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洗面台の主要メーカー7社を徹底比較!人気商品やリフォーム費用相場も
洗面台のメーカーは複数あり、どこを選べばいいか迷う方も多いかもしれません。それぞれの会社に特徴があり、設置場所やライフスタイルによって適した洗面台は異なります。
本記事では洗面台の主要メーカー7社の特徴やおすすめの人気商品について紹介します。洗面台リフォームの費用相場も解説しているので、選ぶ際の参考にしてください。
LIXIL(リクシル)
株式会社LIXIL(リクシル)は2011年、以下の国内の主要建材・設備機器メーカー5社が統合して誕生した会社です。
- トステム
- INAX
- 新日軽
- サンウエーブ工業
- 東洋エクステリア
住宅設備・建材メーカーとしての業界最大手であり、売上高はもちろん各部門が占める国内シェアも高いのが特徴です。
特にアルミサッシやシステムキッチンなど業界1位のシェアを誇る主力商品が多く、リフォームに特化した商品も多く手がけています。洗面台のマーケットシェアは、LIXILが4割を占めてトップに位置しています。
LIXILの洗面化粧台は、おしゃれなデザインが女性に人気です。コンパクトタイプからハイグレードモデルまで、豊富な機能・設備を搭載した洗面台を提供しています。
排水口の底部には、ゴミ掃除が簡単にできお手入れのしやすい工夫が施されているのが特徴です。また、事前に設定しておけばいつでもすぐにお湯が出る「即湯水栓」もそなえられています。手を差し出したときに水が出るタッチレス水栓は、水の出しっぱなしを防ぎ節水につなげられるでしょう。
収納部分は従来のタイプより面積が広く、奥行きはコンパクトながらばつぐんの収納力をそなえています。収納キャビネットやミラーのラインナップも豊富に取り揃えており、ライフスタイルに合わせて選択可能です。
人気商品「ピアラ、オフト」
LIXILの洗面台の中でもとくに人気なのが、「ピアラ」と「オフト」です。
ピアラは底が広く四角い形状の洗面ボウルが特徴で、2人使いや水汲みにも便利。水栓は使いたい位置に合わせ、左右に180度回転できます。
扉裏ポケットや高さを調整できる三面鏡トレイなど便利な収納アイテムがつき、洗面空間をすっきりきれいにできるのも魅力です。価格帯は16万~36万円となります。
オフトは機能性・デザイン性が高く、本格的なエコ機能もプラスした洗面台です。奥行500mmのコンパクト設計で、高さは3種類から選べるなどリフォームへの配慮も充実しています。電気温水器も設置可能で、給湯配管がない場所にリフォームする場合でもお湯が使えるようになっています。
また、微細シャワーやLED照明など、いつもの使い方で自然に省エネできる機能を備えているのが特徴です。水栓まわりや排水栓はお手入れしやすい設計で、掃除も簡単。価格帯は9万〜20万円です。
TOTO
TOTOは、衛生陶器をはじめとする住宅設備機器の製造販売を行うメーカーです。1917年に設立され、2007年の商号変更で現在のTOTO株式会社となりました。
洗面化粧台は、水まわりの機器に強いメーカーならではのさまざまな工夫が施されているのが特徴です。ボウル部分の性能が高く、掃除のしやすさなど基本的な機能も充実しています。
排水溝は抗菌・防カビ仕様で、排水口にはゴミをまとめてキャッチする受け皿がついています。汚れにくい設計でボウルとの継ぎ目がないため、目地にホコリやカビが発生する心配もありません。掃除が簡単にでき、洗面台をいつも清潔に保つことができます。
人気商品「Vシリーズ、サクア、オクターブ」
TOTOの洗面化粧台で人気な商品は「Vシリーズ」「サクア」「オクターブ」です。
Vシリーズは、必要な機能を備えながらも手頃な価格が魅力の洗面台です。洗面ボウルは排水口に向かってボウルの底に傾斜があり、汚れや泡が残りにくいデザインになっています。カウンターに設けられた、ドライエリアとセミウェットエリアも非常に便利。
