手すりの取り付け・設置工事の費用相場

2023/06/30 2023/10/05
手すりの取り付け・設置工事の費用相場

階段の上り下りはもちろん、トイレや浴室などでも動くのが大変と不安を感じる場面が増えてきたら、手すりの取り付けを考えてみてはいかがでしょう。特にご家族に高齢の方がいたり、一人暮らしで困っている場合などは、手すりを設置することで移動の負担も減り、日々の生活を安心して過ごせるようになります。とはいえ、「手すりってどこにでもつけられるの?」「費用はどのくらいなの?」と知らないことも多いはず。

そこで今回は、手すりの取り付け・設置の実際の費用がどのくらいなのか、手すりの種類や具体的な設置場所別の費用相場、施工事例などをご紹介します。

手すりの取り付け・設置工事を検討中の方はぜひ参考にしてください。

手すりの取り付け・設置工事の費用相場(5〜10万円)

当サイト「ゼヒトモ」における手すりの取り付け・設置工事の費用相場は以下となります。

New手すりの取り付け円グラフ
※費用相場:ゼヒトモ調べ(2023.05時点)

上記グラフのように、手すりの取り付け・設置工事にかかる費用は5万〜10万円になることが最も多いです。

手すりの取り付け費用には、

  • 材料費
  • 工事費

※場合によっては出張費・交通費や諸経費(廃材処分費・運搬費など)がかかることもあり

がかかります。

取り付ける場所によって費用は変動しますのでしっかりチェックするのはもちろん、用途や使用する人の身長・使いやすさなども考慮して設置するようにしましょう。

【場所別】手すりの取り付け・設置工事の費用相場と工期

手すりの取り付け・設置費用の相場と工期

手すりの取り付け工事は、基本的にはもともとある壁に手すりをネジやボルトで固定する作業が主流となります。ただし、壁の強度や状態次第で裏側からの補強が必要となる場合も。家の場所別で費用や工期も変わるので、以下を参考にしてください。

[住宅内]階段

段差があり、家庭内で転倒・転落の危険性が一番高いのが「階段」です。高齢で足腰の筋肉が衰えている方にとっては特に、階段の上り下りは大きな負担となるので、サポートする手すりの存在は重要となります。

また、建築基準法でも、床から1m以上の階段には手すりを設けなければならないと定めてあり、法的に見ても、階段の両側や片側に手すりの設置は必要となります。

階段もさまざまあるので、どのタイプの階段なのかも確認の上、参考にしてください。

階段の形状費用相場(手すり代、工事費込)工期の目安
直階段4〜7万円1〜2日
かね折れ階段(L字型階段)6〜8万円1日
折り返し階段(U字型階段)6〜15万円1日
手すり下地の補強や飾り階段2〜30万円1日
※費用相場:ゼヒトモ調べ(2023.05時点)

直階段は簡単に施工できるため、比較的安い料金で依頼することが可能ですが、かね折れ階段や折り返し階段は、取り付けが少し複雑になるため費用が上がります。

いずれも手すりの長さや材質の違い、補強度合いによっても変動してきます。

また、下地の有無でも料金が変わるため、現地調査などをしっかり行ってもらうのがおすすめです。

ちなみに、手すり設置の際は、階段の左右両側に上から下まで切れ目なく取り付けることで最も安全性が高くなりますが、片側のみ設置の場合は、降りる時に聞き手側になる位置に設置するのもいいでしょう。

各階段の種類により特徴があるので、費用相場とあわせて確認してください。

直階段

直階段

直階段は、2階まで真っ直ぐに伸びる、オーソドックスな形状の階段です。階段に沿って直線的に手すりを取り付けることができるため、手間が少なく、費用相場は4〜7万円と比較的取り付け費用が安い傾向にあります。

柱に金具の取り付けができる場合と、できずに補強が必要な場合とではかかる費用に差が出る場合もありますので、業者に確認してもらうようにしましょう。

かね折れ階段(L字型階段)

かね折れ階段(L字型階段)

