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玄関ドアを断熱リフォーム!期待できる効果や費用相場まとめ

2024/03/14 2024/04/16
玄関ドアを断熱リフォーム!期待できる効果や費用相場まとめ

冬場、玄関付近が寒くなる場合の対策のひとつとして、ドアの断熱リフォームが選択肢に挙げられます。断熱使用のドアを断熱化して冷気をシャットアウトすることで、冬の気候による温度差の低減や光熱費の削減といった効果を実感可能です。

本コラムでは、玄関のドアを断熱仕様にリフォームするうえで覚えておきたい、主な効果やドアの仕様、DIYでの施工可否や業者に依頼する際のポイントについて紹介します。

毎日使う玄関付近の寒さに関する悩みを解決したい、かつドアを含めた暮らし・住まい全体をおしゃれにリノベーションしたい方は、ぜひ参考のうえ相談ください。

そもそもなぜ玄関付近は寒さを感じる?

そもそもなぜ玄関付近が寒く感じるのでしょうか。今回ピックアップする「断熱性」が乏しいドアを設置していること以外に、以下に該当している可能性があます。

  • 玄関ドアの開閉による出入りが多く、屋外の冷気が頻繁に入り込んでくる
  • ドアのサイズと玄関に多少のずれ・隙間がある
  • 新築ではなく家の建築年数が古い一戸建てで、ドアの密閉性が不十分である
  • 玄関床に冷気を保持しやすいコンクリートやタイルを使用している
  • 玄関に冷気が侵入しやすい大きな窓や吹き抜けがある
  • ドアと枠の間に外気が入り込む隙間がある
  • 勝手口などもあり通風しやすい
  • 玄関が家の北側に位置していて直射日光が当たらない
  • 玄関とリビングの間に暖気が流れにくい構造になっている
  • ドアの内側・外側や土間部分などの建具に断熱材が施されていない

上記の要因により玄関が寒いと感じることが多く、それが廊下やリビングなどの他の部屋にも影響を及ぼすことがあります。

玄関を断熱仕様にリフォームすることで期待できる効果

ここでは、玄関を断熱仕様にリフォームすることで、以下の3つの効果が期待できます。

  • 温度差の低減
  • 光熱費の削減
  • 結露の防止

上記の効果が期待できる玄関ドアの断熱リフォーム、ぜひ検討してみてください。

温度差の低減

断熱性能の高い玄関ドアを取り入れることで、住宅内の温度均一化に大きく貢献します。玄関ドアは、壁と比べて熱が逃げやすい部分であり、ドアの断熱性が低いと、住宅内の温度差が大きくなる要因となり得ます。

高断熱性の玄関ドアを使用することで、住宅内の温度差を効果的に抑えることが可能です。玄関ドアの断熱性を高めるためには、ドアの素材として木製・鉄板・金属製のアルミサッシ・樹脂などから好みのものを選び、ドアの厚さを60ミリメートル以上にすることが推奨されます。

これにより、冷暖房された部屋とそうでない部屋間、または冷暖房を使用している時間帯と使用していない時間帯との間の温度差を小さくすることが可能です。

住宅内の温度差が縮小すると、居住環境の快適性が向上します。また、これはヒートショックの予防にも寄与するため、健康面でのメリットも期待できます。

光熱費の削減

玄関ドアを断熱仕様にリフォームすると、光熱費節約にも効果的です。玄関ドアは家全体の面積に対しては小さい部分ですが、開口部の中で比較的大きな面積を占め、冷暖房の効率に大きな影響を及ぼします。

断熱性能を高めた玄関ドアを採用することで、外気と室内の温度差を縮小し、冷暖房の効率を向上させることが可能です。

また、断熱仕様のドアを取り入れることにより、外部からの冷気や熱が室内へ伝わりにくくなり、気密性も向上します。気密性の向上は冷暖房の効果を高めるだけでなく、エネルギーの節約にもつながり、光熱費の削減に大きく貢献するためおすすめです。

結露の防止

玄関ドアの断熱効果を高めることは、室内の快適性や健康面にも好影響を及ぼします。断熱性の向上により、玄関の温度が外の空気温に影響されにくくなり、冷え込みを防ぐことができるためです。

これにより、結露の発生が減少し、カビの発生や住まいの劣化を抑制することが可能です。

また、玄関と居住スペースの温度差が少なくなるため、家族の健康を守ることもできます。特に高齢者や小さな子どもがいる家庭では、温度差による健康リスクを減らすことができ、より安全で快適な住環境を提供できます。

