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壁に使える防音シートの選び方とは?使い方や種類も徹底解説

2023/02/04 2024/03/22
壁に使える防音シートの選び方とは?使い方や種類も徹底解説

近隣の生活音が気になる、自宅の騒音を減らしたいと考えている方におすすめなのが、防音シートです。面倒な工事も不要で、設置するだけで簡単に防音対策ができます。

今回は、防音シートの種類や選び方を徹底解説。防音シート以外の防音方法も紹介するので、ぜひ参考にてください。

そもそも防音・遮音・吸音とは?

騒音対策をおこなううえで重要なのは、防音・遮音・吸音です。それぞれ意味が異なるため、違いをきちんと理解して防音対策をおこなうようにしましょう。

防音とは?

室内の音漏れや外からの音の侵入を防ぐことを「防音」といいます。たとえば、駅から近い場所に自宅がある場合、電車の通過音やバイク・車の走行音を抑えられます。このように外の騒音を防ぐことはもちろんですが、自宅内の音漏れを防ぐことも可能です。

小さな子どもがいる家庭の場合、子どもが家の中で走り回ったり奇声を発したりすることもあるでしょう。楽器が趣味の方は、演奏音が隣人にまで漏れてしまうこともあるかもしれません。防音対策をおこなえば、室内の騒音も軽減できます

遮音とは?

伝わる音を跳ね返して音の広がりを遮断することを「遮音」といいます。防音方法の一種で、外に室内の音が漏れないようにすることが可能です。室内や外に漏れる音が小さいほど、遮音効果は高くなります。ただし、遮音は吸音と異なり、音を吸収して防ぐ構造ではありません。

また必要以上に遮音性を高めると、室内で音が反響して聞こえにくくなることもあります。特に楽器を奏でる場合は、元の音と変わることがあるため注意が必要です。比較的簡単におこなえる防音対策ですが、遮音だけでは完全に防音できません。

吸音とは?

壁に音を吸収させて防音することを吸音といいます。細かい小さな穴がたくさんある素材で音を中に取り込み吸収する仕組みです。反響する音が小さいほど吸音性が高くなります。また遮音とは異なり、音の広がりを遮断するわけではないため、音がきれいに聞こえるのも吸音の特徴です。

吸音は、音楽スタジオやコンサートホールなど音が大きく鳴り響く場所でよく使用されています。ただし、あまり吸音性を高めてしまうと反響音が小さくなるため、物足りなさを感じることもあるようです。防音効果を高めたいのであれば、吸音と遮音を組み合わせて対策するのもひとつの方法です。

防音シートを選ぶ上でチェックしておきたいこと

騒音対策として効果的な方法に防音シートがあります。ただし、防音シートには豊富な種類があるため選び方で迷うこともあるはずです。ここでは、防音シートを選ぶうえで確認したい項目をまとめました。確認項目には、次のようなものがあります。

  • そもそも防音シートを買う目的は何なのか?
  • 設置が簡単か?
  • 厚さはどのくらいか?
  • 壁のサイズに合っているか?
  • 部屋の雰囲気やデザインと合っているか?
  • どこのメーカーなのか?
  • 値段はどのくらいか?

それぞれの項目を確認していきましょう。

1.そもそも防音シートを買う目的は何なのか?

防音シートはさまざまな種類があるため、まずどんな防音シートを購入するかを考えておきましょう。たとえば、室内だけでなく外から入る騒音対策も高めたいなら、遮音性の高い製品を選ぶのがおすすめです。

また、自宅で楽器を弾くなら、音を遮断する遮音効果と吸音効果を高められる製品が良いかもしれません。目的によって買うべき防音シートが変わるため、事前に明確にしておくことが大切です。

2.設置が簡単か?

壁に防音シートを貼る場合は、広範囲になります。少しでも貼り付け作業を楽にするために、ワンタッチで設置できるものがおすすめです。ワンタッチ防音壁であれば、防音したい壁に合わせて作られているため簡単に貼り付けられます。防音壁は両面シールやジョイナーを使用して貼り付けられるため、賃貸物件で壁を傷つけたくない場合にも最適でしょう。

3.厚さはどのくらいか?