かね折れ階段は、階段の途中に踊り場があり90度に折れ曲がっている階段です。L字型に折れ曲がっているように見えることから、L字型階段ともいわれます。

曲がる位置に沿って手すりの取り付けが必要なため長さも増え、直階段と比べると費用相場は6〜8万円と比較的費用が少し高くなります。

折り返し階段(U字型階段)

折り返し階段(U字型階段)

折り返し階段は、階段の途中に踊り場があり、かね折れ階段よりもさらに一回曲げる(180度に折り返す)ため、「U」のような形状の階段です。

手すりの取り付け作業も少し複雑で、折り返しの部分で手すりのつなぎ目に段差が生まれることがあります。手すりの長さも必要なため、費用は6〜15万円と少し高額になります。

手すりの下地の補強や飾り階段

階段の手すりは、石膏ボードではなくしっかりした下地にとめていきます。しかし、下地がないケースでは、手すりをとめるための補強をしなくてはいけません。補強工事には別途費用が必要です。

また、階段の片方、あるいは両方に壁がない場合は「飾り手すり」が必要となり、費用は30万円前後と高額になります。

階段の手すりの種類

階段の種類に合わせて、設置できる手すりにも種類があります。ここでは、2種類をご紹介します。

壁付け用手すり

階段の手すり設置といえば、ほとんどのケースがこちらの「壁付け用手すり」です。一般的な素材として、木製手すりを使用される場合が多いです。選ぶ際は、どんな空間にも調和するシンプルなデザインのものを選択するのがおすすめです。

オープン用手すり

オープン階段に設置する手すりが「オープン用手すり」です。手すりの本体価格は15万円〜で高いものだと70万円ほどになるものもあります。素材は木質手すりや金属手すり、アクリルパネルやアルミでできたものも。住まいのインテリアなど雰囲気に合うものを選ぶといいでしょう。

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[玄関・外構]階段

玄関・外構階段

玄関(玄関ポーチ)や外構にある階段への手すりの取り付けは、下地を作るためにコンクリートに穴をあけ、支柱を打ち付ける作業が必要となる場合もあります。

工事内容費用相場
取り付け工事5〜8万円
手すり本体5〜7万円
合計金額10〜15万円
※費用相場:ゼヒトモ調べ(2023.05時点)

玄関

玄関はかがんだり立ち上がったり、段差があるため手すりがあると安全です。

限られたスペースの場合は、1m以内の長さの手すりを使うことがほとんどで、この場合の費用相場は1〜3万円となります。

廊下

廊下の手すり

廊下は住宅によって長さが違いますが、1万〜3万円/mが目安です。下地処理費を含めると、6〜10万円が相場となります。

浴室(お風呂)

浴室の手すり

浴室(お風呂)での取り付け費用は、2.5万〜5万円が目安となります。浴室(お風呂)は滑りやすく転倒しやすい場所なので、出入口や浴槽、脱衣所など、状況に応じて設置場所を選ぶようにしましょう。

トイレ

トイレの手すり

トイレの手すりの取り付け費用は、2.5〜5万円が目安となります。立ち座りなのか、車椅子から移動するのかなど、個室内での動きに応じた手すり選びが必要です。

また壁面の強度がない場合は、補強工事も必要となり、複数箇所に設置する場合も追加費用が発生します。

ちなみにトイレの場合は水を使用するため、樹脂製がおすすめです。

以下はトイレで活用される手すりの種類となりますので、用途に合わせて確認してください。

水平型手すり

床面に対して水平に取り付ける手すり。左右の動きを補助します。

I字型手すり

床面に対して垂直に取り付ける手すり。上下・左右の動きを補助します。

L字型手すり

水平型手すりとI字型手すりが一つになったもの。上下・左右の動きを補助し、トイレだけではなく、浴室や玄関などにもおすすめです。

可動式手すり

水平にスイングさせたり上にはねあげたりできる手すり。使わない時は折りたたみが可能。他の手すりと比べると6万円程度となり、高い傾向にあります。

手すりの取り付け・設置工事費用を安く抑える4つのコツ

日常生活を安全・快適に過ごすために必要となる手すり。費用相場はそんなに高額ではないものの、場合によっては複数設置したいケースも。費用を抑えるコツを知って、賢くリフォームしましょう。

