給与計算や記帳代行など、個人情報や会社の内部情報に関する業務が多く、その情報の取り扱いには慎重である必要があります。外部の業者にそうした経理業務を外注することはリスクもあり、業者を選ぶ際は、業者が個人情報保護を徹底しているか、見極めなければいけません。見極めるポイントとして、情報セキュリティの方針を明確にしているか、情報保護に関する資格や認定を取得しているかといった点に注目すると良いでしょう。
まずは業者に問い合わせ、ヒアリングの予定を調整します。ヒアリングでは対面または電話形式などで、委託したい業務内容や依頼に至った背景、抱えている課題、期待する効果などを相談します。ヒアリングの内容に対し、業者からプランや見積もりを提案してもらえます。それらに問題がなければ契約を結びます。契約が結ばれた後は計画に従って業務を開始し、必要に応じて各種書類のやり取りなどが行われます。
在籍する税理士や公認会計士、または代行業者によって、得意とする業務分野は異なります。不動産業界の経理業務を得意としていたり、または消費税の還付を得意としていたりと、業者によって得意分野は様々です。そのため、事前にホームページや問い合わせで確認し、こちらが依頼したい分野や業界が得意な業者を選ぶようにしましょう。また、業務を依頼する上では仕事の質も重要となりますが、依頼前にそれを判断するのは難しいものです。信頼できる業者かの判断材料として、受け答えの仕方や、メールなどのレスポンスが早いかといった点を注意してみるようにしましょう。
経理代行を依頼する場合、経理業務におけるノウハウが残らないことは注意が必要です。外部に業務を委託するため、経理業務は回るものの、社内にそのノウハウは蓄積されません。もし今後経理の社員を雇うことになると、その育成には時間がかかってしまうことが予測されます。そのことも踏まえて、社内で行う業務と委託する業務は慎重に検討するようにしましょう。
A1:はい、そのようなシンプルな業務でも対応している業者がほとんどです。
A2:はい、そうしたスポットのスケジュールにも対応してもらえる業者が多いです。