基本的に防音シートは、厚さがあるものほど防音効果が高まります。ただし分厚い防音シートは、厚いものほど重量が重くなるため貼る作業に手間がかかることも多いです。とくに初心者の場合は慣れていないことも多いため、重すぎるものは避けるようにしましょう。貼る手間を軽減したいなら、フェルトパネルタイプの防音シートもおすすめです。

4.壁のサイズに合っているか?

防音シートを壁に貼り付けても、隙間があると防音効果が半減してしまいます。防音シートを隙間なく貼り付けたいなら、事前に壁のサイズをきちんと測ったうえで購入しましょう。防音シートの中には簡単にカットできるものもあります。うまく貼り付けられるか心配な場合は、カットできる防音シートを選ぶのがいいかもしれません。

5.部屋の雰囲気やデザインと合っているか?

防音シートは壁全体に貼り付けることで、防音効果を高めてくれるアイテムです。壁全体となると広範囲に及ぶため、部屋の雰囲気に合わせてデザインやカラーを選びましょう

部屋の雰囲気に合わない防音シートを選んでしまうと、居心地の悪い空間になるため、生活しづらいと感じることも多いです。防音シートは豊富なデザインやカラーで展開されているので、完成図をイメージして選んでください。

6.どこのメーカーなのか?

防音シートはさまざまなメーカーから販売されているため、どこを選べば良いか迷ってしまう方も多いはずです。おすすめのメーカーには、次のようなものがあげられます。

  • ニトリ
  • カインズ
  • コーナン
  • ロイヤルホームセンター

防音シートのデザインやカラーが違うだけでなく、価格帯が異なることも多いです。それぞれの特徴を確認して自宅に適したものを選びましょう。

7.値段はどのくらいか?

防音シートは、1000円〜4万円程度で購入できます。防音シートの値段は、サイズで変わるのが一般的です。また、複数のパネルを貼り付ける場合は、1枚の値段が安くても枚数次第で総額が高くなるので注意しましょう。メーカーによって値段も大きく変わるため、まずは相場を確認して予算内に収まるように購入するのがおすすめです。

防音シートの主な種類

防音シートの設置方法も製品によって変わります。賃貸物件は退去時に原状回復義務があるため、なるべく壁を傷つけたくない人も多いのではないでしょうか。あとでトラブルにならないためにも、防音シートの設置方法をきちんと確認してから購入しましょう。防音シートの主な種類には、次のようなものがあります。

  • パネルタイプ
  • シールタイプ
  • 突っ張り棒タイプ

それぞれの種類を確認していきましょう。

パネルタイプ

複数の防犯シートを組み合わせて設置するのが、パネルタイプです。軽量なフェルト素材のものが多く、初心者でも簡単に取り付けられます。また、両面テープで取り付けられるため、賃貸物件でも安心して設置することが可能です。

設置した防犯シートも簡単に外せるため、部屋の模様替えや引越しをする際も移動が楽にできます。デザインや色の展開も豊富なので、自分好みの製品を見つけられるでしょう。防犯シートは殺風景になりやすいため、パネルタイプでおしゃれな部屋を演出するのも良いかもしれません。

シールタイプ

防犯シートの裏に施された両面テープを剥がすだけで設置できるのが、シールタイプです。ほかの防犯シートに比べると軽量なので、初心者でも扱いやすい特徴があります。壁のサイズに応じ、カットして設置できる製品もあるため柔軟に対応可能です。

シールタイプはレンガ調や木目調などおしゃれなデザインが多く展開されているため、部屋の内装にこだわりたい方にも適しています。ただしシートの厚さが薄いため、ほかの防犯シートに比べると防犯性能が劣る可能性があります。

突っ張り棒タイプ

壁を傷つけることなく防犯シートを設置できるのが、突っ張り棒タイプです。2本の突っ張り棒とパネルを組み合わせて設置します。天井から床に突っ張り棒を固定するため、壁に穴を開けたり両面テープを貼ったりする必要はありません。

壁を傷つけることなく安心して設置できるので、賃貸物件に住んでいる方にもおすすめ。突っ張り棒の位置を変えれば、簡単に移動できるのもうれしいポイントです。なるべく壁を傷つけたくない方は、突っ張り棒タイプを選びましょう。

防音シート以外の防音方法はあるの?