① 介護保険制度を活用する

介護保険制度とは、高齢になっても自立的な生活ができることを目的とした、自立支援制度の一つです。

65歳以上のご家族がいれば、介護保険制度を活用して階段に手すりをつけることができます。

利用を検討する際には、まずは介護認定を受ける必要があります。

「当事者の足腰の機能維持や介護者のサポートのために必要である」と判断されれば、適用が認められます。

介護保険での住宅改修の際の上限は「20万円」となるため、適用年齢を超えているならばぜひ各市町村に設置されている介護保険課にて、相談してみるのがおすすめです。

② 自治体の補助金を活用する

自治体によっては補助金を設けているケースもあり、その一例として「高齢者住宅改修費支援制度」などがあります。

制度内容は一律ではなく、市町村によって異なっている場合もあるため、事前にチェックしてみるといいでしょう。

③ 複数のリフォーム業者に相見積もりをとる

業者によって施工費用が違います。同じような工事内容であっても、必ずしも金額は一緒とは限りません。1ヶ所しか見積もりを取らないと、他の業者の料金設定がわからないまま、相場よりも高く契約してしまう可能性も。

そのため、複数業者から見積もりをとった上で、料金や工事内容などの詳細も細かく比較検討するようにしましょう。中には、費用内訳の表記がわかりにくい場合もあるので、後々のトラブルにならないよう、それぞれの費用項目の内容で不明な点は、しっかり確認するようにしてください。

また、相見積もりを依頼する際は、必ずどの業者にも同様の内容で見積もりを依頼することを忘れないように!

ちなみに何件も見積もりを依頼するのは手間で面倒だと思っている方に!

そんな時は「ゼヒトモ」の利用がおすすめです。1回の依頼で最大5社から提案をもらうことができますので、ぜひ上手に活用しましょう。

利用者からの声(口コミ情報)

手すりの取り付け・設置工事にて、口コミでの評価が高いプロをご紹介します。

1)あなたの街の便利屋 Belief

●リフォームの仕上がりはいかがでしたか?具体的によかった点があれば教えてください

手すりが邪魔で冷蔵庫が2階にあがらなかったので、手すりの取り外しと取り付けをお願いしました。作業がスムーズでとてもよかったです。 冷蔵庫を上げるのは別業者さんにお願いしていましたが、階段の幅が狭くてうまくあがらず困っていたところ、何かあればお声がけくださいと仰って頂いていたので、急遽冷蔵庫の階上げもお願いしてしまいました。快く引き受けてくださりとても助かりました。またお願いしたいと思いました。

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2)建物メンテナンス リフォーム•アップ

●リフォームの仕上がりはいかがでしたか?具体的によかった点があれば教えてください

自宅の階段に手すりを付けて頂きました。 営業の方の見積り時の説明が丁寧で分かりやすかったので、お願いしましたが大正解でした。 また何かあれば頼みたいと思います。

>>このプロを詳しく見る

3)T ‘s WORKS & DESIGN

●リフォームの仕上がりはいかがでしたか?具体的によかった点があれば教えてください

階段の手摺を付けてないと外の階段が怖くて使えず、子供が1人でも外階段使えるようにと相談の依頼しました。 とても丁寧な説明で親身になって頂き。 仕上がりも素敵で満足です。 ありがとうございました。また何があれば よろしくお願いいたします。

>>このプロを詳しく見る

ゼヒトモで手すりの取り付け・設置工事のプロを探す

今回は、手すりの取り付け・設置工事に関して、場所別の工事費用相場や施工事例などをご紹介しました。手すりの取り付け・設置工事は、材料費(手すり本体費用)と工事費によって費用が異なってきます。費用を抑えるためには、補助金制度を活用したり、地元の業者に依頼したりすることが大切です。

  

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ゼヒトモ 編集部

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