エコシングル水栓がお湯のムダ使いを防ぎ、節水できるのも魅力です。さらに、洗面ボウル下には従来より約30〜50%広くなった収納スペースを設置しており、高い収納力を実現しています。
サクアはVシリーズよりグレードが高い洗面台で、広くてフラットな底の「ひろびろ陶器ボウル」を採用しています。楽な姿勢で洗濯ができ、洗髪もしやすいのが特徴です。
洗面ボウルには、汚れが付きにくく落ちやすい独自技術の「セフィオンテクト陶器ボウル」を採用。汚れを跳ね返すため、掃除が楽になります。鏡にはくもり防止設計を施しており、電気を使わないエコ仕様な点もメリットです。
さらに、ボタンを押すと除菌水が出る機能を搭載しており、歯ブラシや排水口の汚れ・菌を抑えてくれます。
オクターブは、用途に合わせて自動・手動を切り替えられるタッチレス水栓を搭載し、センサーが手を感知して自動で手を洗えます。タッチレスワイドLED照明により、センサーに手をかざすだけで照明のオン・オフができるのも便利です。
それぞれの価格帯は、以下のとおりです。
- Vシリーズ:12万円〜
- サクア:18万円〜
- オクターブ:33万円〜
パナソニック
大手電機メーカーのパナソニックは多くの家電製品を展開するほか、洗面化粧台でも高いシェアを占めています。家電メーカーとしてトップにある会社ならではの、照明や鏡の機能を重視した洗面化粧台が人気です。
洗面化粧台には、従来の照明より自然な肌の色に見えるLED照明を採用しています。顔全体をしっかり照らし、メイクや剃り残しのチェックも簡単です。洗濯物を洗うときも明るく照らすため、汚れの見落としを防ぐこともできます。
ミラーの内側には、ドライヤーや電気カミソリ・電動歯ブラシなどを収納できるスペースがあるのも便利です。コンセントを装備しているため、収納したまま充電できます。
パナソニックの洗面台にはスタイリッシュなデザインが多いのも特徴で、見た目にこだわりたい方にもおすすめです。
人気商品「シーライン、エムライン」
パナソニックの洗面化粧台で人気の商品は、「シーライン」と「エムライン」です。
シーラインは間口や奥行きに合わせて3つのタイプからサイズが選べ、リフォームしやすい洗面化粧台となっています。
洗面ボウルと継ぎ目のない一体型カウンターは掃除がしやすく、いつも清潔に保てるのが魅力。スゴピカ水栓は形状がなめらかで汚れがつきにくく、水気をふきとりやすいデザインです。よく触れるミラー扉の手掛け部や水洗レバー、カウンターには抗菌加工が施され、毎日清潔に利用できます。シーラインの価格帯は、約20万円からとなっています。
エムラインは軽くて割れにくい洗面ボウルを採用し、搬入・施工がしやすい洗面化粧台です。キャビネットは奥行き約420mmのコンパクト設計で、ミラーはシンプルな「1面鏡」と収納力の高い「3面鏡」から選べます。価格帯は、約15万円からと比較的リーズナブルです。
クリナップ
クリナップは、主にシステムキッチンなどを手がける住宅設備機器メーカーです。洗面化粧台は、キッチンメーカーならではの強みを活かしたステンレス素材の製品を提供しています。
キッチンモデルと同じく骨組みまでステンレス素材のキャビネットは、湿気や温度変化に強いのが特徴です。カビや汚れが付きにくいため掃除が簡単に済み、快適に利用できます。
独自アイデアの「流レールボール」は、普段の使い方で泡やゴミなどを自然に排水口に集められるのが魅力。お手入れの手間を省き、洗面台を清潔に保ちます。
人気商品「ファンシオ、ティアリス」
クリナップの洗面化粧台は、「ファンシオ」と「ティアリス」が人気です。
ファンシオは洗面ボウルが広くて深く、周囲も高いため洗顔・洗濯時の水はねが気になりません。洗濯の予洗いがしやすい洗面台を検討している方におすすめです。また、洗面ボウル全体に水が行き届き、髪の毛や泡を集めて排水口へ流す「流レールボールLL」を装備しています。汚れがつきにくく、お手入れも簡単なのが魅力です。