断熱に適した玄関ドアの仕様について

ドアを断熱性能に優れたものにリフォームする際は、断熱ドアの仕様について理解しておくことも大切です。ここでは、断熱に適した以下4種類の仕様について解説します。

  • D2仕様
  • D4仕様
  • K2仕様
  • K4仕様

D2仕様

D2仕様のドアは、高い断熱性を備えた建材の一種です。この種のドアは、断熱材を充填したドア本体を使用しています。これにより、室内と室外の温度差を効果的に遮断し、室内の快適性を向上させることができます。

さらに、ドア枠には「枠断熱ライン」が設けられており、これにより建物の内外の熱の伝達を効果的に防ぎます。また、D2仕様のドアには「Low-E複層ガラス」が採用されており、これが高い断熱性を実現するのです。

Low-E複層ガラスは、熱の伝達を低減することで、更なる断熱効果を発揮します。

D4仕様

D4仕様のドアは、一般的な断熱ドアのカテゴリーに属しており、ドア本体には断熱材が充填されています。約42mmの厚みにより、良好な断熱効果が得られるのが特徴です。

また、袖部分やランマ、通風機構に組み込まれたガラス部には複層ガラスが使用されており、熱損失を最小限に抑えることができます。

D2仕様のドアが特に寒冷地やネット・ゼロ・エネルギー・ハウス(ZEH)向けに設計されているのに対し、D4仕様のドアは比較的温暖な地域や都市部での使用に適しています。

K2仕様

K2仕様のドアは、特に省エネ基準が設定された地域区分1、2、3に属する寒冷地域向けにおすすめされています。これらの地域では、結露問題の解消や居住空間をより暖かく保ちたいというニーズが強く、高い断熱効果と省エネ性能が求められることが多くあります。

ドア本体内に断熱材が充填され、ドア枠には断熱機能を備えた枠が組み込まれているのも特徴です。ドアの厚みはおよそ40mmで、ガラス部分には熱損失を抑えるLow-E複層ガラスが使用されています。

この構造により、室内の温度保持を助け、結露の発生を抑制することが可能です。

さらに、K2仕様は防犯性にも優れており、ドアを閉じた状態でも採風や採光が可能な高機能ドアとして設計されています。安全性を犠牲にすることなく、快適な室内環境を実現するために重要なK2仕様の特性です。

K4仕様

K4仕様のドアは、温暖な地域向けの適切な断熱性能を持つドアです。K2仕様に劣らない断熱効果を提供し、構造には鋼板が主要素材として採用されています。

内部には断熱材が充填されており、ガラス部には結露を防ぐ効果が高い複層ガラスが使用されています。

K4仕様の特徴は、ドア枠が一般的なアルミ枠であり、ドア本体に断熱材が入れられている点です。

玄関ドアの断熱リフォームはDIYでもできる?

玄関ドアの断熱リフォームを部分的にDIYで行うことは可能ですが、全体的なリフォーム作業には専門的な知識や技術が求められることがあります。

DIYで断熱リフォームに挑戦する場合、自分の技術レベルや知識、そして手がける作業の範囲を正確に把握し、それに見合った方法を選ぶことが肝心です。

とはいえ、全面的な断熱リフォームを検討する際には、専門的な知識やノウハウを有した業者からアドバイスやサポートを得ることが、安全で効果的なリフォームを実現するために重要となります。

特に電気錠など、防犯性の高まりにつながるタイプのリフォームを行う場合、DIYでの施工は難しくなるためやはり業者に依頼するのがおすすめです。

玄関ドアの断熱リフォームを業者に依頼するうえで覚えておくべきこと

玄関ドアを断熱仕様にリフォームする際は、業者に依頼するのがおすすめです。ここでは、業者に玄関ドアの断熱リフォームを依頼するうえで覚えておきたい、以下について解説します。

  • 業者の選び方
  • 玄関ドアの断熱リフォームに用いられる工法
  • 費用相場
  • 施工期間
  • 利用可能な補助金

業者の選び方

玄関ドアの断熱リフォームを担う業者を選定する際に考慮すべき注意点は以下の通りです。

  • 施工範囲の確認:業者によっては、玄関ドアの交換のみに特化している場合や、玄関周りの追加工事にも対応している場合があります。自宅のニーズに合ったサービスを提供する業者を選ぶことが重要です。
  • 専門知識と技術力:断熱リフォームは専門的な知識と技術を要します。選ぶ業者が高い知識と技術力を持っているかを確認しましょう。
  • 信頼性と施工実績:業者の信頼性やこれまでの施工実績をチェックすることが大切です。特にアフターケアの充実度は、今後のトラブルに対応する際に重要になります。
  • コミュニケーション能力:リフォーム内容や意図が業者に正確に伝わるかどうかは、満足のいく仕上がりに直結します。相談しやすく、要望を正確に理解してくれる業者を選びましょう。

