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ベランダ・バルコニーのリフォーム費用はいくら?施工事例別にご紹介

2022/12/02
ベランダ・バルコニーのリフォーム費用はいくら?施工事例別にご紹介

バルコニーやベランダがあると、生活スタイルの幅が広がります。希望する予算内でリフォームを行うために、費用相場やリフォーム時の注意点を理解しましょう。

この記事では、ベランダ・バルコニーのリフォームの費用相場を施工事例別に解説します。さらに、リフォーム時の注意点や、リフォームのプロを探せる便利なサービスについてもご紹介しています。ぜひ参考にしてください。

ベランダとバルコニーの違い

ベランダとバルコニーの違いは、屋根の有無です。屋根がついている屋外スペースをベランダ、ついていないスペースをバルコニーと区別します。ベランダやバルコニーは、基本的には2階以上の高さに作られるものです。一方、1階のエクステリアとして作られるスペースのことをテラスと呼びます。ベランダ・バルコニーとはまた別物なので、注意してください。

しかし、場合によっては屋根の有無にかかわらず、ベランダとバルコニーを同じ意味で使用することもあります。そのため、基本的には、ベランダとバルコニーを明確に使い分ける必要はあまりありません。この記事では両者を区別せずに使用しています。

ベランダ・バルコニーのリフォーム費用相場

ベランダ・バルコニーリフォーム費用の中心となる価格帯は、50万円以下です。次の項目で詳しく解説しますが、防水工事やサビ止め塗装などは、10万〜20万円程度で施工できます。バルコニーに新たに屋根を設置する工事は10万円程度、手すりの設置は5万〜20万円程度、ウッドデッキに変える工事は30万円程度です。

新たにベランダやバルコニーを設置する工事や、使用していないベランダをサンルームにリフォームする工事などは、大がかりな作業が必要であるため、100万円以上のリフォーム費用が発生することがあります。

【施工事例別】ベランダ・バルコニーの費用相場

ここでは、施工事例別にベランダ・バルコニーリフォームにかかる費用相場をご紹介します。

  • バルコニーの新設・増築
  • バルコニーに屋根を後付け
  • ウッドデッキの設置
  • 手すりのサビ止め塗装
  • 防水工事

バルコニーの新設・増築

バルコニーの新設にかかる費用は、バルコニーのタイプによって変わります。

柱なしの後付タイプのベランダを2階に設置する場合、施工にかかる費用は30万円程度です。掃き出し窓が2つの広いバルコニーの場合は、60万円程度かかることがあります。一方、建物と一体感のあるバルコニーの場合は、100万円以上かかることが多いです。なお、既存のベランダを撤去して新しいものに交換する場合は、さらに撤去費用がかかります。

ベランダを増築して広くする場合は、拡張する広さや素材によって費用が異なります。1.62平方メートル程度の拡張にかかる費用は、40万〜50万円程度、さらに広い3.24平方メートル程度なら50万円以上かかることが多いです。

ベランダ・バルコニーの新設・増築の際は、壁の強度が十分であるかをチェックしましょう。また、場合によっては「建築確認申請」が必要になるため、条件に該当するか必ず確認してください。

バルコニーに屋根を後付け

バルコニーに屋根を後付けすることで、天気を気にせずにバルコニーを使用できるようになります。雨の日でも外で洗濯物を干したい場合や、真夏に部屋に入り込む日差しを遮りたいという場合は、屋根の設置がおすすめです。

屋根にはフラット型とアール型があります。フラット型は高さがある屋根で、外の見晴らしが良いのが特長です。しかし、雨風が吹き込みやすいというデメリットがあります。アール型は、曲線状の屋根で、雨が吹き込みにくく雪が積もっても下に落ちやすいのがメリットです。一方、フラット型に比べると景色が見えにくくなります。

屋根の施工にかかる費用相場は、8万5千〜35万円程度です。なお、積雪量が多い地帯や高層階では、設置費用がさらに高くなります。

ウッドデッキの設置

ウッドデッキの設置は、バルコニーの床にウッドデッキを敷き詰め、リビング一続きのような空間を演出する工事です。ウッドデッキの設置にかかる費用相場は、25万〜30万円程度ですが、使用する素材によって費用は大きく異なります。

ウッドデッキで使用される素材は、天然木と人工樹脂でできた人工木の2種類です。天然木を使用する場合、1平方メートルあたり6,000円〜8,000円程度かかります。人工木の方が値段が高くなり、1平方メートルあたり25,000円〜30,000円程度です。人工木は腐食に強く、耐久性が高いため長持ちします。

サンルームの設置

サンルームとは、室内から自由に出入りでき、壁一面がガラス張りで太陽光を多く取り入れられるスペースのことです。洗濯物を干すスペースや、家族でくつろぐ場所、ガーデニングスペースなどの用途で使われます。最近では、屋根がないバルコニーを活用するためにサンルームを設置する施工が多いです。

サンルームの施工にかかる費用相場は、50万〜90万円程度と、設置するスペースによって異なります。サンルーム本体の価格が40万〜70万円程度、設置にかかる費用が10万円〜20万円程度です。

手すりのサビ止め塗装

バルコニーの手すりが金属製である場合、定期的にサビ止め塗装をする必要があります。費用相場は8万〜10万円程度です。スチール製の手すりの場合は、5年ごとに塗装を塗り直し、メンテナンスする必要があります。