サイド収納や洗濯機の上部を有効活用できる洗濯機用キャビネットなども選べ、スペースの有効活用が期待できます。ファンシオの価格帯は、13万〜42万円です。
ティアリスは、リビングで過ごすようなくつろぎ空間がつくれる洗面化粧台です。インテリア性の高いデザイン設計で、高級感があります。カウンターには上質な天然石の模様・透明感を再現した人工大理石 「アクリストンクオーツ」を使用しています。
洗面台下に設置されるキャビネットは、好みによって種類を選択可能です。洗濯カゴ付きの「ランドリータイプ」や、入浴後のボディケアなどが座ってできる「スライドスツールタイプ」などから選べます。ティアリスの価格帯は、25万〜65万円です。
タカラスタンダード
タカラスタンダードは、システムキッチンやバスなど総合住宅設備機器の製造・販売を行う会社です。洗面化粧台は高品質で耐久性の高いホーロー素材が強みで、汚れが染み込まないため日々の掃除は水拭きのみで済みます。
ホーローの技術はキャビネットの扉や内側など、すみずみにまで活かされています。洗面台脇のホーローパネルには、マグネットタイプの収納を設置できるのも魅力です。
また、ミラー裏や化粧台下のデッドスペースを活用した大容量の収納があり、必要なものをしっかり収納できます。
人気商品「ファミーユ、オンディーヌ」
タカラスタンダードの洗面化粧台で人気なのは、「ファミーユ」と「オンディーヌ」です。
ファミーユはアクリル人造大理石 2WAYカウンターを採用し、ウェットエリアとドライエリアを便利に使い分けできます。洗面ボウルはフラットな底面で、バケツなどを置きやすいのが特徴です。隙間がないボウル一体型で汚れや水アカがたまりにくく、掃除も簡単にできます。価格帯は、約12万円からとなっています。
オンディーヌは、デザインやスタイルを楽しむことをコンセプトにした洗面化粧台です。手元の位置には小物類を入れるのに便利なスライドポケットがあり、忙しい朝でも手早く作業できます。水栓の横もホーローでマグネットが付いており、メガネなどの仮置きスペースに便利です。価格帯は、約5万円からとなります。
トクラス
トクラスは、システムキッチンなど住宅設備機器を製造する会社です。「家族想いの洗面化粧台で毎日をより快適に」というコンセプトのもと、使いやすく清潔で快適な洗面化粧台を提供しています。
トクラスの洗面化粧台は、独自開発の人造大理石カウンターが特徴です。割れにくく汚れにくい洗面台は、細かい傷が付いても磨くだけで修復できるよう工夫されています。
また、両サイドにWミラーを採用した5枚のミラーは使いやすく、用途に合わせてさまざまな使い方がきるでしょう。
人気商品「エポック、アフェット セレクトボウルタイプ」
トクラスで人気の化粧洗面台は、「エポック」と「アフェットセレクトボウルタイプ」です。
エポックは、バックガードまでなめらかな曲線でつながる、継ぎ目のない人造大理石のボウルを採用しています。カビの原因となる汚れがたまりにくく、毎日の掃除が簡単です。
衛生的に利用できる壁出し水栓やお手入れの簡単な排水栓で、きれいな状態が長続きします。扉カラーはツヤのある鏡面仕上げのデザインで、全7色と3種の木目調から選択可能。価格帯は、約27万〜46万円です。
アフェットセレクトボウルタイプは、ライフスタイルに合わせてボウルを選べるセレクトタイプ。さまざまな用途に使えるマルチユースボウルや洗髪しやすい洗髪ボウル、シンプルなデザインの洗面ボウルから選べます。
人造大理石カウンターのカラーも全3色あり、ツヤ消し仕上げやツヤのある鏡面仕上げのホワイト、グラニットブラックから選べます。価格帯は、約37万〜74万円です。
ウッドワン