断熱リフォームに携わる経験豊富な人材は多くないため、業者選びは慎重に行うことが推奨されます。

玄関ドアの断熱リフォームに用いられる工法

玄関ドアの断熱改修には、「カバー工法」と「はつり工法」という2つの手法が存在します。

カバー工法では、現存するドア枠をそのまま利用して、その上に新しい枠とドアを設置します。この方法の利点は、玄関周りの壁や内装の破壊が不要であるため、作業期間が短く、リフォーム費用も比較的抑えられる点です。

さらに、この方法で断熱性の高いドアに交換することで、ドア自体からの熱損失や隙間を通じた熱の流出入が軽減され、より温かな玄関空間が実現されます。

一方、はつり工法は、壁の一部を壊して既存のドア枠を取り外し、新たな枠組みを設置する工法です。この方法は壁の再建が必要になるため、工期が長くなり、費用も高くなる傾向にあります。しかし、これによって玄関部分の大幅な改修やデザインの変更が可能です。

費用相場

玄関ドアの断熱リフォームに関する費用は、さまざまな要素によって変動しますが、おおむね30万円から70万円程度が相場とされています。ドア本体の価格に施工費を含める場合、最低限50万円以上の予算を見積もることが推奨されます。

さらに、ドア交換だけでなく、玄関の全体的な改修を行う場合、追加費用が発生します。例えば、玄関の間口を広げるリフォームや収納の交換を同時に行う場合、追加で30万円から40万円程度のコストがかかることが一般的です。

これらの工事は、玄関ドアの交換だけでなく、構造変更や内装工事などの追加工事が伴うため、全体の費用もそれに応じて高くなります。

簡単にできる相見積もりなどで複数社から見積もりをとり、そのうえで最適な費用相場の業者を決めるのがおすすめの選び方です。

施工期間

玄関ドアの断熱リフォームに要する時間は、実施する工事の方法によって大きく異なります。もしドアの交換のみであれば、工事は1日で完了することが一般的です。

特にカバー工法を採用する場合、既存のドア枠を工夫して活用する形で新しいドアを取り付けるため、作業時間は比較的短くなります。

一方で、はつり工法のように既存のドアを完全に取り外し、新たに壁を構築する必要がある場合、工事の完了には1週間程度の時間が必要となることがあります。これは、壁の解体や再建築に時間がかかるためです。

さらに、玄関ドアの交換に加えて床や土間などの大規模なリフォームを同時に行う場合、工事期間は2週間から1ヶ月程度を見込むのが妥当です。これは、より広範な施工が必要となるため、総合的な工事時間が長くなるためです。

利用可能な補助金

玄関ドアの断熱リフォームには、以下に挙げる各種補助金を利用可能です。

また、各都道府県の自治体により提供される補助金の例も挙げているので、地域ごとの補助金額を明確にし、そのうえで玄関ドアを対象とした断熱仕様リフォームの参考情報として役立ててください。

ゼヒトモで玄関ドア・引き戸の交換/リフォーム業者のプロを探す

今回は、玄関のドアを断熱仕様にリフォームし、快適性と健康面の不安を解消するための知識をまとめました。玄関ドアの断熱リフォームは、豊富な技術や知識のある専門業者に依頼することで、より確かな断熱性能を実現できるので、ぜひゼヒトモに問い合わせください。

  • 玄関ドアの断熱にリフォームにおける施工事例や実績の豊富な業者に施工を依したい
  • リフォームにかかる期間や工事費用など、詳細な相談に親身になってもらいたい
  • LIXIL(リクシル)のリシェントやジエスタ、三協アルミのノバリス、YKKなど、有名メーカーのカタログにあるような人気商品を組み合わせたい
  • 片開きドアや両開き戸、引戸や親子ドアなど、種類ごとの工事内容を提案してほしい
  • カラーバリエーションなど、汎用性の高さやデザイン性の高い素材を見繕ってほしい

そんな方は、ゼヒトモで玄関ドア・引き戸の交換/リフォーム業者のプロを探してみませんか?いくつかの質問に答えるだけで、あなたにピッタリのプロが見つかります。玄関ドアの工事を検討している方は、ゼヒトモをお気軽にご利用ください。

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