サビ止めに使用される塗料は以下の3種類です。それぞれ特徴が異なります。

  • 鉛系塗料
  • エポキシ系塗料
  • サビ固め塗料

鉛系塗料は、価格が安い一方、サビを落とすためのケレン作業が必要です。

エポキシ系塗料は、サビ止めに高い効果を発揮しますが、鉛系塗料と同様にケレン作業を行う必要があります。

サビ固め塗料は、サビを固めることで新たなサビの発生を防ぐ塗料です。価格は高いですが、ケレン作業が不要というメリットがあります。

防水工事

防水工事とは、ベランダの床を工事し、防水性能を高めることです。水はけが悪い床材の場合、雨が降ると水がたまり、外壁が汚れたり階下に漏れたりするリスクがあります。ベランダ・バルコニーの床に防水工事を施すことで、雨でも安心して過ごせる耐久性の高いバルコニーが実現するのです。

防水工事には、主に以下の3つの種類があります。

  • FRP防水
  • ウレタン防水
  • シート防水

FRP防水・ウレタン防水・シート防水の違い

ここでは、バルコニーの代表的な防水工事であるFRP防水・ウレタン防水・シート防水の違いについて解説します。

FRP防水とは、防水用のプラスチック繊維をマット状にして床に貼りつけ上からポリエステル樹脂を塗装する工事のことです。耐久性や耐熱性が高い一方、5年ごとに樹脂を再塗装する必要があります。費用相場は、1平方メートルあたり4,000〜8,000円です。

ウレタン防水とは、液体状の防水材であるウレタン塗料を塗装し、厚みを作ることで防水効果をもたらす工事のことです。FRP防水と同様、5年ごとにトップコートを再塗装するメンテナンスを行います。費用相場は、1平方メートルあたり3,000~7,500円です。

シート防水とは、ゴム製や塩化ビニール製の伸縮性があるシートを、接着剤や専用の機械を利用して貼り付ける防水工事です。防水材を乾燥させる工程が不要で、広いバルコニーでも一気に施工できます。費用相場は、1平方メートルあたり4,000〜8,000円です。

防水工事はそれぞれ特徴や費用相場が異なるため、ニーズにあったものを選んでください。

ベランダ・バルコニーをリフォームする際の注意点

ベランダ・バルコニーをリフォームする際は、以下の注意点を押さえましょう。

  • 日当たりと風通しを確認する
  • 安全面とプライバシーを考慮する
  • 耐久性と防水性を確認する
  • 増築リフォームの際は「確認申請」が必要なケースもある

ここでは、ベランダ・バルコニーのリフォーム時に確認したい注意点について解説します。

日当たりと風通しを確認する

ベランダをリフォームする際は、日当たりと風通しを重視しましょう。ベランダの屋根が大きいと日当たりが悪くなり、室内に入る光が少なくなってしまいます。また、手すりやフェンスを壁にしてしまうと、風通しが悪くなり、洗濯物が乾きません。

また、手すりを柵ではなく壁にしてしまうと、風が入らず洗濯物が乾きません。また、窓を開けても部屋に風が通らなくなってしまいます。光と風がベランダ・部屋の双方に入るような設計であることを確認したうえで、リフォームを行いましょう。

安全面とプライバシーを考慮する

ベランダ・バルコニーをリフォームする際は、安全面とプライバシーにも考慮しましょう。光や風が入ることを重視した開放的な設計では、外から洗濯物や部屋の様子が丸見えになったり、人が侵入しやすくなったりします。

また、完全に見えないようにすると、日当たりや風通しが悪くなるほか、不審者が隠れているのに気づけなくなる恐れもあるのです。プライバシーを重視しつつ、ある程度の見通しを確保できる設計にしましょう。

小さな子どもがいる家庭の場合は、子どもの安全性も重要です。フェンスを低くしすぎると子供がよじ登って転落してしまい、大事故につながる恐れがあります。また、転んでケガをする恐れもあるため、滑りにくい床材を採用するのがおすすめです。ベランダ・バルコニーは家族全員が立ち入る場所であるため、防犯性と安全性を重視してリフォームを行いましょう。

耐久性と防水性を確認する

ベランダ・バルコニーは、外に接する部分であるため、外部からさまざまな影響を受けやすいです。そのため、耐久性と防水性を重視した設計が求められます。

ベランダにおすすめの素材はアルミです。アルミは耐久性に優れており、汚れも落としやすいため、劣化しにくくお手入れも楽というメリットがあります。一方、デザイン性が高くて人気なウッドデッキは、雨風にさらされて腐食しやすいのがデメリットです。腐食が進むと、ベランダが倒壊してしまうリスクがあります。ウッドデッキを選ぶ場合は、劣化しにくい樹脂製の人工木を選んだり、防水工事を行ったりといった工夫が必要です。

増築リフォームの際は「確認申請」が必要なケースもある

後からリフォームでベランダを設置したり、ベランダをサンルームにリフォームしたりする場合は、増築リフォームに該当します。「建築確認申請」が必要になる場合があるため、注意しましょう。

準防火・防火地域内の場合は、面積に関わらず確認申請が必要です。また、準防火・防火地域外の住宅でも、10平方メートルを超える場合は確認申請が求められます。お住まいの地域が準防火・防火地域かどうかは、各自治体のHPで確認してみてください。

ゼヒトモでベランダリフォームのプロを探す

今回は、ベランダのリフォームについて、バルコニーとの違いやリフォーム工事の費用相場、注意点を解説しました。ベランダのリフォーム工事を依頼する際は、信頼できる業者を見極める必要があります。

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