ウッドワンは、良質な木材を使用した内装建材の製造・販売や、システムキッチンなどの住宅設備機器を販売する会社です。
洗面化粧台には無垢材を使用し、木の温もりが感じられるおしゃれなデザインが人気を呼んでいます。木材は水まわりに向いていない素材ですが、ウッドワンでは洗面台でも無垢の良さを維持する技術を開発しています。さまざまなデザインパーツをカスタムでき、好きなものを選んでオリジナルの洗面台をつくれるのが特徴です。
人気商品「無垢の木の洗面台(ユニットタイプ、オープンタイプ)」
ウッドワンでは、無垢の木で作られた「ユニットタイプ」と「オープンタイプ」の洗面化粧台を提供しています。それぞれ、奥行き450・520mmのスリムサイズと、一般的な奥行きの600mmサイズから選べます。
水栓やボウル・タイル・扉などさまざまな素材について豊富な種類から選べ、インテリアとしても楽しめる洗面台です。
ユニットタイプはタイルや人工大理石に無垢の木を組み合わせた収納化粧台で、カウンターはタイルと人工大理石から選べます。価格帯は約19〜60万円です。
オープンタイプは一枚の無垢材カウンターに、水栓とボウルを組み合わせたシンプルな洗面台。洗面カウンターの上下スペースがスッキリして、スタイリッシュな洗面台になります。
洗面ボウルはコンパクト設計で、カウンターの上が広く使えるのも魅力です。価格帯は約22〜40万円となります。
洗面台のリフォーム費用相場
洗面台のリフォーム費用相場は、洗面台のグレードや内装工事、工事の場所・規模によって変わります。
ここでは、洗面台のみを交換する場合や交換と内装工事を行う場合、洗面台を新たに設置する場合に分けて費用相場を紹介します。
洗面台のみを交換する場合
洗面台のみを交換する場合、費用相場は洗面台のサイズで異なります。洗面台のサイズは設置するスペースによって決まるため、事前に確認しておきましょう。
サイズが小さくシンプルなデザインであれば安く抑えられますが、収納やデザイン性などにこだわる場合は費用も高くなります。
サイズ別の費用相場は、以下のとおりです。
サイズ | 価格 |
600mmまで | 約7万〜20万円 |
600mm〜750mm | 約8〜30万円 |
750mm以上 | 約16〜50万円 |
洗面台交換と内装工事を行う場合
洗面台の交換とともに壁紙や床の張り替えなどの内装工事も行う場合、別途工事代金がかかります。洗面台を新しくすると古い床や壁紙の汚れが目立ち、あとからリフォームを依頼するケースは少なくありません。
あらためて依頼するのは二度手間であり工事費が高くつくことにもなるため、一般的にはまとめて依頼します。
主な内装工事の費用相場は、以下のとおりです。
内装工事 | 価格 |
壁・床の張り替え | 5万円前後 |
洗濯機パンや洗濯機用水栓などの交換 | 4万円前後 |
キャビネットの設置 | 約8万〜9万円 |
洗面台を新設する場合
新しく洗面化粧台を設置する場合、配管工事や電気の配線工事が必要です。配管工事の費用相場は約5万円で、電気配線工事は3万円程度になります。洗面台を別の場所に移動する場合も、同じく工事費がかかります。
交換のみの場合でも、新しい洗面台が自宅の給排水管に対応していない場合は新たな配管工事が必要です。洗面台を選ぶときは、給排水管に対応しているかの確認も忘れないようにしましょう。
リフォーム会社によっても費用相場は変わるため、見積もりは同じ条件で複数社から取ることをおすすめします。
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この記事では、洗面台の主要メーカー7社の特徴や製品をご紹介しました。それぞれ人気商品や費用相場も異なるので、信頼できる業者を探して相談しながら進めていくことをおすすめします。
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