防音シート以外の防音対策として、断熱材を設置する方法があります。断熱材とは室内と外の熱の移動を遮断して、外の温度が室内に伝わりにくくする素材のことです。とくに、セルロースファイバーやグラスウールなどの素材は防音効果があるとされています

音を吸音する役割を備えているため、遮音や防音効果が高いのも特徴。ただし、断熱材を設置するには大掛かりな工事が必要です。防犯シートの貼り付けより施工費用も高くなるため、その点も考慮して防音対策をおこないましょう。

本格的な防音工事なら業者に相談することも考えてみよう!

断熱材を設置するなど本格的な防音工事をおこないたいなら、リフォーム業者に相談しましょう。防音シートの貼り付けであれば初心者でも簡単におこなえますが、DIYで防音工事をするとなると難しくなります。

防音工事を依頼できるリフォーム業者は数多く存在しているので、工事を無駄にしないためにもプロに依頼するのがおすすめです。業者によって実績やノウハウ、仕上がりも大きく異なるため慎重に選びましょう。

壁の防音工事の費用相場

防音工事は防音効果を高められますが、防音シートより費用が高額になることも少なくありません。壁の防音工事にかかる費用相場は、次のとおりです。

工事内容費用相場
壁の内側に防音材をいれる18万~25万円
換気口を防音仕様に取り替える2万~5万円

壁の内側に防音材を設置する防音工事は、壁の間に吸音性や遮音性に優れた防音材を挟んで対策を図ります。隣人の生活音や自分たちの部屋の音漏れを防ぎたい場合におすすめの施工です。

換気口を防音仕様に替える工事は、外からの音漏れを防ぐのに効果を発揮してくれます。ただし、部屋の換気口の状態で工事内容が変わるため注意しましょう。

壁の防音工事業者を探す際のコツ

壁の防音工事を依頼できるリフォーム業者は多くあるため、選び方で迷う人も少なくありません。選び方を間違えると、期待した防音効果を得られなかったり高額な施工費用を請求されたりと、トラブルの元になることも多いです。ここからは、壁の防音工事業者を探す際のコツを確認していきましょう。

1.実績や施工例を確認する

防音工事ができるリフォーム業者を探すときは、まず実績や施工例を確認しましょう。防音工事は専門的な知識やノウハウが必要になるため、豊富な実績や施工例がある業者を選ぶのがおすすめです。

防音工事の実績や施工例は、リフォーム業者の公式サイトに掲載されています。とくに施工例は工事の仕上がりが自分好みであるかも確認できるため、リフォーム業者とのミスマッチを防ぐこともできるでしょう。

2.評判や口コミを確認する

口コミサイトを利用してリフォーム業者の評判を確認するのもおすすめです。公式サイトでは良い面ばかり目にしますが、口コミサイトでは実際に利用した人のリアルな意見を確認できます。ただし、インターネット上の口コミサイトは匿名で情報の信憑性が低いことも多いので、あくまでも参考程度に捉えておきましょう。

3.相見積もりを行う

リフォーム業者といっても数多くの会社があるため、1社だけで依頼を決めるのはやめましょう。相見積もりを依頼し、複数のリフォーム業者を比較検討してから決めるのがおすすめです。

また相見積もりを依頼するときは、同じ条件でどのくらいの費用がかかるのかを確認するのが大切。ある程度の相場がわかるため、あまりに安い費用を算出する会社は要注意です。あとで追加費用を請求される場合もあるため、慎重に検討してください。

防音工事業者のプロはゼヒトモで探そう!

今回は、壁に使える防音シートの選び方や費用相場などについて解説しました。防音シートを選ぶ際は、使用目的や設置方法に応じて選ぶことが大切です。万が一防音工事を依頼する場合は、信頼できる業者を見極める必要があります。

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